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[[国家一覧]]
ドットール諸島は、Diltaniaはるか沖、Nervil Ocean最北部に孤立して存在する火山性の島嶼群である。
*目次 [#x0747b5f]
#contents
----
*設定 [#t9bcebdc]
|国旗| |
|国の標語|我ら持てる叡智によって凍土を拓かん|
|国歌|「我らの最も美しき土地」|
|国花|チョウノスケソウ|
|公用語|ドットール語|
|代表|エリザベート・ヘレネ・バークタイン首相|
|首都|ニヴルハウン(Niflhavn)|
|最大都市|ニヴルハウン|
|面積| |
|総人口| |
|正式国名|Lydveldid Dotor|
|玲語国名|Republic of Dotorland|
|通貨|ドットール・フィーネ|
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*国名 [#h3524a1b]
最初の入植者一団の信仰上の指導者でありミュリエル大聖堂の創設者である聖エドゥアルトが教会博士にまつわるエピソードを多く引用し、また彼自身も学識深い人物であり教会博士の名誉を受けたことに由来する。~
正式国名では古ドットール語読みでドットールと読むが、ノルト語読みでドクトルと呼ばれることも多い。
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*地理・気候 [#he3f770d]
ネルヴィルオーシャンの島々の中でも北極圏近くに存在する孤立した島嶼群。ホットスポットにより成立しており、周辺には広大な海が広がり近隣国家というものもない。~
高緯度な上霧が多発するため夏の最南部でも20度を上回ることは稀であり、そのため耕作には全く適しておらず、長らく漁労と畜産に依存してきた。~
しかし海洋性でかつ周囲を暖流が流れ冬でも-5度を下回ることがない地域が多く、そのために同緯度上では最も人口密度が高い地域である。~
また、オーロラや極夜などの極域特有の現象も多く観測される。~
夏には濃霧に覆われ、冬には静かに雪に覆われる諸島は、よく「何もなくただ白い土地」と評されている。
**スヴィルレイ島 [#d11736f5]
北東から南西にかけての高地の両側で特徴が異なるが、総じて農林業が主産業となっているドットールの食糧生産基地。~
北西部では冬の北東風により降雪が激しいため開発が遅れ、現在でも針葉樹林で林業が行われている。~
一方、南西部は主に夏に吹く南風により濃霧が生じ夏でも気温が上がらないことから、酪農を中心とした畜産が主産業。~
中心都市のヒールフィヨルズルが東岸にあることからわかるように、本島の経済圏に入っている。
***ヒールフィヨルズル [#oe4195bf]
製紙業と牛乳の集散地。都市としての規模は小さく、村落に近い。
**ドットール本島 [#n385ac94]
ドットールの中心をなす島。世界有数の都市的地域であるニヴルハウン都市圏が広がっている。~
首都であるニヴルハウンの中心業務地区は東部に存在するが、都市圏は島全域にわたっている。~
なお、ニヴルハウン港は南部にあるが、自治回復決議の頃には現在の中心部が人口重心となったため新市街とは若干距離がある。~
ただし、その名残としてミュリエル大聖堂などの近代以前の史跡は南岸に集中している。~
また、北西部のエリールハウンにはステラル・レクター本社を中心としたハイテクパークが形成されている。
***ニヴルハウン(Niflhavn) [#u483f44e]
本島に存在する。首都であり、最大都市。火山の溶岩に由来する強固な地盤にある。~
都市名は「霧の港」の意味で、実際に訪れた者は全てその名に納得するという。~
気温は冬でも零下にならず、諸島内では比較的温暖。
-エリールハウン国際空港~
ニヴルハウン郊外のエリールハウンに存在する国際空港。諸島の玄関であり、国内外を空路で結んでいる。~
諸島が航空先進国であることを反映して4000m級の滑走路を3本持つなど設備が整っており、国内外からの評価も高い。
ニヴルハウン都市圏内では最も霧のかからない部分に存在するが、それでも濃霧になることがあるため全滑走路にカテゴリーIIIのILSが設置されている。
**リースティル島 [#qa66b0a7]
諸島最北端に存在する島。北極調査における拠点であり、ヤードに直面する北方の守りとなる軍事的要衝。
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*歴史 [#n2f512f2]
前述のとおり夏の気温上昇が不十分なために農耕に適さない諸島は長らく無人の土地であった。~
ノルト人は定着以前にも何度かこの地に入植しているが、小氷期の到来の度に入植地は壊滅していたという。~
