<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?><rdf:RDF 
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xml:lang="ja">
  <channel rdf:about="http://w.atwiki.jp/pero373/">
    <title>いぁる＠wiki</title>
    <link>http://w.atwiki.jp/pero373/</link>
    <atom:link href="https://w.atwiki.jp/pero373/rss10.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
    <atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.appspot.com" />
    <description>いぁる＠wiki</description>

    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:date>2010-09-23T20:53:17+09:00</dc:date>
    <utime>1285242797</utime>

    <items>
      <rdf:Seq>
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/27.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/26.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/25.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/24.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/23.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/22.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/21.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/20.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/19.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/18.html" />
              </rdf:Seq>
    </items>
	
		
    
  </channel>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/27.html">
    <title>第十話　野球とバレーと先輩と</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/27.html</link>
    <description>
      男と男の意地のぶつかり合い、そう球技大会
女子にカッコイイところを見せるべく、全校生徒の７割ぐらいが熱くなる大会

そして我が悪友も例外ではなく。

―――――――７日前

「瑞季にかっこいいところ見せるから、手を貸せ、御陵っ」
「はぁ・・・」

というわけで、渋々クラス対抗の野球大会に参加することに
去年もそうだったのだが、どうにも目立つところは苦手だ

「ポジションは…当然ピッチャーは俺で…」

こうして、椋の作戦会議が始まったわけだが・・・
野球部もうまく散っているわけで、どこのクラスにも勝機はある模様

「御陵はどうする？」
「サードなら守れるぞ、去年もそうだっただろうが」
「んじゃー、野球部ズは、外野固めるとして…ファーストはやっぱ経験者だよな」

――――――――時は戻り現在

「解ってるなお前ら…女子にモテたきゃ活躍しろっ」
「「「おおーっ」」」

ほんと元気だな、こいつら

とりあえず、午前の２試合だけでも勝たないとな
この試合が終われば綾の様子でも見に行こうか

―――――――プレイボール！

「俺の魔球、打てるもんなら打ってみろっ」

小中と野球部に所属、高校スカウトからも声がかかったほどの椋
流石のピッチングで、野球部&quot;以外&quot;を完ぺきに抑えている

「相変わらず、運動は得意なんだな」
「&quot;は&quot;ってのはどういう意味だよっ御陵っ」

キンッ
野球部主将の打球はこちらに向かってくる

「・・・っ！」

サード線の打球をダイビングでキャッチし、１塁に送球する

アウトォッ
キャーッ

「ナイスプレイ、御陵」
「おう」
「にしても…なんでお前だけ黄色い声援が・・・」
「なんのことだ？」
「よりにもよって…お前なんだよなぁ…」

――――――――

「ふぅ、何とか１勝目だな」
「おう、俺も３失点でなかなかの好投だったろ？」
「ああ、次も期待してるぞ」
「次は瑞季もくるっぽいしなっ」

ここまで熱い椋も久しぶりだなぁと思いつつ
綾たちのいるグラウンドへ向かう

「女子はバレーボールだったな」
「おう、１年は瑞季無双だろうよ」

第２グラウンドでは女子のバレーボールの大会が繰り広げられている
向こうのほうで…美崎先輩が    </description>
    <dc:date>2010-09-23T20:53:17+09:00</dc:date>
    <utime>1285242797</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/26.html">
    <title>第九話　ロシアとお前とボルシチと</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/26.html</link>
    <description>
      「晩飯、どこで食う？」
「そうですねー…うーん、いつもの定食屋さんでいいんじゃないですか？」
「ん、あのボルシチとか置いてある店？」
「ですです」
「ああ、いいぞ」

