樋口美遥

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樋口美遥 - (2025/02/04 (火) 17:26:19) のソース

&bold(){樋口 美遥} (ひぐち みはる、1992年2月26日 - )は、[[大阪ナイトブレイカーズ]]に所属するプロ野球選手(投手)。 


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*概要
|所属|大阪ナイトブレイカーズ|
|背番号|26|
|国籍|日本|
|出身|愛媛県西条市|
|生年月日|1992年2月26日|
|身長|165cm|
|体重|57kg|
|投打|右投右打|
|血液型|O型|
|プロ入り|2015年ドラフト1位|
|PL|オーロラ|
|球歴|[[武蔵王花学院高等学校]]→[[鴨河ラヴァース]]→[[大阪ナイトブレイカーズ]](2016-)|

*経歴
**プロ入り前
生まれ故郷の愛媛県から、東京の武蔵王花学院高校へ野球留学。チームの控え投手として全国大会でも投げたが、当時は変化量の少ないカーブしか持ち球が無く、プロの目に留まる投手ではなかった。
卒業後、新たな進路に社会人チーム・鴨河ラヴァースを選び、テスト入団。本社での仕事と練習をこなしながらレベルアップを果たした。その間にもプロを目指すも5年間万年指名候補で終わっていたが、社会人6年目になると持ち味の多彩な変化球を駆使した投球でチームを初めての全国大会へ導き、[[2015年ドラフト]]でついに[[大阪ナイトブレイカーズ]]の単独1位指名を受けた。背番号は社会人時代と同じ26。
**プロ入り後
***2016年
オープン戦でプロの洗礼を浴びるも開幕ローテーションを任され、開幕3戦目の[[明治神宮野球場]]での東京戦でプロ初登板初先発。シーズンに入っても不安定な内容は変わらなかったが、プロ3試合目となった[[楽天koboスタジアム]]での東京戦で大量援護を受けての初勝利を掴むとそこから波に乗り、走者をためても要所で奪三振や併殺を奪う制球力を武器に勝ち星を挙げ、8月7日の福岡戦で初黒星を喫するまで無敗を守った。最終的に4勝1敗、54奪三振の成績を残し、ルーキーながら最多奪三振のタイトルを手にした。オフには海外武者修行でスタミナ強化を目指した。
***2017年
海外修行でスタミナのアップに成功し、2年目で初めて開幕投手に選ばれる。その開幕戦こそ2被弾などで黒星を喫し、新球団・[[名古屋Cキャッツ]]に公式戦初勝利を献上するも、5月14日の交流戦の[[熊本シルフィード]]戦でシーズン初勝利を挙げるとそこから波に乗り、7月26日の[[横浜アクアマリンズ]]戦で23得点を記録するなど、シーズン通して猛威を振るった味方打線の援護を受けて勝ち星を伸ばした。最終的にタイトルこそ逃すも5勝1敗とエースの働きを見せ、防御率も2.40と向上。チャンピオンシップでも勝利投手になり、球団初の日本一を味わった。オフには女子野球の国際大会であるP.I.Cの日本代表に選ばれた。
***2018年
P.I.Cでは日本代表の中継ぎ投手として活躍し、チームの世界一に貢献して中継ぎ投手部門のベストナイン賞を受賞。そのままの勢いで開幕投手としてシーズン開幕を迎える。初回から無死満塁のピンチを背負うも1失点で切り抜けると、7回1失点と試合は引き分けに終わるも上々の内容。これをスタートにQSを続けていく。6月27日の[[札幌ホワイトエンジェルス]]戦でマ・リーグのチーム相手に初めて黒星を喫するなど、星取りに苦労をした時期もあったが、夏から秋にかけて勝ち星を重ねて10試合で5勝2敗。最終的に全試合QS(うち7試合でHQS)、シ・リーグ新記録のシーズン防御率1.33の安定感を維持した。最優秀防御率、最多勝、ベストナインを初受賞し、シ・リーグを代表するスターターとして大きな実績を残すシーズンとなった。
***2019年
前年の勢いそのままに自己最多のシーズン6勝と通算20勝、日本一奪還を目指しシーズンインしたが、開幕戦の7回無失点をはじめQSを続けるも勝ちがつかない試合が続く。6月5日の福岡戦ではようやく味方の大量援護に恵まれ通算200投球回を達成するも5回6失点と乱れ、連続QSが14試合で止まった。6試合目となる6月30日の広島戦でようやく初勝利を挙げるとそこから3連勝。だが最後の2試合は優勝を争った福岡、名古屋に連敗を喫し3勝2敗、防御率も2.98と奮闘するも苦しんだシーズンだった。また、達成見込みだった通算200奪三振を逃すなど、奪三振率が年々低下の道をたどった。
オフに右肘のクリーニング手術を決意。メンテナンスに成功し、制球力を向上させる。
***2020年
チームのキャプテンに就任。


