「まひる」「月宮さん」「のりぽー」(怒った時は、「則子」)「委員長」
美香の笑顔がぎこちない理由について色々と考えてみたのですが、年頃の中学生から笑顔を消す理由なんかを考えてみるとそれはもう陰湿でじめじめした内容ばかり浮かんでくる訳です。
ところが過去のシリーズを見てみると、当たり前だけど家族のじめじめした部分とかは皆無なわけですよ。というかフレッシュまでは離婚家庭ってなかったですよね?
つまり、当然子供向けなので「幸せな家庭環境」というのは大前提となってくる訳なのです。
登場人物全てに対して、その大前提を元にして笑顔がぎこちない理由を考えてみると何もそんなに重大な問題や陰湿な内容は必要ないな、と。そういうのはお昼のドラマにまかせれば良いんです。
例えば両親が(子供から見ていかにも)お堅い職業、例えば医者や弁護士や学者や教授で、家ではテレビとかも見ないので年頃の子供たちと流行の話で盛り上がる事もあまり無く両親を尊敬しているので真似して自分も何となくそんな堅苦しい雰囲気を持ってしまい、へらへら笑うのはなんか軽い感じがして自発的に笑う事を控える様になってしまった。
ところがもとから持っている性格は「外交的」なんだけど、お堅い両親の元育ったので精神年齢が他の子より高く(所謂空気を読む能力に長けている)テレビも見ないし同い年の子達とは微妙に話が合わず、かといって避けられる訳でもなく、でも集団の輪の中には入り難いというちょっと特殊な環境下におかれる事になったのではないだろうか?
結果「同じ立ち位置で一緒に笑い合える友達がいない」ことになってしまう(決して仲間はずれになったり嫌われたりはしないのだが特に仲の良い友達もいない状態)
ここで中学に入りのりぽとまひるとの出会いがある。
美香は基本的に外交的な性格なのだが、老成してしまった部分があり、年頃の子とはいまいち話も合わず結果一人になりがちだったのだが、のりぽとまひるってそういうのをいかにも構いたそうな性格な訳なのです。
まひるはおねえさんモードスイッチオン。のりぽはそれこそこういうキャラいじるの好きそう。美香は基本外交的で誰かと一緒が好きな性格なので、まひるのりぽと同じ行動をとろうと考える傾向があるのではないかと。
まひるは今の性格からいかにもチアを選ぶだろうし、のりぽも自分が何かにスポーツに打ち込むというよりは端からちょっかいを出すのが好きという性格から同じくチアにはいり、そんな訳で美香もチアに入る事になるのだがいまいち笑顔に慣れていないので笑顔はぎこちない。
という今の状況が出来上がる訳です。
まひるが「笑顔は誰かに見せる為にするものなんだよ!」などといかにもいいそうだよね。