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*ポケモン対戦史【第5世代】 本編タイトル:ブラック/ホワイト/ブラック2/ホワイト2 機種:ニンテンドーDS 連動タイトル:ポケモンARサーチャー 機種:ニンテンドー3DS [[ポケモン対戦史【第1世代】]] [[ポケモン対戦史【第2世代】]] [[ポケモン対戦史【第3世代】]] [[ポケモン対戦史【第4世代】]] [[ポケモン対戦史【第6世代】]] [[ポケモン対戦史【第7世代】]] [[ポケモン対戦史【第8世代】]] [[ポケモン対戦史【第9世代】]] ---- #contents ---- **2010 -&bold(){9/18 「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」 発売} 新たに156種類のポケモンが追加され、ポケモンは全部で649種類となった。世代別では第5世代が最多勢力となった。 -Wi-Fi、ワイヤレス、赤外線通信の強化・拡充 「Cギア」の登場で、ポケモンセンターに行かなくても対戦・交換等が出来るようになり、 さらには「ランダムマッチ」の登場で、気軽に対戦が可能となった。 ルールも整備され、禁止伝説の出場禁止、手持ちや持ち物の重複も禁止された、Lv50フラットルールとなっている。 特に赤外線通信は便利で、手持ちボックス問わずに交換が可能。 ちなみに前作にあったGTSはポケモンセンター内に設置され、もっと気軽に行けるようになった。 -ハイリンク、すれちがい通信の登場 他のプレイヤーの世界に入って冒険の手助けができたり、 下記のポケモングローバルリンクで仲良くなったポケモンを捕まえられるハイリンクが登場。 デルパワーを貰う事ですれちがい通信に生かすことも可能。 -ポケモングローバルリンク(以下PGL)、夢特性登場 本作と連動するWebサイト、PGLが登場。そこではイッシュ地方では貴重な道具であるきのみや、 PGL限定の特別な特性を持つポケモン、いわゆる「夢特性」を持つポケモンも前述のハイリンクに登場。 (「夢特性」という名称は第5世代時点から使われているが、ネットを中心に広まったもので公式名称ではない点に注意。  公式では「隠れ特性」という名称を使っている) 但し、PGL内で性別が確定、♀からしか特性遺伝が不可能と、厳選はかなり困難を極める。 加速バシャーモや日照りキュウコン等、夢特性の獲得によって見違えるほど強化されたポケモンもいる一方、 既存の特性と比較すると見劣りしてしまう特性を貰ったポケモン、 そもそも夢特性を貰えなかったポケモン(主に浮遊持ちや、ヌケニンなどの既存の特性ありきの個性を持つ種族)などもおり、 反応は各ポケモンの使い手で悲喜こもごもとなった。 ちなみに、内部データの解析により全ポケモンの夢特性は早い段階で解析されていたのだが、 中には第5世代中では解禁されず、次世代で解禁されてみると解析とは違う特性になっていたポケモンなども存在した。 有名なのが影踏みシャンデラ。当世代では未解禁で、次世代で夢特性がすりぬけになって解禁されている。 -トリプルバトル、ローテーションバトル登場 シングル、ダブルに次ぐ新ルールが設けられた。 トリプルバトルは一度に場にポケモンを3体横並びに出すルール。 ダブルと違い「攻撃範囲」という概念があり、多くの技は目の前かその隣にいる相手にのみ当たり、対角線上にいる相手には当たらない。 真ん中に出すポケモンはどこにも攻撃を当てられる代わりに集中砲火を浴びやすい、ポケモンの立ち位置を変えるコマンドがある、 一部の技は範囲を問わずどのポケモンにも攻撃できるなど、ダブルをより発展させた複雑な要素が多い。 ローテーションバトルは一度にポケモンを3体出すルールはトリプルと変わらないが、 1体が前衛、2体が後衛となり、基本は前衛同士の1vs1となる点が異なる。 常に控えが2体見えており、ローテーション後即技が出せるなど、シングルとはまた違った駆け引きが生まれるルールである。 -積み技の大幅インフレ からをやぶる、とぐろをまく、ちょうのまい、ふるいたてるなど、複数能力を上げる積み技が大幅増加。 同時に3つもの能力を上げるものが多いのも特徴である。 また、コットンガードなど能力を3段階上げる技も登場。 既存の積み技にも、特攻3段階上昇になったほたるび、回避率2段階上昇になったちいさくなるなど、効果が上がったものがある。 -技マシンの大幅変更、非消費化 前作までは技マシンは消費アイテムだったが、今作では秘伝マシンのように無限使用が可能になった。 さらには中身も大幅に変更され、ステルスロック、あくのはどう、りゅうのはどう等といった需要の高かった一部の技マシンは消滅した。 これに伴ってか、前作からポケモンにわざマシンを持たせて送ってくることができなくなり、BW内でわざマシンをそろえる必要がある。 -第5世代になって進化条件が変わったポケモン BWで環境が変化し、一部のポケモンの進化条件が変更になった。 ミロカロス…BWではコンデションが廃止になった事で、進化条件が「きれいなウロコを持たせて通信交換」に変更された。 リーフィア…イッシュ地方にはハクタイの森が存在しないので、「ヤグルマの森でレベルアップ」に変更。 グレイシア…イッシュ地方には217番道路が存在しないので、「ネジ山でレベルアップ」に変更。 ダイノーズ&ジバコイル…イッシュ地方にはテンガン山が存在しないので、「電気石の洞穴でレベルアップ」に変更。 -制限時間の導入 1試合ごとに最大60分の制限時間が設けられ、必ず勝敗が決するようになった。 -催眠の仕様変更 さいみんじゅつの命中が60に低下し眠りのターンも1~3ターンと減少、大幅に弱体化した。 