「as->om」(2013/11/06 (水) 08:14:48) の最新版変更点
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AS->OM
Arguments: analyse vmin vmax delta mmin mmax approx npoly
[generic-function]
Converts partials-analysis data, obtained from AudioSculpt by the 'Export Partials' command,
in a suitable format for displaying and manipulating in OM
parameters :
analyse : connect here the output of a text module containing the partial analysis.
vmin,vmax : integers, amplitudes will be scaled as Midi Velocities between vmin and vmax
delta: integer, events whose onset-time fall within a window of <delta> 1/1000sec will be gathered into chords
mmin,mmax: midic values that define the allowed pitch range for the output.
approx: 1,2,4, or 8. Micro-tonal approximation.
npoly: tries and reduce the polyphony to <npoly> notes at the same time by taking the louder partials first.
output :
a list of chords to be connected to a chordseq module.
*概要
RepMusおよびこのas->omは、OpenMusicの中でも&bold(){最重要オブジェクト}と言っても過言は無いほど、最も多くの作曲家によって多用されているオブジェクト(ファンクション)である。&bold(){この知識があるかないかによってOpenMusicの有用性は十倍以上違うと言っても過言ではない。}
as->omは、主に音響解析に用いる。具体的には、サウンドファイルを解析し、そこで鳴っている音響を解析し、そのスペクトルを楽譜上で表示するものである。
基本的にはAudioSculptと組み合わせて使うものである。(オーディオスカルプト(英語読み)またはオーディオスキュルプト(英単語のフランス語読み発音)、IRCAMによって開発されているソフトウェア。見かけ上は単体で使っているが、実はカーネルとしてSuperVPという外部プログラムと組み合わせて動いているシェルアプリケーションである)ただし後述するOM-SuperVPに含まれるいくつかの解析ファンクションを組み合わせることにより、AudioSculpt無しでも一応の運用は可能である。しかしながらAudioSculptと組み合わせた方が遥かに使いやすい。従ってこのファンクションを理解する前に、AudioSculptおよびそのカーネルであるSuperVPについて知っておくことが求められる。それぞれIRCAM Forumに年間利用料金を払ってダウンロードする有料ソフトウェアであるが、&bold(){これが無いとOpenMusicの価値は半減する}ので、なるべく手に入れておいた方が良い。
まずはAudioSculptである音響を読み込む。楽器音でも良いが、例えば自然音でも複雑な和音を含む音(鳥や虫の鳴き声、鐘の音など)などは興味深い結果が得られるであろう。
AudioSculptでFFT Analysisをかける。それからGenerate Markersでマーカーを作成する。このマーカーの頻度はバーで調節できる。適当に調節したら、Chord Sequence Analysisをかける。するとマーカーとマーカーの間ごとにそれぞれの倍音が抽出できる。(他にPartial Tracking Analysisをas->omで使うことも可能である。)
Analysisが終わったら、AudioSculpt上でFile > Save Analysisを選び、結果を保存する。保存されたファイルは&bold(){.sdifファイル}と呼ばれる。これは applications>AudioSculpt>sdif>chordseq のフォルダ内に保存される。
これが出来たら、OpenMusicに戻る。sdiffileというクラスを作成する。vキーでevaluateするとファイルダイアログが開くので、先ほどAudioSculptで保存したchord sequance analysisのsdifファイルを読み込む。読み込み終わったらそのsdifクラスをbキーでブロックしておく。
そのsdifファイルをas->omの第1インプットに繋ぎ、アウトプットからはchord-seqの第1インプットに接続する。そしてevaluateをかけると、chord-seq上で和音の分析結果が表示される。
*関連項目
姉妹オブジェクトとして、om-asxライブラリがある。こちらはOpenMusicで生成した計算結果のリストをAudioSculpt(または直接SuperVP)に渡して音響合成するためのオブジェクト集である。
//.
AS->OM
Arguments: analyse vmin vmax delta mmin mmax approx npoly
[generic-function]
Converts partials-analysis data, obtained from AudioSculpt by the 'Export Partials' command,
in a suitable format for displaying and manipulating in OM
parameters :
analyse : connect here the output of a text module containing the partial analysis.
vmin,vmax : integers, amplitudes will be scaled as Midi Velocities between vmin and vmax
delta: integer, events whose onset-time fall within a window of <delta> 1/1000sec will be gathered into chords
mmin,mmax: midic values that define the allowed pitch range for the output.
approx: 1,2,4, or 8. Micro-tonal approximation.
npoly: tries and reduce the polyphony to <npoly> notes at the same time by taking the louder partials first.
output :
a list of chords to be connected to a chordseq module.
*概要
RepMusおよびこのas->omは、OpenMusicの中でも&bold(){最重要オブジェクト}と言っても過言は無いほど、最も多くの作曲家によって多用されているオブジェクト(ファンクション)である。&bold(){この知識があるかないかによってOpenMusicの有用性は十倍以上違うと言っても過言ではない。}
as->omは、主に音響解析に用いる。具体的には、サウンドファイルを解析し、そこで鳴っている音響を解析し、そのスペクトルを楽譜上で表示するものである。
基本的にはAudioSculptと組み合わせて使うものである。(オーディオスカルプト(英語読み)またはオーディオスキュルプト(英単語のフランス語読み発音)、IRCAMによって開発されているソフトウェア。見かけ上は単体で使っているが、実はカーネルとしてSuperVPという外部プログラムと組み合わせて動いているシェルアプリケーションである)ただし後述するOM-SuperVPに含まれるいくつかの解析ファンクションを組み合わせることにより、AudioSculpt無しでも一応の運用は可能である。しかしながらAudioSculptと組み合わせた方が遥かに使いやすい。従ってこのファンクションを理解する前に、AudioSculptおよびそのカーネルであるSuperVPについて知っておくことが求められる。それぞれIRCAM Forumに年間利用料金を払ってダウンロードする有料ソフトウェアであるが、&bold(){これが無いとOpenMusicの価値は半減する}ので、なるべく手に入れておいた方が良い。
まずはAudioSculptである音響を読み込む。楽器音でも良いが、例えば自然音でも複雑な和音を含む音(鳥や虫の鳴き声、鐘の音など)などは興味深い結果が得られるであろう。
AudioSculptでFFT Analysisをかける。それからGenerate Markersでマーカーを作成する。このマーカーの頻度はバーで調節できる。適当に調節したら、Chord Sequence Analysisをかける。するとマーカーとマーカーの間ごとにそれぞれの倍音が抽出できる。(他にPartial Tracking Analysisをas->omで使うことも可能である。)
Analysisが終わったら、AudioSculpt上でFile > Save Analysisを選び、結果を保存する。保存されたファイルは&bold(){.sdifファイル}と呼ばれる。これは applications>AudioSculpt>sdif>chordseq のフォルダ内に保存される。
これが出来たら、OpenMusicに戻る。sdiffileというクラスを作成する。vキーでevaluateするとファイルダイアログが開くので、先ほどAudioSculptで保存したchord sequance analysisのsdifファイルを読み込む。読み込み終わったらそのsdifクラスをbキーでブロックしておく。
そのsdifファイルをas->omのインプット[0]に繋ぎ、アウトプットからはchord-seqのインプット[0]に接続する。そしてevaluateをかけると、chord-seq上で和音の分析結果が表示される。
*関連項目
姉妹オブジェクトとして、om-asxライブラリがある。こちらはOpenMusicで生成した計算結果のリストをAudioSculpt(または直接SuperVP)に渡して音響合成するためのオブジェクト集である。
//.
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