young leaf 続き6

113: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆10/27(火) 21:46:54
「……お前が、いつまでたっても戻ってこねぇから」

響がドアを見つめたまま、ポツリと言った。

「探しに来た」

「……ありが、とう」

唇をぎゅっと噛みしめ、俯いてそう言う。本当に、もしもこのタイミングで来てくれなかったら、今頃私は本当に……。そう考えるだけでも吐き気がする。

「ごめんな」

「え」

意外だった。珍しく響が心の底から謝っている気がして。だけど、どうして謝るんだろう?

「気付くのが、遅かった」

「そ、そんなの!……あ、足!足大丈夫なの!?」

さっきの桐生達の会話を思い出し、慌てて聞くと「あんなくらい何ともねー」らしい。それならいいけど……。

「……怖かったか?」

「……!」

その言葉に、さっきまでの恐怖が蘇ってきて、今まで出なかった涙があふれ出す。そんな私に、響はぽんぽんと軽く頭を撫でてくれた。

「怖かった……けど、助けてくれてありがとう」

泣き顔だったけど、精一杯笑顔を作ってそう言うと、響はふいっと顔を背けてしまった。

「みんな心配してっから、ホテルに戻るぞ」

「……?うん」


――響の部屋


「駿くん入りまーす。莉恵は?居た?」

「……」

「もしもーし?聞いてるか?」

「……反則だろ、最後のアレは」

「へ?」

「いや……」

「まぁいいわ。俺も部屋戻る」

「……おう」


バタン


「何だ?響の奴、柄にもなくしおらしい顔しやがって」




――波乱の一日目、終了……


114: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆10/27(火) 21:56:49
「はあ……」

今、私はストップウォッチ片手に朝のランニングの見学(?)中。
こういうちょっとした気が抜ける時間に、昨日の出来事を思い出してしまう。次から次へと仕事が入ってくると逆に考えなくて済むんだけど。

「ラスト一周でーす!!」

私は飲み物を用意して、帰って来たみんなに渡した。

「お疲れ様です」

「きっつ……」

「おい、莉恵」

「はい?」

汗を拭っていた手を止め、響が私に向き直る。

「今日から絶対俺らから離れんなよ。もう昨日みたいな目合いたくねーだろ」

「わ……分かった」

な、なんていうかそんな言われ方したら照れてしまう。
みんなは次のメニューをこなすために監督の方へ集まった。私はこのまま待機。
それにしても、今日は暑いな……

「橋場!今日はあっちに移動だ」

「はいっ」




「……莉恵?」




荷物を持ち、移動しようとしたときに誰かに名前を呼ばれた。こんなところで、私の名前を呼ぶ人なんてうちのバスケ部の一部に限られているはずなんだけど。当の本人達はあんな遠いところにいるし。
ゆっくりと、私は振り返った。



「……!し、信」

「やっぱり莉恵か!?」

(えええええええ!?)


そこにいたのは、中学生の時の同級生であった水嶋信。
そして、私の初めての「彼氏」になった人だった。



(ひ、久しぶりすぎて気まずさも逆にない、気がする)
(えーと、こういうときってどんな反応すれば?)


117: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆10/30(金) 20:48:24
(あ、そうか)

「信もずっとバスケしてたもんね」

青いユニフォームには「星城」という文字が入っている。割とうちの学校(というか、地区)からは遠いから、信も寮にでも入っているのかな。

「ああ。……てかお前は?カナダは?」

「今年の春、帰って来た。で、今は西南のマネージャー」

「だよな。西南、真面目に俺らの目標だよ」

そう言いながらははは、と信が笑う。

「あ、俺そろそろ行くわ」

「あっ……うん」


たたっと信が走って行ってしまった。私は一人その後ろ姿をぼーっと見送る。





『ごめん、もう終わりにしよう』

『……それは、カナダに行くからか?』

『それもあるけど……』

『…………分かった』





私と信が別れたのは、私がカナダに行くことが決まった少し後だった。もちろん彼にはすぐにそのことを話した。結局、それから何となくすれ違いみたいなものが生じて、私から別れを告げた。

(今思うと、すごく身勝手だった)

嫌いとかじゃなかったのに、信は何も悪くなかったのに。カナダに行くっていうのがすごく不安で不安で仕方なかったから寂しかったのに、離れ離れになった後に振られてさらに傷つくのが怖くて自分から手離してしまったのだ。