*プレースタイル
変化球の豊富さと高い制球力が特徴。特に緩急をつけるドロップカーブや落ちるシンカー、社会人最終年に習得したブレるストレートに近いムービングファストボール(後にスピードが落ちた代わりによりボールのブレが増した「ブレイクファスト」へと変化している)を武器としている。これらのボールを角度を活かし投げ下ろすようなピッチングフォームである。
先発タイプではあるが、アマチュア時代はリリーフの経験も豊富。
ランナーを貯めるケースが多いが、ピンチでギアチェンジし抑え込み、味方に流れを引き寄せる粘りの投球が持ち味。
(PGBの試合で投手が打席に立つことはないが)打撃は苦手。加えてスイカ割りやテニスなど、物を叩く競技や遊び全般が苦手である。
*人物
-特技は料理で、作る事も食べる事も好き。キッチン用品会社「鴨河」に入社を決めたのも料理好きが高じたからである。
-プチ旅行が趣味。鴨河入社後は度々関西圏内を旅行していた。
-愛媛出身であるからか好物は焼き鳥。ブラックコーヒーが苦手で未だに飲めないという。
-普通自動車免許を所持しているが、車はまだ所有していない。
-背番号26は誕生日から来ており、鴨河時代から現在までずっと背負っている番号である。

*詳細情報
**年度別投手成績
|年度|所属|規定|試合|勝|敗|S|H|完投|完封|先発|QS|完了|防御率|投球回|打者|被安|被本|奪三|与四|与死|敬遠|失点|自責|WHIP|
|2016|大阪|○|8|4|1|0|0|0|0|8|3|0|3.20|45|193|48|5|54|16|1|0|16|16|1.42|
|2017|大阪|○|9|5|1|0|0|0|0|9|7|0|2.40|60|239|51|5|58|10|2|0|17|16|1.02|
|2018|大阪|○|10|5|2|0|0|0|0|10|10|0|1.33|67 2/3|268|52|1|47|14|1|0|13|10|0.98|
|2019|大阪|○|10|3|2|0|0|0|0|10|8|0|2.98|63 1/3|271|63|3|39|21|3|0|22|21|1.33|
|2020|大阪|○|8|0|6|0|0|0|0|8|5|0|4.32|41 2/3|176|50|5|36|9|1|0|20|20|1.42|
|2021|大阪|○|9|2|1|0|0|0|0|7|5|1|2.68|50 1/3|209|42|5|44|19|2|0|17|15|1.21|
|2022|大阪|×|6|3|2|0|0|0|0|6|4|0|3.46|39|153|36|7|28|10|0|0|15|15|1.18|
|2023|大阪|×|22|2|0|0|2|0|0|0|0|7|4.74|19|77|19|3|16|4|0|0|10|10|1.21|
|2024|大阪|×|20|0|0|0|3|0|0|0|0|9|2.37|19|81|17|2|13|8|0|0|5|5|1.32|
|>|>|通算:9年|102|24|15|0|5|0|0|58|42|17|2.84|405|1667|378|36|335|111|10|0|135|128|1.21|

