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#ref(第30話title.jpg) *あらすじ  クライナーに飲み込まれ連れ去られるサンディとナイト。「プリキュアー」それを力なく見上げているオレンジとパープル。彼らにはどうすることもできない。気が付けば闇の空間が消えている。向こうから駆けて来るピンクの姿が見えた。 「どうしたピピ? 嫌な気配を感じて来て見たピピ」  事の顛末を語るオレンジとパープル。衝撃を受けるピンク。「プリキュアを助けるピピ」「そうやってレジ?」 ピンクの言葉におたおたするオレンジとパープル。シャイミーの力を利用できないか、とピンクが提案したのでシャイミーランタンを呼び出してみる。地図を表示するが、まだ完全には埋まっていない。しかし、ある一点に小さな光の点が点滅している。もしかするとこれがプリキュアの力の位置を示しているのかも知れない。興奮するピンクたちだが、肝心のどう追いかけるかが分からない。オレンジとパープルが悩んでいると「ちょっと貸してみるピピ」とピンクがランタンを奪い取ってあちこちを触る。その時だった、急にランタンが光り始めて、宙に舞う。「やったピピ」 ピンクたちがランタンを押さえようとした瞬間、ランタンがロケットの様に空に向かって暴走する。悲鳴をあげるピンクたち。そのまま空高く舞い上がっていった。  ナイトが何か息苦しさを感じて目を覚ます。隣にサンディがいることだけは分かる。一体ここはどこ? サンディを揺さぶって気付かせる。さっきまでの記憶をたどり、クライナーの中と気付く。二人とも残った力を振り絞って立ち上がる。必死の努力でクライナーが二人を吐き出し、地面に降り立つことができた。  その場所は光が丘ではない。荒涼とした死の世界のような場所にサンディとナイト、そしてクライナーと二人の幹部が立っている。 「おや、寝起きの悪い娘ざんすねー」 アンコチョウチョウが巨大な目をギョロリとさせる。「さすがは伝説の戦士だな。あれくらいでやられないとは、見直したぞ」とガトール。クライナーが襲い掛かろうとするのに身構えた瞬間、変身が解ける。慌てるもクライナーの攻撃をかろうじて避け、キュアパストをスラッシュする……が変身ができない。変身できない彼女らの姿を見てあざ笑う幹部たち。クライナーの影が迫る次の瞬間、二人を光の球体が包み込む。目を覆う幹部とクライナー。光が消えた時には、まひるとかぐやの姿はなかった。「気配が消えた」とガトール。「まずはエクリプス様にご報告ざんす」とアンコチョウチョウ。 「止まれピピー」 目も開けられない勢いで進んでいたランタンが、ピンクの声に反応したわけではなかったが、急に止まった。地面に投げ出されるオレンジたち。ランタンはスゥっと消えてしまう。周囲を見るがそこがどこだか分からない。遠くに気味の悪い岩山が見えるので取り合えずそこへ行ってみることにした。  一方、まひるたちは光に包まれたまま洞窟のような場所を移動していた。「プリキュアの戦士よ、どうか諦めないで、新しい力を手に入れて闇と戦うのです」 誰かの声が聞こえる。まひるたちを包む光が次第に弱くなり、二人を地面に寝かせるとついには消えてしまった。「私の力はこれで限界のようです。この星の運命をあなたたちに託します」 ぼんやりとその声の主の姿が見える。そして姿が消えた瞬間にまひるが飛び起きた。かぐやも目を覚ます。二人とも同じ声を聞き、姿を見たようだ。キュアパストの明かりをつけることはできたので壊れた訳ではないようだ。たぶん力を使いすぎたのだろう。何かを指し示すように灯る微かな明かりを頼りに闇の中を進んでいく。  ようやく気味の悪い岩山にたどり着いたオレンジ達は、岩の裂け目を通って中に入れることに気が付いた。周囲からは闇の気配が漂い、恐ろしい雰囲気だ。