これにより催眠を搭載した紙耐久アタッカーはほとんど見られなくなり、ある程度歯止めがかかったものの、 その反面、今まで催眠頼りで戦っていたマイナーポケモン達は大きな煽りを受けることになった。 またその催眠の弱体化により、重複催眠を容認する意見が広がりを見せ始め、 「催眠+吹き飛ばし」による「眠り撒き」という型が新たに研究されるようになった。 さらに後になると、引っ込めたポケモンは催眠ターンがリセットされることが判明。 「吹き飛ばしたポケモンは1ターン絶対に起きない」という仕様、 「2ターン眠ったポケモンは、吹き飛ばされると2ターン確実に起きない」といった仕様が発見された。 この法則を利用し「後攻催眠+強制交代技」で相手を嵌める戦術も確立された。 -ダメージレースから起点ゲーへ。役割理論の持ち直し 前述の殻を破るや蝶の舞といった高性能な積み技が登場したことで、これまでの火力インフレが更に加速。 一度でもこれら積み技を使われてしまうと流しすらも不可能になり、この時点で勝負が決まる。 そのためいかに積むタイミングを作るかが重視され、あくび連打や置き土産などで無理やり起点を作る戦法も取られるようになった。 これを防ぐため、絶対に積む隙を見せない、場に登場させないという、パーティぐるみで動きや選出を考える「釘付け」の概念が強くなってくる。 全盛期だったサイクル戦が困難になり、この状況は皮肉交じりに「起点を作って3タテするゲーム」と揶揄された。 しかしこのインフレと同時に、進化の輝石によるあり得ない耐久を備えたポケモンが一部登場。 パーティ全員で「受けきる」ことが再度可能となり、役割理論が若干の盛り返しをみせた。 -パーティ考察の躍進。型の画一化 第4世代は単体で強いポケモンそれぞれがその能力を活かして暴れまわるというケースが多かったが(今で言うスタンパ)、 5世代では研究も進み、ポケモン数匹による「コンビネーション」が非常に注目を集めるようになった。 具体的には、互いの相性補完に優れるナットレイとブルンゲルのループ、ひたすら交代技で負荷をかけ続けるハッサムと水ロトム、 欠伸を連打してドリュウズの起点を作るカバルドン、ガブリアスのサポートに電磁波を撒くバンギラスなど。 またこの頃からバトレボ時代に多く見られた「意表を突く型」、「変態型」が影を潜めるようになり、 どのポケモンも「テンプレ型」に収束していった。 これは型研究がされるにつれて、「本当に意表を突くだけで終わってしまう」という結論が示されていったこともあるが、 上記のような凶悪なポケモンや戦術が溢れ返るにつれ対策するだけで精一杯になり、遊ぶ余裕がなくなってきたという事情もある。 また、第5世代で登場したポケモンは「対戦を意識した」と言われるほどに極端な種族値を持つものが多く、 「テンプレ型しか作れない」と嘆かれることもある。 -その他の主な特記事項・変更点 〇ちらっと前述されたが「しんかのきせき」という持ち物が登場。最終進化・未進化以外のポケモンの防御・特防を1.5倍にする効果があり、  未進化ポケモンにも進化先とは違う耐久型としての道を開く画期的なアイテムとなった。  とりわけ相性が良いのがポリゴン2。  元最終進化だけあり高ステータス・弱点少数・再生回復持ち・火力もあるので挑発にも強い、と元々あった耐久型の素養が一気に開花。  対策を敷いておかないと突破困難になる耐久ポケとして台頭した。他にもサマヨールやラッキーなどとも相性が良い。 〇他に特記すべき持ち物に「〇〇ジュエル」がある。〇〇には各タイプ名が入り、全17種。  各タイプの攻撃技の威力を1回だけ1.5倍にする効果で、1回きりの使い捨てだが、こだわり系アイテムと違い行動を縛られない点が利点。  消費も簡単なのでかるわざや新技のアクロバットとも相性が良い。  お手軽に火力強化ができることから「持ち物に困ったらとりあえずジュエル」というトレーナーも多かったという。([[こちら>https://w.atwiki.jp/p649493386251151/pages/39.html#id_4341924c]]も参照)  だが第6世代以降はノーマルジュエル以外が入手不可になり、代わりに第7世代では似た効果を持つZクリスタルが登場した。 〇プラチナからフォルムチェンジが可能になったロトムだが、今世代からフォルムに伴いタイプも変わるようになった。  これによりカット・ヒートと現状固有タイプを2つ持つポケモンになり、おおむね耐性も優秀。  特にウォッシュロトムはメイン技の命中・威力が安定、弱点が草のみ、草結びも被威力20と一気に対策がしづらい一匹に変貌した。 〇メール系アイテムを持っていると、相手のトリックやすりかえが無効になる仕様になった。トリック妨害に有効。 〇レベル100の個体にも努力値を振ることが可能になった。主にレベル100で配信される事も多い配信ポケモンにとって朗報。 〇技「じばく」「だいばくはつ」は、前世代までは攻撃対象の防御を半分にしてダメージ計算をしていたのだが  今作ではそれが廃止され、実質威力が半減した。  このため主にダブルバトルでの使用者が減少、間接的に特性「しめりけ」も弱体化を食らう形になった。 〇今作はゲームを一度クリアするまで旧世代ポケモンが一切出現しない。  洞窟に入るとイシツブテやズバットが、ボロのつりざおでコイキングが釣れるなどといった定番要素も消滅。  クリアすると一部の旧世代ポケモンが解禁されるが、  多くの旧世代ポケモンは殿堂入り後に使える「ポケシフター」と呼ばれる施設で連れてくる必要がある。  但し、秘伝技持ちのポケモン、道具持ちのポケモンを連れてくることができない点に要注意。  このうち秘伝技については、大半のポケモンはBWに連れてきてから覚えなおす事が出来るのだが、  一部にそれが出来ないポケモンも存在する(なみのりピカチュウ等)。 