**記録
***初記録
-初登板:2016年4月10日 対[[東京フレイズ]]5回戦([[京セラドーム大阪]])1回戦([[明治神宮野球場]])、先発登板、5回1/3を4失点
-初奪三振:同上、1回裏に[[水無月紫音]]から
-初勝利:2016年5月15日 対[[東京フレイズ]]5回戦([[楽天koboスタジアム]])、先発登板、5回2失点
-初ホールド:[[2023年9月3日>>2023年9月3日 大阪-福岡7回戦]] 対[[福岡クローネ]]7回戦(京セラドーム大阪)、8回表に4番手で救援登板、1回無失点

***表彰
-最多奪三振(2016年)
-最多勝(2018年)
-最優秀防御率(2018年)
-ベストナイン(2018年)
***節目の記録 
-通算100奪三振:2017年8月13日 対[[福岡クローネ]]5回戦([[京セラドーム大阪]])、7回表に[[嘉祥寺千弦]]から
-通算10勝:2018年5月9日 対[[熊本シルフィード]]2回戦([[藤崎台県営野球場]])
-通算150奪三振:2018年8月26日 対[[東京フレイズ]]7回戦([[明治神宮球場]])、2回裏に[[戸塚みちる]]から
-通算200投球回:2019年6月5日 対[[福岡クローネ]]4回戦([[福岡ヤフオク!ドーム]])
-通算15勝:2019年6月30日 対[[広島レッドリーブス]]3回戦([[エスタディオ・チャロス・デ・ハリスコ]])
-通算200奪三振:2020年5月20日 対[[札幌ホワイトエンジェルス]]1回戦([[わかさスタジアム京都]])、1回表に[[海老名美咲]]から
-通算400投球回:[[2024年8月11日>>2024年8月11日 東京-大阪5回戦]] 対[[東京フレイズ]]5回戦(明治神宮野球場)、7回裏に[[丸山緑]]から
-通算100登板:[[2024年8月25日>>2024年8月25日 大阪-東京7回戦]] 対[[東京フレイズ]]7回戦(京セラドーム大阪)、8回表に2番手で救援登板、1回1失点
**背番号
-26(2016-)
**登場曲
-雨のち晴レルヤ / ゆず(2016-2020)
-あの夢をなぞって / YOASOBI(2021-)

*能力推移
|年度|速球|球威|変化|制球|体力|守備|ピン/特1|対左/特2|打強/特3|クイ/特4|総合|
|2016|13/C|12/C|19/S|18/A|13/C|14/C|3|3|2|4|114/B|
|2017|13/C|14/C|20/S|19/A|16/B|15/B|4|3|2|4|146/B|
|2018|12/C|12/C|20/S|18/A|15/B|13/C|4|3|打強×|勝ち運○|129/B|
|2019|12/C|12/C|19/S|18/A|15/B|13/C|対ピ○|打強×|勝運○|底力|129/B|
|2020|12/C|12/C|19/S|20/S|15/B|15/B|対ピ○|打強×|勝運○|奪三振|148/A|
|2021|12/C|14/C|19/S|19/S|15/B|14/C|対ピ○|逃げ球|勝運○|-|147/A|
|2022|11/D|13/C|17/A|18/A|14/C|14/C|対ピ○|-|-|-|109/C+|
|2023|12/C|13/C|13/C|18/A|7/E|12/C|ピンチ○|-|-|-|89/D+|
|2024|12/C|13/C|13/C|18/A|7/E|12/C|対ピ○|-|-|-|89/D+|
|2025|12/C|13/C|13/C|18/A|7/E|12/C|対ピ○|-|-|-|89/D+|

*pixivリンク
-[[選手シート【2016】>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54538689]]
-[[選手シート【2017】>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60421563]]
-[[選手シート【2018】>>https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66658540]]
-[[選手シート【2019】>>https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=72858029]]
-[[選手シート【2020】>>https://www.pixiv.net/artworks/79104947]]
-[[選手シート【2021】>>https://www.pixiv.net/artworks/87924377]]
-[[選手シート【2022】>>https://www.pixiv.net/artworks/96425234]]
-[[選手シート【2023】>>https://www.pixiv.net/artworks/105684184]]
-[[選手シート【2024】>>https://www.pixiv.net/artworks/116188150]]
-[[選手シート【2025】>>https://www.pixiv.net/artworks/126700325]]