本編SS投下順

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    本編SS時系列順 【第一回放送までのSS】
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    練習用 ■話を収録するときのてんぷら(めんどい場合はなしでよい 0XX.SS名? 投下順で読む 0XX.SS名? 0XX.SS名? 時系列順で読む 0XX.SS名? 前の登場話? 登場キャラ? 次の登場話? 前の登場話? 登場キャラ? 次の登場話? 前の登場話? 登場キャラ? 次の登場話? 前の登場話? 登場キャラ? 次の登場話?
  • 探偵は警察署にいる
    A-4、警察署の一室にて。 作ったインスタントコーヒーを口に運び、口に付ける。安物なのか、苦味にしか感じられなかった。 探偵黒田翔琉は、一室の窓際にある来客用のソファに座りながらその苦味のあるコーヒーをややしかめっ面になりながらも一口、一口と飲んでいく。 「…困ったな。まだ『旗』のことすら解決しちゃいないのに」 肩をすくめながら、彼はこの殺し合いに巻き込まれる前の世界情勢について思い出していた。 突如として人々の頭上に旗が見えるようになってしまったという事件が世界各地で発生していた、というものである。 彼は相棒(と言われるのは癪に障るが)である西崎詩織に細かい調査を任せ、やがて集まってきた資料から犯人、もしくは原因を探しあてようとしたというのに、その事を始めようと事務所の机に座ったら、ここにいたのだ。 「関係性が無いわけじゃ無さそうだな」 不可解な事...
  • こんどの敵は、デカスゴだ。
    「なんなのあのでっかいモノ…」 片桐花子は酷く混乱していた。 目が覚めたら見知らぬ場所に連れてこられ、首輪を嵌められて殺しあえと言われた―。 これだけでも十二分に現実離れした突拍子もない出来事ではある。しかして、その現実離れした舞台で花子が最初に見た物は吐き気を催す凄惨な殺戮の現場――― などではなく、×××の生えた同い歳の女の子が女性の形をした不定形のスライム…スライムか?本当に?とにかくそういったものに×××を×××されて×××しそうになっている光景であった。 意味が分からない。 まるで意味が分からない。 何故、殺し合いの場に連れてこられて盛り合いを見せられるのか。何故、女の子に×××が生えているのか。何故、×××を×××するのか。 全てが片桐花子の今までの人生で培われてきた理解の範疇を大幅に超えていた。 例えば、だ。この事を彼女の友人・花巻咲に伝えてみた...
  • 鏡面の憎悪
    現状をふと考える。 一体何がいけなかったのか。 気まぐれに学校に行こうと思い、いつも通り教師の説教を聞き流す。 放課後、最近頻繁に出てくる邪魔者がいないか確認。 帰り道、言葉にするのもおぞましい通りすがりの『 』を見つけて……。 そこで記憶が途切れている。 次の記憶はあの部屋だ。 殺し合いがどうとか言っていたが正直言ってどうでもいい。 いつも通り『 』であれば殺す、それだけだ。 もしも『 』がいなければ……まあそれはその時に考えればいいだろう。 そして気になることを思い出す。 最近殺しの最中に興奮の絶頂で記憶が飛ぶことがよくある。 はたしてあのときの『 』は殺せていたのだろうか。 殺せていたたのならそれでいい。 しかし、もしそうでないのなら……。 考えた瞬間全身の血液が煮え立つ感触を覚える。 帰らなければ...
  • くろださん@うごかない
    警察署内の『シャワールーム』と書いてある個室に、探偵黒田翔琉は居た。 彼が活動を開始する時に真っ先にする事がシャワーを浴びることだ。 温度は34℃のぬるめで、水圧は強すぎず弱すぎず浴びること。それが彼にとって最高のシャワーであった。 長く黒いトレンチコートを脱ぎ、ネクタイをほどく。フランスのブランド物だ。仕事するときはいつもこのネクタイを締めることにしている。 やがて下に着ていた白シャツをおもむろに脱ぎ捨てると、そのまま丈が長いズボンもベルトを外し、脱いだ。 次に黒色の靴下を脱ぐ。するり、と脱いで、また脱ぎ捨てたシャツの上に投げた。 最後。藍色のボクサーパンツ。彼は生まれ持ってからのボクサーパンツ派だ。ブリーフ、トランクスを履くような男は───男じゃない。 彼の持論であった。 風呂場への入口は引き戸であった。 ゆっくりと開くと、そこには本当に簡易的なシャワールームの...
  • は行の用語
    は行の用語 【パーさん】 パーフェクトのこと。 イントロダクションにおいてアースHのヴィランの一人として登場するが、早乙女エンマ、早乙女灰色の二人に殺害される。 このSSにおいて唯一姿を見せたのにしゃべらなかった人物でもある。 ロワ本編への出場も出来ず、同SSに登場した風俗嬢と仲良く死者スレに真っ先に早く着いたらしい。 以後は死者スレのマスターとして脱落した参加者たちにカクテルなどを振舞っている。 また、pixivに投下された支援絵でもほかの参加者を差し置いて描かれていたほど結構人気である。 平行世界においての彼は、my world is not yoursの冒頭によるとアースMGで喫茶店のマスターをやってるとか。 …ちなみに勘違いされがちであるがキャラクタープロファイリングにおけるパーさんは結構なサイコパスである。 完全な人間のために歪んだ性を正す...
