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  • 作者
  • 備考 短編,姫


「お願い、トータ…!他の人になんか抱かれたくないよ、トータじゃなきゃ嫌だよっ…」
姫として純潔を守ってきたリアは、一糸纏わぬ姿で兵士であるトータを後ろから抱きしめる。
焼けた背中に白い乳房を押しあてると、トータは微かに震えた。
ダメだ、――耐えろ…。
精一杯自分に言い聞かす。爪が食い込むほど、堅く握られた拳。
「なんでそんなに拒むの…?お願い、好きなのっ…
抱いてよ……!」
ぽろぽろと涙を流す姫を、振り返らずにトータは言った。
「愛しています、姫様…」
振り向けば理性が吹き飛びそうだった。
「っ…ひっく…トータっ…」
「姫を汚す輩は決して許しません。それが例え…
私でも。」
彼女を守りぬく。
そう決心して、トータはその部屋を後にした。




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最終更新:2008年02月14日 00:16