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    <title>precure_sq @ ウィキ</title>
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    <title>天地海の三重奏第１番Aパートその１</title>
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      **Scene０◆受け入れる者、抗う者
　小魚の兄弟がいました。力なき小魚の兄弟は、常に群れをなしていました。しかしそれは、力を合わて運命と闘うためではなく、ただ、ただ、自分だけが生き残りたいためでした。群れからはぐれれば様々な天敵に狙われ、あっという間に捕食されてしまいます。群れの中心から外れるほど、食い殺される危険が増すのです。生き長らえるためには、群れの中心にいるしかありません。だれもが兄弟を盾にして自分だけは生き残ろうと必死でした。いつ食べられてしまうのかとおびえる毎日。毎日。毎日…。そんな惨めな、惨めな、小魚の兄弟でした。

　そんなある日の事です。小魚達の前に海の女神様が現れたのは……。

　それは不思議な光景でした。様々な海の生物が、ご挨拶しようと女神様の周囲に集まっていたのです。大小様々な魚から、カニやエビといった甲殻類、クラゲや貝に至るまで、様々な海の生物が種族別に整列していました。小さき者達は側に天敵がいるにもかかわらず動揺するそぶりも見せません。大きなる者達も側にいる大好物に目もくれません。
　小魚の兄弟は、天敵の姿におびえながらも女神様の神々しいお姿に魅了され、少しずつ近づいていきました。整列する海の生物達を越えるまで近づいた時、女神様が振り返り、小魚の兄弟に微笑みました。女神様の慈愛に満ちた微笑みは、小魚の兄弟に安らぎを与えました。それは小魚の兄弟にとって生まれて初めての経験でした。
　そして小魚の兄弟は、世界が穏やかに変わった理由を知ります。すべては女神様のお力でした。海の生物は、海の女神様のおそばに近づく事で、心の安定だけでなく理性と思考力をも得るのです。理性が欲望を押さえ、女神様の微笑みが恐怖心を取り去ったため、海の生物から争いが無くなったのでした。
　恐怖も悲しみもない穏やかな世界……。弱肉強食の自然の掟しか知らなかった海の生物にとり、それは驚くべき新世界でした。

　周囲に生息する海の生物があらかた集まったところで、女神様は身体を切り分け、無数の小さな分身を作り出しました。小さな女神様達は整列するそれぞれの種族の前へと向かい、それぞれの種族にわかる言葉で話しかけました。本来なら言葉が理解できる魚介類など存在しないのですが、女神様の側に来て知恵が付いた今は違います。小さな女神様達の話す言葉は一言一句理解できました    </description>
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    <title>永遠の少年</title>
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      **◆永遠の少年 
　　1999年の晩秋、僕は死んだ。交通事故だった。どうして道に飛び出してしまったのかは覚えてないけど、車にはね飛ばされ、宙を舞った事は覚えている。横たわって見た最後の光景……空を舞い落ちる紅葉は、とても幻想的で美しく、もの悲しかった。

　気がつくと僕は人間でなくなっていた。肉体を失い、霊魂だけの存在になってしまったのだ。生理現象はもちろん、物理法則にすら縛られない自由な存在……。それは世間では幽霊と呼ぶのだけど、一つだけ違うことがある。僕の霊魂には神札『ディオニュソス』が憑依していたのだ。これをなんと呼べばよいのだろう。神様の力を持った幽霊？　限りなく神様に近い幽霊？　何か違う。
　永遠に年を取らず、あらゆる事から自由な少年……。自由であるが故に孤独な少年……。そんな少年の物語を読んだ気がする。少年の名前は……。ああ、思い出した。ピーターパンだ。僕はピーター･パンになったんだ。もっとも、その自由は神札の有効範囲内でしか発揮しない。美空市というトリカゴの中でのみ許される自由…。だけど、不満なんかあるものか。僕にとっては十分に広すぎる世界だ。