  • 私が戦士になった理由
    かつて夫婦仲の良い家庭に生まれた、恵まれた少女がいた。 名前はラモサ。永久の幸福を祈って名付けられた彼女は、その名の通り笑顔が絶えない元気な少女である。 この時代は決して平和とは言い難い。常人の手に負えない者が悪行の少なくない世の中であり、毎日のように凶悪犯罪が起こっている。 されどこの世界には、もう一つの勢力――ヒーローと呼ばれる者たちが存在する。 正義の代行者たる彼らは、どんな悪行も許さない。市民を護る為にも血肉を撒き散らし、悪党に対抗している。 だから、無駄な心配は必要ない。ラモサはヒーローを信じて、この素晴らしき日々が永劫に続くと思って暮らしていた――――。 学校の帰り道。 何の変哲もない幸せな日々を壊すように、ラモサの家から見知らぬ少年が突き飛ばされていた。 喧嘩でもしたのだろうか? 彼は酷い重傷を負っていて、立ち上がるのもやっとだという様子で...
  • 信長様の為に
    明智光秀は織田信長を慕っていた。織田信長は明智光秀をこれ以上ない程に信頼していた。 固い絆で結ばれた二人に適う敵は存在しない。織田軍は破竹の勢いで覇道を突き進み、遂に天下統一を目前とした刹那――。 本能寺にて豊臣秀吉の策略に嵌められ、織田信長は命を落とすことになる。 だがそれでも――忠臣、明智光秀は諦めなかった。彼は執念だけで敵軍の首を刎ね飛ばし、秀吉をあと一歩のところまで追い詰めた。 されど奇跡は永く続かない。自らの命惜しさに裏切った織田軍の兵が、光秀の心の臓を穿ったのだ。 そうして息絶え絶えになり、己が人生の幕引きを感じ取った光秀は、焼け焦げた信長の死骸に寄り添い共に死を選んだ――。 それがアースPで語り継がれている、明智光秀の歴史。 アースEなど様々な世界で信長を裏切ってきた光秀と違い、アースPの光秀は最期まで忠を貫き、果てた。 理由は単純。信長を誰よりも...
  • 人でなし達の宴
    巴竜人と道神朱雀は他の参加者の捜索を続けていた。 朱雀の他人格を警戒しつつも、先のような惨劇は避けねばならない。 「やっぱりこの首輪がネックになるか…」 竜人は自身の能力を発揮するにおいての枷に対する苛立ちを漏らす。 「すまんね、巴やん。私の知識でもこれの構造は分からへんわ。せめてサンプルでもあればちゃうんやけど…」 「サンプル、か…」 生きている自分達の首輪が外せない以上、それはすなわち死体から得たものを指すという事になる。 考えたくはないが、そうした事をする必要もあるかもしれない、と竜人は考える。 だがそもそも、首輪を解析しようとする行為自体が主催に対する反逆行為とみなされる可能性もある。 首輪を得ようとしたら自分の首輪が爆破されるなんて笑い話にもならない。 ともかく今は不確定要素が多すぎるので、首輪に関しては今は保留にしようと二人は決めた。...
  • CORE PRIDE
    くははっ!やっぱり俺様の考えた通りだったなぁ、俺様の勘はやっぱ他のやつらとはちげぇんだな」 学校の三階職員室。 愛島ツバキは窓際の教員用作業デスクを眺めながら口許を緩ませた。 そしてツバキは普段なら座れない『教頭』というカード立てが置かれているデスクの椅子に腰かけゆったりとしている。 探索を始め、一時間ほどだろうか。 ツバキと陽太が一通りこの学校を回ったが、ツバキにとってこの学校は見覚えがあった。 何故ならばツバキが普段通う高校のそのものなのであるからだ。 ツバキと蓮がいつも居た生徒会室も、学食も、理科室も、教室もそのままの姿でこの殺し合いの会場に姿を現していた。 「…ツバキ、やっぱりこの学校は君の居た学校なのか」 「さぁねっ。AKANEが俺様の世界の学校引っこ抜いてここにドシーンって置いた『学校そのまま』なのか、俺様の世界の学校をそのままコピーして作り...
  • 桜の意図
    魔法少女とヒーロー、どちらが強いかだって? そりゃあお前、キャラによるだろ。 最弱の魔法少女と最強のヒーロが戦えばヒーローが勝つ。 最強の魔法少女と最弱のヒーローが戦えば魔法少女が勝つ。 最強の魔法少女と最強のヒーローが戦えば……。 ああ、だめだ。どのキャラが最強かだなんて、ファンそれぞれで違うからなあ。 やっぱあれだ、キャラクターで判断しようぜ。 じゃあとりあえず。異端対決ということで。 元ヒーロー、裏切りのクレア。混血の魔法少女、マイルドフラワー。 強いのは、どっち? ★ 服従か、死か。 裏切りか、死か。 8歳の少女に突きつけられた厳しい選択。 マイルドフラワー、高村和花の瞳は絶望で揺らめいた。 「どうした、さっさと選ぶんだ。私はあまり気が長いほうじゃないよ」 両手を広げ、口を三日月に歪めるその...