しかし何度目かの入植の際、入植者たちは合議による自治政府を創設し、この時の入植が現在にまで続くこととなった。~
自治は数世紀続いたが、後にノルトラント王国の海外領土として統治下に入る。~
このままその後のファーレにまで継承されるが、ロストアルテミス後本国と断絶、自治を再開。~
安定した統治により発展し、ファーレラントの単なる一地域を越える経済力を有するに至る。~
そのためファーレラント帝国成立時にも自治を追認され、独立した統治権を有する自治領となった。
その後、ドットール人とは異なる系統である先住民が主流であるフィエルランド(現地名カラート島)は分離独立してクレイオ連邦に加盟する。
残部は神聖ファーレラント帝国とファーレラント共和国の両統並立の事態においてファーレラント共和国を支持し、後者による再統一時に一州となる。
-関連する歴史項目
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*政治 [#g4906219]
政治体制としては植民当初からの歴史を持つ諸島議会(Witenagemot)が議会となっている議院内閣制である。~
政策として、政党間に距離はあるがどの政党も社会福祉に積極的であり、高水準の教育・福祉環境を整備している。
**政党 [#fa08a629]
|政党名|主張|比率|
|独立党|与党、保守主義|42%|
|農民連合|野党、重農主義|22%|
|自由党|与党、自由主義|20%|
|労働党|野党、社会民主主義|13%|
|環境党|野党、環境保護主義|3%|
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*外交 [#gd7fab8a]
経済的な結びつきを重視しイデオロギーを問題としない実務外交を展開している。~
~
--国交のある国
---
--所属組織・締結条約
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*経済 [#j21ae187]
**産業別概観 [#z2c727de]
***第一次産業 [#oaada01b]
羊、馬、牛などの放牧、牧草栽培、養鶏、タラやサケなどの漁業が行われ、近代以前はこれで食糧をまかなってきた。現在でも諸島内の食糧生産は牧畜・漁業がほとんどである。~
北の沖合は暖流と寒流が入り混じる好漁場で、それに合わせ主食が畜産品と魚介類という食文化になっており、総合的な食料生産能力は比較的高い。~
近年の農業技術の発達で、寒冷地に適した各種作物が試作されているが、これらは実証段階にとどまり穀物自給率は0%である。~
***第二次産業 [#kd87d4a7]
工業はソフトウェアやバイオテクノロジー、電子部品などの軽薄短小産業がほとんどであり、化学薬品産業、特に医薬品産業が戦略産業として重視されている。~
天然ガスについては海底ガス田の開発が積極的に進められており、地熱利用と併せて先進国としては数少ない原子力に頼らないエネルギー供給が行われている。
***第三次産業 [#w5fb5075]
商業国であり、当然のことながらサービス業が発達している。特に教育・医療などの分野のサービスは相当に行き届いている。~
氷河などの雄大な自然を望む観光業も行われているが、避暑地としてすら寒すぎるため小規模にとどまる。
**交通 [#re00793d]
***陸上輸送 [#k4bc4814]
都市内交通はニヴルハウンなどの主要都市の地下鉄を中心に商業国に見合っただけの整備が行われている。~
一方で都市間交通は島嶼間の接続として地位を確立した航空輸送に淘汰され、島内の都市を結ぶ高速道路こそ整備されているが、世界的な基準でみると未発達というほかない。
***海上輸送 [#pa192842]
諸島は当然島国であり、なおかつ孤立している以上、海運に強く依存し、特に貨物輸送でその傾向が強い。~
周辺海域が(緯度からすると暖流の恩恵を相当に受けているとはいえ)寒冷かつ海氷の多い危険海域のため、諸島の船は他国に比べ頑丈さを要求される。~
ただし、諸島の最南部に位置するニヴルハウン周辺には一般の外国船も何の問題もなく入航できる。
***航空輸送 [#e5f6113b]
諸島の都市には全て飛行場があり、ほとんどの場合それぞれを中小型機がポイント・トゥ・ポイントで結んでいる。~
諸事情から都市間旅客交通における航空輸送依存度が高く、また海外への渡航も大抵は航空機によって行われる。
**代表的な企業 [#p81c9229]
***ステラル・レクター [#a80e15a7]
ドットールを代表する多国籍企業。医薬品やワクチンの研究開発・製造・販売を事業内容とする。エリールハウンに有する広大な土地内に本社・研究所がある。~