闇に目が慣れると、岩と思っていたものが石像であることに気が付く。「何でたくさんの石像があるピピ?」 よく見ると自分たちと同じような小さな生き物が重なりあっている姿だった。「こ、ここはボウケン星レジ」 オレンジが愕然とする。「もしかしてここは光の神殿パプ?」 ボウケン星がダークネスに襲われた際、仲間たちが逃げ込んだのが光の神殿だったはずだ。あまりの惨状にオレンジたちは泣きたくなりながら先へ進む。岩を退かしたりしながら奥へ行くと大きな広間に出た。一つの石像を中心にして仲間たちの石像が連なっている。  その時だった。部屋の隅からうっすらとした光の筋が現れた。突然のことに驚いて思わ石像の陰に隠れるオレンジたち。岩が動いて、中から何かが現れた。 「やった、かぐや。どこかに出られたみたい」 現れたのはまひるとかぐやだった。思わず駆け寄るオレンジたち。オレンジたちからここがボウケン星であることを告げられ、周囲の石像に驚く二人。「ひどい…」「ダークネス、許せないわ」 つぶやくまひるとかぐや。  二人が中央の石像を見て、少し驚いた表情をしたのにオレンジが気付く。理由を聞くとクライナーから助けてくれた声の主にそっくりな感じなのだそうだ。そして新たな力の話も。「そう言えば聞いたことがあるピピ」 ピンクが思い出したように話はじめた。ブレスのシャイミーは、ちゃんと呼び出す手順があるのだという。それは鍵の形をしていて楽器とは分からない形だという。 「鍵って例えばあんな感じ?」 まひるが指を差す方に石像のもつ杖があった。まひるの指差す方をみて驚くかぐや。「まひるあの像、見たこと無い?」 言われてハッとするまひる。彼女たちに語りかけた光の主が見せた顔に確かに似ている。そのことを話すと驚くオレンジたち。「きっとプリキュアを導いてくれたピピ」 ピンクが力強く言い新たな力を呼び出すことにした。床に刻んである文字を指差す。だが、まひるたちには読めない。「陽は宵闇に落ちれども、いずれかならずまた昇る」「月に自ら光無し されど陽を受け輝かん 陽は没すれど月は在り 無明に光をもたらさん」 ピンクに続いてまひるとかぐやが声を揃えて言うと、石像の杖が光り始める。そして、オレンジたちの手に渡った。「アドベンタルデイズキー、ピピ」  その時だった。闇の気配が急激に高まり、ガトールとアンコチョウチョウが広間に乱入した。そのsせいで広間の天井が崩れ始める。慌ててまひるたちは元の洞窟に逃げ込む。光の気配を感じたガトールとアンコチョウチョウが洞窟の中に押し入ってくる。が、アンコチョウチョウは入口でつっかえてるようだ。ガトールがクライナーを召還し、襲い掛かる。無我夢中でキュアパストをスラッシュするまひるとかぐや。今度はちゃんと変身できた。重機クライナーが洞窟を破壊し、その勢いで地上に飛び出す二人。続いてクライナーとガトールが飛び出す。必死に戦うがやはり劣勢だ。クライナーになぎ倒され、地面に這い蹲るプリキュア。「ブレスがないと駄目だ!」 シャイミーのカードをスラッシュする二人。ブレスが装着されると強さが回復した。二人の猛攻に崩れるクライナー。必殺技を掛けようとした瞬間、ブレスが消えた。「まただ!」  その姿を岩山の隙間から出てきたオレンジたちが目撃していた。プリキュアを助けたい気持ちが高まり、ピンクが叫ぶ。「今こそプリキュアを助けるピピ」 ピンクたちの想いに答えるようにアドベンタルデイズキーが3つに別れ、オレンジ、パープル、ピンクの手に渡る。おもむろに楽器を演奏するピンクたち。楽器の演奏の高まりに答えるようにブレスが現れ、再度プリキュアに装着される。 「クロスライジングデーーーーイズ!!」 必殺技が発射され、クライナーが消滅した。シャイミーのカードが残され、ガトールの姿は消えていた。 「すぐに導きの星に帰るレジ」 ランタンの力が再び発動して地球に帰ることができた。