  • 悪魔の中身
    レイ・ジョーンズは人間の闇を知っている。 「世界崩壊」前の彼は、犯罪者を相手取る仕事をしていた。新人だったが、それでも何度か場数は潜った。だから知っている。良心や倫理観などないかのように振る舞う悪党を知っている。 「世界崩壊」後も彼は極限状態に置かれた人間の醜さを何度も見てきた。それはゾンビとはまた違う醜悪さ。所詮人間も獣に過ぎないと訴えるような、残酷で、冷酷で、恥知らず。 だが、他の世界と比べても遜色なく、あるいはそれ以上に人間の【悪】に触れてきたレイ・ジョーンズでも、彼女、平沢茜は未知だった。 犯罪者、狂人、残虐。 そんな月並みな形容詞では表せないほどの【悪】。 そもそも動機からしてレイには理解ができなかった。 ――世界が平凡だったから。 なんだそれは、とレイは思う。 そんなティーンエイジャーが家出をするような理由で、彼女は何人もの人間を...
  • 灰色の楽園を壊したくて
    「殺し合い――だと?」 ICプレイヤーから流れる音声を聞き取り、信じられないとばかりに青年は目を見開いた。 殺し合い――その単語だけで過去に一度だけ強制的に参加させられたことがある、史上最悪の催しを思い出す。 気が狂った友人が、生き残る為に他者を殺害する道を歩んだ。 自分に優しくしてくれた人が、過酷な環境に耐え切れず、自殺して楽になる道を選んだ。 普段ならば頼りになるはずの警察官が、己が命の為に無差別殺人を嬉々として行っていた。 幼馴染の少女が、自分を助ける為に身を挺して不意討ちから守ってくれた。 主催者――平沢茜は安全地帯で待機して、参加者が必死に殺し合う姿を嗤いながら眺めていたらしい。 彼女にとって参加者は道化以外のなにものでもなく。ゆえに最後まで生き抜いた自分を見る目つきや態度も、まるで道化に対するソレであった。 「たしか世界観測管理システムAKA...
  • 本編用語集
    あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ・を・ん英数字 あ行 【石原莞爾のあだ名】 【偉人勢】 か行 さ行 【そっくりさん】 た行 【第二次世界大戦】 な行 は行 【パーさん】 【ヒーロー】 ま行 【マスコット】 【魔法少女】 や行 ら行 わ・を・ん 英数字 【TS】
  • そして世界が生まれゆく
    ―――当再生ディバイスの電源オンを確認しました。所持者参加者番号121、承認中です………承認しました。 ───世界座標確認。x=0,y=0,z=300。アースBR、確認チェック、完了。―――了解、当参加者の参加を許可します。 ───これより、音声プログラムを再生致します。よく聞き取れなかったり音声の不具合を感じられた方はHELPボタンを押してください。───また、この音声プログラムは一時停止、巻き戻し、早送りが出来なくなっており、一度しか再生されません。よくお聞きくださいませ。───ピー、という発信音の後に再生を開始します。再生の準備が整いましたらSTARTボタンを押してください。───再生を受け付けました。音声プログラムを開始いたします。───ピー。 皆さま、如何お過ごしでしょうか。私は今回の進行役を務めさせていただきます『世界観測管理システムAKANE』と申し...
  • 欝くしき人々のうた
    夜。 少女が目を覚ましたのは薄暗い森の中であった。 ゆっくりと立ち上がると、妙に風が心地よかった。 足がおぼつかない。自分の体にしては、やけに重い。頭も痛い。 ぐらぐらと頭の中が揺さぶられているようだった。視界もどこかぼんやりとしている。 辺りを見回す。彼女の仲間たちが見当たらない。 心優しい賢者も。 勝気な剣士も。 知的な魔法使いも。 どこに行ってしまったのだろうか。はっきりとしない脳内の中で、思い出そうとする。 (…そうだ、確か、ライリーを、あの化物を討伐しようとしたら、突然光に包まれて…) 辺境の村からの依頼で、ライリーと名乗るオークを討伐に行った。 そこまでは覚えているのだが、それ以降がはっきりしない。 心配だ。だがまだ意識も、視界もぼんやりとしている。 南の方角を見ると、光が見えた。 町だ。 真っ赤なレンガででき...
  • 同盟破棄
    「銃を使う気は、なさそうですね」 光一の一挙一動を観察していた真白は、彼が殺し合いの場に向かない人物であることを瞬時に悟った。 軍人空手の型を取りながら、「君を無力化する」と言いのけた光一。それは殺意がないという何よりの証拠だ。 対して自分は生き残る為ならば容赦なく目の前の男を斬り伏せる覚悟がある。これは圧倒的なアドバンテージだと言っても差し支えないだろう。 一つ懸念があるとするならば、先程見せ付けられた不思議な力だ。クレアが連れ去った少女といい、超常的な能力を有する参加者が多いということになる。 しかし真白自体はアースEZの世界でこれまで生き延びてきた実力者とはいえ、ただの無能力者。まともにやり合うにはあまりにも分が悪い。 (ゾンビ能力以外にも何か隠している可能性も考慮するべきでしょうか……?) 再び真白ソードを大振り。 またしても光一はなんとか躱した。...
