PETRI MF-1

「PETRI MF-1」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

PETRI MF-1 - (2016/11/05 (土) 07:48:03) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1.jpg) MF-1 銀モデル(写真提供 怪鳥様)銀色の部分も樹脂製。 #image(20D29550.jpg) #image(20D29553.jpg) |レンズマウント|M42スクリューマウント 自動絞り| |シャッター|一軸不回転ダイヤル 横走行ゴム挽き布幕フォーカルプレーン B・1~1/1000| |重量・大きさ|132.9x89.5x50mm(ボディ) 450g| |価格|¥45,800(50mmF1.7付)| |発売|1976年?月| マウントをそれまでのスピゴット式からM42スクリューマウントに改めるとともに、思い切った小型軽量化を図った意欲的なモデル。 元ペトリカメラの技術者の証言によると3ヶ月という短期間で開発されたものだという。 M42マウントの一眼レフとしてはトップクラスの小型軽量機。ペトリカメラ最後の一眼レフとなった。TTL絞り込み測光で、測光ボタンは回転させることでロックすることができる。露出計は定点合致式。 バリエーションとしては、ボディの仕上げがブラッククローム仕上げのものとシルバークローム仕上げの物が存在 するが、シルバークローム仕上げはめったに見かけない。ブラッククローム仕上げのカバーはアルミ製なのに対し、シルバークローム仕上げの物は樹脂製。 この他、巻戻しクランクが、前期生産型のそれが円筒形なのに対し、後期のものは下半分がすぼまった形状となり、クランクハンドルの幅もやや狭くなるなどの変化がみられる。また、取り外し式のホットシューには、PETRIのロゴが入ったものとそうでないものがある。 [[PETRI MF-1形態分類表]] 後玉の突出量が大きいことで知られるAUTO YASHINON DX50mmf1.7や、ISCO WESTROMAT50mmf1.9も問題なく装着できるなど、M42マウントのボディの中では比較的汎用性が高い方に属する。ただし、マウント面の幅が広く、フジカSTシリーズ開放測光用のレンズは絞り値情報伝達ピンがぶつかり使用不可。 [[M42(プラクチカ・ペンタックスS)スクリューマウントレンズ適合表]] デビュー時点ですでに時代遅れのスペックであったことに加え、倒産直前の社内の混乱のためか、品質は低下気味であり、故障持ちのボディが多い。 FTⅡとの比較。余談だが、両機はスペックにおいては同一であり、ファインダー表示もそっくりである。 #ref(MF-1とFTⅡ比較.jpg) 小型軽量一眼レフの代表格、ペンタックスMEsuperとの比較。さすがに大きさでは負けるが、驚くべきことに、MF-1(黒)はトップカバー等が金属製にもかかわらず、ボディ重量はMEsuperとほぼ同じである。 #ref(MF-1とMEsuper比較.jpg) Petri Orikkor 50㎜F2を装着したMF-1 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1orikkor%E4%BB%98%E3%81%8D.jpg) ホットシューシューを外したMF-1 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E5%A4%96%E3%81%97.jpg) マウント面の広さに留意。 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88.jpg) 背面にはメモホルダーが付く。 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E8%83%8C%E9%9D%A2.jpg) 海外ではPROMATICブランドからCOMPACT-Rの商品名で市販されていた。付属レンズはPromatic 50mm F1.7。 #image(Promatic Compact-R.jpg) 写真提供:トプ・ガバチョ様 また、HANIMEXブランドからはCR1000の商品名で市販されていた。付属レンズはHANIMEX AUTOMATIV MC(マルチコーティング)。 #image(HANIMEX CR1000.jpg) 写真提供:トプ・ガバチョ様
#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1.jpg) MF-1 銀モデル(写真提供 怪鳥様)銀色の部分も樹脂製。 #image(20D29550.jpg) #image(20D29553.jpg) |レンズマウント|M42スクリューマウント 自動絞り| |シャッター|一軸不回転ダイヤル 横走行ゴム挽き布幕フォーカルプレーン B・1~1/1000| |重量・大きさ|132.9x89.5x50mm(ボディ) 450g| |価格|¥45,800(50mmF1.7付)| |発売|1976年?月| マウントをそれまでのスピゴット式からM42スクリューマウントに改めるとともに、思い切った小型軽量化を図った意欲的なモデル。 元ペトリカメラの技術者の証言によると3ヶ月という短期間で開発されたものだという。 M42マウントの一眼レフとしてはトップクラスの小型軽量機。ペトリカメラ最後の一眼レフとなった。TTL絞り込み測光で、測光ボタンは回転させることでロックすることができる。露出計は定点合致式。 バリエーションとしては、ボディの仕上げがブラッククローム仕上げのものとシルバークローム仕上げの物が存在 するが、シルバークローム仕上げはめったに見かけない。ブラッククローム仕上げのカバーはアルミ製なのに対し、シルバークローム仕上げの物は樹脂製。 この他、巻戻しクランクが、前期生産型のそれが円筒形なのに対し、後期のものは下半分がすぼまった形状となり、クランクハンドルの幅もやや狭くなるなどの変化がみられる。また、取り外し式のホットシューには、PETRIのロゴが入ったものとそうでないものがある。 [[PETRI MF-1形態分類表]] 後玉の突出量が大きいことで知られるAUTO YASHINON DX50mmf1.7や、ISCO WESTROMAT50mmf1.9も問題なく装着できるなど、M42マウントのボディの中では比較的汎用性が高い方に属する。ただし、マウント面の幅が広く、フジカSTシリーズ開放測光用のレンズは絞り値情報伝達ピンがぶつかり使用不可。 [[M42(プラクチカ・ペンタックスS)スクリューマウントレンズ適合表]] デビュー時点ですでに時代遅れのスペックであったことに加え、倒産直前の社内の混乱のためか、品質は低下気味であり、故障持ちのボディが多い。 FTⅡとの比較。余談だが、両機はスペックにおいては同一であり、ファインダー表示もそっくりである。 #ref(MF-1とFTⅡ比較.jpg) 小型軽量一眼レフの代表格、ペンタックスMEsuperとの比較。さすがに大きさでは負けるが、驚くべきことに、MF-1(黒)はトップカバー等が金属製にもかかわらず、ボディ重量はMEsuperとほぼ同じである。 #ref(MF-1とMEsuper比較.jpg) Petri Orikkor 50㎜F2を装着したMF-1 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1orikkor%E4%BB%98%E3%81%8D.jpg) ホットシューシューを外したMF-1 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E5%A4%96%E3%81%97.jpg) マウント面の広さに留意。 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88.jpg) 背面にはメモホルダーが付く。 #image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E8%83%8C%E9%9D%A2.jpg) 海外ではPROMATICブランドからCOMPACT-Rの商品名で市販されていた。付属レンズはPromatic 50mm F1.7。 #image(Promatic Compact-R.jpg) 写真提供:トプ・ガバチョ様 また、HANIMEXブランドからはCR1000の商品名で市販されていた。付属レンズはHANIMEX AUTOMATIV MC(マルチコーティング)。 #image(HANIMEX CR1000.jpg) 写真提供:トプ・ガバチョ様 また、CARENAブランドからはCARENA MicroRSDの商品名で市販されていた。 #image(CARENA MicroRSD-1.jpg) #image(CARENA MicroRSD-2.jpg) 写真提供:トプ・ガバチョ様 CARENA MicroRSDの取扱説明書にはこの個体と異なる幅広のペンタプリズムカバーを持つものが写されている。 このデザインのカメラが市販されたのか、現時点では判明していない(2016.11.5)。 #image(CARENA MicroRSD-2.jpg)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: