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Phantasy Star Universe [失われた惑星]
第二章[隠蔽]　



　人間とは誰しも心の中に深い闇を抱えている。その闇は煙草の紫煙のように、ゆらゆらと漂いながら、天井まで昇って途中で消え去っていく。
その闇は、永遠に広がり続け光すら射さない内に、やがて明日と共に忘れていく。それはまさに、政府が我々にずっと隠蔽し続けた物と同じかもしれない。
そして、私はそれに触れる事で本当の意味を知る事になるとは思ってもいなかった。

　自己紹介をそれぞれ終わって。ゼルトが｢これで俺達はチームだな？まぁ、これから仲良くやろうや。｣と、訳の分からぬ事を言い出すと。
やれやれと、少し憂鬱な顔をしたカイルが、皆に向かって話し始めた。
　｢じゃあ、全員揃った所で始めてもいいかな？｣と懐から、一枚の大きな紙を取り出した。どうやら、どこの図面のようだが、色々と訳の分からない