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魔女と機械仕掛けの少女 - (2011/08/09 (火) 23:16:05) の最新版との変更点

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*あらすじ ----  無人島で一人の少女が発見された。後にルーシーとアイゼルネ・ユングフラウの二つの名を受けることとなる彼女は人間ではなく、機械仕掛けの少女だった。発見者であるオスカは、義姉のクルタナと共に、彼女の力を利用しようと企む秘密結社シャムロック、そして彼女以上に謎に包まれた魔女に挑む。 *登場人物 ---- &bold(){オスカ } デュールマンの養子で、彼の娘であるクルタナとは姉弟のような関係。シャムロックのやり方や方針に疑問を抱き、真相を知るべく調査を始める。しかし、シャムロックには幼い頃に入団していたため、そこが充実した居場所だったのも事実であり、調査には今ひとつ踏ん切りがついていない。そんな中、とある調査で訪れた無人島でルーシーを発見し、彼女と共に一躍有名人となる。&bold(){①}病気とは無縁の丈夫な体を持ち、精悍な顔付きをしている。&bold(){②}不言実行の正義漢だが、調子に乗りやすい。また、お人好しな自分の性格を「損な性格」と考えている。&bold(){③}戦闘の技術はデュールマンから教え込まれ、戦士として卓越した技量を有しており、剣や鎧で武装した相手を徒手格闘術のみで倒すことができる。デュールマンの「攻撃は防ぐより避ける」という教えに基づき、武装は身軽さを殺さないよう最小限に留めており、武器も短剣しか携帯していない。 &bold(){ルーシー/アイゼルネ・ユングフラウ } 無人島でオスカに発見された謎の少女。その後、クルタナの勧めでシャムロックに入団する。本名が不明なのを「不便」というクルタナに、身体に刻まれている掠れた文字から、“ルーシー”と名付けられる。ルーシーが街に来た当初は魔女の仲間かと怪しまれたが、人畜無害な彼女の雰囲気や性格が功を奏し、徐々に謎は神秘的と捉えられるようになり、終いにはシャムロックの看板娘となってゆく。しかし、後に魔女狩りの要として暗躍する“アイゼルネ・ユングフラウ”と呼ばれ恐れられる戦士となる。&bold(){①}黒い機械仕掛けの鎧がそのまま体になっており、唯一露出している顔は対照的に白い。鎧と同色の足まで届きそうな長髪を持ち、目はルビーのように赤い。&bold(){②}物静かだが、子供のように善悪を判断せず、無邪気さからくる残虐心を持つ。&bold(){③}一見全身鎧を着込んだ少女だが、その細腕からは想像を絶する腕力を持つ。腕・肘・脚・かかと・つま先に、それぞれ隠し刃を持ち、また手首には鉤爪のような刃を隠し持っており、全身を踊るように使う十六刀流が戦闘スタイルとなる。それを実現できるだけの人間離れした身体能力を持つ上疲れ知らずなため、デュールマンにすら「相手にしたくない」と言わしめた。さらに武器の扱いも心得ており、デュールマンと互角に渡り合えるほどの腕前。 &bold(){クルタナ} オスカの義姉にあたる才媛。実力はあるが精神的に未熟なオスカを見かねて、調査に協力している。&bold(){①}美人ではあるが愛想がないため人を近づけさせないが、同性からは凛々しいと捉えられ、憧れの存在になっている。&bold(){②}規則と実戦を重んじる戦士の父に育てられたため、無愛想でドライな性格の持ち主だが、滅多に見せないものの、自身を投げ打って人を救うような激情と、お節介とも言われるほどの優しさも持っており、クルタナをよく知る人物からは信頼が厚い。&bold(){③}オスカ同様、父デュールマンの教えに基づき、身軽さを殺さない軽装備をしている。 &bold(){デュールマン} オスカとクルタナの父親であり、二人に戦い方を教えた師匠でもある。シャムロックの秘密結社としての顔に勘づいたオスカとクルタナに力を貸しているが、自分自身がシャムロックの上層部員という立場上、思うように動きがとれず、またルーシーの戦闘能力を危険視しており、ひそかに思い悩んでいる。&bold(){①}決して大柄とはいえない体格だが、それ以上の威圧感を発している。オスカはこれを山に例えている。&bold(){②}娘に影響を与えるほど正義感が強く、義理人情に厚い。&bold(){③}剣だけでなく、槍や斧、弓などを操り、場合によっては素手のみで敵を倒せるほど戦闘技術が秀でている。向かう所百戦錬磨の強者だが、容易に人を殺めてしまう技術を持つため、常に理性的であることを心がけており、また戦うときは復讐心のような残忍さが必要と考えているため、余程のことがなければ自分から戦うことはない。 &bold(){魔女 } 森を迷宮にした犯人。魔女や魔法が当たり前のように存在した時代の生き残りといわれている。