いわゆるメガ・ファーマであり、潤沢な資本力により世界最大の研究開発部門を擁し、他社との資本提携なども積極的に行っている。~
また、多くの医療従事者に利用される基礎的な医学書「レクターマニュアル」、化学物質・薬品・生物製剤に関する詳細な事典「レクターインデックス」を発行している。
***フルーレ・メディカルシステムス [#g33016a5]
医療ソフトウェア企業。ステラル・レクターとは資本提携している。コールセンターはリトラセーニャ・モンターナにある。
***クライオライト [#lb1fb529]
事務ソフトウェア企業。本社はレイズフィリークにある。ウィルバー系のソフトウェア企業ICE Corporationを買収し、[[ICE_OS:http://d.hatena.ne.jp/veirostan/20090828/1251464858]]の販売を開始してOS市場に参入した。
***ドットールコーヒー [#p572da86]
コーヒーショップチェーン。コーヒー、サンドイッチ、ケーキなどを提供している。~
チェーン店でありながら直火焙煎をするなど品質へのこだわりが強く、焙煎機の大量調達は困難だといわれた際には独自開発まで行った。
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*住民 [#lfaf87c5]
地理的な孤立から人口動態は安定しており、人種的にはほぼ純粋なノルト人であるが、LA以降のファーレラントとの断絶からドットール人という意識が醸成された。~
宗教的にはフォノランス教が多数派となっているが、宗教会議への関心が示されないなど世俗主義的な傾向がある。
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*文化 [#ff34d49f]
ドットール語は基本的にノルト語に近いが、古代文字由来の文字が一字だけ混じっている、他国からの借用語がほとんどないなどの違いがある。~
ただし小学校からノルト語が教育課程に入っているので国民は標準的なノルト語を問題なく話すことができる。~
冬季に極夜となり外出が減るため文化として文筆が発達し、そのため住民は一人当たり書店の数が世界一と自称しており、実際書籍発行部数は世界有数である。~
食文化では新鮮な海の幸と羊肉、そしてジャガイモやキャベツといった野菜による質素で素材の味を生かした健康的な料理が特徴。
**ミュリエル大聖堂 [#l22fedb9]
星の大天使ミュリエルを祀る諸島最大の聖堂。ニヴルハウンに位置するフォノランス教の聖堂であり、かつては付近の丘が諸島議会だった。~
地下にクライオライト社のクラウドシステムのデータセンターがあり、その排熱を周辺地域の暖房の熱源にするという試みが行われている。
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*軍事 [#kad0255d]
常備軍を持たず、また歴史上一度も徴兵制を敷いたことがない。~
領域防衛は防衛庁の管轄下で警察予備隊・沿岸警備隊・防衛隊が担っている。
また、海外の平和維持活動に備えた部隊としてドットール危機対応部隊が存在する。
**警察予備隊 [#a900dd01]
テロなどの通常の警察力では対応不可能な事態に備えた部隊。人員は30万人の規模があるが、山岳レスキューなどの部隊が多く、戦争に対応できる戦力ではないとしている。
**危機対応部隊 [#o90dc6a9]
海外派遣に備えて設置されている部隊。普段は警察予備隊の一部として機能するが、海外派遣に備えある程度の兵站能力なども持つ。
**沿岸警備隊 [#g33abbf8]
諸島の領海警備を担う部隊。広域に亘る領海を警備する必要上の理由を建前に空母まで保有しているが、慢性的な定員不足。
**防衛隊 [#acb94be9]
諸島の防空を担う部隊。要撃機や防空ミサイルなどを運用し、領空侵犯機に対応する。~
防空組織としても空軍としても世界最大規模の人員・戦闘機を擁している。
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*人物 [#j3cb2fc8]
**エリザベート・ヘレネ・バークタイン [#idfb1277]
首相・独立党党首。社会自由派。母校はダーレム大学。
**メルセリス・アルネスドッティル [#kc5a4429]
ステラル・レクター社社長。
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*外部リンク [#o0c0fc50]
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[[国家一覧]]
ドットール諸島は、Diltaniaはるか沖、Nervil Ocean最北部に孤立して存在する火山性の島嶼群である。