―――――――――

まるでタイムスリップしたかのような、和の店舗が一つ
ビル街の中の異端児の様なそのたたずまい

定食屋「ろし亜」

知る人ぞ知る、&quot;ボルシチの美味しい定食屋&quot;なのだ

「いらっしゃい、綾ちゃんに、御陵君か。デートかい？」

金髪に、山の様な体格
彼こそが店長の&quot;レオーン・イワノフ&quot;である

「デ・・・デートなんかじゃないですよぉっ」

顔を真っ赤にして抗議する綾

「まぁなんだ、とにかく座りな」

適当な席に座る

「ほれ、サービスのボルシチだ」
「ああ、どうも」
「えへへ、ここのは美味しくて大好きですっ」

綾は基本、好き嫌いは無い
好きなものはカレーにハンバーグ、あとヌメヌメしたもの

まるで小学生だ

「注文は、いつものでいいのかい？」
「えーと、そうですね」
「私もそれでお願いします」

淡々とした態度で接客する店長

「綾ちゃんは大盛？」
「きょ…今日は普通でいいですよぉっ」
「へいへい」

―――――――――――――

妙に俺よりも、ご飯が多い感じのする綾のお茶碗

…まぁそんなことより
エビチリにボルシチにスープカレー

本当に何でも出てくるな、この店は。

「御陵君、御陵君」
「ん？」
「エビチリ一口だけ・・・」
「またか。」

――――――――――――

帰り道、さっきまで元気だった綾の様子がおかしい

「どうした？」
「…思い出してしまいました」
「うん？」
「明日は…」
「明日は？」
「球技大会じゃないですか…」
「ああ」

説明しよう
普段は天真爛漫な癒し系少女、綾だが、年に数回異常にネガティブな時がある
そう、体育会系イベントだ

「また、椋と応援に行くし・・・な？」
「でも・・・綾は運動苦手ですし・・・」
「いや、な？その代わりお前は料理とか掃除が得意じゃないか、な？」

口をとがらせてぶつくさ言っている綾。
…なぜだろう、珍しすぎて笑いそうだ

「ぶー」

そうこう言っているうちに、    </description>
    <dc:date>2010-09-23T20:51:37+09:00</dc:date>
    <utime>1285242697</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/25.html">
    <title>第八話　正統派といちゃいちゃとカチューシャ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/25.html</link>
    <description>
      「御陵君っ私、あの映画が見たいんですっ」

指さされたのは、なんとロボットアニメ。
バーチ○ロンといい、どうにも綾は男の子向けの遊びやアニメを好む

「&quot;超世紀ヱヴァンデスクズモトリヲン・滅&quot;…まぁ、俺も少し気にはなっていたが…」

――数十分前

待ち合わせは公園の時計の前、とかそんなシャレたデートの様なものでもなく。

直接俺が、家に出向く
ピンポーン

ところが出てきたのは、美紀さん

「あら、御陵君、ごめんね～、綾、まだ準備できてないの」
「それなら、また後で・・・「ウチで待ってなさいな」

遮るように、美紀さんの声につぶされる

「え…いや…」
「はーい、いらっしゃーい」


もはや俺の定位置となっている食卓の右端の席
…このウチの子になっちゃおうかな

「いつものお紅茶でいいかしら？」
「あーいや…綾、来たらすぐに出ますし…」
「どうせ、後３０分はかかるわよっふふっ」

なんで楽しそうなんだ…？


「それで、旦那さんったら忘れてたのよぉ…」
「はぁ…で、ヘソクリを没収したと。」
「そういうことね♪」

サラッと怖い会話を聞きつつ、紅茶をすする
もう、慣れてきたのだろうか、唖然とすることも少なくなってきた

そうこうしているうちに、バタバタと慌ただしい音が近づいてくる

「お待たせしましたーっ」

トレードマークのリボンが、今日はカチューシャに変わっている
まぁなんでもいいが少し気になった

――――――――――

予想以上に中身があり、次回が気になるなぁと思いつつ劇場を後にする

ふと、携帯が震える

「すまん、ちょっと待っててくれ」
「あ、わかりました～」

着信は…瑞季ちゃんか

「もしもし？」
「調子はどうッスか？デート」
「デートって…なんでデートなんだ？」
「あーいや…なんでもないッス」
「…で、なんの用？」

どうやら、今日の綾の服装をコーディネートしたのは瑞季ちゃんらしい
で、いつものリボンよりカチューシャのほうが似合うとなったわけか

「で、綾のそのカチューシャについて何か触れたか、と。」
「そういうことッスね」
「触れてない。」
「まぁ期待はしてなかったッス」
「どういう意味だよ」

そ    </description>
    <dc:date>2010-08-26T21:29:31+09:00</dc:date>
    <utime>1282825771</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/24.html">
    <title>第七話　別れとフラグとロリコンさん？</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/24.html</link>
    <description>
      「奈々子が参りに来るのは、去年の盆以来か」
「うーんと、お正月はお兄ちゃんが帰ってきてたから…そうかな？」