　自分の葬式を見るのは不思議な感じだったし、家族の悲しむ姿を見るのは辛かったけど、寂しくはなかった。美空市には、僕以外にもおばけや幽霊がいたからだ。見た目が気持ち悪い奴もいたけど、みんな気の良い仲間だった。中でも古井戸に棲むオバケさんにはずいぶんと世話になったものだ。僕は神様の力が使えたから、問題を抱えたオバケの悩みを解決したり、幽霊になったばかりで途方に暮れている子をエスコートしたりと、寂しさを感じる間もないくらい忙しい毎日だった。それこそピーターパンのような大活躍。僕にとって、美空市はまさにネバーランドだった。
　だけど、楽しい時間は長くは続かなかった。神札『冥府王ハデス』が覚醒したのだ。『ハデス』は美空市の地下深くに冥界を創り、冥府王としての支配力を行使した。幽霊やオバケ達は冥府王の支配力に逆らえない。みんな冥界へ強制送還されてしまった。こうして僕は独りだけ地上界に取り残された。僕に憑依する『ディオニュソス』には抵抗する力があり、『ハデス』の支配力を打ち消したからだ。だけど、それは幸運だろうか？　それとも不運だろうか？　僕にはわからなかった。

　それからしばらく、僕は美空市をさまよ    </description>
    <dc:date>2011-06-16T09:12:33+09:00</dc:date>
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    <title>えりかの背信</title>
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      **◆えりかの背信 
　午前中の授業が終わり、春風ぽっぷは周りの席の子達と机を囲んでお弁当を広げる。いつもながらのクラスメイトとのたわいのない会話を楽しみながら、ゆっくり昼食を食べていると、クラス１の情報通で噂好きな子が、今日も話しかけてきた。

「ねえねえ春風さん！　デビル委員長のウワサ、知ってる？」
「デビル委員長て（＾＾；……。玉木さんの話しなら、クラス内のいじめを一睨みでやめさせたって昨日聞かせてもらったけど……。他にもあるの？」
「私たちってさ、学校で指定されているバッグを使ってるでしょ？」
「そりゃあ、丈夫だから大事に使えば6年間くら余裕で保つし、学校で決められてるもの」
「でもあれってね、校則で義務づけられているワケじゃないの。」
「へぇ～、そうだったんだ。知らなかった。でも、カレ女のステータスみたいなものだものだし。誰だって使うでしょ？　ねえ？」

　そう言って仲間に同意を求めると、一緒にお弁当を食べていた3人のクラスメイトは一様にうなずいた。

「たしかに私たち庶民にとってはそうだけど、そう思わない方々もいらっしゃるわけですよ。こだわりのあるおしゃれさんとか、お金持ちのお嬢様とか。で、そういう方々は、一部の例外を除いてブランドもののバッグを使っていると」

　噂好きっ子がそう言うと、クラスメイトはやはり一様にうなずいた。どうやら、そのことを知らないのは、ぽっぷだけのようだ。クラスにはブランドバッグを使っている者などいなかったし、ピアノのレッスンなどで忙しいぽっぷには、人の持ち物に関心を持つ余裕など無かったので、仕方ないことかもしれない。

「デビル委員長は、何といっても美空市一のお金持ち玉木一族のご令嬢なんだから、ブランドバッグを使うのは、まあ当然よね。だけど、その使い方が凄いのよ！　なんと！　持ってくるバッグが毎日違うの！　わかりやすく言えば、毎日使い捨てにしちゃってるらしいのよ！！」
「え～～～～～！！……って、いやいやいや。それは流石にウソでしょ！　お金持ちなんだから、ブランドバッグをたくさん持ってるのは不思議じゃないし、その日の気分によって使い分けてるだけ何じゃないの？」
「まあ、確かに使い捨てってのは言い過ぎかもしれないわね。同じデザインのバッグが2～3日続くこともあるし。でも、どういうワケか、いつまで    </description>
    <dc:date>2011-06-16T09:11:45+09:00</dc:date>
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    <title>持ち腐れて切り札</title>
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    <description>
      **◆持ち腐れて切り札
　再び春風邸に戻ってきた妖精ファファには、二つの役目がある。
　一つ目は春風ぽっぷの影武者である。ぽっぷそっくりに変身することはこれまでも出来たが、５年もの厳しい修行を乗り越えた結果、限りなくぽっぷに近い思考と行動が出来るようになった。いざとなれば、ぽっぷの身代わりになって死ぬ覚悟もできている。もっとも、戦国時代のように命を狙われれているわけではないので、あまり意味の無い覚悟ではある。まあ心構えと言った所か。
　実際の影武者としての役割は、ぽっぷがプリキュアとしての戦っている事を家族に知られないよう、心配をかけないようにすることだ。ぽっぷが戦いで忙しい時、ぽっぷに代わって学校に行き、帰宅する。でも、その為には、ファファは自分の存在を徹底的に隠さねばならない。自分を知っているどれみには特に。知られてしまえば、影武者としての意味が無くなってしまうのだから。
　だけど影武者としての役目は、もとから持っていた能力をバージョンアップさせたに過ぎない。ファファが本当にスゴイのは、魔女見習いにお着替え出来ることだ。しかも、一級魔女見習いだけが使用を許されているリズムタップを使いこなせる。もちろんそれは、ぽっぷが一級魔女見習いの資格を持っていたからであり、影武者の延長線にある能力であったが、それでも、妖精が魔女見習いになるなど前例のないことなのである。
　しかし、影武者の役目が度々あるわけでもない。今は魔女見習いになっても魔法は使えない。影武者である以上、自分の存在を知られるわけにも行かないので、迂闊に外出も出来ない。共に魔女界から来た妖精ナージャも、たまにしか遊びに来てくれない。一緒に留守番をしているゼピュロスは、ぽっぷが戻ってくるまで眠りっぱなしで、話し相手にもなってくれない。クルリンコールでゆき女王様と世間話に花を咲かせるなどもってのほか。要するに、ファファは暇なのだ。

