「神童と赤鬼」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
神童と赤鬼」を以下のとおり復元します。
*神童と赤鬼
***あらすじ
詰草村には、神童と呼ばれる少年・吉備(きび)が暮らしていた。男手の少ない村を守るために、毎日のように妖怪退治をしていた。
そんなある日、突然吉備は赤い髪の妖怪・呉葉(くれは)に襲われる。紆余曲折を経て和解した二人は友人になるが、村の人々はそれを許さなかった。吉備は呉葉を守るため奔走するが……

***登場人物
&bold(){吉備}
主人公。生真面目で正義感が強いが、寂しがり屋。
子供でありながら、村で唯一妖怪に対抗し得る力を持ち、文字通りの“神童”として大切に育てられた。
しかし、吉備本人に神童としての自覚はなく、また特別扱いを嫌っている。
周りの子供と比べて早熟なだけで、れっきとした人間の子であるが、
村人たちにとっては特別な存在であるため、他の子供と同じようには見てもらえず、
年の近い子供が近寄らなくなってしまい、寂しい思いをしている。

&bold(){呉葉}
妖怪の少女。大人しく友好的。嘘と裏切りを最も嫌う。
子供でありながら達観しており、吉備に真実を話す。
赤い髪を生やしており、村人から“赤鬼”と呼ばれ、忌み嫌われている。
登場して間もなく吉備の命を狙ったが、後に境遇が似ている吉備と共感・和解し、親友となる。

***その他設定
&bold(){詰草村}
物語の舞台。自然の恩恵を受ける小さな村。山の妖怪に幾度となく襲われた経験から、村全体の警戒心が強い。
多くの若者が村を出て町へ行っているため、男手が不足しており、大人であっても吉備に敵う腕力の持ち主はいない。

&bold(){妖怪}
山に棲み、人を喰らうとされる存在。
妖怪退治をする吉備の存在は知れ渡っており、呉葉のように吉備を狙う妖怪が数多くいる。
妖怪の正体は、奇形や未成熟などを理由に山に捨てられた子が育ったもので、妖怪という名称は詰草村の人間が勝手につけたもの。
同じ境遇の人間が集まっているため、連帯感が強く、自分を捨てた人間たちを憎んでいる。人間たちに狙われないようにするため、主に夜中に行動する。


#comment()

復元してよろしいですか?