サイクナス神

リュナギオス神ルナーセス神の息子であり、子月を司る神。
裁きの神であり、『真実の目』をもって罪人が生前に犯した罪を全て見抜くとも。
また、人々を邪や魔から守る神ともされている。

法務関係や牢獄等ではサイクナス神が祀られている事が多い。
『悪い子の所はサイクナス神がやって来てぺろっと食べちゃうぞ』と怖がらせる場面も…。


サイクナスは生まれてきた当初、災いの神と言われてもおかしくない程の残酷な性格をしていた。
父親のリュナギオスはこのままでは息子が月神ではなく邪神になってしまうと恐れ、それでも愛すべき息子である為に殺したくないという葛藤に苦しんだ。

そんな夫の姿を見た母親のルナーセスは知恵と魔法を司っている『アポイソイジャン神』に相談する。
アポイソイジャンは『サイクナスの中にある邪な性質だけを分離させてしまえば良い』と助言し、それを聞いた月神夫婦は力を合わせてその通りにしたのである。
後にアポイソイジャン神はサイクナス神の師匠となる。

そうしてサイクナス神は正気を取り戻し、分離させた邪な性質は『ファージル神』となった。
ファージル神は生まれた後、邪気を撒き散らしながら何処かへ逃げていってしまったと言う。


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最終更新:2022年06月13日 09:36