余談だが、これまでのポケモンシリーズは、世代が変わるたびにハードも変えてきたが、 同じハードで2世代が発売されたのは、DPtHGSS→BWが初めてである。 ↑え?赤緑→金銀は…? ↑あれは一応GB→GBC 何?ほとんど一緒だ?カラー専用のソフトがあるからハードも変わったといえるだろう -乱数現象の解明 エメループ、Pt、HGSSと同様に、BWでも疑似乱数が解析され、 その結果旧作よりも非常に簡単に高個体値のポケモンを手に入れられることが発覚した。 難度は高くなるがPGL限定ポケモンでさえも例に漏れず、6Vやめざパ理想値というシロモノが簡単に入手可能になった。 //1秒単位(ギアOFF)とエメループレベルの精度(ハイリンク乱数)って事の差も一応 ネット上で方法が流布されると、乱数調整の認識も、また使用者も広がりを見せ、6Vメタモンを所持していたり、 手持ちのポケモンが全て色違い理想個体でめざパも完備、というのも珍しい光景ではなくなってしまった。 -11/5 PGLにてアルセウス配布 人気投票で1位になったアルセウスが、PGLにて2011年1月31日までの期間限定で配布が決定した。 映画配布のアルセウスと違い、自分のIDで捕獲できてニックネームを付けられる所が大きなポイント。 更に今作から前述の通りレベル100でも努力値を振れる仕様になった為、第4世代よりも活躍の機会が増えたといえるであろう。 ただ、「PGLにて自分のIDで捕獲できるレベル100のポケモン」という事もあり、 ストーリー最序盤に入手してしまうとゲームが一気にクリア出来てしまうという事態も起こりえた。 -11/10 「フリーフォール」が公式大会で禁止技に指定 ポケモンBWが発売されてからしばらくして、「フリーフォール」という技に致命的なバグが発見された。 だがしかし、販売された400万本以上のゲームソフトを全て回収するわけにもいかず、 苦肉の策として、「フリーフォール」を覚えたポケモンはWi-Fi対戦で使用禁止という措置がとられる事となった。 他にも、おしゃべりを覚えたペラップもWi-Fi対戦では使用禁止措置がとられている。 (これは「おしゃべり」で誹謗中傷される事への防止措置だと思われる) -11月中旬 ニョロコン騒動の勃発 11月上旬、PGLに夢特性を持ったニョロモ・ロコンが追加された。 2匹の特性は「あめふらし」「ひでり」といずれも強力なもので、発見と同時にバトルやGTS、交換スレ等であっという間に広がりを見せた。 しかしそんな中、1つの疑問が浮かびあがった。PGLで♀のニョロモ・ロコンを目撃した人が、てんでいなかったのである。 そのため「今いる遺伝技を覚えていたり、♀だったりする2匹は、全て改造産が元なのではないか」という疑惑が浮上した。 これによりポケモン界は「♀のいる、いない」により2分化され大きく荒れることになった。 いる派(所有者)は「GTSで手に入れた。人からもらった」と言うばかりで、「PGLで入手した」と証拠付きで言う者は現れなかった。 いない派も「これだけ探してもいないのだから、きっとPGLには♀がいないのだろう」という悪魔の証明しか出来なかった。 この間にも夢キュウコンを配布した人物のブログが2chの突撃を受けて炎上したり、 夢♀ニョロコンを使ったプレイヤーに放置や切断といった嫌がらせ行為が行われるなど事態は深刻な方向に。 公式サイトに事実を問い合わせた者もいたが、公式側の回答は一切なし。 そのため、本家WikiでもPGLに全てのポケモンに♀がいるのか、きちんと調査が必要ということになり確認作業が行われた。 結果、次々に♀発見の報告が相次ぐものの、ニョロトノ・キュウコンだけは最後まで項目が埋まることはなかった……。 これで白黒は付いたと思えたものの「超低確率存在派」が依然として粘りを見せ、議論が終わることはなかった。 数ヵ月後、PGLのメンテナンス明けに次ぎ、ニョロモ・ロコンの♀が発見され証拠画像とともに大量に報告された。 やっと事態は収束したものの、真相は結局うやむやのままになってしまった。 -11/24 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」発売 BWの攻略本。この本には期間限定で夢特性を持ったホウエン御三家のうち1体がもらえるシリアルコードが付属していた。 ♂固定でハイリンク経由・御三家のうち誰が出るかは引いてみるまで分からない仕様のため厳選は困難を極めたが、 強力な加速バシャーモを入手するには当時はこの手段しかなく、 廃人が御三家目当てで攻略本を買い漁った結果(中には数十冊単位で購入した廃人もいたとか)、 当攻略本が書籍売上ランキングの上位にランクインする珍事にまで至った。 軽業キモリはともかく、湿り気ミズゴロウを引いて涙したトレーナーも多かったことだろう。 だが環境入り間違いなしとも言える性能のポケモンを、書籍を使ったガチャ課金のような形でしか入手できなくしたのは ライトユーザーを中心に非難が噴出する結果にも繋がった。 と、年末は立て続けに夢特性絡みで騒動が起き、同年の零度スイクン配信と合わせて廃人にとっては慌ただしい1年となった。 **2011 この年に起きた東日本大震災の影響でWCS国内大会が中止になるなど、春~夏にかけて多くのポケモンイベントが自粛となった。 また、後述するように新たに解禁されたポケモンが存在せず、 この年に発売されたポケモン関連のゲームソフトもハード機種の転換期(DS→3DS)という事か 「スクランブル」「タイピング」「ポケパーク2」の番外編3作のみで、近年では珍しく動きの少ない1年となった。 その一方年末に異色のコラボといえる「ポケモン+ノブナガの野望」の発表があり大きな反響を呼んだ。 -夏休み 毎年恒例のポケモン映画ではVジェネレートを覚えたビクティニが前売り券の特典として配布された。 なお、この年は新たに解禁されたポケモンが1匹も存在せず、02年以降続いていた1つの伝統(?)がストップした。 -12/27 「ダークホール」が禁止技に指定 世界大会でダークホールを覚えさせたドーブルが猛威を奮っていたのは、前世代にも記載があった通り。 だが余りにも強すぎると判断された結果、ついにWi-Fiランダムマッチにおいてダークホールが禁止技指定される事となった。 大会禁止技が制定されるのはポケモン史上初。 ちなみにダークホールを覚えられるポケモンは、ダークライ(禁止級)とドーブルだけ。 元々ダークライはランダムマッチに出場できないルールなので、影響を受けるのは実質ドーブルだけとなる。 **2012 -&bold(){6/23 「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」 発売、「ポケモンARサーチャー」 配信} 続編としては金銀以来、ナンバリングタイトルは本編では初となる。 それまでにお約束と化していたマイナーチェンジ版だったが、「BWではマイナーチェンジ版は出ない」というガセネタが流れたり、 前年の年末に大きな発表があると予想したらポケナガだったりとなかなか情報が出ないと思ったら まさかの続編という予想外の展開に多くの反響と憶測が流れた。 -教え技の復活 旧作の焼き直しが大半だったものの、例えばサザンドラの悪の波動+大地の力のように遺伝技でしか覚えない、 あるいは両立不可だった第五世代新ポケの技のバリエーションの増加及び組み合わせが可能になり、育成が簡略化した。 また既存ポケの夢特性と両立不可だった技の組み合わせも可能となった (例:マルチスケイルカイリューにばかぢから、あめふらしニョロトノにてだすけ)。 -ジョインアベニュー 通信、すれ違い通信をしたプレイヤーが客となりその客を招待、案内し自分のショップモールを作っていく施設。 BWでは入手困難だった木の実(努力値減少、能力アップ、威力半減)やタマゴ孵化短縮用の道具など、 対戦に不可欠な道具を入手できるようになった。 -孵化環境の改善 それまで確率が高まるもののランダム要素が存在した変わらずの石による性格遺伝が100%となった。 通常特性の遺伝も実装され、♀の特性と同じになる確率が高くなるよう設定された。 -夢特性の大幅解禁 後述のARサーチャーも含めて、第5世代ポケモンを中心に夢特性が大幅に解禁された。 BW1ではゲームクリアまで旧世代ポケモンが登場しなかったが、 BW2ではイッシュ図鑑が301匹に拡張されたことによってクリア前でも旧世代ポケモンが登場するようになった。 同日に配信されたARサーチャーでは一部の夢特性の解禁とフォルムチェンジしたトルネロス、ボルトロス、ランドロスが出現し、 ランダムマッチでも使用可能となっている。 キュレムのFCやその他禁止伝説の夢特性(ARサーチャー)も解禁されたが、一般対戦には影響が無いので省略。 -その他の主な特記事項・変更点 〇夢特性「いたずらごころ」が解禁されたレパルダスだが、先制ねこだましでダメージを与え、  以後は持ち時間いっぱいを使い、ひたすら猫の手でほえるやふきとばしを使い時間切れのTODや相手の降参を狙う、  他にもそらをとぶ+こうこうのしっぽの合わせ技でハメを狙うなど、タチの悪すぎる型が現れた。  対策はできない訳ではないが、コンボを崩されると切断するトレーナーも出るなど、その悪名はたちまち広がり、  第5世代を代表する害悪コンボとして名を馳せた。  流石に公式もこの事態を重く見たのか、第6世代からは猫の手で一部の技が出ないようにするなど処置されている。 〇「まるいおまもり」「ひかるおまもり」が初登場。孵化厳選・色違い厳選の難易度がより下がった。  好評だったためか次作以降にも続投している。 -6/23 ケルディオ解禁 -7/14 メロエッタ解禁 映画の前売り券の特典としてケルディオが、劇場内にてメロエッタが配信。 前年の反動か、今年は映画で幻のポケモンが2種類、一気に解禁される事となった。 特にケルディオは三闘と大きな関わりがあり、種族値合計も例年の幻ポケと違い彼らと同じ580となっている。 この事から幻ポケでありながらWi-Fi対戦で使用可能になるのでは?という説もあったが、後に「使用不可」と告知された。 -8/11 ゲノセクト解禁 第5世代最後の幻ポケモンであるゲノセクトが、BW2にて9月14日まで配信。これにより、第5世代の幻のポケモンが全て揃う事になった。 第4世代までは、幻のポケモンは映画に関連して1年に1種類ずつ解禁されていたのだが、 今年はどういうわけか1年で幻のポケモンが3種類も解禁されるという異例の事態となった。 なお、ゲノセクトはBW1では受け取る事が出来なかったので、図鑑を完全完成させるには必ずBW2が必要となっていたが、 2013年1月に行われた全国のポケモンセンターでの配布で、BW1でも入手が可能となった。 **2013 -6/28「改造アプリ」事件発生 第3者によりポケモンを外部ツールで作成して本体に送り込むことができるアプリが開発され、 ダウンロードランキングで1位になる事態が発生してしまう。 公式はこのアプリについて[[注意文>http://www.nintendo.co.jp/support/information/2013/0628.html]]を発表し、使用の禁止を呼びかけた。 -夏休み 夢特性ミュウツー&色違いゲノセクトの配布 毎年恒例、映画の特典は前売り券が夢特性のLv100ミュウツー、劇場配布が色違いの赤いゲノセクトとなった。
