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魔女と機械仕掛けの少女 - (2012/06/16 (土) 00:38:40) のソース

*魔女と機械仕掛けの少女
***あらすじ
ある日、シャムロックの町に住む考古学者が、無人島とされていた島に古代人の痕跡を発見した。
後日シャムロック騎士団のクルタナの調査隊が本格的な調査を行ったところ、大きな遺跡が確認できた。
さらに調査隊の一員であるオスカが一人の少女を発見した。この島が人の住める環境ではなかったため、
調査隊は彼女を保護し、シャムロックへと帰還した。保護された少女は、持ち物に刻まれていた文字からルーシーと名付けられる。
さらに、ルーシーの体には、ある秘密があった。

それから数週間後。町は森が迷路になったという噂がたっていた。
やがてその原因が、かつて騎士団が討伐に失敗した魔女であることが判明すると、騎士団が再び魔女討伐に踏み出す。
その途中、ルーシーの秘密が明らかになってしまい、騎士団の上層部と魔女から狙われることとなる。

オスカとクルタナは、ルーシーを守るため騎士団と魔女を敵に回しながらも戦い続ける。



***世界設定
かつて人と古代人との間で、文明が崩壊するほどの大規模な戦争が起きた。
古代人に勝利した人々は、前時代的ではあるものの、文明を取り戻した。世界各地に古代人の遺跡が残っている。



***登場人物
&bold(){オスカ}
シャムロック騎士団の騎士に所属する青年。
不言実行を地で行き、情に厚く、友人の危機には自分を犠牲にすることもいとわないが、その一方で赤の他人には関心が薄い。
発言は常に客観的で、ジョークを交えることがあるが、彼の周りは生真面目な人間が多いため受けは悪い。
また、古いものに関心がなく、その手の話になると閉口しがちである。
同じ騎士のクルタナは友人であると同時に先輩であり上司でもあるが、詰めの甘い彼女をたしなめることがしばしばある。
ルーシーとは意思の疎通が上手くいかないものの、妹のように可愛がっている。

&bold(){クルタナ}
シャムロック騎士団の騎士。オスカより年下だが先輩であり上司に当たる人物。
彼女の両親は魔女狩りの犠牲となっており、身寄りのないクルタナは騎士団に引き取られた。
親の仇であると同時に親代わりである騎士団には複雑な感情を抱いている。
忠実に任務を全うする一方で、騎士団と魔女の動向を注視しており、両者により接近するため、後に魔女狩りの参加を志願する。
無愛想であるが、生真面目で面倒見がよく、オスカ同様ルーシーを妹のように接している。

&bold(){ルーシー}
孤島で発見された機械仕掛けの少女。
本名や過去の経歴、また島でどうやって生活してきたのかも不明。オスカの勧めで、騎士団の従士となる。
また、クルタナから“ルーシー”という名前をもらい、彼女とオスカの協力の下、普通の少女として生活を始める。
一見大人しい少女だが、小柄な見た目に反して驚異的な身体能力を持ち、仲間に危害が及ぶと機械仕掛けの体を駆使して戦う。
また感覚が鋭く、普通の人なら気付かないことに反応できる。
後に、その力を見込んだ騎士団の上層部に抱き込まれ、アイゼルネ・ユングフラウの名で魔女狩りの要として暗躍する。

&bold(){魔女} 
シャムロックの近辺にある森に棲む人物。森を迷宮にした張本人。
過去の魔女狩りによりシャムロックの人々に広く知られるようになったが、実際に姿を見た者は騎士団のごく僅かである。
彼らによると、魔女は黒装束で全身を包んでおり、白い顔をしていたという。
ルーシーの過去を知る人物で、彼女を騎士団から救うために行動している。



***その他設定
&bold(){古代人}
かつて人と共存していたという「もう一人の人」。現在の人々とは別の種族である。
彼らに関する記録は少なく、街の人々の間ではおとぎ話程度にしか知られていない。先の大戦で絶滅したとされる。

&bold(){シャムロック}
物語の拠点となる街。街には同名の組織・シャムロック騎士団が存在する。
過去に騎士団が魔女狩りを決行し、甚大な被害を出したため、騎士団の存在すら危険視する者がいるが、
森に異変が起きてからは騎士団を頼りにする声が多くなっている。

&bold(){忘れられた島}
ルーシーが発見された島。ルーシーの他に、古代人の痕跡とされるものがいくつも発見された。
古代人の集落があったとされ、人の歴史から忘れられたとして、この名前が付いた。

&bold(){シャムロック}
物語の舞台となる町。町には同名の組織・シャムロック騎士団が存在する。

&bold(){シャムロック騎士団}
シャムロックの治安維持組織。戦闘訓練を受け、主にシャムロックの外に赴いて治安維持調査を行う騎士と、
その補助をする従士、そして全体を指揮する上層部で構成されている。
騎士・従士という名があるが、これは昔の名残で、現在の戦闘員はごくわずかである。
成熟した騎士は、その経験と知識を生かすために巡警騎士として街の治安維持に努める。
過去に魔女狩りを強行して多くの犠牲者を出した歴史があり、改新されたものの未だに存在を疑問視されている。
治安維持と銘打っているが、実態は世界征服を企む秘密結社。成熟した騎士を一線から退かせるのも、反乱分子を増やさないようにするため。
この事実を知っている者は上層部の一部のみである。さらにその中の数人は世界征服とは違う目的を持つ。

&bold(){魔女狩り}
改新される前のシャムロック騎士団が決行した魔女討伐作戦の名称。
しかし、目的は達成されず、成果は魔女の存在を確認したことのみ。罪もない犠牲者を数多く出し、事実上作戦は失敗に終わった。

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