帰ってみると不思議なことにクライナーに飲み込まれてしまってからそれほど時間が経っていなかった。  翌日、学校で合唱コンクールが行われ、まひるたちの元気な声が響くのだった。 *ストーリー設定メモ (作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します) 09.06.13設定 物語のアイデア ・音楽祭の続き > 次の回で逆転して帰ってきて、さあみんなそろって音楽祭本番だよ、めでたしめでたしで終わるって感じを想像した。歌を歌う部分はカット 09.06.20設定 物語のアイデア ・ボウケン星に連れてこられてからのプリキュアの処遇について > 一回敗北して連れ去られてるわけだから、変身道具を取り上げられてボウケン星に放り出されてるとかだったらおもしろいかも > だとすると変身できないわけだから復活の芽はないわけで、その辺工夫がいるだろうね。さくらのシャイミーが取り出せずに洗脳で終わったみたいな 09.06.23設定 ストーリー設定のアイデア ・オレンジ、パープル、ピンクの移動について > シャイミーランタンの力を使って闇の痕跡を追跡する。 > ピンクがランタンを弄って暴走させ、それに捕まってオレンジ、パープル、ピンクが掴まって飛んでくイメージ ・捉えられたプリキュアがダークネス本部でどうなるか? >・変身したまま囚われて幽閉などされる案 >+ボウケン星にワープしてきて、途中で意識を取り戻して残った力でガトールに反撃 >+何とか逃げ出して荒れ果てたボウケン星の地に隠れる >+ダークネスの動きを気にしながら、回復を待って、ダークネスの拠点と思われるボウケン星の施設に向かう >+途中で転移してきた淫獣達と合流 >+正面からぶつかっては勝てないので、ピンクの知っていたボウケン星の秘宝(キー)を入手して、それを利用して地球に戻ろうとする >+キーを手に入れたところでダークネスが嗅ぎつける >+あとは戦闘で大逆転 >・キュアパストを奪われて変身できなくなる案 >【第一案】 >+パストを取られ変身解除→無力な人間など殺すにも値しない、闇の中で朽ちるがいい >+闇の洞窟の中に飛ばされる二人→ここから脱出しなくっちゃ→闇に犯されながら進む二人 >+オレパブピンクが闇の神殿が昔の光の神殿であることに気がつく。「ガーン! ここはボウケン星ピピ!」 >+オレパブピンク→まひるたちを助けようと神殿に侵入→神殿の奥で光の女神の像を発見 >+そう言えば女神の持つこの杖が光の力を開放すると聞いたことがあるレジ! >+よし、祈ってみるパプ→一生懸命祈る→駄目だ、力が足りない >+何か声が聞こえる→小さな穴を発見→くぐってみるとまひかぐが >+合流→杖を発動させよう→みんなで祈る→杖がアドベンタルキーに!→ゲット >+オレパブピンクがダークネス本部に潜入してパストを見つける→アドベンタルキーの力でバリア破壊して取り戻す >+変身!→再びクライナーと対峙 >+アドベンタルキーの力を使ってみるピピ→ブレス発動 >+強化型必殺技で粉砕→ランタンの力で帰還→3分後の世界だ、良かった→大団円へ >【第二案】 >+プリキュアの力を分離するためにモークライの実験設備に >+衣装が少しずつ光の粒になり消えていく(変身が解けて制服に戻る) >+オレパブピンクが冒険の末、アドベンタルキーをゲット >+プリキュアの衣装が消えかけ透過光でスケスケな二人を発見 >+ブレスを呼び出して装着→プリキュアの力が戻る >+モークライの実験装置から脱出→行く手を阻む新幹部 >+必殺技で逆転→お家へ帰ろう! >・キュアパストが一時的に使えなくなる案(この案に決定!) >+ボウケン星に連れて来られた直後に意識を取り戻して反撃、命からがら逃げる >+身を潜めてから、しばらく変身体で歩きまわる >+徐々にコスチュームが消滅していき、人間に戻ってしまう→脱出直後に変身が解ける? >+淫獣がテレポートしてきて、ピンクか誰かがパストを調べて「しばらく変身できない」ということだけわかる→まひかぐが再度変身しようと試してできない >+パストの回復するキッカケは、時間が経って自然に自己修復する ・アドベンタルデイズキーの像に刻まれている言葉 「陽は宵闇に落ちれども、いずれかならずまた昇る」 「月に自ら光無し されど陽を受け輝かん 陽は没すれど月は在り 無明に光をもたらさん」 > 杖(アドベンタルキー)を持った女神の姿が、実はクイーンというのでもいいかも。 ・アドベンタルデイズキーの発動条件について > 「一度、やっぱり駄目だ!」ってのを挟めばいいと思う。アドベンタルキーは単純に発動するんじゃなくてプリキュア歴代みたいに「強い想い」がないと発動しないとか、ピンチになって「負けない」「プリキュア頑張れ」って想いが高まると楽器化するとか ・ボウケン星から帰還する時の辻褄合わせは? > 浦島効果でさらわれた少し後の時間に到着する。帰りもランタンの暴走で帰ってくる。「困った時にはご都合主義レジ!」 ・Bパートの後編は、音楽コンクールで締め ・登場幹部は、[[アンコチョウチョウ]]と[[ガトール]]。 ・登場クライナーは、[[重機クライナー>クライナー名鑑28]]です。 *次回予告 ---- 第30話のタイトル候補 ・「逆転への力! 鍵よ導け勝利の音色!」 ・「プリンセスの想い 闇に閉ざされた故郷」 ・「プリンセスの想い 鍵よ導け光の音色」 から話し合いで「プリンセスの想い 鍵よ導け光の音色」が選ばれました。 ---- *第30話の話合いの際に出された全体の設定メモ
#ref(第30話title.jpg) *あらすじ  クライナーに飲み込まれ連れ去られるサンディとナイト。「プリキュアー」それを力なく見上げているオレンジとパープル。彼らにはどうすることもできない。気が付けば闇の空間が消えている。向こうから駆けて来るピンクの姿が見えた。 「どうしたピピ? 嫌な気配を感じて来て見たピピ」  事の顛末を語るオレンジとパープル。衝撃を受けるピンク。「プリキュアを助けるピピ」「そうやってレジ?」 ピンクの言葉におたおたするオレンジとパープル。シャイミーの力を利用できないか、とピンクが提案したのでシャイミーランタンを呼び出してみる。地図を表示するが、まだ完全には埋まっていない。しかし、ある一点に小さな光の点が点滅している。もしかするとこれがプリキュアの力の位置を示しているのかも知れない。興奮するピンクたちだが、肝心のどう追いかけるかが分からない。オレンジとパープルが悩んでいると「ちょっと貸してみるピピ」とピンクがランタンを奪い取ってあちこちを触る。その時だった、急にランタンが光り始めて、宙に舞う。「やったピピ」 ピンクたちがランタンを押さえようとした瞬間、ランタンがロケットの様に空に向かって暴走する。悲鳴をあげるピンクたち。そのまま空高く舞い上がっていった。  ナイトが何か息苦しさを感じて目を覚ます。隣にサンディがいることだけは分かる。一体ここはどこ? サンディを揺さぶって気付かせる。さっきまでの記憶をたどり、クライナーの中と気付く。二人とも残った力を振り絞って立ち上がる。必死の努力でクライナーが二人を吐き出し、地面に降り立つことができた。  その場所は光が丘ではない。荒涼とした死の世界のような場所にサンディとナイト、そしてクライナーと二人の幹部が立っている。 「おや、寝起きの悪い娘ざんすねー」 アンコチョウチョウが巨大な目をギョロリとさせる。「さすがは伝説の戦士だな。あれくらいでやられないとは、見直したぞ」とガトール。クライナーが襲い掛かろうとするのに身構えた瞬間、変身が解ける。慌てるもクライナーの攻撃をかろうじて避け、キュアパストをスラッシュする……が変身ができない。変身できない彼女らの姿を見てあざ笑う幹部たち。