*ポケモン対戦史【第5世代】 本編タイトル:ブラック/ホワイト/ブラック2/ホワイト2 機種:ニンテンドーDS 連動タイトル:ポケモンARサーチャー 機種:ニンテンドー3DS [[ポケモン対戦史【第1世代】]] [[ポケモン対戦史【第2世代】]] [[ポケモン対戦史【第3世代】]] [[ポケモン対戦史【第4世代】]] [[ポケモン対戦史【第6世代】]] [[ポケモン対戦史【第7世代】]] [[ポケモン対戦史【第8世代】]] [[ポケモン対戦史【第9世代】]] ---- #contents ---- **2010 -&bold(){9/18 「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」 発売} 新たに156種類のポケモンが追加され、ポケモンは全部で649種類となった。世代別では第5世代が最多勢力となった。 -Wi-Fi、ワイヤレス、赤外線通信の強化・拡充 「Cギア」の登場で、ポケモンセンターに行かなくても対戦・交換等が出来るようになり、 さらには「ランダムマッチ」の登場で、気軽に対戦が可能となった。 ルールも整備され、禁止伝説の出場禁止、手持ちや持ち物の重複も禁止された、Lv50フラットルールとなっている。 特に赤外線通信は便利で、手持ちボックス問わずに交換が可能。 ちなみに前作にあったGTSはポケモンセンター内に設置され、もっと気軽に行けるようになった。 -ハイリンク、すれちがい通信の登場 他のプレイヤーの世界に入って冒険の手助けができたり、 下記のポケモングローバルリンクで仲良くなったポケモンを捕まえられるハイリンクが登場。 デルパワーを貰う事ですれちがい通信に生かすことも可能。 -ポケモングローバルリンク(以下PGL)、夢特性登場 本作と連動するWebサイト、PGLが登場。そこではイッシュ地方では貴重な道具であるきのみや、 PGL限定の特別な特性を持つポケモン、いわゆる「夢特性」を持つポケモンも前述のハイリンクに登場。 (「夢特性」という名称は第5世代時点から使われているが、ネットを中心に広まったもので公式名称ではない点に注意。  公式では「隠れ特性」という名称を使っている) 但し、PGL内で性別が確定、♀からしか特性遺伝が不可能と、厳選はかなり困難を極める。 加速バシャーモや日照りキュウコン等、夢特性の獲得によって見違えるほど強化されたポケモンもいる一方、 既存の特性と比較すると見劣りしてしまう特性を貰ったポケモン、 そもそも夢特性を貰えなかったポケモン(主に浮遊持ちや、ヌケニンなどの既存の特性ありきの個性を持つ種族)などもおり、 反応は各ポケモンの使い手で悲喜こもごもとなった。 ちなみに、内部データの解析により全ポケモンの夢特性は早い段階で解析されていたのだが、 中には第5世代中では解禁されず、次世代で解禁されてみると解析とは違う特性になっていたポケモンなども存在した。 有名なのが影踏みシャンデラ。当世代では未解禁で、次世代で夢特性がすりぬけになって解禁されている。 -トリプルバトル、ローテーションバトル登場 シングル、ダブルに次ぐ新ルールが設けられた。 トリプルバトルは一度に場にポケモンを3体横並びに出すルール。 ダブルと違い「攻撃範囲」という概念があり、多くの技は目の前かその隣にいる相手にのみ当たり、対角線上にいる相手には当たらない。 真ん中に出すポケモンはどこにも攻撃を当てられる代わりに集中砲火を浴びやすい、ポケモンの立ち位置を変えるコマンドがある、 一部の技は範囲を問わずどのポケモンにも攻撃できるなど、ダブルをより発展させた複雑な要素が多い。 ローテーションバトルは一度にポケモンを3体出すルールはトリプルと変わらないが、 1体が前衛、2体が後衛となり、基本は前衛同士の1vs1となる点が異なる。 常に控えが2体見えており、ローテーション後即技が出せるなど、シングルとはまた違った駆け引きが生まれるルールである。 -積み技の大幅インフレ からをやぶる、とぐろをまく、ちょうのまい、ふるいたてるなど、複数能力を上げる積み技が大幅増加。 同時に3つもの能力を上げるものが多いのも特徴である。 また、コットンガードなど能力を3段階上げる技も登場。 既存の積み技にも、特攻3段階上昇になったほたるび、回避率2段階上昇になったちいさくなるなど、効果が上がったものがある。 -技マシンの大幅変更、非消費化 前作までは技マシンは消費アイテムだったが、今作では秘伝マシンのように無限使用が可能になった。 さらには中身も大幅に変更され、ステルスロック、あくのはどう、りゅうのはどう等といった需要の高かった一部の技マシンは消滅した。 これに伴ってか、前作からポケモンにわざマシンを持たせて送ってくることができなくなり、BW内でわざマシンをそろえる必要がある。 -第5世代になって進化条件が変わったポケモン BWで環境が変化し、一部のポケモンの進化条件が変更になった。 ミロカロス…BWではコンデションが廃止になった事で、進化条件が「きれいなウロコを持たせて通信交換」に変更された。 リーフィア…イッシュ地方にはハクタイの森が存在しないので、「ヤグルマの森でレベルアップ」に変更。 グレイシア…イッシュ地方には217番道路が存在しないので、「ネジ山でレベルアップ」に変更。 ダイノーズ&ジバコイル…イッシュ地方にはテンガン山が存在しないので、「電気石の洞穴でレベルアップ」に変更。 -制限時間の導入 1試合ごとに最大60分の制限時間が設けられ、必ず勝敗が決するようになった。 -催眠の仕様変更 さいみんじゅつの命中が60に低下し眠りのターンも1~3ターンと減少、大幅に弱体化した。 これにより催眠を搭載した紙耐久アタッカーはほとんど見られなくなり、ある程度歯止めがかかったものの、 その反面、今まで催眠頼りで戦っていたマイナーポケモン達は大きな煽りを受けることになった。 