序文
まず、この講座は「蝙蝠になったけれど何をしたらいいかわからない!わかりにくい!」などといった疑問に答える、あくまでも一例であること。
又、蝙蝠という役職はあくまで闇鍋専用(世紀末を除く)であること。
そして、私自身もあまりよくわかっていない部分が多いということを了承して、寛容な心でお読みいただけたら、と思います。
では、どうぞ。
…あなたは数枚のレポート用紙を手に取った。その一番上には、「蝙蝠について。手記」と書かれている…
蝙蝠について
まず、夜が来て、蝙蝠になった、とわかります。
すると、その後やってくる朝に備えて、とるべき行動を決める必要があります。
- 蝙蝠COをする
- 潜伏する
- 騙る
大別すると、ほとんどがこの三つの中に入ることでしょう。
では、それぞれについて考察していく前に、少し蝙蝠という陣営についておさらいします。
蝙蝠陣営
蝙蝠陣営とは、陣営と名がついてはいますが、ほぼ個々人の戦いとなります。なぜなら…
その勝利条件が、【決着のついた時に自身が生存している】ことだからです。
勝敗カウントは「人」。ここは少し留意しておくことですかね?
この陣営は、(闇鍋では)仲間のいる狐などと違って、自分一人のことを考えればいいのです。
ですので、ある意味では一番無責任でいい場所、気楽な場所ですね。(当然のことですが、責任を他人に求められないということでもあります。)
さて、おさらいはこのくらいにして、戦法について考えてみましょうか。
蝙蝠COについて
まず、蝙蝠になったら一番ポピュラーなのがこの戦法でしょう。立場としては村よりですかね?
メリット
デメリット
(メリット・デメリットの3番目については後述)
さて、まずはメリットから順に考えていきましょう。
吊られない…これは当然でしょう。もし配役が村の涙目で鉄火場となれば、蝙蝠なぞを吊っている暇はないのですから。
噛まれない…これもまた真なり、わざわざ蝙蝠を噛むくらいならば他の村陣営を噛むはずです。ただ、狼が「負け陣営を1つでも増やしたい」という場合は要注意です。
そして、デメリット。
暗殺…そう、これが蝙蝠の一番の敵といっても過言ではありません。特にこの戦法をとった場合は。
村人は、COした蝙蝠がいた場合は暗殺指令を出します。手っ取り早い暗殺者の存在確認の手段として。
もしその村に暗殺者がいて、蝙蝠COをしてしまった場合…確実に殺されますね。
利用…これはメリットと相反するものなのですが。「狩人や重要役職の保護」という理由、…ぶっちゃけますと、「吊り先に困った時」に吊られてしまう危険性があるのです。
この場を借りて主張させていただきますと、勝敗カウント「人」の蝙蝠を吊るのはおかしいです!もっと蝙蝠に愛を!…え、PPされる?知りません。
纏めますと、COするのは「安定した道ではあるが、状況次第で死んでしまう可能性が高くなる」手段。ローリスクローリターン…まあ一応パターンですから、当然なのですが。
潜伏について
潜伏。これもそれなりに行われるでしょう。立場は…結果論ですが、中立に思えます。
何故ならば、確実な噛み逃れというのはなかなかに難しく、噛まれると結果的に村側の役職保護となる。
また、後述ですが、乗っ取りをされやすくなる。そして、吊られれば当然吊り稼ぎとなってしまいます。
この項目については、潜伏狐のイメージをしてもらうとわかりやすいでしょうか。 参照→
経験値泥棒の潜伏狐講座
ただ、狐と大きな差が2つほどあります。それは、絶対に噛まれてはいけないことと、別に占われてもいいことです。
狐は告発などがない限り、噛まれてもそれを知るのが狼陣営のみ、また、告発もなかなかリスキーです。しかし、蝙蝠にとって噛まれとは死を意味します。
これは、出来る限り占われない方がいいのですが、別にだからといって絶対に噛まれるというわけでもないからです。
そしてもし狼判定を投げられても、中盤以降ならば開き直って蝙蝠COをするという手もあるのです。
…とまあ、最終目標は、普通村などで言う、「決着がついた時に生きている素村」のようなポジションに滑り込むことです。