奈々子が向こうに帰る日、俺たちは両親の墓参りに来ていた

「さて、今日はどこ行く？」
「んー、公園行きたいな」
「公園？」
「うん」

おそらく、宿木中学の近くの公園のことだろう

両親と俺と奈々子が最後に一緒に居た場所だ
奈々子は覚えてないだろうけど、どうなんだろう、覚えているのかな

まだ幼稚園にもなってなかったんじゃないか・・・？

「&quot;あそこ&quot;に行くとね、ぼんやりだけど思い出すの」
「・・・そっか」

――――――――――――

長い坂を登ると、中学校のすぐ近くに大きな公園がある
小さな丘の様な所に立っているそこは、吹き抜ける風が心地いい

「俺でもまだ…小学生のころか」
「？」
「いや、そのころから奈々子に寂しい思いさせてるんじゃないかな、ってな」

ずっと思っていたことだ
奈々子に寂しい思いをさせているんじゃないか、と

親戚の家に居るから、とかじゃない。
肉親だから、というものがある

「寂しくないよ」
「え？」
「奈々子には、お兄ちゃんがいるからっ」

弾けるような笑みでこちらに笑いかけてくれる
この、辛気臭い空気を吹き飛ばすかのように

「そうか…そうだな」

ぎこちない笑みをこちらも返す

「ねぇお兄ちゃん」
「うん？」
「また、&quot;あそこ&quot;で写真撮りたいな」
「・・・ああ」

――――――――――――

樹齢何年なのだろう、巨大な、とても巨大な大木
今までずっと、この街を見守り続けてきたのであろう、老樹

「おっきぃね、お兄ちゃん」
「ああ、いつ見てもな」

吹き抜ける風に揺られる葉
その横で揺れる奈々子の髪

「んじゃ、そこ立ってな、写真撮るから」
「駄目っお兄ちゃんも一緒にとるのっ」
「えー・・・」

仕方なしに、傍を通りかかった散歩中の人に頼む

「はーい、それじゃ、撮りますね」

――――――――――

早いものでもう、電車の時間だ

「それじゃ、気をつけて帰れよ」
「うん」

駅のホームまで見送りに入る

「今度は俺が、そっちに行くか」
「うん、待ってるねっ」
「ああ」    </description>
    <dc:date>2010-08-18T23:50:42+09:00</dc:date>
    <utime>1282143042</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/23.html">
    <title>第六話　兄と妹と微妙な関係</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/23.html</link>
    <description>
      そう、春の連休
それは学生たちが新たにできた友達と共に交流を深める日。
新しく入部した部活に精を出す日

…そんななか俺は

妹といました。

「お兄ちゃんっ見て見てっ」

水族館に来てみたものの。
オオサンショウウオに驚いたぐらいで、そんなに…
とにかく、妹は一人隔離されたこのマンボウに夢中なようだ

「マンボウって不思議だよね？お兄ちゃん」
「まぁ…言ってもそこまで不思議か？」
「だってすごく薄いのに、なんというか…」
「そこまで薄かったけ…？」

で、いざ見てみると。

「「薄っ」」

――――――――

１通り回り、お昼ごはんも兼ねて一休み

「そういえば、亜瑠姉さんは元気にしてるのか？」
「うん、でも相変わらずかも、奈々子も最近会ってないし」
「…そうか。」

亜瑠姉さんとは誰か。
みなさまの疑問に答えなければならないであろう

華咲　亜瑠（はなさき　ある）、もう２５歳になる俺のいとこ
正直言って少し苦手でもある

何故かって？
性格がすごく冷めているというか落ち着きがありすぎるというか…

本人に内緒で、「ブリザードの眼の持ち主」と呼んでいる

あの冷たい目線が…癖になるわけ…がない。
なってるやつは変態だ、なら既に「い」から始まる奴は変態ということだ。

「虎狼さん…なんで亜瑠姉さん選んだんだろうな」
「どういう意味？」
「いや…奈々子には少し早かったな」
「？」
「なんでもない」

しまった。
立て続けに新キャラじゃないか

華咲　虎狼　（はなさき　ころう）さん。
亜瑠姉さんの旦那さんで、気のいい人だ

よく言えば、愛妻家なんだが…
もはや危ない域というか…いやまぁ…みなまで言うまい

すごくいろんな意味で危険な人だ。
体内の９９％が亜瑠姉さんで埋め尽くされている人だからな

黙っていれば２枚目、亜瑠姉さんが絡むとストーカー、まぁ黙っていれば２枚目なんだ…うん…

「黙っていればなぁ…」
「…どうしたの、お兄ちゃん？」
「悲痛すぎて心の声が漏れただけだ、なんでもない」
「ひつう？」

ぐっ…無垢な子この表情…

「な…なんでもない、そろそろ行くか？」
「うん、お兄ちゃん…なんか変」
「…そうか？」
「う    </description>
    <dc:date>2010-08-13T20:38:38+09:00</dc:date>
    <utime>1281699518</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/22.html">
    <title>第五話　ギターと立場と恋する乙女</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/22.html</link>
    <description>
      こんばんわ、鶴留　美紀ですっ☆