「おい、橋場ー!早く!」

「はいはーい!」


118: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆10/30(金) 20:56:37
―――夜

「おい信、食う手が止まってんぞ。なんか今日ぼーっとしてねぇか?」

「え?……あぁ、そうかも」

「俺見たんだけど。今日他校の女の子と話してなかった?」

「マジ!?可愛い子見つけたわけか?」

「いや、……元カノだよ」

「はぁ!?それ早く言えよ、ヨリ戻すつもりか?」

「いや、俺は……」





ぴちゃっ

「ふぁー……疲れた」

晩御飯の片づけのお手伝いが終わり、自分も部屋で荷物の整理をしていたためもう夜の11時。他のマネージャーの子とも担当仕事の時間がばらばらなため、あまりお風呂の時間が重なることはない。

(それにしても、今日はびっくりした)

「知らない間に男らしくなってたなー」

今日の信を思い出し、考える。元々あまり背が高くなかった気がするんだけど、私が見ない間に身長が伸びていたようでほとんど見上げるように会話をしていた。
まぁ、私としては良いお友達にって感じだけど。

「……そろそろあがろ」

浴室から出て備え付けの浴衣を身に纏い、髪を乾かし廊下に出る。
すると丁度同じタイミングで、男湯の方から信と、その友達が出てきた。



119: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆10/30(金) 21:06:14
友達の方は自販機の方に行ってしまい、必然的に私と信だけが取り残された。

「……なんか」

何と声を掛けようかと迷っていたら、信の方から話しかけてきた。

「お前、雰囲気変わったよな」

「へ?そ、そうかな?」

「あぁ。何か、大人っぽくなった」

「え……」


女としては、その言葉を褒め言葉として受け取ってしまう。信は自覚あるのだろうか?この人はそういう面があるから困るんだ。鈍いのか分からないけど、普通なら言わないような照れくさいセリフを堂々と言うもんだから、

(……て、照れる)

頬が熱くなるのを感じる。

「あ……ありがと。じゃあね」

恥ずかしくて、あまり目を合わさずに私は小走りにその場を去ってしまった。

(な、何か付き合いたての時期みたい)






部屋に入り、ベッドにごろんと横になる。
でも……何だろう。話しかけられても、何も感じなかった。前なら、信に話しかけられるだけで上の空になってしまっていたかもしれないのに。

(北井のことがあったから?)

いや、違う。何か、もっと色んなことを吹き飛ばすくらい特別な何かが。

うーん、分かんないや。今日はもう寝よう。


120: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆10/30(金) 21:35:22
朝。目を開けて、まず違和感を感じた。
(……?)
時計に目を向けると、6時ちょっと前。
のろのろとベッドから抜け出して服を着替える。

(喉痛い)

しかも、何だか頭がぼーっとしているような。

「風邪引いたかなあ……最悪」

カナダに行った初めのころ、気候の変化に体調を崩した以来風邪は引いていなかったというのに、どうしてよりによって今引いてしまったんだろう。
この学校のマネージャーになってから、確かに休みも少なかったし気が張っていたし、今ボロが出たのだろうか。

「けど、このくらい大丈夫!!今日くらい頑張らなきゃ」

ふらふらと私は部屋を出て、何時も通り朝の手伝いをした。




――朝食時

「おーおはよ莉恵」

「おはよー」

うーん、あんまり食欲がない。これは、重症かも。
みんなの方に目を向けると、すでにおかわりしかかっている様子。朝から食欲旺盛で羨ましい。
私は、少しだけ食べてすぐお箸を置いた。

「え、もう食わねーの?」

「なんか今日は……ダイエット?笑」

「なんだそれー」

みんなに心配はかけられない。そう思い、朝食を終えた私は重い体を引きずるように皿洗いをし、ロビーや廊下の掃除のをした。
すると、途中で美菜さんに出会う。

「……おはようございます」

「おはよう、って、莉恵ちゃん、声死んでるよ?」

「はは……ちょっと風邪引いたみたいで。キャプテンがこき使うから(ぼそ」

「あはは、あのキャプテンの子だよね!すごい美形じゃない?顔が俺様っぽくて」

「は……はぁ」

そりゃあ、極力顔は整ってるけどさ。

「莉恵ちゃん実は狙ってるんじゃないのー?」

いやいやいやいや誰があんな変態俺様馬鹿野郎←なんか!!

「とんでもないです!!」

「マネージャーって良いポジションだと思うけどなー。私はあの頃は……」

なんて、うっとり遠くを見つめる美菜さん。

「ま、とりあえず早く風邪治してね。ほら、部屋戻って良いから」

持っていた掃除機を取り上げて言ってくれる。普段なら遠慮の一つもするところだが、少し寒気までしてきたので素直に甘えさせてもらうことにした。

「すいません……ありがとうございます」
121: 名前:葵 (.qW0eR0dmU)☆10/30(金) 21:45:32 HOST:121-83-51-135.eonet.ne.jp
のろのろと部屋に向かう途中も、寒気が身を襲う。寒い=熱……?だとしたら、相当疲れてるよ私。熱なんて小学5年生の時インフルエンザにかかった以来だと思う。