騙りについて
さて、今回の(心の中の)本題である、「蝙蝠による騙り」です。立場は完璧に狂人です。
その中でもお勧めは【霊能】を騙ること。【占い】にでることは勧められません。…チャレンジしてもいいんじゃよ?(チラッ
メリット
デメリット
これだけ。本当です。…よく探せばもっと出てくるかもしれませんが、これに勝るものはなかなか無いと思います。
詳しく見ていきましょう。まずはメリットから。
単純な話なのですが、狂人を噛む狼はいない、ということなのです。勿論、占い騙り狂人をあえて噛む場合があるのが、お勧めできない理由の一つなのですが…
要するに、一番手っ取り早い噛み回避である、狼の味方に付くということです。
そしてデメリット。
こちらも単純明快、破綻吊りです。…村人としては、破綻した役職――占いと霊能に限りますが――を残しておく意味がありません。
(注、夢狩人騙りや橋姫、巫女などの騙りは「潜伏」の項として扱います。闇鍋に素村はほとんどいませんからね…)
勿論、いざという時の「蝙蝠CO」もありですが、ひよこ鑑定士・雛狐などがいないと証明ができませんので、難しいところです。
そして、ここからは場合を限定しますが、もし霊能騙りを実行したのなら、切り抜けなければならない事柄がいくつかあります。
霊能ローラーと、霊能ケアです。
前者につきましては、他に霊能がいない場合を祈る。もしも出てきたら、気合いで回避。…といったところでしょうか。
後者は、これも気合い、若しくはCOしてしまうのもいいでしょう。勿論狼などと看做される危険性が大きいですが。
これは経験則となりますが…確定白がいなくなり、結果に大きな破綻が見当たらない場合、指揮権が霊能に渡ることがあります。
その場合はあなたの天下です。狼に騙りと看破されている場合は噛みもありえませんし、吊られるはずもない。
大勝利ですね、おめでとうございます。その村が終わった時、皆様は盛大に驚くはずです。ここが最終目標のひとつです。
最後に
ここまで長々と書いてきましたが。
蝙蝠とは、常識に囚われてはいけない役職、と考えています。
もしあなたが蝙蝠となったなら、その無限大の自由をもって、何か、してやってください!
ここに記したのはあくまでも一例。是非とも、生き残ってほしいです。
それでは、お疲れ様でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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…おや、一枚床に落としていたようだ。何か書いてある… |
さて、本題のようでそうでない。完全にして完璧なる余談を始めましょう。
今までは、「蝙蝠のための動き方」を書いてきました。CO、潜伏、騙り蝙蝠…
ここで説明するのは、蝙蝠騙りです。騙り蝙蝠ではありません。具体的に言いますと、人外による蝙蝠CO…蝙蝠乗っ取りです。
そして、これをするのは狂人系が最もいいと思われます。
狙いは、蝙蝠ローラーによる吊り稼ぎです。
しかしこれは、蝙蝠陣営全員がCOしている場合しか成立しません。誰かがそれ以外の選択肢をとっていると、蝙蝠の数が過剰にならずローラーを誘発できないのです。
そこで、蝙蝠を乗っ取る。…これは単純に、COした場合のメリットデメリットをすべて受けられる。特に、吊られないのです。
人外にとってこれ以上の隠れ蓑などそうそうありません。また、乗っ取りは狂人にとってあまりメリットがないかもしれません。これは注意ですね。
ですので村陣営の皆様、特にひよこ鑑定士は、蝙蝠COをただ単純に信じることの無いよう、お気を付けください。
…でも、終盤の蝙蝠COは信じてあげてくださいね!出来る限り!!
これも余談ですが、常識に囚われない一例として、占いの蝙蝠乗っ取りというのもなかなか良いものでした。
それでは、本当にお疲れ様でした!ここまで、ありがとうございました!
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