◆2011年12月28日 エリー、もかがコミケ参戦のため上京してくることになり、「どうせならぷよ勢オフ会しますかー」という流れで決定した。 エリーの献身的な宣伝活動もあり、当日の参加者はなんと10人を数えた。 エリー、もかの他にも、帰省のついでに来た北海道勢なでがたハウス、元ロビー06勢のきの、L字厨のMockun等、レアメンバーの参加も相次ぎ、大盛況となる。 16時頃ミカドに集合し、アーケードぷよ通の対戦を皮切りにオフ会はスタートした。 会社員勢はこの日、仕事納めの者もおり、16時からの参加が叶わないむにむにを始め、何人かは夕飯からの参加の予定になっていた。 19時過ぎにむにむにとMockunが本隊に合流し、事前表明をしていた全員が集合を果たし、腹を空かせた一行は焼肉屋へ向かった。 事前の参加表明では全員が来れば10人の予定となっていたものを、むにむにの「どうせキャンセルする奴がいるんだろ?」という穿った思考のもと、8人で予約していた店に入店、当然のことながら、2人が席からはみ出てしまうというハプニングが起きることは自明であった。 最後に入店したのはなでがたハウスとMockun、この二人がハプニングの被害者となる。 なでがたハウスはソファー席を詰めてなんとか座ることが出来たが、Mockunの席は無かった。 主催のエリー、もか、むにむには早々に席に陣取り知らぬ存ぜぬの素振り。正に外道である。 しかしMockunは自ら店員を呼び、椅子の催促を敢行。本線厨らしからぬ素晴らしい催促で、椅子はすぐに到着、背もたれのない椅子ではあったが、何とか席を確保することが出来た。 何とか席を確保した一行はメニューを眺め始めた。 むにむにの予約は「席のみ」であり、飲み放題、食べ放題は付いていないものであった。 次の日のコミケ参戦勢や仕事勢がいたことから、酒は飲まないつもりで予約したむにむにであったが、ふぐたの「焼肉屋で酒飲まないなんてありえないだろう」という実感のこもった言葉に象徴されるように、コミケ参戦勢も当然のように生を注文。 終わってみれば生3杯を空ける普通の飲み会ペースになってしまった。 飲み物の注文を全体で済ませた後、テーブル席二つに分かれたぷよ勢は各々のテーブルで肉を注文を始めた。 最初に飲み物が到着。 主催のエリーに乾杯の音頭をとるよう催促したむにむにであったが、エリーが困窮の末にした挨拶は「じゃあ、えーとかんぱい!」という何とも期待外れのものであった。 酒を飲み始めた一同。しかし何かが足りない。そう、肉だ。 目の前に横たわる七輪はその「肉を焼く」という果たすべき使命を果たさず、その熱気のみを我々に向けてくる。 熱気に中てられた一同は酒が進むが、肝心の肉がなかなか来ない。 ようやく運ばれてきた最初のメニューは、一同を混沌に突き落とす「やみつきキャベツ」であった。 「やみつきキャベツ」をバリバリと食べる音だけが響く。 「うまいけど、肉が食べたい…」 誰かが呟いたその瞬間、肉の盛り合わせが届く。しかしこれは片方のテーブルのみであった。 キャベツだけが置かれたテーブルを囲む4人、打開策、ふぐた、もか、むにむにはキャベツを肴に酒をあおるだけのなんだかよく分からない状態に陥る。 ここでむにむにがもかに予め用意していたプレゼントを手渡した。 ラブプラスの入浴剤と「ときわ町⇒熱海」の切符型キーホルダーである。 もかは大いに喜び、その日宿泊したホテルで早速入浴剤を使用したらしい。 その後、ようやくキャベツテーブルにも肉が供給されるようになり、楽しい歓談と焼肉が続いた。 ぷよの話はあまりしなかった気がするが、ぴあかすの話やアスカの話、アンサガの話など、共通項を多く持つ者同士らしく、会話が途切れることはなく、他の客にも負けず大変盛り上がった。 楽しい焼肉はあっという間に2時間を経過し、宴もたけなわとなった一同はデザートを平らげ、店を後にした。 もかは明日のコミケ参戦があるためここで離脱、残りは再びミカドにもどることになった。 ミカドでは、ほろ酔いぷよらー達によるぷよ対戦が始まった。 夕飯からの参加で16時からの対戦会に参加していないMockunのぷよモチベは凄まじく、通常負け抜けがルールのアーケードであるにも拘らず、席についたMockunは大量に両替した数十枚の50円玉を筺体にぶちまけた。 その姿は「動かざること山の如し」であった。 この日のMockunのぷよは酒の力を借りていたためだろうか、いつも以上に止める技術が冴えわたり、打開策との「NO本線対決」「1連鎖の応酬」は、観る者の頭上に大量のクエスチョンマークを浮かばせた。 全員が「えっ、何それ!?」と動揺した、Mockunの全消しでも何でもないNO LOOK速攻4個消し3連鎖をまともに受けた打開策が放った「今のは上手い」は後世語り継がれる名言となるかもしれない。