  • ティアマトの逆襲、または如何にして私は淫乱ピンクと怪盗と共に怪獣を追っかけることになったか
    燃え盛る真紅の炎。高く高く、暗い夜空を月よりも明るく照らし、 星まで届きそうな程大きな煙が上がる。 建物は崩れ落ち、ガラスも、コンクリートも鉄筋も、乾いた泥のように粉々に 散らばっていた。 ここはA-7飛行場。 いや、「元」A-7飛行場だ。 つい数時間前まで、そこに新品同然の飛行機が並び、眠りにつくかのように 静寂に包まれていたと、誰が想像できようか。 飛行場は完膚なきまでに破壊されていた。 飛行機は一機残らず『踏み潰』され、管制塔を初めとする建築物は粉砕され、 真っ平らだった滑走路には巨大な『足跡』が出来ていた・・・。 そして、飛行場のほぼど真ん中に・・・その「生き物」はいた。 凸凹とした黒い肌、丸太のように太く大きな足とそれとは対照的に細い腕、 50メートル程の大きさで、ほぼ同じ長さの尻尾を持ち、背中には骨がむき出しに なったかの...
  • 我魂為麺
    「――――オーマイガッ! 我がパスタがどこにもないッ!」 ムッソリーニがここに訪れて最初に発した言葉がそれだった。 彼が最初にした行動はルールの確認でもなく、自分の作っていたパスタを探ること。 微粒子レベルでもデイパックにパスタが入っている可能性はあるのだ。それを確認しないムッソリーニではない。 だが現実はそう甘くない。 彼にとって命にも等しき存在はもう彼の手元に存在せず。己の総てを奪われたような喪失感と、愛人を奪われたが如き怒りがムッソリーニの全身を駆け巡る。 「パスタ――パスタパスタパスタパスタパスタパスタパスタパスタ」 愛しき名を幾度と無く呼ぶが、返事はない。 これまで情熱を捧げてきたパスタがないという残酷な現実。たったそれだけで、イタリア共和国首相はこうも不安定になってしまう。 もしも彼にパスタの麺や材料でも支給されていれば、パスタおじさん...
  • 世界の座標軸からみえるのは
    (…なんだこれは) 『参加者候補リスト』を眺めてから俺、レイ・ジョーンズはそう考えた。 最後の記憶は誰もいない廃屋で1人寝たところまでで途切れている。おそらくそのあとに連れてこられたのだろう。 まったくただでさえ少ない人類で殺し合うだなんて馬鹿げている。それより俺以外に人類が生き残っていたことにも驚きではあるが、どうもこのリストはおかしい。 ルーズベルト大統領にムッソリーニ、ヒトラーという偉人たちが名を連ねている。おそらく追い込まれた状況でよく現れるサイコパスだろうが、それよりも気になるのが一人、いた。 (マグワイヤー巡査…?彼は俺が殺したハズじゃ…) 心優しかった小太りの警官、マグワイヤーさん。彼の勇気にはたびたび救ってもらえたし、彼がいたからこそ俺は生きている。 だが、彼は死んだはずだ。自分の娘を俺に託し、アンデッドと化して、死んだはず。 「…ま...
  • みつどもえ
    全身に揺さぶりを感じて、目を覚ます。 すでに日は昇っていた。 視界に入る少女は確か――柊麗華。 そして、どぎついピンク――ピンク? 「そう睨むな、睨むな。妾の名は卑弥呼。お主……えんま、じゃったか?お主の師匠探しを妾も手伝ってやるぞ」 そう言って、ピンク色の髪の少女は微笑んだ。 「安心せえ。妾はお主らのような可愛い女の子の味方じゃ」 えへへ、と麗華は照れたように頭を掻いた。 エンマはそんな二人を無表情に見つめる。 「協力してくれるの?」 「うむ。妾にどーんと任せい」 薄い胸をどんと叩く。 エンマはこの卑弥呼と名乗る少女をチームにいれたメリット、そしてデメリットを考える。 が、今まで損得についても深く考えなかった少女にとって、これは中々難しい仕事だった。 数秒ほど、眉を歪めて額に手を当てた後、エンマは卑弥呼に結論を言った。 ...
  • 秘密を持つ二人
    「どういう事だよ、これ・・・」 東光一は、その手に持ったICレコーダーから再生された音声内容を聞いて絶句した。 人類の常識を遥かに逸脱した巨大特殊生物「怪獣」が存在する世界・アースM。 そんな世界で生まれ育った東光一は、「怪獣の撃退」並びに「人命及び財産の保護」を主目的として 発足された国際機関・・・「地球防衛軍」に所属している。 入隊以来、目覚ましい勢いで頭角を現していった光一は、今では防衛軍内の精鋭部隊・「MHC」 (モンスター・ハンティング・クルー)のメンバーとして、怪獣と最前線で戦っている。 しかし、彼には誰にも言えない秘密があったのだ。 (なぁコメット、お前はどう考える?) 光一は頭の中にいる『同居人』に問いかけた。 (・・・私にそんな重大な質問をして良いのか?) 『同居人』はやや訝しげに答えた。 ある日の対怪獣戦・・・光一は瀕死の重...
  • D-MODE
    「だいたい分かった」  警察署の『応接室』と書いてある個室の中心に黒田翔琉が立っていた。  その近くにはホワイトボードが運び込まれており、黒のマジックで様々な情報や推測が描かれていた。  ホワイトボードは狭すぎて、すぐに埋め尽くしてしまったので、壁にも書いてある。壁でも足りなかったので、床にも書かれていた。  天井は届かなかったので書かれていない。  旗についての情報。  黒田の知っている自分の世界についての情報。  そして、鉄缶に入っていたマスコット――ピンクのカエル「キュウジ」から聞いた、“魔法の国”の情報。  あまりに書きまくられてしまったため、部屋はまるで呪いの言葉がびっしりと書かれているかのようにさえ見える。 「だいたいわかったって……」 「理解した、ということだ。事件の全容の理解は解決への第一歩、すべての探偵が行うべき初期項目。  現状で...