クライナーの影が迫る次の瞬間、二人を光の球体が包み込む。目を覆う幹部とクライナー。光が消えた時には、まひるとかぐやの姿はなかった。「気配が消えた」とガトール。「まずはエクリプス様にご報告ざんす」とアンコチョウチョウ。 「止まれピピー」 目も開けられない勢いで進んでいたランタンが、ピンクの声に反応したわけではなかったが、急に止まった。地面に投げ出されるオレンジたち。ランタンはスゥっと消えてしまう。周囲を見るがそこがどこだか分からない。遠くに気味の悪い岩山が見えるので取り合えずそこへ行ってみることにした。  一方、まひるたちは光に包まれたまま洞窟のような場所を移動していた。「プリキュアの戦士よ、どうか諦めないで、新しい力を手に入れて闇と戦うのです」 誰かの声が聞こえる。まひるたちを包む光が次第に弱くなり、二人を地面に寝かせるとついには消えてしまった。「私の力はこれで限界のようです。この星の運命をあなたたちに託します」 ぼんやりとその声の主の姿が見える。そして姿が消えた瞬間にまひるが飛び起きた。かぐやも目を覚ます。二人とも同じ声を聞き、姿を見たようだ。キュアパストの明かりをつけることはできたので壊れた訳ではないようだ。たぶん力を使いすぎたのだろう。何かを指し示すように灯る微かな明かりを頼りに闇の中を進んでいく。  ようやく気味の悪い岩山にたどり着いたオレンジ達は、岩の裂け目を通って中に入れることに気が付いた。周囲からは闇の気配が漂い、恐ろしい雰囲気だ。闇に目が慣れると、岩と思っていたものが石像であることに気が付く。「何でたくさんの石像があるピピ?」 よく見ると自分たちと同じような小さな生き物が重なりあっている姿だった。「こ、ここはボウケン星レジ」 オレンジが愕然とする。「もしかしてここは光の神殿パプ?」 ボウケン星がダークネスに襲われた際、仲間たちが逃げ込んだのが光の神殿だったはずだ。あまりの惨状にオレンジたちは泣きたくなりながら先へ進む。岩を退かしたりしながら奥へ行くと大きな広間に出た。一つの石像を中心にして仲間たちの石像が連なっている。  その時だった。部屋の隅からうっすらとした光の筋が現れた。突然のことに驚いて思わ石像の陰に隠れるオレンジたち。岩が動いて、中から何かが現れた。 「やった、かぐや。どこかに出られたみたい」 現れたのはまひるとかぐやだった。思わず駆け寄るオレンジたち。オレンジたちからここがボウケン星であることを告げられ、周囲の石像に驚く二人。「ひどい…」「ダークネス、許せないわ」 つぶやくまひるとかぐや。  二人が中央の石像を見て、少し驚いた表情をしたのにオレンジが気付く。理由を聞くとクライナーから助けてくれた声の主にそっくりな感じなのだそうだ。そして新たな力の話も。「そう言えば聞いたことがあるピピ」 ピンクが思い出したように話はじめた。ブレスのシャイミーは、ちゃんと呼び出す手順があるのだという。それは鍵の形をしていて楽器とは分からない形だという。 「鍵って例えばあんな感じ?」 まひるが指を差す方に石像のもつ杖があった。まひるの指差す方をみて驚くかぐや。「まひるあの像、見たこと無い?」 言われてハッとするまひる。彼女たちに語りかけた光の主が見せた顔に確かに似ている。そのことを話すと驚くオレンジたち。「きっとプリキュアを導いてくれたピピ」 ピンクが力強く言い新たな力を呼び出すことにした。床に刻んである文字を指差す。だが、まひるたちには読めない。「陽は宵闇に落ちれども、いずれかならずまた昇る」「月に自ら光無し されど陽を受け輝かん 陽は没すれど月は在り 無明に光をもたらさん」 ピンクに続いてまひるとかぐやが声を揃えて言うと、石像の杖が光り始める。そして、オレンジたちの手に渡った。「アドベンタルデイズキー、ピピ」  その時だった。闇の気配が急激に高まり、ガトールとアンコチョウチョウが広間に乱入した。そのsせいで広間の天井が崩れ始める。慌ててまひるたちは元の洞窟に逃げ込む。光の気配を感じたガトールとアンコチョウチョウが洞窟の中に押し入ってくる。が、アンコチョウチョウは入口でつっかえてるようだ。ガトールがクライナーを召還し、襲い掛かる。無我夢中でキュアパストをスラッシュするまひるとかぐや。今度はちゃんと変身できた。重機クライナーが洞窟を破壊し、その勢いで地上に飛び出す二人。続いてクライナーとガトールが飛び出す。必死に戦うがやはり劣勢だ。クライナーになぎ倒され、地面に這い蹲るプリキュア。「ブレスがないと駄目だ!」 シャイミーのカードをスラッシュする二人。ブレスが装着されると強さが回復した。二人の猛攻に崩れるクライナー。必殺技を掛けようとした瞬間、ブレスが消えた。「まただ!」  その姿を岩山の隙間から出てきたオレンジたちが目撃していた。プリキュアを助けたい気持ちが高まり、ピンクが叫ぶ。「今こそプリキュアを助けるピピ」 ピンクたちの想いに答えるようにアドベンタルデイズキーが3つに別れ、オレンジ、パープル、ピンクの手に渡る。おもむろに楽器を演奏するピンクたち。楽器の演奏の高まりに答えるようにブレスが現れ、再度プリキュアに装着される。 「クロスライジングデーーーーイズ!!」 必殺技が発射され、クライナーが消滅した。シャイミーのカードが残され、ガトールの姿は消えていた。 「すぐに導きの星に帰るレジ」 ランタンの力が再び発動して地球に帰ることができた。帰ってみると不思議なことにクライナーに飲み込まれてしまってからそれほど時間が経っていなかった。  翌日、学校で合唱コンクールが行われ、まひるたちの元気な声が響くのだった。 *ストーリー設定メモ (作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します) 09.06.13設定 物語のアイデア ・音楽祭の続き > 次の回で逆転して帰ってきて、さあみんなそろって音楽祭本番だよ、めでたしめでたしで終わるって感じを想像した。歌を歌う部分はカット 09.06.20設定 物語のアイデア ・ボウケン星に連れてこられてからのプリキュアの処遇について > 一回敗北して連れ去られてるわけだから、変身道具を取り上げられてボウケン星に放り出されてるとかだったらおもしろいかも > だとすると変身できないわけだから復活の芽はないわけで、その辺工夫がいるだろうね。さくらのシャイミーが取り出せずに洗脳で終わったみたいな 09.06.23設定 ストーリー設定のアイデア ・オレンジ、パープル、ピンクの移動について > シャイミーランタンの力を使って闇の痕跡を追跡する。 > ピンクがランタンを弄って暴走させ、それに捕まってオレンジ、パープル、ピンクが掴まって飛んでくイメージ ・捉えられたプリキュアがダークネス本部でどうなるか? >・変身したまま囚われて幽閉などされる案 >+ボウケン星にワープしてきて、途中で意識を取り戻して残った力でガトールに反撃 >+何とか逃げ出して荒れ果てたボウケン星の地に隠れる >+ダークネスの動きを気にしながら、回復を待って、ダークネスの拠点と思われるボウケン星の施設に向かう >+途中で転移してきた淫獣達と合流 >+正面からぶつかっては勝てないので、ピンクの知っていたボウケン星の秘宝(キー)を入手して、それを利用して地球に戻ろうとする >+キーを手に入れたところでダークネスが嗅ぎつける >+あとは戦闘で大逆転 >・キュアパストを奪われて変身できなくなる案 >【第一案】 >+パストを取られ変身解除→無力な人間など殺すにも値しない、闇の中で朽ちるがいい >+闇の洞窟の中に飛ばされる二人→ここから脱出しなくっちゃ→闇に犯されながら進む二人 >+オレパブピンクが闇の神殿が昔の光の神殿であることに気がつく。