…いい年のオバさんが調子に乗りすぎたかしら？

今回はサイドストーリーということで、私がナレーションで進めちゃうのね？


えーと、今回は…あら？ヒロインのはずの綾を置いといて部長の天音ちゃんのお話なの？
んー…娘の恋路を応援する親としては複雑だけど…まぁ面白かったらいいかしらね

泥沼の三角関係…うふふ…うふふふふふ…

あっといけない…それじゃぁいってみましょうかっ

―ギターと立場と恋する乙女―

「連休前の練習ですけど、実家から妹が来るので、部活、休みますね」

昨日聞いてたはずなのに、妙にがっかりしてしまう…そんな私、美崎　天音は軽音楽部部長。

１８歳、彼氏いない歴１８年

実は高校生になって初めて気になる男の子が一人。

そう、同じ軽音楽部、１つ下の古林　御陵君。

「あーあ…古林君、おやすみかぁ…」

思わず口に出てしまう

どうして古林君なのか？
それは、彼が軽音楽部に入部してすぐに遡ったり・・・

――――――――――

「えーと…一応、ギターは経験あるんですけど…アコギしか触ったこと無くて…」
※アコギ　アコースティックギターの略

「それじゃ今度、楽器屋さん、覗きにいこっか？」
「あ、お願いします」

このころの御陵君は、少し不愛想な子としか思ってませんでした
何事にも関心がないような…妙に妹さんの話をするときだけ元気になってたけど。


彼に惹かれはじめたのは、この後のこと…

―――――――――――

今度、春の初ライブがあるので、その大道具を運んでいたとき

「手伝いましょうか？先輩」

声を掛けてくれたのが古林君でした

「え…いや…」
「どこに運ぶんですか？」

私から荷物を奪うと古林君は少し笑いながら聞いてくれた

「じゃ…じゃあ部室にお願いできるかな？」
「了解です」

ベニヤ板３枚を背負い、右手には工具箱（ここ２年ぐらい整理されてないやつ）、左手に釘が大量に入った箱を持っても平然としながら歩き出す古林君

「ここで、いいですか？」
「あ、ありがとう」

今日は、一年生は部活が休みって言ってあったのにどうしてだろう
そんな私の心を読んでか、古林君が言う

    </description>
    <dc:date>2010-08-06T21:19:09+09:00</dc:date>
    <utime>1281097149</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/21.html">
    <title>第四話　シスコンと兄貴と思い出</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/21.html</link>
    <description>
      連休を前に今日も軽音楽部で部活動
放課後の練習も終わり、校舎を出て、校門の前と来る