  • プラグイン/RSS
    RSSを取り込んで一覧表示(rss) #rss(ここにRSSのURL) もしくは #rss(ここにRSSのURLを入力) と入力することで指定したRSSを取り込んで一覧表示します。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/269.html#id_a0e79757 たとえば、#rss(http //www1.atwiki.jp/guide/rss10_new.xml) と入力すると以下のように表示されます。 #showrss plugin Error showrssプラグインでのatwiki.jpのRSSの取り扱いはできません。#recentなどをご利用ください。
  • スマイル全開で明日を目指そうよ
    御園生優芽はアイドルだ。 幼い頃からただひたすらにアイドルを夢見て突き進んできて――そうしてやっと最近になって夢を掴んだ。 ヤクザの組長というアイドルから程遠い地位にも就いてしまったが、それでも彼女は日々を楽しんでいた。 歌って踊って、人々を笑顔にする。そんなアイドルという職業を誇りに思い、全力で取り組んでいた。 だがしかし――――素晴らしき日々は最悪な形で崩れ去る。 『唐突で申し訳ないのですが───皆さまには本日から三日間の間、お互いに殺し合いをしていただきます』 「うぇ!? な、なんだってー!? ――て、のわ!?」 唐突に殺し合いを宣言された優芽は、大袈裟に驚き、石に躓いた。顔面から転んで涙目になるアイドル。 仕返しとばかりに石を蹴り飛ばすと彼女はICプレイヤーの言葉に耳を貸した。 『───再生が終了しました』 ICプレイヤーから流れ出...
  • 柳生有情剣
    「この音声は削除されました…」 「…おいおい、何だこりゃあどうなってる」 困ったことになっちまった。 今の俺の一言で述べてみるとそう言える。今日は久々の剣客商売、しかもおエライさんからの依頼だってのに。こんなことしてる場合じゃないだろうよ。 俺、柳生十兵衛(やぎゅう じゅうべえ)は頭を掻きむしりながらボソっと呟いた。 あの露出少女かつ俺の居候先の主人こと不死原霧人(ふじわら みすと)が、「偉い人に会うんだから身なりをしゃんとするのよサムライ!」だとかなんとかで着慣れない「すーつ」を着までしたっていうのによぉ。あーあ散々だねえ。 俺はどうもこの服が嫌いだ。なんでわざわざ体にぴったりとした服を着る必要がある。んな格好しちまってたら、いざっていう時剣を鞘から抜きにくい。単純に慣れてないだかもしれねぇがね。 (…まあいいさ。チャッチャッとあの訳わからんこと言ってる奴らを切...
  • 弱さ=強さ
    「クソッ…!クソッ…!なんだよ、なんだよあれ!意味分かんねェ!くっそ、ふざけ…ふざけんじゃねェぞ…!」 夜の道を、一人、ふらふらと歩く姿があった。 細身の体に、赤縁のメガネ。金髪で眉毛は細い───いわば、「チンピラあがり」。 アースPにおけるガソリンスタンド店員、名前は谷口豪。 現在はバイト先を転々としながら、狭いアパートでタバコをふかしている日々を暮らしてきていた、ある意味最も狂った世界とも言われるアースPからは遠い存在の男だ。 「ンだよアレ…!炎出して!女が、ガキに、女が…焼かれて…首斬られてよォ…!三流の映画でもあんなん見たことねェよ…」 彼が目を覚ました場所は、森の茂みの中だった。 彼はレコーダーから流れてきた音声を聞き終わるとすぐに、支給されていたと思われるボウガンを手に持ち、震えながらも、生き残ろうと散策をしていた。 その時に、紫の着物を着た炎...
  • 殺人鬼×少女×少女
    夜の街を駆ける少女がいる。 短い手足を必死に振り、顔を恐怖で引き攣らせながら、しかし大人顔負けの速さで走る少女がいる。名を、柊麗香。 なぜ、少女は逃げるのか。それは、『恐怖』に追われているから。 「ふふふふ……待ちなさい、可愛い娘……」 地獄の底から聞こえてくるような声が、少女を追いかける。 「お姉さんが、優しく、優しく、や、さ、し、く、遊んであげますからねえ」 淫靡で、上品で、それでいて狂気を感じるその声は、正に追う者、ジル・ド・レェの性質を現していた。 麗香は走る。生き残るために。生物の本能に従い、彼女は慣れない街を必死で駆ける。 追うジルも走っている。が、その走り方、距離の取り方は追いかけるというより甚振るといった方が正しいかもしれない。 すでに、ジルの遊びは始まっているのだ。少女に恐怖を与えながら、一定のペースで追いかけ、疲れ切って動...