*目次 [#x0747b5f]
#contents
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*設定 [#t9bcebdc]
|国旗| |
|国の標語|我ら持てる叡智によって凍土を拓かん|
|(司法権)|við lóg skal land byggjast(法の下に国を建てむ)|
|国歌|「我らの最も美しき土地」|
|国花|チョウノスケソウ|
|公用語|ドットール語|
|代表|エリザベート・ヘレネ・バークタイン首相|
|首都|ニヴルハウン(Niflhavn)|
|最大都市|ニヴルハウン|
|面積| |
|総人口| |
|正式国名|Lydveldid Dotor|
|玲語国名|Republic of Dotorland|
|通貨|ドットール・フィーネ|
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*国名 [#h3524a1b]
最初の入植者一団の信仰上の指導者でありミュリエル大聖堂の創設者である聖エドゥアルトが教会博士にまつわるエピソードを多く引用し、また彼自身も学識深い人物であり教会博士の名誉を受けたことに由来する。~
正式国名では古ドットール語読みでドットールと読むが、ノルト語読みでドクトルと呼ばれることも多い。
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*地理・気候 [#he3f770d]
ネルヴィルオーシャンの島々の中でも北極圏近くに存在する孤立した島嶼群。ホットスポットにより成立しており、周辺には広大な海が広がり近隣国家というものもない。~
高緯度な上霧が多発するため夏の最南部でも20度を上回ることは稀であり、そのため耕作には全く適しておらず、長らく漁労と畜産に依存してきた。~
しかし海洋性でかつ周囲を暖流が流れ冬でも-5度を下回ることがない地域が多く、そのために同緯度上では最も人口密度が高い地域である。~
また、オーロラや極夜などの極域特有の現象も多く観測される。~
夏には濃霧に覆われ、冬には静かに雪に覆われる諸島は、よく「何もなくただ白い土地」と評されている。
**スヴィルレイ島 [#d11736f5]
北東から南西にかけての高地の両側で特徴が異なるが、総じて農林業が主産業となっているドットールの食糧生産基地。~
北西部では冬の北東風により降雪が激しいため開発が遅れ、現在でも針葉樹林で林業が行われている。~
一方、南西部は主に夏に吹く南風により濃霧が生じ夏でも気温が上がらないことから、酪農を中心とした畜産が主産業。~
中心都市のヒールフィヨルズルが東岸にあることからわかるように、本島の経済圏に入っている。
***ヒールフィヨルズル [#oe4195bf]
製紙業と牛乳の集散地。都市としての規模は小さく、村落に近い。
**ドットール本島 [#n385ac94]
ドットールの中心をなす島。世界有数の都市的地域であるニヴルハウン都市圏が広がっている。~
首都であるニヴルハウンの中心業務地区は東部に存在するが、都市圏は島全域にわたっている。~
なお、ニヴルハウン港は南部にあるが、自治回復決議の頃には現在の中心部が人口重心となったため新市街とは若干距離がある。~
ただし、その名残としてミュリエル大聖堂などの近代以前の史跡は南岸に集中している。~
また、北西部のエリールハウンにはステラル・レクター本社を中心としたハイテクパークが形成されている。
***ニヴルハウン(Niflhavn) [#u483f44e]
本島に存在する。首都であり、最大都市。火山の溶岩に由来する強固な地盤にある。~
都市名は「霧の港」の意味で、実際に訪れた者は全てその名に納得するという。~
気温は冬でも零下にならず、諸島内では比較的温暖。
-エリールハウン国際空港~
ニヴルハウン郊外のエリールハウンに存在する国際空港。諸島の玄関であり、国内外を空路で結んでいる。~
諸島が航空先進国であることを反映して4000m級の滑走路を3本持つなど設備が整っており、国内外からの評価も高い。
ニヴルハウン都市圏内では最も霧のかからない部分に存在するが、それでも濃霧になることがあるため全滑走路にカテゴリーIIIのILSが設置されている。
**リースティル島 [#qa66b0a7]
諸島最北端に存在する島。北極調査における拠点であり、ヤードに直面する北方の守りとなる軍事的要衝。
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*歴史 [#n2f512f2]
前述のとおり夏の気温上昇が不十分なために農耕に適さない諸島は長らく無人の土地であった。~
ノルト人は定着以前にも何度かこの地に入植しているが、小氷期の到来の度に入植地は壊滅していたという。~