　そんなファファに与えられた任務が、魔法の実を増やすことだった。ピコットポロンやクルリンコールのエネルギー源となる魔法の実は、植物のように栽培して増やすことが出来るのだ。ファファは人間界に訪れて間もなく、ペガソスが破壊した街並みを修復するために魔法の実をほとんど使ってしまった。節約すれば何回かは使えるが、まさかの時に使えないでは意味がないので、今は温存しておくしかない。    </description>
    <dc:date>2011-06-16T09:11:04+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/precure_sq/pages/68.html">
    <title>こんとん！ENDパート</title>
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    <description>
      **Scene13-1◆訪問者ローズ～記憶(fifth day)
「ローズちゃんが片言の日本語を話すのは、もしかして相手を油断させるため？」

　ローズは指をパチンとならすと、突然流暢な日本語を話し始める。

「結果的にそうなっているかもしれないわね。でも違うわ。せっかく日本語を勉強したんだから、日常会話では魔法を使わないようにしてるだけ♪　正体を明かしても問題ない時は、その限りではないけれどね」
「まあ、それは殊勝な心がけですね。
　ところで……魔法堂の新たなオーナーになったそうですけれど、どんなお仕事をなさるの？」
「表上は喫茶店でもやろうかなって思ってるけど…。正直、ちまちました仕事をするのは好きじゃないのよね。だから短い時間で大きく稼げる裏の仕事を本業にするつもりよ」
「裏のお仕事？」
「有り体に言えば『何でも屋』ね。危険が伴ったり、表沙汰にできない仕事を請け負うわよ。もちろん安くはないけどね」
「お見舞いに来てくれたのは、もしかして営業をかねてる……とか？（＾＾；」
「あったり～～（＾＾）　ただし一回につき100万円以上の仕事は受けないけどね」
「100万円……。さすがに私のお小遣いでは依頼できそうにないわね」
「あら、それは残念。……でも、『姫巫女様』は藤原家の実質的当主なのでしょう？」
「ごめんなさい。そちらのお仕事は担当者に一任しているの。無断で私からローズちゃんに依頼はできないわ」
「おかまいなく。その担当者に私を紹介していただけるだけで結構ですわよ♪」
「う～～ん。紹介するにしてもローズちゃんの事は何も知らないし…。ローズちゃんはどんなことができるの？　もしかして……ペガソスが破壊した美空市を直してくれたり……とか？」
「………ああ、あれね。あれは私じゃないわよ。私の友達……かな？　まあ、私と同じ『アンノウン』には違いないけど。照れ屋だから名前は秘密ね」

　正確には『おジャ魔女ファファ』のやったことだが、ぽっぷの影武者故に表沙汰にはできない。さりとてローズは回復系の魔法が苦手なため、そっち系の仕事を依頼されても応えられないので自分の手柄にするわけにもいかなかった。

