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法華経勉強室 - (2009/10/19 (月) 19:08:13) の編集履歴(バックアップ)


法華経について解りやすく解説
http://www.j-world.com/usr/sakura/replies/buddhism/bud120.html

Wikipedia 成立と流布に記述
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E8%8F%AF%E7%B5%8C

広済寺ホームページ「法華経を成立させたのはだれか」の章に記述
http://www.kosaiji.org/hokke/hokekyo/seiritsu.htm

ここなどは、多くの書籍資料を参考に書かれていて、勉強になります
ここの後半部分に書いてあります。他のページも面白いので時間があればどうぞ
http://page.freett.com/ry/after.buddha.html

逆に言うと、法華経をお釈迦様の教えと言っている学者は、ほとんど見当たりません。
日本から中国へ渡った僧は、まさか偽経があるなど考えもしなかったのでしょうし、
もともとインドから中国に伝わった(西遊記)のは大乗仏教らしいので、疑問も起きなかったのでしょう。


そもそも、大乗仏教はお釈迦様入滅100年後ぐらいに仏教教団の根本分裂がおこり、
厳格なグループである上座部から分かれた大衆部が大乗仏教の基となったそうです。
大乗経典の一つである法華経は、その内容から言ってもお釈迦様の教えとはいえないのです。
また、入滅以前に教えを明文化していないお釈迦様が、法華経の中では写経を奨めたりしています。
仏教の歴史を勉強された方ならご存知なのだと思いますが、お釈迦様は「小乗の教え」つまり個人の救済です。
最終的には出家しなければ「悟り」は達成できません。これが一般大衆には難しいわけですね。

出家は家族への執着も捨てる事で、執着を捨てる事はすなわち孤独を友にする事のようです。
何も欲しがらず、托鉢をして差し渡された食べ物だけを食べ、何も蓄えず、場所にも執着せず、
だから住居に住まず、山林で淡々と過ごすようです。本来の精舎は雨季の時期の仮の住まいだそうです。

私は今、原始仏教の最も古い経典と言われている「スッタニパータ」を訳した、
仏教学者 中村 元訳 -ブッダのことば- と言う本を読んでいますが、
その言葉は、とても人間的(俗物的と言う意味ではなくスケールとして)で、
法華経のような派手さはありません。まあまだ、読んだのは1/3ぐらいですけど・・・。
最初の方に、第3章 犀の角(サイのつの)で、
1~2行のことばの後、「犀の角のようにただ独り歩め。」と、繰り返し教えています。

犀の角の章では、こんな感じです。

あらゆる生きものに対して暴力を加えることなく、あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、
また子を欲するなかれ。いわんや朋友をや。犀の角のようにただ独り歩め。

交わりをしたならば愛情が生ずる。愛情にしたがってこの苦しみが起こる。
愛情から禍の生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

朋友・親友に憐れみをかけ、心がほだされると、おのが利を失う。
親しみにはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

他の章ではこんな文章ばかりではありませんが・・・。「悟り」の道は厳しいですね。
本来の仏教は、教えを知り理解し納得し実践する事だと思うので、他にご利益などありません。
でも、欲を可能な限りコントロールするだけでも、苦は減るのではないかと思えてきます。




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