「ヴァーッ疲れたぞォォォォッ」

椋の叫び声が学校の玄関に響き渡る

「ふふ、お疲れ様です、椋君」
「椋…じゃなかった石渡センパイは、サボりすぎだからそういうことになるんスよ」
「いやー…まじで、先輩にエラい怒られたかんなぁ…」

とほほ。といった様子で椋がため息をつく

「そういえば、御陵の奴、今頃、奈々子ちゃんに会ってる頃かな」
「んーと、６時に着くそうですから、もう会ってるはずですね」

そう、ここには古林　御陵はいない
彼は今…駅に居た

――――――――――

「おにーちゃーんっ」

小さな体でめいいっぱい手を振る少女の影
その影が徐々にこちらに近づいてくる

「うん、元気そうだな」

少し安心した気分で影のほうへと向かう

「一人で来れたよっお兄ちゃんっ」
「偉いな、奈々子は」

くしゃくしゃと頭を撫でてやる

「腹減ってないか？」
「うーん…ちょっと減ってるかも」
「じゃぁ飯食いに行くか、何がいい？」
「んーとね、奈々子ね」
「？」

少しの間があった後、奈々子が言う

「お兄ちゃんが食べたいっ」
「・・・はぁ！？」

思わず聞き返す
最愛の妹からとんでもない言葉が飛び出てきたのだから

周りの人がヒソヒソと何か、噂話をはじめたように感じるのは俺だけか？

「あーっ違うのっ、奈々子ね、お兄ちゃんの手料理が食べたいの」
「ん・・・それなら・・・いいんだがな」

顔こそ平静のままだがその他、体中の汗がすごいことになっていた
ここにいちゃまずい、早く移動せねばならぬ

「それじゃ…兄ちゃんの家、行くか」
「うんっ」


―――――――――――――

とは言っても俺の料理のバリエーションなぞ、一般の主婦の方々に比べたら残念な数しかない
奈々子…何食べたいのかな

「奈々子は何、食べたいんだ？」
「んっとね、お兄ちゃんが作ってくれたら何でもいいよっ」

一番困る回答が飛んできた、まぁありがたい回答でもあるが。
んー…奈々子が好きな食べ物だと、ハンバーグが無難かなぁとか。

「じゃ、ハンバーグなんてどうだ？」
「奈々子、それ食べたいっ」    </description>
    <dc:date>2010-08-04T22:18:36+09:00</dc:date>
    <utime>1280927916</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/20.html">
    <title>第三話　部活と後輩と憧れのあの人</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/20.html</link>
    <description>
      そういえば言ってなかったな
俺、古林御陵は軽音楽部に入部している

入部している、というより綾に引きずり込まれたという感じか。
どうやらアニメの影響らしい、ひらがな４文字の罠だな。

で、妙に埃っぽいこの部屋は軽音楽部の部室
３年生５人に２年が俺と綾と椋、さぁさぁ頑張って１年生を集めなければ。
このままじゃ３年生が卒業してしまうとバンドもままならない

言い忘れていたが俺はギターパートを担当している
…昔、親戚の家で練習しておいてよかった。

まぁしかし、今は…それどころではないのも事実。
何とかして美紀さんの誤解を解かねば…

「どうしたものか…」
「どうしたんスか？センパイ？」

俺の声に連動するかのように後ろから声が…っていぃ！？
急に後ろから抱きつかれる

「み…瑞季ちゃんっ！？」
「いやーセンパイの背中は大きくていいっスよねぇ」

ショートカットの少女
というか顔と胸のふくらみを見ない限り男の子と間違えてしまいそうだ
ボーイッシュなんてもんじゃないこれはもう「男勝り」だろう

「はいはい、離れて離れて」
「ちぇー…いいっスよねぇ綾センパイは…」
「なんでだ？」
「だってぇ御陵センパイの体を触り放題っスよ？」

妙に特徴のある喋りかたからとんでもない発言が飛び出る

「あのな…何度も言うが、俺と綾はそういう関係じゃないから」
「傍から見ればそう言う関係っスよ、セ・ン・パ・イっ」

んー…やっぱそう見えるんだろうか…
どうにも意識はしてしまうけど…好きって気持ちが俺にはよくわからない

「そう…なのか？」
「はぁ…綾センパイは苦労しそうっスねぇ…」

そもそもどうして綾なんだ…？
うーん…わからん、謎だ、どうしようもない。

「…そもそもなんで綾なんだ？」
「えー…流石に…いや…御陵センパイだし…」

瑞季ちゃんがちょっと引いた。
…なんでだ？

「御陵センパイって妙なところで朴念仁っスよね」
「そうか？」
「そうっスよ」
「・・・」
「・・・・・・」

…妙な間ができる

「で、どうしたの？瑞季ちゃん」
「えーと入部を前提に部活見学ってやつっス」
「おお、なら早速活動の様子を…と言いたいところだが生憎、今は俺しかいないんだ」
「ど    </description>
    <dc:date>2010-08-03T21:28:54+09:00</dc:date>
    <utime>1280838534</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/19.html">
    <title>第二話　妹とカレーと板ばさみ？</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/19.html</link>
    <description>
      入学式が終わり放課後になって綾と一緒に図書室に向かう

椋は瑞季ちゃんと一緒に先に帰ってしまった

「資料室にあるダンボールに入った本をとってきたらいいんだな？」
「はい、なので御陵君は本探し頑張ってくださいね、私はすぐ終わると思うので」
「ああ」

とは言ったもののそういうわけにはいかないのだ
数分で終わりそうなものを数十分にするのが綾

仕事は早いほうなのだが…妙なところで抜けていることが多い
特に他人に何かしてあげるときはしっかりしているのだが自分のこととなると…
まぁこれも遠まわしに他人に何かしてあげることになるんだろうが…何か微妙な線引きがされているようだ