またその催眠の弱体化により、重複催眠を容認する意見が広がりを見せ始め、 「催眠+吹き飛ばし」による「眠り撒き」という型が新たに研究されるようになった。 さらに後になると、引っ込めたポケモンは催眠ターンがリセットされることが判明。 「吹き飛ばしたポケモンは1ターン絶対に起きない」という仕様、 「2ターン眠ったポケモンは、吹き飛ばされると2ターン確実に起きない」といった仕様が発見された。 この法則を利用し「後攻催眠+強制交代技」で相手を嵌める戦術も確立された。 -ダメージレースから起点ゲーへ。役割理論の持ち直し 前述の殻を破るや蝶の舞といった高性能な積み技が登場したことで、これまでの火力インフレが更に加速。 一度でもこれら積み技を使われてしまうと流しすらも不可能になり、この時点で勝負が決まる。 そのためいかに積むタイミングを作るかが重視され、あくび連打や置き土産などで無理やり起点を作る戦法も取られるようになった。 これを防ぐため、絶対に積む隙を見せない、場に登場させないという、パーティぐるみで動きや選出を考える「釘付け」の概念が強くなってくる。 全盛期だったサイクル戦が困難になり、この状況は皮肉交じりに「起点を作って3タテするゲーム」と揶揄された。 しかしこのインフレと同時に、進化の輝石によるあり得ない耐久を備えたポケモンが一部登場。 パーティ全員で「受けきる」ことが再度可能となり、役割理論が若干の盛り返しをみせた。 -パーティ考察の躍進。型の画一化 第4世代は単体で強いポケモンそれぞれがその能力を活かして暴れまわるというケースが多かったが(今で言うスタンパ)、 5世代では研究も進み、ポケモン数匹による「コンビネーション」が非常に注目を集めるようになった。 具体的には、互いの相性補完に優れるナットレイとブルンゲルのループ、ひたすら交代技で負荷をかけ続けるハッサムと水ロトム、 欠伸を連打してドリュウズの起点を作るカバルドン、ガブリアスのサポートに電磁波を撒くバンギラスなど。 またこの頃からバトレボ時代に多く見られた「意表を突く型」、「変態型」が影を潜めるようになり、 どのポケモンも「テンプレ型」に収束していった。 これは型研究がされるにつれて、「本当に意表を突くだけで終わってしまう」という結論が示されていったこともあるが、 上記のような凶悪なポケモンや戦術が溢れ返るにつれ対策するだけで精一杯になり、遊ぶ余裕がなくなってきたという事情もある。 また、第5世代で登場したポケモンは「対戦を意識した」と言われるほどに極端な種族値を持つものが多く、 「テンプレ型しか作れない」と嘆かれることもある。 -その他の主な特記事項・変更点 〇ちらっと前述されたが「しんかのきせき」という持ち物が登場。最終進化・未進化以外のポケモンの防御・特防を1.5倍にする効果があり、  未進化ポケモンにも進化先とは違う耐久型としての道を開く画期的なアイテムとなった。  とりわけ相性が良いのがポリゴン2。  元最終進化だけあり高ステータス・弱点少数・再生回復持ち・火力もあるので挑発にも強い、と元々あった耐久型の素養が一気に開花。  対策を敷いておかないと突破困難になる耐久ポケとして台頭した。他にもサマヨールやラッキーなどとも相性が良い。 〇他に特記すべき持ち物に「〇〇ジュエル」がある。〇〇には各タイプ名が入り、全17種。  各タイプの攻撃技の威力を1回だけ1.5倍にする効果で、1回きりの使い捨てだが、こだわり系アイテムと違い行動を縛られない点が利点。  消費も簡単なのでかるわざや新技のアクロバットとも相性が良い。  お手軽に火力強化ができることから「持ち物に困ったらとりあえずジュエル」というトレーナーも多かったという。([[こちら>https://w.atwiki.jp/p649493386251151/pages/39.html#id_4341924c]]も参照)  だが第6世代以降はノーマルジュエル以外が入手不可になり、代わりに第7世代では似た効果を持つZクリスタルが登場した。 〇プラチナからフォルムチェンジが可能になったロトムだが、今世代からフォルムに伴いタイプも変わるようになった。  これによりカット・ヒートと現状固有タイプを2つ持つポケモンになり、おおむね耐性も優秀。  特にウォッシュロトムはメイン技の命中・威力が安定、弱点が草のみ、草結びも被威力20と一気に対策がしづらい一匹に変貌した。 〇メール系アイテムを持っていると、相手のトリックやすりかえが無効になる仕様になった。トリック妨害に有効。 〇レベル100の個体にも努力値を振ることが可能になった。主にレベル100で配信される事も多い配信ポケモンにとって朗報。 〇技「じばく」「だいばくはつ」は、前世代までは攻撃対象の防御を半分にしてダメージ計算をしていたのだが  今作ではそれが廃止され、実質威力が半減した。  このため主にダブルバトルでの使用者が減少、間接的に特性「しめりけ」も弱体化を食らう形になった。 〇今作はゲームを一度クリアするまで旧世代ポケモンが一切出現しない。  洞窟に入るとイシツブテやズバットが、ボロのつりざおでコイキングが釣れるなどといった定番要素も消滅。  クリアすると一部の旧世代ポケモンが解禁されるが、  多くの旧世代ポケモンは殿堂入り後に使える「ポケシフター」と呼ばれる施設で連れてくる必要がある。  但し、秘伝技持ちのポケモン、道具持ちのポケモンを連れてくることができない点に要注意。  このうち秘伝技については、大半のポケモンはBWに連れてきてから覚えなおす事が出来るのだが、  一部にそれが出来ないポケモンも存在する(なみのりピカチュウ等)。 