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バトン小説 - (2009/08/08 (土) 02:51:18) のソース

第一回 キヨシとアツコ 作:コテツ

キヨシは星を見ていた。
一方、アツコは夜空を見上げていた。
東京と佐賀-体は遠く離れていても、心はまるでサンドイッチのようにくっついている二人であった。

一方サトシはカツ丼を食べていた。サンドイッチではお腹が満たされない。

その頃北海道の札幌にいるタケシは、夕飯にサンドイッチとカツ丼を2人前づつ食べたにもかかわらず、お腹を空かせていた。

今はまだ、彼らは何も知らない。
しかし運命のサンドイッチは少しづつ、少しづつ彼らの人生を動かしていくのであった。

時刻は午後10時
キヨシはベッドに入ると昨晩の金縛りを思い出し、身を震わせた。
「明日にはジャックがくる・・・早く寝ないと」

しかし、キヨシはなかなか寝付くことができなかった。
ジャックとアツコのことを考えると、頭がいっぱいになってしまうのだ。
確か昨日もそうだった。昨日もジャックとアツコのことを考えていたのだ。

そしてそれは今日も来た。

「か、体が動かない・・・!」

つづく