斎藤由多加「『ハンバーガーを待つ3分間』の値段」(2007)

評価

★★★☆

ひとこと

「シーマン」開発秘話の部分が面白かった。
音声認識の限界(認識できる範囲を増やすと認識率が下がる)を克服するアイディアとして、「ユーザに認識できる言葉を話させる工夫」。いろいろな場面で応用できるのでは。





分類

目次

  1. 名前のないもの
    • 情報は耳から入ってくる
    • 言われてはじめてわかること
    • 見えないものには名前をつける
    • 朱印の威力
    • 反対側の風景
    • 事実と真実
    • 水や空気の値段
    • 値段のつけ方
    • おいしくする方法
    • “たたき台”の底力
  2. 解釈する力
    • "1bit"が持つ情報量
    • 人間の補完能力
    • 正確とリアル
    • 低燃費化する社会
  3. 行列の科学
    • 渋滞
    • もうひとつのコスト
    • 行列の科学
    • イライラの正体
    • “ファーストフード”の意味
    • ディズニーランドの場合
    • 選択する権利
    • 情報の賞味期限
    • 死刑囚の選択肢
    • 「待ち時間」から「持ち時間」へ
    • 目に見えない行間への配慮
  4. 選択の基準
    • デフォルト
    • NTTの電話代はなぜ高い?
    • 「アメリカのホテルは風呂がぬるい」とお嘆きの貴兄へ
    • プレイステーション2とゲームキューブの主電源スイッチの違い
    • スタンダードの力
    • スタンダードになってしまうということ
  5. 日常生活の中のエイリアン
    • 携帯電話と名付けられた無線機
    • 魔法の鏡
    • 「シーマン」の違和感
    • 日常生活の中のエイリアン
  6. 人を動かす引力
    • 目玉のある風景
    • 増幅する引力
    • 胴元ビジネス
    • お金で買えるもの、情報でしか買えないもの
    • ゲーム
    • 情報と広告の関係
  7. 正論の範囲
    • うしろめたさの代償
    • 問題のすげかえ
    • 一一〇番の電話代は誰が負担しているか?
    • 北風と太陽
    • わかりにくさの責任
    • もうひとつのペナルティ
    • 日本最大の興行成績映画館
    • 選択の権利・選択の義務





気になる表現




メモ

  • ハインツのケチャップが、振ってもなかなか出てこないのは、それだけトマトをふんだんに使っているからです
    • 一行コピーで価値観をひっくり返した


参考文献

http;//www.yoot.com/

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最終更新:2011年05月02日 00:40