余談だが、これまでのポケモンシリーズは、世代が変わるたびにハードも変えてきたが、 同じハードで2世代が発売されたのは、DPtHGSS→BWが初めてである。 ↑え?赤緑→金銀は…? ↑あれは一応GB→GBC 何?ほとんど一緒だ?カラー専用のソフトがあるからハードも変わったといえるだろう -乱数現象の解明 エメループ、Pt、HGSSと同様に、BWでも疑似乱数が解析され、 その結果旧作よりも非常に簡単に高個体値のポケモンを手に入れられることが発覚した。 難度は高くなるがPGL限定ポケモンでさえも例に漏れず、6Vやめざパ理想値というシロモノが簡単に入手可能になった。 //1秒単位(ギアOFF)とエメループレベルの精度(ハイリンク乱数)って事の差も一応 ネット上で方法が流布されると、乱数調整の認識も、また使用者も広がりを見せ、6Vメタモンを所持していたり、 手持ちのポケモンが全て色違い理想個体でめざパも完備、というのも珍しい光景ではなくなってしまった。 -11/5 PGLにてアルセウス配布 人気投票で1位になったアルセウスが、PGLにて2011年1月31日までの期間限定で配布が決定した。 映画配布のアルセウスと違い、自分のIDで捕獲できてニックネームを付けられる所が大きなポイント。 更に今作から前述の通りレベル100でも努力値を振れる仕様になった為、第4世代よりも活躍の機会が増えたといえるであろう。 ただ、「PGLにて自分のIDで捕獲できるレベル100のポケモン」という事もあり、 ストーリー最序盤に入手してしまうとゲームが一気にクリア出来てしまうという事態も起こりえた。 -11/10 「フリーフォール」が公式大会で禁止技に指定 ポケモンBWが発売されてからしばらくして、「フリーフォール」という技に致命的なバグが発見された。 だがしかし、販売された400万本以上のゲームソフトを全て回収するわけにもいかず、 苦肉の策として、「フリーフォール」を覚えたポケモンはWi-Fi対戦で使用禁止という措置がとられる事となった。 他にも、おしゃべりを覚えたペラップもWi-Fi対戦では使用禁止措置がとられている。 (これは「おしゃべり」で誹謗中傷される事への防止措置だと思われる) -11月中旬 ニョロコン騒動の勃発 11月上旬、PGLに夢特性を持ったニョロモ・ロコンが追加された。 2匹の特性は「あめふらし」「ひでり」といずれも強力なもので、発見と同時にバトルやGTS、交換スレ等であっという間に広がりを見せた。 しかしそんな中、1つの疑問が浮かびあがった。PGLで♀のニョロモ・ロコンを目撃した人が、てんでいなかったのである。 そのため「今いる遺伝技を覚えていたり、♀だったりする2匹は、全て改造産が元なのではないか」という疑惑が浮上した。 これによりポケモン界は「♀のいる、いない」により2分化され大きく荒れることになった。 いる派(所有者)は「GTSで手に入れた。人からもらった」と言うばかりで、「PGLで入手した」と証拠付きで言う者は現れなかった。 いない派も「これだけ探してもいないのだから、きっとPGLには♀がいないのだろう」という悪魔の証明しか出来なかった。 この間にも夢キュウコンを配布した人物のブログが2chの突撃を受けて炎上したり、 夢♀ニョロコンを使ったプレイヤーに放置や切断といった嫌がらせ行為が行われるなど事態は深刻な方向に。 公式サイトに事実を問い合わせた者もいたが、公式側の回答は一切なし。 そのため、本家WikiでもPGLに全てのポケモンに♀がいるのか、きちんと調査が必要ということになり確認作業が行われた。 結果、次々に♀発見の報告が相次ぐものの、ニョロトノ・キュウコンだけは最後まで項目が埋まることはなかった……。 これで白黒は付いたと思えたものの「超低確率存在派」が依然として粘りを見せ、議論が終わることはなかった。 数ヵ月後、PGLのメンテナンス明けに次ぎ、ニョロモ・ロコンの♀が発見され証拠画像とともに大量に報告された。 やっと事態は収束したものの、真相は結局うやむやのままになってしまった。 -11/24 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」発売 BWの攻略本。この本には期間限定で夢特性を持ったホウエン御三家のうち1体がもらえるシリアルコードが付属していた。 ♂固定でハイリンク経由・御三家のうち誰が出るかは引いてみるまで分からない仕様のため厳選は困難を極めたが、 強力な加速バシャーモを入手するには当時はこの手段しかなく、 廃人が御三家目当てで攻略本を買い漁った結果(中には数十冊単位で購入した廃人もいたとか)、 当攻略本が書籍売上ランキングの上位にランクインする珍事にまで至った。 軽業キモリはともかく、湿り気ミズゴロウを引いて涙したトレーナーも多かったことだろう。 だが環境入り間違いなしとも言える性能のポケモンを、書籍を使ったガチャ課金のような形でしか入手できなくしたのは ライトユーザーを中心に非難が噴出する結果にも繋がった。 と、年末は立て続けに夢特性絡みで騒動が起き、同年の零度スイクン配信と合わせて廃人にとっては慌ただしい1年となった。 **2011 この年に起きた東日本大震災の影響でWCS国内大会が中止になるなど、春~夏にかけて多くのポケモンイベントが自粛となった。 また、後述するように新たに解禁されたポケモンが存在せず、 この年に発売されたポケモン関連のゲームソフトもハード機種の転換期(DS→3DS)という事か 「スクランブル」「タイピング」「ポケパーク2」の番外編3作のみで、近年では珍しく動きの少ない1年となった。 その一方年末に異色のコラボといえる「ポケモン+ノブナガの野望」の発表があり大きな反響を呼んだ。 -夏休み 毎年恒例のポケモン映画ではVジェネレートを覚えたビクティニが前売り券の特典として配布された。 