「秘密というのは……つまり、知りたければ情報料を支払えってこと？」
「え？　あ、いえいえ。確かにお金は欲しいけど、これは本当に秘密なの    </description>
    <dc:date>2011-06-25T03:41:57+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/precure_sq/pages/67.html">
    <title>こんとん！Bパートその３</title>
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    <description>
      **Scene12-9◆訪問者ふぁみ～バトン(sixth day)
「私の世界の100年前にも、『隣の世界』の未来から『桜井ふぁみ』がやってきたんです。今の私のように」
「それはつまり、私たちから見れば『隣の隣の世界』から来たふぁみちゃん？」
「そうです、はづきちゃん。彼女の目的ですけど、広い意味では、私の生まれた世界…つまり人間界の未来を護ることです。狭い意味では二つあって、一つは、人類存亡を賭けた戦いに備えるよう警鐘する事。もう一つは、この世界のふぁみちゃんに、私の使命を引き継がせる事」
「この世界のふぁみちゃん？　つまり100年後に生まれる予定のふぁみちゃんに？」
「はい。この世界のふぁみちゃんには、私の世界とは反対にある『隣の世界』に行ってもらい、その世界を救う任務を果たしてもらわないといけませんから。そのためにもバトンタッチしないといけないんです」
「それはまた……壮大なスケールのリレー競技ね。それはいつから始まり、いつ終わるものなの？」
「私には判りません。私がバトンの受け渡しに失敗するか、『並行世界』が途切れるまで、ずっと続くのではないでしょうか。もしかしたら、永遠に続くのかも……」
「人間界の三つの未来の可能性って、もしかして、そうやって引き継がれた情報に基づいているの？」
「そうです。幸いにして、私の世界は人類が繁栄する未来でした。ですが、私の世界に現れたふぁみが語った『隣の世界』では、人類は滅亡していたそうです。さらに隣の世界ではマトリクサーと人類が共存していたそうですが。
　伝えてきたのが隣の世界の私ですし、伝わってから100年の時が経過していますから、どこまで信憑性があるのか判りませんけれど……。これまでずっと絶望的だった人類の未来が、それぞれの世界の私が隣の世界に警鐘を与える事で、救われるようになったのだそうです。ただし、それでも救われる確率は1/3…」
「ふぁみちゃんが来てもダメな時が2/3もあるの？」
「はづきちゃんの命を狙う刺客はとても強いです。隣の世界とはいえ、彼らも自分たちの存在を賭けていますから。はづきちゃんたちが私の話すら聞いてくれなかった世界もあったでしょう。何しろ、私自身には何も力がありませんし、証明する事もできませんし…」
「つまり、ふぁみちゃんの忠告を信じるか信じないか、活かすか活かさないかで    </description>
    <dc:date>2011-06-03T21:58:26+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/precure_sq/pages/66.html">
    <title>こんとん！Bパートその２</title>
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    <description>
      **Scene11◆訪問者フジオ(fourth day)
「あなたの事はなんて呼べばいい？　フジオくん？　それともフジコちゃん？」
***「どっちでもいいよ。はづきちゃんの呼びたいように呼んでよ」
「それじゃあフジコちゃんって呼ばせてね♪」

　そう言うと、はづきは穏やかに微笑んだ。

　魔法使い界の特命大使として美空市に訪れて以来、フジオは藤原家との親交を深めていた。特にはづきの母、藤原麗子にはずいぶん親しくしてもらっている。週に一度はフジオをショッピングに誘い、フリフリのカワイイ服を選んではフジオにプレゼントしていた。はづきに親離れされた寂しさを紛らすためか、衣装はすでに家のクローゼットには収まらず、収納するために貸し倉庫が必要になるほどであった。
　一方ではづきはこの６年、素っ気ない態度をかたくなに貫いていた。作り笑顔や苦笑い以外でフジオに微笑んだ事など一度も無い。だからはづきが見せた無防備な微笑みを、フジオは複雑な思いで受け止めていた。さらに驚くべきは、はづきの調子がまだ完全には戻っていないからと、はづきの寝室に招かれた事である。これまでのはづきであれば、絶対にあり得ない事であった。記憶喪失にでもならない限りは……。