  • 楽しさと狂気と
    「な、なんだ!あれは…!!」 ティアマトを追いかけているためにダンプカーを走らせていた鬼小路君彦は目の前の光景を信じることができなかった。 目の前にいた全世界のモンスターマニアにとって伝説の存在ティアマトが50m級の大きさから小さくなり、人間のような見るに堪えない姿に変わっていってしまったからだ。 これでは怪獣ではなく怪人である。鬼小路にとってもはやあれはティアマトではない。ただの出来損ないのレプリカのようなものであった。 「はぁ~…凄いのお!なあ君彦!あれはどういう仕組みなんじゃ?」 世界が違う故か怪獣を見たことない卑弥呼は、その変化も目の前の怪獣が行ったことではないかと考えていた。当然のことだ。 卑弥呼がかつで女王であった邪馬台国でも、呪術の類で猛獣を作り出した事はあったが、あのサイズの物は見たことなかったし、ましてや更に小さくなり人型になるような技術は存...
  • 死線上のアリア
     月の綺麗な夜の森、 「けっ……気にくわねぇな」  と紫ツインテールの少女が言った。   『ではみなさま、また数時間後の放送でお会いできることがあれば――』と。  簡素な連絡事項を流し終えたICプレイヤーを見つめて、吐き捨てた少女の名は松永久秀という。 「誰の策謀だか知らねぇが……俺様にこんな世迷事を強制させるとは、全く気に食わねぇ」  パチパチと“たき火”の燃える森の中の開けた場所で、蜘蛛の巣柄の浴衣を火にあてつつ、  切り株に座りICプレイヤーを聞いた松永久秀は、自分がふざけた策謀に巻き込まれてしまったことを理解した。  理解すると同時に少女の心中に湧いてきたのは怒りである。  殺し合いをするような状況に対しての怒りではない。殺し合いを「させられる」ことに対しての怒りだ。  松永久秀はかつて男であり、そして武将であった。  織田とか豊...
  • 片桐花子の災難
    「はぁ……はぁ……。ちょっと疲れてきたね……」 みなさんどうもこんにちは?こんばんわ?おはようございます?どの挨拶が正解なのかわからないけど、谷山京子です! ボクは今、さっき立ち去った華ちゃんをスライムちゃんと一緒に追いかけてます! と言ってもあの子意外と早くて、なかなか追いつけないけどね……。そもそもボクが傷心してちょっと遅かったのもあるけどあまりそこは責めないで(泣) そりゃボクは男性器が付いてるけど、乙女心くらいあるから……あんなところを見られてどう声を掛けたらいいのかわからないというのが本音です。 でもスライムちゃんは持ち前のポジティブさで「とりあえず追いかけまショウ!」とボクの手を引っ張って走らせました。 だから今こうして華ちゃんを追いかけてるんだけど……本当にどうやって謝ればいいんだろうね!もう絶望しかない気がするんですけど! 「キョーコさんはさ...
  • やつがれ、ヤクザの武器になります。
    「舐められたものだ…奴らは余に殺し合いをさせる気があるのか。本と手斧と人形。火縄銃来たら一発じゃな」 信長は胡座をかいて座り込んだ自分の目の前に広がる『支給品』たちを見ながら、少し怪訝な表情をした。 先ほど遭遇してから二時間は経っただろうか。彼女ら(厳密にいえば彼と彼女だが)はの道場で休憩をとっていた。 そこで折角だということで身支度を整える事にしたのだが。信長に与えられた支給品らはおそらくハズレという部類に入るだろう。 『鉄砲』の強さは信長は何より知っている。長篠の戦いで武田勝頼率いる騎馬隊を殲滅させたその強さ、戦力はただしれない。 故に銃が入っていれば多少は違ったのだろうが───女子でも持てるような軽い手斧だけではそういった銃、いや弓でも相手取って戦うことは難しいかもしれない。 手斧を持ち直すと、どこか血なまぐさい臭いがした。 思い返す、戦場の血の臭いだ...
  • 書き手紹介
    書き手一覧(敬称略) 投下SS数 名前(敬称略) 旧トリップ 代表的登場人物 作品リスト 14 ◆5Nom8feq1g? 000、005、014、019、024、027、029、031、033、035、037、039、043、046 10 ◆aKPs1fzI9A? 001、007、017、026、028、034、036、038、040、047 7 ◆laf9FMw4wE? 002、003、008、010、015、023、042 5 ◆/MTtOoYAfo? 004、013、018、030、041 3 ◆F3DFf2vBkU? 048、049、050 2 ◆pNmyKGcnVU? 006、016 ◆8I7heVl7bs? 011、020 ◆nQH5zEbNKA? 012、021 ◆hRdS/lFjKw? 025、032 1 ◆r.0t.MH/...
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    過去ログ 本編用語集 SSタイトル元ネタ解説
  • あ行の用語
    あ行の用語 【石原莞爾のあだ名一覧】 参加者の一人、石原莞爾は作中で遭遇した人物にあだ名をつけている。 以下はその一覧である。 夢野綺羅星…キラキラ ウンディーネ(久澄アリアのマスコット)…フヨフヨ 随時更新予定。 【偉人勢】 オリロワというと毎回偉人勢が話題になる。というか伝統みたいなものである。 初代オリロワにはロアムド・アムンゼンが三人(三人とも平行世界における同一人物)、ロバート・スコット、織田信長が登場。 オリロワEXには伊達政宗と平賀源内。オリロワ2ndには加藤清正、オリロワ2ndver.2には板垣退助が登場している。 また、現行のオリロワ2014にも船坂弘が居たりといつも偉人勢が居るものである。 だが、今回偉人勢はキャラクターメイキングの段階から多く、その故か参加者のうちおよそ1/5が偉人勢ということになった。 今回偉人勢は...
