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(01)282 『予知能力者』

最終更新:

papayaga0226

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高橋「飛び込むんなら、次の電車にしてよね。あたし、帰れなくなっちゃうから」
光井「・・・・・・・・・」
高橋「アラ、まあ!あなたの頭の中は、明日、学校でいじめられる事でいっぱいね」
光井「!!!」
高橋「そうよ、私はあなたの心の中が読めるの」
光井「あなたは・・・」
高橋「それだけじゃ無いわ。あなたの頭の中を占領してる、自分がイジメられているイメージを取り除いてあげる事もできるのよ」
光井は呆然と高橋を見つめる。








無表情の仮面の下で、怒り、泣き叫び、助けを求める光井の心の声が高橋の脳内に響く。
光井に名刺を差し出して、高橋が言う。
高橋「私がやってる喫茶店。よかったら明日、来ない?学校をサボって」
光井「学校を?・・・・」
高橋はホームに入って来た電車に乗る。光井は、その様子を無表情に見つめる。一分間の停車の後、発車するとのアナウンスがホームに響く。
高橋「あなたの頭の中を占領してるイメージはねぇ、未来のビジョンなの。あなたには予知能力があるのよ。」
光井「予知?」
高橋「明日を知る能力。いいこと、明日は変えられるのよ」
光井「あなたが、変えてくれるんですか?」
高橋「まさか!明日を知ってるのはあなただけ。自分で変えるんだよ・・・・・明日のあなたは、まだイジメられている?」
光井「・・・・・・・・・」
扉を閉めるアナウンスが入り、発車のベルが鳴る。
高橋「美味しいガレットの作り方、教えてあげる。料理・・・得意なんでしょ?」
ゆっくりと電車は走り出す。電車を見送っていた光井が、突然、走り出し、叫んだ。「あした・・・あした、必ず行きます」
電車は走り去った。切れかけた蛍光灯の下、ホームに一人佇む光井は泣きながら、微笑んでいた。

光井はすでに、ガレットの作り方を知った。明日を待たずして。



















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