「ねえフジコちゃん。フジコちゃんって、本当に男の子だったの？」
***「そうだよ。６年前…小学校を卒業するまではね。人間界の小学校にいたのは小５の時からの２年間だったけど。最初はね、はづきちゃんと同じ学校に行きたくて、魔法で女の子に変身してたんだ。カレン女学院の入試も受けて、ちゃんと合格したんだよ。だけど魔法使いの仲間から『本当は男のくせに女子校に入るとはけしからん！！』って言われて、王様も許可をくれなくて……無理矢理あきらめさせられちゃったんだ」
「そりゃあ……常識的に考えれば、そうなるでしょうね」
***「仲間は誰も信じてくれなかったけど、下心なんて無かったんだよ。年頃のオトコノコが抱くようなたぐいのものはね。でも、浅はかだった事は認めてる。魔法が解ければ元に戻ってしまうしね。それに、覚悟も足りなかったんだと思う……。だけど今は違うよ。本当に本物のオンナノコになったから」
「本当の？　本物のオンナノコ？　魔法で変身するのとは違うの？」
***「はづきちゃんは、オトコノコとオンナノコの違いって何だと思う？」
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    <dc:date>2011-05-27T23:37:30+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/precure_sq/pages/65.html">
    <title>こんとん！Bパートその１</title>
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    <description>
      **Scene９-1◆姫巫女～眠り姫
　目を覚ました彼女は、焦点が定まらないまま、しばらくぼんやりと見つめていた。ようやくそれが天井だと気づくと、自分が横たわっている事を理解する。起き上がろうとするが、身体が重く、手足が言う事をきかない。観念した彼女は横たわったままなんとか首を動かしてみる。
　左には窓があり、カーテンは閉められているが隙間から自然光が漏れている。光の感じからして昼下がりだろうか。右を見るとクローゼットの扉が見える。三、四十着は収納できそうなくらい大きい。
　足下を見るとベッドの向こうにカーテンが閉められているが、カーテンは透けていて、その先に部屋が見えた。視界に入るだけでも10畳以上はある。かなり広そうだ。
　彼女はその部屋に見覚えがあった。ずっと昔に見た懐かしい光景…。だけど、いつ見たのだろう。ここはどこなのだろう…。霧が晴れるように意識を取り戻していった彼女は、ようやく思い出す。そうだ、ここは自分の部屋なのだ。だけど見覚えのない物もあった。異彩を放つがごとく部屋に飾られた花々だ。装飾にしてはあまりにも多すぎる。まるで花屋さんのようだった。

　意識がしっかりしていく反面、身体はなかなか言う事をきかなかった。なんとか腕は動かせるようになったものの、一人で起き上がるのは無理なようだ。
　どうしよう…。
　彼女が今一度周囲を見渡すと、ベッドのそばに垂れ下がっている紐に気づいた。これはもしかして、呼び鈴の引き綱ではないだろうか。洋館にあるような古風なタイプで、用事があるとき引き綱を引っ張れば、家政婦の部屋で呼び鈴が鳴る仕組みだ。引き綱は枕のそばに垂れ下がっており、横たわっていても手が届く。ふとシャーロック・ホームズの『まだらの紐』を読んだ時の記憶がよみがえる。呼んだ後、しばらくは引き綱が怖くてたまらなかった。だけど撤去しなくてよかった。今こそ役に立ってもらうとき。

　引き綱さん…、おねがい…。

　彼女は右腕に力を込め、なんとか引き綱をつかむと、一回だけ引っ張った。綱の先の天井辺りから、かすかに鈴の鳴る音が聞こえる。良かった。ちゃんと機能してる。誰か気づいてくれただろうか。それ以前に、この屋敷に自分以外の人はいるのだろうか？　部屋が広いせいか、防音がしっかりしすぎるためか、静かで誰の気配も感じない。
　しかし彼女の心配は杞憂    </description>
    <dc:date>2011-05-27T23:27:12+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/precure_sq/pages/64.html">
    <title>こんとん！Aパートその３</title>
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    <description>
      **Scene７◆ふぁみの悲しみ(second day)
*「あっ～～～！」

　桜田ふぁみの悲鳴にも似た叫び声が、昼休みの職員室に響いた。周囲の目など気にしてなどいられなかった。叫ばずにはいられなかった。
　夢にまで見た、どれみおばあちゃんとの楽しい学園生活。その実現のため、ふぁみは1週間かけて周到に準備してきた。どれみおばあちゃんのクラス、友人関係、部活動、アルバイト先、下校のコース等々、あらゆる事を調べ上げ、偶然を装うべくあらゆる対策を練りあげた。その全てが一瞬にして水泡に帰してしまったのだ。ローズ･マリアの指パッチンによって…。
　ついさっきまで、ふぁみはどれみのいるB組に、ローズ･マリアはA組に編入される事になっていた。ところがローズ･マリアの魔法により、入れ替えられてしまったのだ。教師達が何ら疑問を抱かないことから察するに、書類だけでなく、教師達の心も操作したに違いない。なんの迷いもなく禁断魔法を使うとは……。

