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巨人とアンノウンの少女 - (2011/02/17 (木) 21:34:21) のソース

*あらすじ
人間的思考ができるロボット・ヒューマノイドが存在する未来の世界。かつてヒューマノイドたちは人間に近い故に人間と対立したが、現在では和解しており、その証として人間とヒューマノイドで構成された自衛軍“クローバー”が発足した。

そんなクローバーに囚われている一体のヒューマノイドがいた。彼はメモリーの故障により記憶喪失だったが、強い使命感から脱獄を試みる・・・・・・


*登場人物
&bold(){アトラス }
クローバーの守備隊長。口数が少なく、弱いものに対しても厳しく接するので無愛想だと思われがちだが、仲間思いの優しい性格をしている。実力は高い。
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脱獄に失敗したヒューマノイドの正体は、イザーク・オーエンが晩年に開発したヒューマノイド。オーエン邸の警護や、イザークの孫らの世話をしていたが、ヘラクレスの襲来により放浪の身となる。その後クローバーに捕まり、彼らの忠実な部下として改造された。
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&bold(){ヘラクレス} 
ヒューマノイドの巨漢。起動直後に暴走し、多くの犠牲者を出したまま失踪した。その後、突如オーエン邸に襲来し、再び多くの被害者を出した後、失踪。現在は人類最大の敵として、製作者のイザーク共々指名手配中。
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脱獄に成功したヒューマノイド。
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&bold(){アンノウン}
神出鬼没のヒューマノイド。自らをアンノウン(正体不明)と名乗る。甲冑を身にまとい、空を駆ける。
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正体はイザークの双子の孫であるユナとナンシー。現在14歳。姉妹共にイザークの孫として恥じない技術力と頭脳を持ち、ヒューマノイドに対する考え方も似ていた。ヘラクレスの襲来によって致命傷を負った妹のナンシーを、姉のユナが止むなくナノマシンの集合体として生き返らせた。ユナが装備している甲冑はナンシーである。
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&bold(){イザーク・オーエン }
ヒューマノイドの生みの親として有名。マッドサイエンティストとして指名手配されていたが、後に死亡が確認された。また、彼の家族は全員行方不明となっている。
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3年前のヘラクレスの襲来で命を落とした。生前はヒューマノイドの研究に余念がなく、「人間とヒューマノイドが手を取り合い、共に生きていく」というのを理想としていたが、それゆえ世間からは異端視され、マッドサイエンティストのレッテルを貼られる。
今よりヒューマノイドの社会的地位が低かった十数年前、息子のポールと共に、人間達からヒューマノイドを守るためのヒューマノイドとして、ヘラクレスの製作に取り掛かった。しかし、それが完成手前で暴走してしまい、ポールとその妻ジャネットを含む、多くの死傷者を出した。
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&bold(){ポール・オーエン} 
イザークの息子。父に勝るとも劣らぬ頭脳と技術力を持ち、イザークは後継者として認めていた。また父の思想の数少ない理解者だった。
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ヘラクレスの暴走で瀕死になったが、生き残ったイザークがヘラクレスを止めるために、ポールをヒューマノイド・アトラスとして生き返らせた。 
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&bold(){ジャネット・オーエン}
ポールの妻で、ユナとナンシーの母。明るく優しさに溢れた性格で、研究以外無頓着な夫と義父の身の回りの世話をしていた。彼女の家族はオーエン家に嫁ぐのに猛反対していた。


*用語
&bold(){ヒューマノイド}
『第二の人類』をコンセプトに開発された人型ロボット。初期に開発されたものは非常に人間に近い思考が可能だったが、『彼らは人類の敵になる可能性があり、仮にそうなった場合我々人類は手も足もでないだろう』という危機感から、当初の人間的思考回路から多くの機能が廃止された。


&bold(){クローバー}
初期に開発されたヒューマノイドや、人類に敵対しているヒューマノイドを排除するために発足した軍事機関。人間とヒューマノイドで構成されている。



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