  • 瞳に炎を宿せ
    正義とは、なんなのか。 人を助けることか。 それとも悪を裁くことなのか。 または自分が正義と思えば正義になるのか。 ある少女はそのことを今日ほど感じることはなかった。 夢野綺羅星(ゆめの きらぼし)は正義感溢れる少女である。 学園の生徒会長として日々高校の為に自分ができることならなんでもしてきた。 予算案の作成だって、部活の助っ人だって、それが学園の為であるというのならなんでもやってきたのだ。 困ってる人を見捨ててはおけない、と。そんな彼女の信念に基づいて彼女は常に行動をしてきた。 そんな彼女はまず殺し合いに巻き込まれたと自分が知って強い憤りを感じていた。 いきなり集められて殺し合いをしろ?馬鹿げている、と。 そして彼女の憤りを更に倍増させたのは、ディパックの中に入っていた参加者リストらしきものに自分の妹を初めとする彼女の友人や自分の先輩たちの名前がそこ...
  • 谷山京子の差異難
     え。  なにこれ?  ちょっとまって。ちょっとまってよ。  待って、待って待って待って待って待って待って待って待って。   『『───これより、音声プログラムを再生致します。    よく聞き取れなかったり音声の不具合を感じられた方は───』』 「えっ」 「……エ?」  いやこれはない。これはないって。本当に待って。  十秒でいいから、いやあと五秒で良かったからホント、待って欲しかった。  それだけあればこんなことにはならなかった。 「あの……どちらサマ、デス?」 「えっ何、なにこれ、ちょっと、え、誰? え、ええ? 君だれ、えっ」 「ワタシはスライムちゃんですケド……」 「えっスライム、確かに透けてる、てか君かわいいね、じゃなくて、、、、あ?」  近くから二重に聞こえる無機質アナウンス音の中、ボク、谷山京子は混乱を極める。  い...
  • 日輪纏いしヒーローと二人の元いじめられっ子
    「――――なんつーか、現実味のないリストだな」 学校の生徒会室。 優美な黒髪を腰まで伸ばし、女子制服を着た男の娘――愛島ツバキはデイパックから取り出した参加者候補リストを手にして苦笑する。 自分の幼馴染である大空蓮をはじめとする同じ学校の生徒は、ICプレイヤーから説明を受けた際、リストに載っているだろうと予想していた。 これはチーム戦だ。何らかの関連性がある者がいても可笑しくない――というよりも一定の法則に従ってチームを振り分けているのなら、最低一人は知り合いが居て当然だと思う。 問題は他の参加者である。 「この偉人の数々――歴史の教科書か何かかよっ」 戦国時代の織田信長、徳川家康、豊臣秀吉からナチスのアドルフ・ヒトラーやラインハルト・ハイドリヒまで。 リストには様々な偉人の名前が書き連ねられているのだから、これはもう苦笑するしかない。 しかもフラ...
  • my world is not yours
    ───都内、喫茶店 パーフェクトにて─── ───あ、居た!やっほー!おひさ!元気してた?…いえーい!はいたっち! やっぱりウチらの最初のコンタクトっていったらこれだよねー!…忘れてないよ!ホントだよ?もー! いきなり連絡来て驚いたわー!確か今県外で働いてるんだっけ?偉いなあー。あたしなんて今年就活だよー。だりーなぁ。雇ってくれない…か。無理だよね…はは…。 『いらっしゃいませ喫茶パーフェクトへようこそ。こちら、メニューになります。ご注文お決まりでしたらお手元のベルでお呼び下さいませ。では、ごゆるりと』 あ!ありがとうございます…。 …ね、あれ、ここのマスター?変じゃない?黒い顔が見えないマスクに探偵みたいな帽子で全身黒のロングコートって。あきらかに不審人物っしょ。 え?それがあの人のフツー?そうなのかなあ…ま、いっか。なんか頼むね。 ん?『パーフェ...
  • 変身VS変心
    ―人間としての君は既に死んだ。今の君は人の皮を被ったただの兵器だ。兵器を強くすることの何が悪い? ―機械的な改造だけではない。ナノマシン投与に強化細胞の移植、動物の遺伝子の組み込み、挙句の果てに得体のしれない霊石の埋め込み…もはや改造技術に対する耐久実験だ。一人の人間にここまでの改造を行う必要がどこにあったというのだ…。 筋肉や臓器は愚か、脳細胞の一部までが変化してしまっている。…残念だが、君の身体の中に人間と呼べる部分はもう…。 ―すっげ…あれが改造人間って奴の威力なのかよ…! ―あれはバケモノだ。狂ってるから人間ではなく同じバケモノを襲う。 ―三度もメス入れられたんでしょ?案外一回ぐらい脳改造成功してるかもよ?え?三度どころじゃない? ―宇宙人だ!僕以外にも宇宙人はいたんだ! ―我々の組織に入って一度頭を割るだけで良い。三つの組織に身体...