なお、この年は新たに解禁されたポケモンが1匹も存在せず、02年以降続いていた1つの伝統(?)がストップした。 -12/27 「ダークホール」が禁止技に指定 世界大会でダークホールを覚えさせたドーブルが猛威を奮っていたのは、前世代にも記載があった通り。 だが余りにも強すぎると判断された結果、ついにWi-Fiランダムマッチにおいてダークホールが禁止技指定される事となった。 大会禁止技が制定されるのはポケモン史上初。 ちなみにダークホールを覚えられるポケモンは、ダークライ(禁止級)とドーブルだけ。 元々ダークライはランダムマッチに出場できないルールなので、影響を受けるのは実質ドーブルだけとなる。 **2012 -&bold(){6/23 「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」 発売、「ポケモンARサーチャー」 配信} 続編としては金銀以来、ナンバリングタイトルは本編では初となる。 それまでにお約束と化していたマイナーチェンジ版だったが、「BWではマイナーチェンジ版は出ない」というガセネタが流れたり、 前年の年末に大きな発表があると予想したらポケナガだったりとなかなか情報が出ないと思ったら まさかの続編という予想外の展開に多くの反響と憶測が流れた。 -教え技の復活 旧作の焼き直しが大半だったものの、例えばサザンドラの悪の波動+大地の力のように遺伝技でしか覚えない、 あるいは両立不可だった第五世代新ポケの技のバリエーションの増加及び組み合わせが可能になり、育成が簡略化した。 また既存ポケの夢特性と両立不可だった技の組み合わせも可能となった (例:マルチスケイルカイリューにばかぢから、あめふらしニョロトノにてだすけ)。 -ジョインアベニュー 通信、すれ違い通信をしたプレイヤーが客となりその客を招待、案内し自分のショップモールを作っていく施設。 BWでは入手困難だった木の実(努力値減少、能力アップ、威力半減)やタマゴ孵化短縮用の道具など、 対戦に不可欠な道具を入手できるようになった。 -孵化環境の改善 それまで確率が高まるもののランダム要素が存在した変わらずの石による性格遺伝が100%となった。 通常特性の遺伝も実装され、♀の特性と同じになる確率が高くなるよう設定された。 -夢特性の大幅解禁 後述のARサーチャーも含めて、第5世代ポケモンを中心に夢特性が大幅に解禁された。 BW1ではゲームクリアまで旧世代ポケモンが登場しなかったが、 BW2ではイッシュ図鑑が301匹に拡張されたことによってクリア前でも旧世代ポケモンが登場するようになった。 同日に配信されたARサーチャーでは一部の夢特性の解禁とフォルムチェンジしたトルネロス、ボルトロス、ランドロスが出現し、 ランダムマッチでも使用可能となっている。 キュレムのFCやその他禁止伝説の夢特性(ARサーチャー)も解禁されたが、一般対戦には影響が無いので省略。 -その他の主な特記事項・変更点 〇夢特性「いたずらごころ」が解禁されたレパルダスだが、先制ねこだましでダメージを与え、  以後は持ち時間いっぱいを使い、ひたすら猫の手でほえるやふきとばしを使い時間切れのTODや相手の降参を狙う、  他にもそらをとぶ+こうこうのしっぽの合わせ技でハメを狙うなど、タチの悪すぎる型が現れた。  対策はできない訳ではないが、コンボを崩されると切断するトレーナーも出るなど、その悪名はたちまち広がり、  第5世代を代表する害悪コンボとして名を馳せた。  流石に公式もこの事態を重く見たのか、第6世代からは猫の手で一部の技が出ないようにするなど処置されている。 〇「まるいおまもり」「ひかるおまもり」が初登場。孵化厳選・色違い厳選の難易度がより下がった。  好評だったためか次作以降にも続投している。 -6/23 ケルディオ解禁 -7/14 メロエッタ解禁 映画の前売り券の特典としてケルディオが、劇場内にてメロエッタが配信。 前年の反動か、今年は映画で幻のポケモンが2種類、一気に解禁される事となった。 特にケルディオは三闘と大きな関わりがあり、種族値合計も例年の幻ポケと違い彼らと同じ580となっている。 この事から幻ポケでありながらWi-Fi対戦で使用可能になるのでは?という説もあったが、後に「使用不可」と告知された。 -8/11 ゲノセクト解禁 第5世代最後の幻ポケモンであるゲノセクトが、BW2にて9月14日まで配信。これにより、第5世代の幻のポケモンが全て揃う事になった。 第4世代までは、幻のポケモンは映画に関連して1年に1種類ずつ解禁されていたのだが、 今年はどういうわけか1年で幻のポケモンが3種類も解禁されるという異例の事態となった。 なお、ゲノセクトはBW1では受け取る事が出来なかったので、図鑑を完全完成させるには必ずBW2が必要となっていたが、 2013年1月に行われた全国のポケモンセンターでの配布で、BW1でも入手が可能となった。 **2013 -6/28「改造アプリ」事件発生 第三者によりポケモンを外部ツールで作成して本体に送り込むことができるアプリが開発され、 ダウンロードランキングで1位になる事態が発生してしまう。 公式はこのアプリについて[[注意文>http://www.nintendo.co.jp/support/information/2013/0628.html]]を発表し、使用の禁止を呼びかけた。 -夏休み 夢特性ミュウツー&色違いゲノセクトの配布 毎年恒例、映画の特典は前売り券が夢特性のLv100ミュウツー、劇場配布が色違いの赤いゲノセクトとなった。

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