「ガーン! ここはボウケン星ピピ!」 >+オレパブピンク→まひるたちを助けようと神殿に侵入→神殿の奥で光の女神の像を発見 >+そう言えば女神の持つこの杖が光の力を開放すると聞いたことがあるレジ! >+よし、祈ってみるパプ→一生懸命祈る→駄目だ、力が足りない >+何か声が聞こえる→小さな穴を発見→くぐってみるとまひかぐが >+合流→杖を発動させよう→みんなで祈る→杖がアドベンタルキーに!→ゲット >+オレパブピンクがダークネス本部に潜入してパストを見つける→アドベンタルキーの力でバリア破壊して取り戻す >+変身!→再びクライナーと対峙 >+アドベンタルキーの力を使ってみるピピ→ブレス発動 >+強化型必殺技で粉砕→ランタンの力で帰還→3分後の世界だ、良かった→大団円へ >【第二案】 >+プリキュアの力を分離するためにモークライの実験設備に >+衣装が少しずつ光の粒になり消えていく(変身が解けて制服に戻る) >+オレパブピンクが冒険の末、アドベンタルキーをゲット >+プリキュアの衣装が消えかけ透過光でスケスケな二人を発見 >+ブレスを呼び出して装着→プリキュアの力が戻る >+モークライの実験装置から脱出→行く手を阻む新幹部 >+必殺技で逆転→お家へ帰ろう! >・キュアパストが一時的に使えなくなる案(この案に決定!) >+ボウケン星に連れて来られた直後に意識を取り戻して反撃、命からがら逃げる >+身を潜めてから、しばらく変身体で歩きまわる >+徐々にコスチュームが消滅していき、人間に戻ってしまう→脱出直後に変身が解ける? >+淫獣がテレポートしてきて、ピンクか誰かがパストを調べて「しばらく変身できない」ということだけわかる→まひかぐが再度変身しようと試してできない >+パストの回復するキッカケは、時間が経って自然に自己修復する ・アドベンタルデイズキーの像に刻まれている言葉 「陽は宵闇に落ちれども、いずれかならずまた昇る」 「月に自ら光無し されど陽を受け輝かん 陽は没すれど月は在り 無明に光をもたらさん」 > 杖(アドベンタルキー)を持った女神の姿が、実はクイーンというのでもいいかも。 ・アドベンタルデイズキーの発動条件について > 「一度、やっぱり駄目だ!」ってのを挟めばいいと思う。アドベンタルキーは単純に発動するんじゃなくてプリキュア歴代みたいに「強い想い」がないと発動しないとか、ピンチになって「負けない」「プリキュア頑張れ」って想いが高まると楽器化するとか ・ボウケン星から帰還する時の辻褄合わせは? > 浦島効果でさらわれた少し後の時間に到着する。帰りもランタンの暴走で帰ってくる。「困った時にはご都合主義レジ!」 ・Bパートの後編は、音楽コンクールで締め ・登場幹部は、[[アンコチョウチョウ]]と[[ガトール]]。 ・登場クライナーは、[[重機クライナー>クライナー名鑑28]]です。 *次回予告 まひる「さくらが学校に来たって?」 かぐや「私たちの話を聞いて来てみたくなったみたいよ」 まひる「勉強好きなのか、偉いなー」 かぐや「おさひさんと仲良くやってるみたい」 まひる「あさひも新しい友達が出来て張り切ってたなー」 かぐや「上手くやっていけるといいけど……」 ま&か「冒険! プリキュアデイズ、『第31話タイトル』」 まひる「ピカピカ輝き見つかるかも!」 まひる「ところでさくらの分のお弁当って?」 かぐや「まひる作ってくれないかな」 ---- 第30話のタイトル候補 ・「逆転への力! 鍵よ導け勝利の音色!」 ・「プリンセスの想い 闇に閉ざされた故郷」 ・「プリンセスの想い 鍵よ導け光の音色」 から話し合いで「プリンセスの想い 鍵よ導け光の音色」が選ばれました。 ---- *第30話の話合いの際に出された全体の設定メモ

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