しかし何度目かの入植の際、入植者たちは合議による自治政府を創設し、この時の入植が現在にまで続くこととなった。~
自治は数世紀続いたが、後にノルトラント王国の海外領土として統治下に入る。~
このままその後のファーレにまで継承されるが、ロストアルテミス後本国と断絶、自治を再開。~
安定した統治により発展し、ファーレラントの単なる一地域を越える経済力を有するに至る。~
そのためファーレラント帝国成立時にも自治を追認され、独立した統治権を有する自治領となった。
その後、ドットール人とは異なる系統である先住民が主流であるフィエルランド(現地名カラート島)は分離独立してクレイオ連邦に加盟する。
残部は神聖ファーレラント帝国とファーレラント共和国の両統並立の事態においてファーレラント共和国を支持し、後者による再統一時に一州となる。
-関連する歴史項目
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*政治 [#g4906219]
政治体制としては植民当初からの歴史を持つ諸島議会(Witenagemot)が議会となっている議院内閣制である。~
政策として、政党間に距離はあるがどの政党も社会福祉に積極的であり、高水準の教育・福祉環境を整備している。
**政党 [#fa08a629]
|政党名|主張|比率|
|独立党|与党、保守主義|42%|
|農民連合|野党、重農主義|22%|
|自由党|与党、自由主義|20%|
|労働党|野党、社会民主主義|13%|
|環境党|野党、環境保護主義|3%|
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*外交 [#gd7fab8a]
経済的な結びつきを重視しイデオロギーを問題としない実務外交を展開している。~
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--国交のある国
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--所属組織・締結条約
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*経済 [#j21ae187]
**産業別概観 [#z2c727de]
***第一次産業 [#oaada01b]
羊、馬、牛などの放牧、牧草栽培、養鶏、タラやサケなどの漁業が行われ、近代以前はこれで食糧をまかなってきた。現在でも諸島内の食糧生産は牧畜・漁業がほとんどである。~
北の沖合は暖流と寒流が入り混じる好漁場で、それに合わせ主食が畜産品と魚介類という食文化になっており、総合的な食料生産能力は比較的高い。~
近年の農業技術の発達で、寒冷地に適した各種作物が試作されているが、これらは実証段階にとどまり穀物自給率は0%である。~
***第二次産業 [#kd87d4a7]
工業はソフトウェアやバイオテクノロジー、電子部品などの軽薄短小産業がほとんどであり、化学薬品産業、特に医薬品産業が戦略産業として重視されている。~
天然ガスについては海底ガス田の開発が積極的に進められており、地熱利用と併せて先進国としては数少ない原子力に頼らないエネルギー供給が行われている。
***第三次産業 [#w5fb5075]
商業国であり、当然のことながらサービス業が発達している。特に教育・医療などの分野のサービスは相当に行き届いている。~
氷河などの雄大な自然を望む観光業も行われているが、避暑地としてすら寒すぎるため小規模にとどまる。
**交通 [#re00793d]
***陸上輸送 [#k4bc4814]
都市内交通はニヴルハウンなどの主要都市の地下鉄を中心に商業国に見合っただけの整備が行われている。~
一方で都市間交通は島嶼間の接続として地位を確立した航空輸送に淘汰され、島内の都市を結ぶ高速道路こそ整備されているが、世界的な基準でみると未発達というほかない。
***海上輸送 [#pa192842]
諸島は当然島国であり、なおかつ孤立している以上、海運に強く依存し、特に貨物輸送でその傾向が強い。~
周辺海域が(緯度からすると暖流の恩恵を相当に受けているとはいえ)寒冷かつ海氷の多い危険海域のため、諸島の船は他国に比べ頑丈さを要求される。~
ただし、諸島の最南部に位置するニヴルハウン周辺には一般の外国船も何の問題もなく入航できる。
***航空輸送 [#e5f6113b]
諸島の都市には全て飛行場があり、ほとんどの場合それぞれを中小型機がポイント・トゥ・ポイントで結んでいる。~
諸事情から都市間旅客交通における航空輸送依存度が高く、また海外への渡航も大抵は航空機によって行われる。
**代表的な企業 [#p81c9229]
***ステラル・レクター [#a80e15a7]
ドットールを代表する多国籍企業。医薬品やワクチンの研究開発・製造・販売を事業内容とする。エリールハウンに有する広大な土地内に本社・研究所がある。~