「はー……」

こてん、と廊下の壁にもたれかかかる。冷たくて、少し火照った体には心地よかった。
まだまだ合宿は続くのに。こんなんで倒れてはいられない。

じゃないと、あの人に……馬鹿にされる……

いつの間にか意地を張っている自分がいた。


「莉恵?」

名前を呼ばれた。あぁ、ここ星城の生徒の部屋があるところだ。

「おはよー……!」

壁にもたれかかった私の様子を一目見るなり、即座に額に大きな掌を置いてくる。その何気ないしぐさに心臓がドキっと高鳴った。

「熱いじゃねぇか……!!」

「……やっぱり?」

「無理すんなよ、今日は寝といた方がいいんじゃないか?」

「んー、無理……」

半分瞳を閉じた状態でそう返したとき、ふわっと体全体が温もりに包まれていた。
落ち着く。まるで大きなお布団に抱え込まれているみたいな。このまま眠ってしまいそうだ。

「……良いから、休め」

「無理だってば」

「体もっと壊すぞ」

「このくらい平気だってば」


(……ていうか)

このやり取りをしてて気付いたけど、今、信に抱きしめられてるじゃん。どうしよう、付き合ってた時だってここまで密着するようなことあんまりなかった。
しかも、よく分かったな、私が熱あるって。
一人考えながら、風邪とは違う意味で体に熱が籠ったその時。







「……朝から何してんのお前ら」



129: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆11/01(日) 13:58:30
ああ、何もこんなお決まりのタイミングで出てこなくても良いと思う。
この廊下、結構うちの学校の生徒の部屋から離れてるんだよ?
顔こそ信の身体が目の前にあるので見えないが、聞き飽きるほどに身に染みついているこの声の持ち主は、一人しかいない。
そこで私は、今信の腕の中にいるという事実を再び思い出して、咄嗟に

「ち、違う!えっとこれは……」

そんな言葉が口をついて出た。

(あれ、私何を否定して)

「来い」

ぐいっと腕を引っ張られて私は半ば強制的に信の腕から逃れていた。

「……大丈夫か?」

気遣うように信が言ってくれる。それに答えようと口を開くよりも一瞬早く、

「こいつ連れていくから」

私はひょいっと響におんぶされた。
そのまますたすたと歩き出しそうな彼に、

「ちょっと待てよ、莉恵はお前にこき使われてそんな状態になってんじゃねえのか」

「あぁ?」

(うわわわ!ただでさえ機嫌悪そうなのに。そんな火に油を注ぐような真似はしないほうが……)←

「わ、私大丈夫だから!」

慌ててそう言うと、今度は本当にすたすたとどこかへ歩きだしてしまう。

「ごめん、信。ありがとー」

ぼーっとしたまま私は信にお礼を言った。後ろを振り返ろうとしたけど、頭がずきずきするのでやめておいた。




「どこ行くの?」

しばらく歩いたかと思うと、ある一室の前で響が足を止める。


130: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆11/01(日) 14:08:07
響の部屋だ。
驚く間もなく、がちゃっとドアが開けられずかずかと私はおんぶされたまんま中に入り、抵抗する間もなく、気付いたらベッドに寝かされていて布団をかぶらされていた。

(何これ)

私が疑問の意を込めて響を見上げると、響は

「お前、自分の部屋に戻ったら無理に着替えて練習行くだろ」

あの独特な、何もかもを見透かすような射抜くような視線で私を見てくる。この目、苦手だ。

「う……」

しかも、実際図星だったり……。

「今日は一日休め」

「け、けど……!」

「あと、お前は隠してたつもりだったのかもしれねぇが、ふらふらしてないことに気付かないとでも思ったか?
俺達全員気付いてたから。しかも部員に移すわけにもいかねーだろ」

「……そうですね」

そう言われてしまうと、もう言い返す言葉はない。響の言葉は一理ある。

「だから、無茶すんな」

ベッドの横に座り込んで頭をくしゃっと撫でてくれた。

「ありがとう……」

何だか今日、優しい。私が病人だからか。
この人がこんな風に親切に接してくれることなんてそうそうないからよく味わっておかねば。
そんなくだらないことを考えていたら、響が再び口を開いた。


「あと、さっきの誰?てか何?」

何って……。

「あぁ、星城高校の水嶋信……?カナダに行く前同じ学校だったから」

私がそう答えると、少々いらいらしたようにチッと舌打ちをして、

「そういう意味じゃなくて。さっき何してたんだって聞いてんだ」

元々そんな風に聞いてなかったくせに……。

「えーっと……私がふらふらで……支えてくれて……?」


132: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆11/01(日) 14:15:07
「ふうん。それだけで抱き合ってたのか」

だっ……!?