「やっぱり俺が行こう、力仕事だしな」
「ああっ駄目ですよ！私が行きますからっ」
「いいから待ってろって」

なんとか綾を抑え３階もある資料室に向かう
どうして３階建てなんだろうか、まぁ圧倒的な本の数だがここまでしなくてもいいと思う
こんなところに綾が行けば、ダンボール箱を見つけるだけで常人の２倍は時間をかけるであろう

「ほんと…世話焼きというか何というか…」

そうブツブツ呟いていると・・・そこに奴はいた。

カビでも生えてそうな着物姿、明らかにこの学校の関係者ではない
整った顔立ちと鋭い眼光を放つその目は目の前に開かれた書物に向けられている

「・・・誰だよ」

思わず一言漏れてしまう
本を読んでいる男はそれに気づき顔を上げる

「エロスを語ろうとする割には直接表現を避ける。滑稽だとは思わないかね」
「・・・失礼しました」

危ない人だ。と思いその場を逃げ去ろうとする
あったあったこのダンボールを下に持っていけば俺の勝ちだ
さぁ急げ俺、この男に関わったらすこぶるまずいと本能が告げている

「私は名をかくりごとしろしめすおおかみという。」
「かくりごとしろ・・・は？」

一瞬の間。・・・っていうか怒ってないかコイツ

「まぁ、陳腐にいえば縁結びの神だ」

悔しそうな顔というより嫌そうな顔といったほうが適切か

「・・・で、その縁結びの神様が一体何の用なんだ」

本を閉じ窓際から近づいてくる

「貴君ととある女性の仲を取り持とうと思っている。申し訳ないが、協定に反するので相手方の名は明かせない    </description>
    <dc:date>2010-08-02T22:03:53+09:00</dc:date>
    <utime>1280754233</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/pero373/pages/18.html">
    <title>第一話　悪友と彼女と朴念仁</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/pero373/pages/18.html</link>
    <description>
      鶴留家を出て数分、十字路につく

当然ながら男女共学の宿木高校なわけだがやはり男女２人が一緒に学校に行くとなると話題にもなる…はずなんだが。

いかんせん、俺にも綾にも問題があるのである

俺の場合・・・どうにも女性が苦手なのだ
少し触れるだけで壊れてしまいそうに見えるのだ
おかげさまでほとんど女子とは喋らない

良く言えば女の子に優しい、悪く言えばただのヘタれ。そんなところか


綾の場合、キャラを作っているわけでもなく、まさに天然というべきなのだ
持ち前の元気と明るさ、その可愛さで男女ともども癒し系として人気なこの&quot;鶴留　綾&quot;
しかしながらそのあまりにも度が過ぎる天然発言は校内でもヤド高７不思議といわれている

かつてさまざまな男子に告白されること十数回、「付き合ってください」といわれると「どこへ？」とすべてそう聞き返したそうだ
当然どうしようもなくなった男子はみな綾の前から逃げ去るのである


こんな２人が一緒に学校に来ているところで誰も交際しているとは思いもしないわけだ
それでも、最初のほうはそういう噂もたったけれども。


「で、だ」
「どうしました？」
「瑞季ちゃん、入学したんだよな？ウチに」

&quot;新藤　瑞季&quot;（しんどう　みずき）ちゃん、１コ下の女の子
顔と胸のふくらみが無かったら男の子と間違えそうな子だ

ボーイッシュ・・・というより男勝り・・・かな

「はいっ楽しみです…瑞季ちゃん、しばらくぶりですから」

何があったか俺もよく知らないが綾は瑞季ちゃんに慕われている
決して姉御肌でもないし…むしろ瑞季ちゃんのほうが姉御肌なんだがな（たはは

「お・・・来た来た」
「おーっす、御陵、綾ちゃん」

勘違いしてはいけない、こんな奴が瑞季ちゃんなわけがない。
このノリの軽い男は&quot;石渡　椋&quot;（いしわたり　りょう）、俺の悪友にして宿敵。
黙っていれば２枚目なんだがこのノリのせいだ、周りからは３枚目と認知されている

「えらくご機嫌だな」
「ま、瑞季が入ったからなー、これで毎日スイートライフだ」
「これでうっかり女の子にちょっかいかけれなくなっちゃいましたね」
「いやいや、綾ちゃんの心配には及ばないっ俺の浮気性は瑞季も知ってるから何ら問題ないさ」

この色男、なん    </description>
    <dc:date>2012-08-20T17:56:42+09:00</dc:date>
    <utime>1345453002</utime>
  </item>
  </rdf:RDF>
