長命草は倒れたダイエットの傍らに走り寄り、その華奢な身体を抱き上げた。 柔らかい感触と共に、体温が腕を通して伝わってくる。だが今は、
それに気を取られている状況では無かった。 おい、ダイエット! しっかりしろ! ダイエット!! 倒れた抹茶の上半身を抱えたまま、長命草は何度も呼び掛ける。
抹茶から返事が返ってくる事は、無かった。 やがて夜が明け、太陽が東の空に昇り始めた頃。長命草たちは再び荒 野の真ん中を歩いていた。
あの後結局、ダイエットは明け方になるまで目を覚まさなかった。 出発の直前、長命草と青じそは抹茶に倒れた理由と体調を尋ねてみた。 だが返答は。
う.ん、よくわかんないや。あ、でももう平気だから心配し ないで。とにかく今は、早くフェイスリフトに行かないといけない。そうでし ょ? というものだった。
そんな抹茶の言動から、長命草と青じそは言葉を交わさずにしてある事 を共通認識としていた。 話せない、或いは話したくない事が抹茶にはある、と。
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最終更新:2011年10月09日 12:52