「だ、抱き合ってないし!!」

後で冷静に考えたら、確かに抱き合ってるみたいな状況だったかもしれないけど、うん、意図が違う。
この人に細かい話を知られたくなくて、必死で否定していた。

「あっそ。で、あいつは元彼氏とか?」

「なっ……」

あっさりと見破られ、意志に反して頬が熱くなるのを感じた。
この人は、黒板に書いてある文字を読むように私の心を読んでしまう。嫌な特技だ。

「図星か。まだ好きなわけか」

「ち、違うよ」

「じゃあ向こうはまだお前のこと」

「も、もうやめてよ!!」


遮るように私は口を開いた。
響みたいに、何事も余裕の見方なんて出来ない。一つの出来事だけでいっぱいいっぱいなんだから。

「言わないでよそんなこと……」

「……分かった」

へ?

やけに素直な返事に、逆にこっちが拍子ぬけてしまった。

「何抜けた面してんだ。満足だろ、文句あっか?」

「い、いいえ」

そりゃあ、文句はないけどどういう風の吹き回し?
響の顔を見ると、何だか楽しそうに笑っていた。

「そんなに俺のこと気になる?」

「ばっ……」

(馬鹿じゃないのぉ!?よくそんな都合の良い考え方にポンポンポンポン進めるねこの人は!!)


133: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆11/01(日) 14:22:34

あいさま

キャー!リアルタイムにコメントありがとうございます!←







「違うから!!」

「あーそう。熱ある割に元気だな、お前」

元気じゃないし!空元気なんですけど。
さっきから頭は重いしふらふらするし。体張って頑張ってるんですけど!!

「ったく。ちょっと待ってろ」

そんな様子の私を見かねて、響が部屋を出ていく。しばらくするとすぐに、水を持って帰って来た。

「薬もらってきたから、飲め。熱冷ましらしい」

(え……そこまでしてくれるの?)

「あ、ありがと……」

それを受け取ろうと上半身を起こすと、とたんに頭を襲う激しい眩暈。

「~っ……」

情けないが、私はそのままこてんと力なくベッドに伏した。

「……そのまま」

笑わずにその様子を見ていた響が言った。

「?」

「目つぶって」

言われるがままに、瞳を閉じる。


ふちゅ……と、唇に柔らかい感触。
それが何か気付いたとほぼ同時に、口内に苦い味が広がった。
ごくっ……とそれを飲み込んで、目を開けると目の前に響の顔が。

「飲めたか?」

「……飲めた。ありがと」

(べ、別に口移しじゃなくても飲めるのに!!)

恥ずかしくてふいっと目をそらす。


137: 名前:葵 (3e6wZ9rNfs)☆11/04(水) 17:15:26
「いや。多分眠くなるらしいから、大人しく寝とけよ。じゃあ、そろそろ時間だし俺行くから」

響が時計を見上げながら、荷物を持って立ち上がる。

「え、待ってっ……」

急に言われて、咄嗟に私はベッドから体を少し持ち上げて思わず言ってしまった。

「ん?」

(あれええ!?なんで、私今引きとめたの!?)

お、おかしいおかしい。引きとめなくてもいいのに。熱があるときは寂しくなるっていうけど、

(……最悪)

「……い、今の取り消し。忘れて。じゃあ行ってらっしゃい」

恥ずかしさと悔しさで顔(+αで熱もね)から火が出そうになり、私は布団の中にリターンしてついでに中にもぐりこむ。(顔が見えないように)

「……」

どうやら動いていない様子の響。
出て行かんのかい!

(いるならいるで黙ってないで何か言ってよ!!泣)



がばっ


「!?」


いきなり布団をはがされ、響に晒される真っ赤になった顔。
案の定、その顔には意地悪そうな笑顔。

「夕方には戻ってくるから。
そんなに俺がいないの寂しいか?笑」

(こ、こうなると思った!だから嫌だった!)

「違うから!!ほら、何か人が急にどっか行っちゃいそうになったら条件反射で引き留めようとしてた、みたいな……」

苦し紛れの言い訳。ああ、言わない方がましだったかも。穴があったら入りたい……。

「莉恵」

「へ?」

ちゅっ

額に、一瞬柔らかい感触。

「……!!」

「熱ぃな。早く治しやがれ馬鹿が」

「う……うるさい!は、早く行きなよ!」

引きとめたり追いだしたり忙しい奴、と笑いながらそいつは出て行った。

(もう……見直したのに!)

ずるい人だ。優しくなったかと思えば、またいつもの『あれ』に戻ったりするし。分かんない人。



「眠っ……」



本当に眠くなってきた。目を閉じたら、そのまま深い深い眠りに引き込まれていった。

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最終更新:2010年08月10日 14:55
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