いわゆるメガ・ファーマであり、潤沢な資本力により世界最大の研究開発部門を擁し、他社との資本提携なども積極的に行っている。~
また、多くの医療従事者に利用される基礎的な医学書「レクターマニュアル」、化学物質・薬品・生物製剤に関する詳細な事典「レクターインデックス」を発行している。
***フルーレ・メディカルシステムス [#g33016a5]
医療ソフトウェア企業。ステラル・レクターとは資本提携している。コールセンターはリトラセーニャ・モンターナにある。
***クライオライト [#lb1fb529]
事務ソフトウェア企業。本社はレイズフィリークにある。ウィルバー系のソフトウェア企業ICE Corporationを買収し、[[ICE_OS:http://d.hatena.ne.jp/veirostan/20090828/1251464858]]の販売を開始してOS市場に参入した。
***ドットールコーヒー [#p572da86]
コーヒーショップチェーン。コーヒー、サンドイッチ、ケーキなどを提供している。~
チェーン店でありながら直火焙煎をするなど品質へのこだわりが強く、焙煎機の大量調達は困難だといわれた際には独自開発まで行った。
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*住民 [#lfaf87c5]
地理的な孤立から人口動態は安定しており、人種的にはほぼ純粋なノルト人であるが、LA以降のファーレラントとの断絶からドットール人という意識が醸成された。~
宗教的にはフォノランス教が多数派となっているが、宗教会議への関心が示されないなど世俗主義的な傾向がある。
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*文化 [#ff34d49f]
ドットール語は基本的にノルト語に近いが、古代文字由来の文字が一字だけ混じっている、他国からの借用語がほとんどないなどの違いがある。~
ただし小学校からノルト語が教育課程に入っているので国民は標準的なノルト語を問題なく話すことができる。~
冬季に極夜となり外出が減るため文化として文筆が発達し、そのため住民は一人当たり書店の数が世界一と自称しており、実際書籍発行部数は世界有数である。~
食文化では新鮮な海の幸と羊肉、そしてジャガイモやキャベツといった野菜による質素で素材の味を生かした健康的な料理が特徴。
**ミュリエル大聖堂 [#l22fedb9]
星の大天使ミュリエルを祀る諸島最大の聖堂。ニヴルハウンに位置するフォノランス教の聖堂であり、かつては付近の丘が諸島議会だった。~
地下にクライオライト社のクラウドシステムのデータセンターがあり、その排熱を周辺地域の暖房の熱源にするという試みが行われている。
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*軍事 [#kad0255d]
常備軍を持たず、また歴史上一度も徴兵制を敷いたことがない。~
領域防衛は防衛庁の管轄下で警察予備隊・沿岸警備隊・防衛隊が担っている。
また、海外の平和維持活動に備えた部隊としてドットール危機対応部隊が存在する。
**警察予備隊 [#a900dd01]
テロなどの通常の警察力では対応不可能な事態に備えた部隊。人員は30万人の規模があるが、山岳レスキューなどの部隊が多く、戦争に対応できる戦力ではないとしている。
**危機対応部隊 [#o90dc6a9]
海外派遣に備えて設置されている部隊。普段は警察予備隊の一部として機能するが、海外派遣に備えある程度の兵站能力なども持つ。
**沿岸警備隊 [#g33abbf8]
諸島の領海警備を担う部隊。広域に亘る領海を警備する必要上の理由を建前に空母まで保有しているが、慢性的な定員不足。
**防衛隊 [#acb94be9]
諸島の防空を担う部隊。要撃機や防空ミサイルなどを運用し、領空侵犯機に対応する。~
防空組織としても空軍としても世界最大規模の人員・戦闘機を擁している。
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*人物 [#j3cb2fc8]
**エリザベート・ヘレネ・バークタイン [#idfb1277]
首相・独立党党首。社会自由派。母校はダーレム大学。
**メルセリス・アルネスドッティル [#kc5a4429]
ステラル・レクター社社長。
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*外部リンク [#o0c0fc50]
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