「ど、どうした桜田！」

　心配そうな教師の顔を見て、ふぁみはようやく自分を取り戻す。

「あ、あ、いえ、すみません。お財布忘れたことに気付きまして……」

　呆気にとられていたローズ･マリアは、一瞬目つきが鋭くなるが、すぐにニッコリと微笑んだ。そして、ふぁみに質問する。

「ふぁみチャン♪　アナタ、どこノ魔法堂で働いテタ…ですカ？」
「……え？　あっ！　あはははははっ　え、え～っと、東北の……宮崎…だけど」
「そーデスか。アナタとは、仲良ク出来そーデス♪」

　ふぁみが元魔女見習いであることを、マジョローズに見抜かれてしまったようだ。あれだけ派手に驚いたのだから、気付かれない方がおかしい。まあ、それ自体は大した問題ではない。むしろ秘密を共有するきっかけが出来たと喜ぶべきだろう。未来から来たことさえ知られなければ、問題は無いはず。仮に問題があったとしても、どれみおばあちゃんのクラスメイトになれなかったことに比べれば、些細なことである。

（うううっ、若くてかわいくても、やっぱりマジョローズさんはいぢわるだぁ～～～(TT)）

★　　★　　★

「東北の……宮崎……？」
「たしか、宮崎県と言えば九州ではありませんでしたか？　東北は宮城だと思うのですが。どうやら地理が苦手な娘のようですね」
「東    </description>
    <dc:date>2011-05-27T23:15:38+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/precure_sq/pages/63.html">
    <title>こんとん！Aパートその２</title>
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    <description>
      **Scene４◆風になる(second day)
　よかった。熱が下がってきた。咳も出ないし呼吸も落ち着いてきてる。ぽっぷの病状は回復に向かっているようだ。ホッと胸をなで下ろしたファファは、昨夜のことを振り返る。

　疲れ果てていたぽっぷを部屋に寝かせたファファは、影武者として何事もなかったように春風邸に帰宅し、ぽっぷの家族と夕食を囲んだ。久々に会ったどれみに思わず他人行儀な態度を取ってしまったり、生まれて初めて食べるはるか母の手料理に泣いて喜んだりと、ついつい不審な行動を取ってしまったが、影武者としての使命はなんとか果たせたようだ。
　だが、影武者ぽっぷが部屋へと戻ると、思わぬことになっていた。本物のぽっぷはベッドで高熱にうなされていたのだ。みんなの笑顔を守るため、プリキュアとして戦うと決意したぽっぷだったが、結局ペガソスを救うことは出来ず、判断の甘さから美空市が壊滅しそうになり、挙げ句の果てには幼なじみの玉木えりか（アルテミス）から命を狙われる……。疲労と悲しみが、絶望と挫折が、ぽっぷを徹底的に打ちのめしていたのだった。
　ぽっぷの病気も心配だが、このままでは本物と影武者の落差が大きすぎて、家族にぽっぷの秘密が知られてしまうかもしれない。特にどれみに気づかれる可能性は高かった。そこで影武者ぽっぷは布石として、一芝居うつことにする。頭が痛そうに一階へ下りると、母･はるかに「なんだか熱っぽい」と訴えたのだ。うまく風邪薬ももらえたし、「今日は早めに寝るね」と言って部屋にこもることもできた。これで違和感は最小限に抑えられたはずだ。後はぽっぷに回復してもらうのみ。

　それから夜通しの看病が始まった。意識がもうろうとしている本物のぽっぷに風邪薬を何とか飲ませ、見習い服に着替えると魔法で看病セットを出す。一緒にいたゼピュロスも看病したがっていたが、ぬいぐるみのような身体ではタオルも絞ることも出来ない。本人曰く『風の神様』だそうなので、部屋に気流を作り、暖房で暖まった空気をかき混ぜてもらうことにした。扇風機でも出来ることだったが……まあ、それは言わないでおいてあげよう（＾＾；
　それにしても意外だった。ぽっぷが家族にも話せない禁断の恋に身を焦がしていたなんて……。だけど、どうして夫であるゼピュロスは、ぽっぷのことを『クロリス』としか呼ばないのだろう？　ゼピュ    </description>
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