&bold(){①}黒装束を纏った老婆といわれているが、姿を見た者がいないため、真相は不明。&bold(){②}人を見つけたら問答無用で喰う化け物だの、人の顔を採集している異常者だの、街では噂が独り歩きしている。しかし、森から生還した人物曰く、歩き疲れて途方に暮れたところ、突然魔女らしき女性の声が聞こえた後に意識を失い、気が付いたら森の入口だったらしく、少なくとも攻撃的ではないとのこと。&bold(){③}誰も戦ったことがないので不明だが、「森で迷った人間の意識を失わせ、入口まで運ぶ」という証言から、摩訶不思議な術を使うといわれている。 *用語 ---- &bold(){シャムロック} &bold(){①}オスカらが暮らす街の名前を指す。慈善組織シャムロックを中心に発展したことから、その名がついた。&bold(){②}犯罪の取り締まり、荷物の護衛、タダ同然の医療行為、孤児の保護など幅広く慈善活動を行う組織だが、その実態は世界征服を目論む秘密結社である。富裕層を対象にすることが多かったり、目的の為には手段を選ばない節があり、街にはオスカやクルタナのように不信感を持つ人は少なくない。 &bold(){魔女狩り} シャムロックが魔女討伐のために結成した小規模な部隊及び、その作戦を指す。オスカ達が入隊する以前に二度結成し、解散している。 #comment()
*魔女と機械仕掛けの少女 ***あらすじ 地上の殆どが自然に回帰した世界。かつての文明が消えた地で、人類はまた独自の文化を形成して暮らしていた。 とある地域に“シャムロック”という組織が存在した。シャムロックは、表向き治安維持組織として機能しているが、密かに世界征服を目論む秘密結社としての顔を持つ。しかし、摩訶不思議な力を使う魔女の存在が、その障害となっていた。対抗策して騎士団を構えるものの、魔女の力の前にまるで歯が立たなかった。 しかしある日、騎士団の青年・オスカが、とある孤島で発見したという無感情な機械仕掛けの少女を連れてきた。オスカの上司ルタナは、少女をルーシーと名付け、彼女を人間の少女としてシャムロックに迎え入れた。 シャムロックの上層部はルーシーの正体を見抜き、魔女に対抗しうる唯一の存在として、彼女を上層部に抱き込んだ。常識外れの戦闘能力を持つルーシーは“アイゼルネ・ユングフラウ”と名付けられ、上層部の人間たちを恐れさせた。やがてアイゼルネは、魔女殲滅計画“魔女狩り”の要として暗躍する。そして、オスカとクルタナは、アイゼルネとなったルーシーを助け出すべく、シャムロックと魔女に立ち向かう。 ***登場人物 &bold(){オスカ} 本作の主人公。シャムロックに所属する青年。冷静というよりはマイペースな性格をしており、なりゆきまかせで物事を進めることが多い。ルーシーの第一発見者という責任から、クルタナと共にルーシーの面倒をみることになる。 &bold(){クルタナ} オスカより年下だが上司に当たる人物。立場上、冷静な性格を装っているが、本来は年相応に感情豊かで熱くなりやすい。幼少のころに母親を魔女狩りで亡くし、その直後に父親の意向でシャムロックに孤児として預けられた。クルタナにとってシャムロックは、母親の仇打ちであると同時に自分の育ての親である。 &bold(){ルーシー} 孤島で発見された機械仕掛けの少女。本名や過去の経歴などは一切不明。クルタナから“ルーシー”と名付けられる。感情が乏しいが、コミュニケーションはとれる。保護されたあとは、オスカたちと同じシャムロックの騎士団に入団する。最初は歓迎されていたが、徐々に高い戦闘能力の片鱗を見せ、恐れられる。後に彼女の力を見込んだ騎士団の上層部に抱き込まれ、アイゼルネ・ユングフラウの名で暗躍する。 &bold(){魔女} ある森に棲む謎の人物。過去の魔女狩りによりシャムロックの人々に広く知られるようになったが、実際に姿を見た者は騎士団のごく僅かである。 ***その他設定 &bold(){シャムロック} 表向き治安維持に務める善良な組織だが、その正体は世界征服を目論む秘密結社。創設された理由は上層部の中でも限られた人間しか知らない。 &bold(){騎士団} 表向きのシャムロックの団員によって構成される武力組織。かつて魔女と対抗するために創設された武力組織。 &bold(){魔女狩り} かつて騎士団が強行した、魔女の討伐を目的とした作戦の名称。 &bold(){古代文明人} 古の時代に存在していたとされる種族。当時の人類よりも数世代発展した技術力を持ち、人類とは別種族として区別された。彼らは人類は相容れず、長い間対立していたことが古代戦争の引き金になったとされる。この戦争により、古代文明人に関する資料の大部分が失われた。 &bold(){古代戦争} 人類と古代文明人が対立し、世界中を巻き込むまでに発展した大規模な戦争。この戦争により、古代文明人はその文明と共に姿を消した。 #comment()

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