  • 天才と馬鹿はうんちゃらかんちゃら。
    「…つまり、いま世界で多発している性転換の原因は、医学でもなんでもなく時空間を飛び越える際の微分化された物体が積分化して元の世界に帰還する際に起きてしまったものなのです、これらから私は研究にて…」 ───待ちたまえブルックリンくん! 「なんでしょう、ジョーンズ教授?」 ───その理論は、まったくもって狂っている!生命倫理の冒涜だ! 「私の理論に医学的な視点は存在しないと発表の初めに述べましたが」 ───あれはただの奇病だ!機械工学を持ち出して考えるな! ───まったくだこのクレイジーマッドサイエンティスト!アリゾナ州立大の名を汚す気か! ───SF小説を書くならアイザックアシモフにでも弟子入りするんだな! HAHAHAHA!!! 「…け、研究の自由は、当大学は保障されていたはずですが」 ───理論がメチャクチャだ!こんな内...
  • ヒーロー
    は行の用語 【ヒーロー】 アースHに存在する役職(?)。アースHでは彼らとヴィランが一年の周期ごとで表れている。 今回の参加者では、 ○現役ヒーロー 早乙女エンマ、巴竜人、早乙女灰色、ラモサ(明確的な描写は無い) ○元ヒーロー(現ヴィラン) 雨谷いのり、裏切りのクレア ○ヒーロー養成所(候補者) 不死原霧人 がいる。 一応柳生十兵衛は剣客商売と養成所の講師なのでヒーローとは言い難いかもしれないので外した。 またアースCにはいのりとの修行仲間であった結城陽太が存在してたりする。 しかしこうやって見るとアースHだけでも人間関係がかなり複雑に絡み合っていたりする。 本編やキャラクタープロファイリングでぜひ確認してみてほしい。
  • ダブルクロス
     ざく、ざく。ざくっ、ざくり。  あ、どうも、真白です。ざく、ざく。ざくっ、ざくり。  今私は、こんな用途に使うものじゃあないんだけれどな、と思いながら真白ソードを振り下ろしています。  ――ざく、ざく。ざくっ、ざくり。  振り下ろす、対象は柔らかめの石の壁です。壁にソードをピッケルのように叩き付けて掘り進めているわけですね。  なぜかってそれは。もう言わずとも分かって欲しいところです。  ここは、採掘場ですから。ざく、ざく。ざくっ、ざくり。  私は真白ソードを片手に地下洞窟に潜って、採掘作業をしているのでした。 「がんばれ♪がんばれ♪」 「励ましてないで貴女も手伝ってください、クレアさん」 「だが裏切る」 「あのもう止めていいですか?」  ざっく。――がら。 「おっ」 「え?」  がらがらがらがら。  何かレアなアイテムが見つかるか...
  • 私は貝になれない
    夜の月の光が冷たく冷えきった地面を照らしている。 普段の街の光の中では味わえない風景。 そういったのを少なくとも現代の我々は───どこか自分が異世界に迷い込んだかのように錯覚し、その情景に酔いしれる。 そういった情景にひゅぅと吹く冷たい風や季節を感じさせる虫の声があると、なおさら良い。我々が普段の生活で忌々しいと思うものでさえも、ここでは「風流」になる。 かつての文化人たちはこういった自然の産物を度々詩に綴っていた。今も昔もこういったのを好む気持ちは変わらない。今これを読んでいる読者諸氏や、著者でさえも、そんなこと分かっていることなのである。 だが、この状況下において情景に目をやる者など、いるはずもない。ある男は、この状況下で眼に炎を宿していた。 それでこそ月の光のように優しさを持ち合わせたような明るさではなく、激情的でかつすぐ燃え尽きてしまいそうなそんな明るさ...
  • ドミノ†(始点)
     人は、とても簡単に死ぬ。  今これを読んでいるあなたの隣でも、毎秒数人の命が失われている。  おとぎ話。絵本。アニメ。漫画。小説。ドラマ。特撮。架空戦記。  誰かがどこかで描いたその空想がもし、他の世界での真実なのだとすれば、  あなたが絶対に知ることのできない場所で生きている沢山の命もまた、一秒でいくらでも死んでいる。  ひとつの世界でN人死んだら、億個の世界ではN億人死ぬ。  広げれば、広げれば、広げれば。一秒ごとに世界単位で命は死んでいるともいえるだろう。  これから描かれるのは、そんな世界を因り合わせて作られた世界での、死のおはなし。  ドミノ倒しみたいに、あっけなく死んでしまう人間たちの物語だ。 ////////|病院| 「ただいまー」 「おかえりなさいです」 「おかえり……ど、どうだった?」 「あー、緊急救護室が荒らされてた。や...
  • ドミノ†(終点)
    ____////|はじまり|  大空蓮(アースR、生徒会長)は、遊びに全力な、頼りになる兄ちゃんという言葉が似合う少年である。  過去に親友がいじめられていたのを諌めた経験から、彼は自分をヒーローの役に置くことを決めていた。  荒事が起きれば自作の仮面とベルトを装着して現場に向かい、  虐げられている者を救い、虐げていたものに制裁を加える。  体力テストで全て最高点を取れる持ち前の運動神経と身体能力は、彼の学園の平和のために存分に使われていた。  だからこの殺し合いに呼ばれたとき、彼は主催者に尋常ならざる怒りを覚えたし、  その次に考えたことはといえば、親しいものや弱きものがこの場でいたぶられ、殺されるのを止めることだった。  支給品は三つ。  身を軽くする魔法のマント(アースH)、屋台のヒーロー仮面(いつも使ってるのと同じもの)、  まさかの仮面...
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