おはようセックス@小説まとめ
カルピスを作ります。
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ohayousex
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どうも。
二人羽織亜麻露(ににんばおり あまつゆ)です。
カルピスを買ってきました。
いえ、理由は特にないのですが、なんとなくスーパーに買い物に行ったところ目に入りまして。
カルピス。小さい頃は、よく大きな一升瓶に入ったカルピスを、親にねだって飲ませてもらっていたものです。
最近はせいぜいペットボトルとか、缶入りのカルピスウォーター…いわゆる完成品ですな。それを飲むような事がたまにあるくらいでございましょう。
しかし、幼少の頃に飲んだカルピスのあの味とは、やはりどうしても違うものです。
二人羽織亜麻露(ににんばおり あまつゆ)です。
カルピスを買ってきました。
いえ、理由は特にないのですが、なんとなくスーパーに買い物に行ったところ目に入りまして。
カルピス。小さい頃は、よく大きな一升瓶に入ったカルピスを、親にねだって飲ませてもらっていたものです。
最近はせいぜいペットボトルとか、缶入りのカルピスウォーター…いわゆる完成品ですな。それを飲むような事がたまにあるくらいでございましょう。
しかし、幼少の頃に飲んだカルピスのあの味とは、やはりどうしても違うものです。
そんなわけで、今しがた私が購入してきたこのカルピス。容器こそペットボトル程度の470ml入りでありますが、中身はきっちりと原液です。
そういえば昔、おじいちゃんが原液のカルピスをそのまま飲んで、「えらい甘いのう」などと漏らした事がありました。おばあちゃんは笑いを堪えていました。
話を戻しましょう。ともかく、せっかくカルピスを買ってきたのですから、まずは飲んでみたくなるのが人情(?)というものです。
手頃な大きさのガラスのコップを用意し、いざ容器の蓋をオープン。
…おや。
中に栓がついています。なるほど、そりゃあそうです。生産してから買って飲むまでの間、中身が漏れてしまっては大変です。ベトベトします。お掃除も大変です。
この栓、ドレッシングやソースなどにも同様のものが見られますが、私どうもこの指を引っ掛けて引っ張るのが苦手でして……。
指に痛みを感じつつも強引に引っ張ると、見事に栓は外れました。ひりひりと痛み続ける右手人差し指を、お前はよくやったと言わんばかりに左手で撫でてやり、しかるのちにいざ、コップにカルピス投入。
とくとく、と、若干粘性の高さを伺わせるように、白濁の液が透明なコップに注がれて行きます。二割くらいでストップ。
次は水です。…なんだか、昔親にやってもらっていた事を自分でやるという状況に、少しばかり感慨を覚えます。私もいつか、子供にカルピスを作ってやりたいものです。などと。
とか考えている間にいい具合に水が入りました。ええ、まごうことない水道水。あとは冷蔵庫から氷を二、三個投入して、完成!
そういえば昔、おじいちゃんが原液のカルピスをそのまま飲んで、「えらい甘いのう」などと漏らした事がありました。おばあちゃんは笑いを堪えていました。
話を戻しましょう。ともかく、せっかくカルピスを買ってきたのですから、まずは飲んでみたくなるのが人情(?)というものです。
手頃な大きさのガラスのコップを用意し、いざ容器の蓋をオープン。
…おや。
中に栓がついています。なるほど、そりゃあそうです。生産してから買って飲むまでの間、中身が漏れてしまっては大変です。ベトベトします。お掃除も大変です。
この栓、ドレッシングやソースなどにも同様のものが見られますが、私どうもこの指を引っ掛けて引っ張るのが苦手でして……。
指に痛みを感じつつも強引に引っ張ると、見事に栓は外れました。ひりひりと痛み続ける右手人差し指を、お前はよくやったと言わんばかりに左手で撫でてやり、しかるのちにいざ、コップにカルピス投入。
とくとく、と、若干粘性の高さを伺わせるように、白濁の液が透明なコップに注がれて行きます。二割くらいでストップ。
次は水です。…なんだか、昔親にやってもらっていた事を自分でやるという状況に、少しばかり感慨を覚えます。私もいつか、子供にカルピスを作ってやりたいものです。などと。
とか考えている間にいい具合に水が入りました。ええ、まごうことない水道水。あとは冷蔵庫から氷を二、三個投入して、完成!
