PETRI MF-1

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PETRI MF-1 - (2013/10/11 (金) 23:35:17) のソース

#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1.jpg)

MF-1 銀モデル(写真提供 怪鳥様)銀色の部分も樹脂製。
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|レンズマウント|M42スクリューマウント 自動絞り|
|シャッター|一軸不回転ダイヤル 横走行ゴム挽き布幕フォーカルプレーン B・1~1/1000|
|重量・大きさ|132.9x89.5x50mm(ボディ) 450g|
|価格|¥45,800(50mmF1.7付)|
|発売|1976年?月|

マウントをそれまでのスピゴット式からM42スクリューマウントに改めるとともに、思い切った小型軽量化を図った意欲的なモデル。
元ペトリカメラの技術者の証言によると3ヶ月という短期間で開発されたものだという。
M42マウントの一眼レフとしてはトップクラスの小型軽量機。ペトリカメラ最後の一眼レフとなった。TTL絞り込み測光で、測光ボタンは回転させることでロックすることができる。露出計は定点合致式。

バリエーションとしては、ボディの仕上げがブラッククローム仕上げのものとシルバークローム仕上げの物が存在
するが、シルバークローム仕上げはめったに見かけない。ブラッククローム仕上げのカバーはアルミ製なのに対し、シルバークローム仕上げの物は樹脂製。
この他、巻戻しクランクが、前期生産型のそれが円筒形なのに対し、後期のものは下半分がすぼまった形状となり、クランクハンドルの幅もやや狭くなるなどの変化がみられる。また、取り外し式のホットシューには、PETRIのロゴが入ったものとそうでないものがある。

[[PETRI MF-1形態分類表]]

後玉の突出量が大きいことで知られるAUTO YASHINON DX50mmf1.7や、ISCO WESTROMAT50mmf1.9も問題なく装着できるなど、M42マウントのボディの中では比較的汎用性が高い方に属する。ただし、マウント面の幅が広く、フジカSTシリーズ開放測光用のレンズは絞り値情報伝達ピンがぶつかり使用不可。

[[M42(プラクチカ・ペンタックスS)スクリューマウントレンズ適合表]]

デビュー時点ですでに時代遅れのスペックであったことに加え、倒産直前の社内の混乱のためか、品質は低下気味であり、故障持ちのボディが多い。


FTⅡとの比較。余談だが、両機はスペックにおいては同一であり、ファインダー表示もそっくりである。
#ref(MF-1とFTⅡ比較.jpg)


小型軽量一眼レフの代表格、ペンタックスMEsuperとの比較。さすがに大きさでは負けるが、驚くべきことに、MF-1(黒)はトップカバー等が金属製にもかかわらず、ボディ重量はMEsuperとほぼ同じである。
#ref(MF-1とMEsuper比較.jpg)


Petri Orikkor 50㎜F2を装着したMF-1
#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1orikkor%E4%BB%98%E3%81%8D.jpg)

ホットシューシューを外したMF-1
#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E5%A4%96%E3%81%97.jpg)

マウント面の広さに留意。
#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=77&file=MF-1%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88.jpg)

背面にはメモホルダーが付く。
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