PSYREN聖杯戦争内検索 / 「あ行の用語」で検索した結果

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    ...数字の用語 【】 あ行の用語 【赤いテレホンカード】 か行の用語 【】 さ行の用語 【】 た行の用語 【】 な行の用語 【】 は行の用語 【バイク】 【バーサヤカー】 【ほーむレス】 ま行の用語 【】 や行の用語 【】 ら行の用語 【】 わ・を・んの用語 【】
  • あ行の用語
    【英数字】【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】 【赤いテレホンカード】 この聖杯戦争の最大の特徴ともいえるルール。 少年ジャンプで連載されていた作品「PSYREN」におけるキーアイテム、「未来から現代へ帰還するテレホンカード」を「サーヴァントを失ったマスターが脱落、帰還するテレホンカード」として聖杯戦争に取り込んだ逸品。 公式に途中脱落が出来るのはロワ界隈では珍しく、そのためか参加したマスターは皆何らかの願いを抱えて聖杯を求めており、いわゆる脱出派は開始時点ではほぼいない。 なおテレホンカードという固有のアイテムであるため、木片や石のような加工はできず他所のような大喜利にはならなかった。 それでも調査して手に入れる、他者の手引きを受ける、偶然手に入れる、いつの間にか持っていたなど入手経路は多岐にわたった。
  • は行の用語
    【英数字】【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】 【バイク】 この聖杯戦争で盗まれることの多いもの。 原作でもパロロワでも道具の現地調達はよくあることである。 しかしNPCの存在する聖杯戦争では対価を支払わなければそれは窃盗行為となり、警察などに追われることになりかねない。 にもかかわらずバイクを盗む参加者は少なくない。 まず開幕話で夜科アゲハ&纏流子が盗んでいる。不良コンビらしい動きである。 つぎに美樹さやか&不動明が盗む。元不良学生不動明があえて目立つために取った行動だ。 午後には紅月カレン&リンク。戦略的撤退のためアゲハたちが盗んだバイクをさらに盗んでいる。 誘引や撤退、足の確保などの戦術的理由もあるが半数は素でやっている。 ちなみに主犯のサーヴァントの属性は秩序、もしくは善が含まれている。属性については...
  • SSタイトル元ネタ
    SSタイトル元ネタ 作者の確認はほとんど取っていないので、間違っている可能性もあります。 NO. タイトル 元ネタ 001 Destiny Calling 015 悪魔の証明 『悪魔の証明』は消極的事実の証明の困難性を指して比喩的に用いられる例 016 LIKE A HARD RAIN 017 Vのため闘う者/老兵は死なず 特撮『仮面ライダーW』風タイトル。Victory、Vampire、Vikingなどマッカーサーの言葉、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」 018 ゴムと反射と悪党と 特撮『仮面ライダーオーズ』風タイトルルフィの能力『ゴムゴムの実』、一方通行の能力『反射』、一方通行の信念『悪党』 019 ONE WAY HEART 020 Bとの邂逅/ネジレタユガミ 特撮『仮面ライダーW』風タイトル。Brainwashing、Black class、BLEACHなどGRANR...
  • 誰がために命を燃やす
    誰がために命を燃やす◆A23CJmo9LE 穹撤仙は己がマスター、浅羽直之を背負い病院に向かっていた。 止まらない鼻血、充血した眼、発熱、加えるならなぜか向上した魔力など多くの病状を発症しておりこのままでは聖杯戦争どころではないと考え、その足を早める。 病院のあるであろう都市部を目指しつつ、ついでに個人経営の医者でもないかと目を配っていた。 しかし都市部は遠く医院も見つからない。一応駆けてはいるが病人を抱えてサーヴァントの速度で全力疾走するわけにもいかず、今もなお垂れる鼻血の感触に些か焦りを覚える。 「ほ゛んとに、す゛み゛ません……」 「そんな、謝るようなことじゃないよ」 足手纏いになっていることに、血で汚してしまっていることに申し訳なさを覚えまた詫びる。 といっても背負う側としては大して気にしていない。病人を責めても仕方ないし…意味は違うが血に汚れるのもなれ...
  • 聖なる柱聳え立つとき
    聖なる柱聳え立つとき◆A23CJmo9LE 白い六枚の翼をはためかせ、空を翔る男の姿があった。 翼だけでなく、服装も、さらにはその体までも無機質な白さに彩られた彼のことを見た人がいれば、まるで天使のようだと評するだろう。 「どこいきやがった一方通行ァーーーー!!!」 だがその獣のような雄叫びと表情を見た者がいれば、まさしく悪魔のようだと評するだろう。 バーサーク・アサシン、垣根帝督は自身の持つ暗殺者としての隠密性を完全に放り捨て、狂戦士としての獣性を露わにしていた。 彼は確信していた。 こうしていれば、間違いなく一方通行は自分のことを放っておかない筈だと。 食蜂操祈を放り捨て、浅羽直之も投げ出し、ただ翔るのみ。 視界に入る邪魔者は消し、ただ一方通行に勝利するためだけに、今の垣根帝督は在る。 そんな彼の視界に何かの影が映った。 魔力は籠められてい...