いやあどうでしょう。見た目はいかにも、カルピスです。しかし、市販のカルピスウォーターに比べると、やや白味が強いような気がします。乳白色ぎみです。練乳ウォーターっぽいです。
氷が割れて、からんと涼しげな音を出します。ああ、これからも続く夏、いかにも必須な清涼感。これだけでも買って良かったカルピス。
…水でも同じ音は聞ける、などというのは野暮です。野暮ですとも。
それではそろそろ、ぐいっと一杯。
氷が割れて、からんと涼しげな音を出します。ああ、これからも続く夏、いかにも必須な清涼感。これだけでも買って良かったカルピス。
…水でも同じ音は聞ける、などというのは野暮です。野暮ですとも。
それではそろそろ、ぐいっと一杯。
口に含んだそばから、静かな甘味が口の中に広がっていきます。
とても強くて、しかし乱暴さは感じません。むしろ、揺り籠に揺られているような安らぎを持った甘味です。
それは氷の手伝ったひんやりとした冷たさもあいまって、するりと舌の上を這い、自然と嚥下を促します。
美味しい。思わず声が出てしまいます。出ますとも。明らかに、カルピスウォーターとは違う味です。そう、これは紛れもなく、幼少の頃に味わった、あのカルピスの味なのです。
そういえば、あの頃はこの甘さがとても好きで、もっとちょうだい、とねだっては、親に鼻を弾かれていました。
…今や、この甘味にカロリーを心配してしまいます。容器裏の記載によると、大体一杯72kcくらいでしょうか。なかなかのもんです。甘いもんなぁ。
とは言っても身体は正直なもんで、すぐに飲み干してしまいました。
とても強くて、しかし乱暴さは感じません。むしろ、揺り籠に揺られているような安らぎを持った甘味です。
それは氷の手伝ったひんやりとした冷たさもあいまって、するりと舌の上を這い、自然と嚥下を促します。
美味しい。思わず声が出てしまいます。出ますとも。明らかに、カルピスウォーターとは違う味です。そう、これは紛れもなく、幼少の頃に味わった、あのカルピスの味なのです。
そういえば、あの頃はこの甘さがとても好きで、もっとちょうだい、とねだっては、親に鼻を弾かれていました。
…今や、この甘味にカロリーを心配してしまいます。容器裏の記載によると、大体一杯72kcくらいでしょうか。なかなかのもんです。甘いもんなぁ。
とは言っても身体は正直なもんで、すぐに飲み干してしまいました。
総評、懐かしい味。甘くて美味しかったです。
残った原液は冷蔵庫へ。容器の記載によると、大体15杯くらい作れるようです。おっとくぅー。
色んなアレンジレシピなんかも考えられます。牛乳カルピスとか、サイダーカルピスとか、カルピスティーとか。最後のはちょっとないかな。ないわー。
というわけで、皆さんもどうでしょうか。老舗CALPIS。最近では味の素に買収されたり、アサヒに取られたりで、てんやわんやな企業ですが、どうやら今でも、1948年創立からの変わらぬ味を提供し続けてくれているようですよ。
残った原液は冷蔵庫へ。容器の記載によると、大体15杯くらい作れるようです。おっとくぅー。
色んなアレンジレシピなんかも考えられます。牛乳カルピスとか、サイダーカルピスとか、カルピスティーとか。最後のはちょっとないかな。ないわー。
というわけで、皆さんもどうでしょうか。老舗CALPIS。最近では味の素に買収されたり、アサヒに取られたりで、てんやわんやな企業ですが、どうやら今でも、1948年創立からの変わらぬ味を提供し続けてくれているようですよ。