  • 英雄たちの交響曲
    英雄たちの交響曲◆A23CJmo9LE 爆音と閃光を背に駆けるバイク。 跨るのは緑色の服の青年と、紫色の服の少女。 市街地のただなかをまっしぐらに走る。 「どうやらマスターの方も追ってきてるわね」 魔法によって強化した視力で彼方を見るほむら。 接触した敵マスターの姿は見えないが、人形が蠢いているのは確認できる。 人形の戦力はバーサーカーと比すれば誤差程度。狂化したサーヴァントに巻き込まれる危険も考えればわざわざ同行するうま味は極めて薄い。 だというのにこちらとの距離を取ろうとしないということは、あのマスターの意思だ。 「そうね。敵は私たちだけではないもの」 むこうはこちらが美樹さやかの援護を拒絶したことを知らないはずだ。 もしもバーサーカーと離れたところを美樹さやかが襲撃する手はずだったとしたら、自らのサーヴァントと距離をとることは即ち死を...
  • Bとの邂逅/ネジレタユガミ
    Bとの邂逅/ネジレタユガミ ◆A23CJmo9LE 黒塗りの高級車が校門近くに着ける。 そこから降りてきたのはアッシュフォード学園の通常の制服ではなく、ヘソ出し谷間出しの妖艶な装いを纏ったスタイル抜群の女生徒。 「ご苦労さまー❤帰りもよろしくー❤」 ばーい、と手を一振り、校舎に目を向け堂々と歩く。まだ殆ど生徒のいない早朝の登校だ。 自分の足で登校なんて面倒な真似はイヤ、と主従で意見が一致したため適当に調達したNPCのアッシー君だ。もちろん向こうの生活なんて考慮しちゃいない。 「んー思ったより早く着いちゃったわねー、いい車乗ってるじゃない❤」 所要時間なんて考えもせずに出て来た……そもそも彼女自身は登校などするつもりはなかったので当然と言えば当然だが。そんな彼女がなぜ来たくもない学園に登校したのかというと 『犬飼さぁん、クラスはどっちかし...
  • 魔科学共存理論
    魔科学共存理論 ◆wd6lXpjSKY 魔術と科学が交差するとき、物語が始まるならば。 この物語は既に開幕済みである。    ◆  ◆  ◆ 意識を失ったマスターである間桐雁夜を休ませる。 この事を遂行するために現在バーサーカーである一方通行は行動していた。 理性無き狂戦士が他者のために動くなど理解出来ない行動だがマスターが死ねば彼も消える。 元より狂戦士は間桐雁夜に何か通ずるモノを感じているため、放っておけない可能性もあるが。 安息を取る上で一番効率が良いのは馴染みの場所だろう。 間桐邸……天戯弥勒によって構成されたと推測される架空世界でも間桐雁夜の居場所が存在する。 彼の拠点にもなっている間桐邸に戻り、休ませるのが一番だろう。 彼に必要なのは魔術的な回復ではなく、人間として根本的な体力の回復である。 PSI粒子によって...
  • 紅月カレン&セイバー
    紅月カレン&セイバー ◆DpgFZhamPE 「───何でも願いが、か」 カツン、と靴音が鳴り響く。 コンクリートの床を踏み締めて、彼女は歩く。 ───黒の騎士団。 ───英雄、ゼロ。 そんなものは存在しなかった。 あいつはルルーシュで。 あいつは私たちを利用して。 あいつは───偽善者だった。 「もう、日本を取り返すには」 これしかないのかもしれない、と。 口の中で呟く。 修羅に身を堕とし、あらゆる命を踏み躙り、聖杯をこの手に。 「・・・うん、私、やるよ」 その若き身に宿した決意は如何程のものか。 母親と安全に暮らせる世界を。 兄が臨んだ日本を。 国を、取り戻したい。 その願いは、その若き彼女にはとても大きすぎる願いで。 「勝ち残りたい。もう私には───この手段しか、ない」 ゼロはルルーシュだ...
  • 鶴喰梟&キャスター
    鶴喰梟&キャスター ◆A23CJmo9LE やあ。はじめまして、かな。俺の名前は鶴喰梟。恋に恋するナイスミドルさ。 今回俺が来たのは聖杯戦争。目的はいわゆる婚活ってやつ? 以前の恋は、苛烈で美人な実の姉に惚れてたんだが、苛烈すぎたんで諦めた。 優しい幼馴染と姉さんの娘なら優しくなるかと思ったんだが、その子も激烈だったんで諦めた。 じゃあ姉さんと同じ血の流れる俺の子ならどうかと思ったんだが、オスだったんで諦めた。 もうしょうがねーからそっくりな影武者でもいいかなーと思ってたらなんでも願いがかなうなんてイベントがあるらしいと聞きつけてね。 これなら理想の嫁さんが手に入りそうだと思ってきたのさ。 あの天城って野郎の説明だと殺し合いに生き残らなきゃいけないみたいだが、影武者の番人[英雄獅子目言彦]を敵に回したり星の描かれた球を七つ集めたりするよりは楽だろうし、まあい...
  • 裏切りの夕焼け
    裏切りの夕焼け◆wd6lXpjSKY 「それで、まどかちゃんも天戯弥勒の声を聞いたんだね」 「はい。頭の中に響くような感じで……」 事件が発生した間桐邸の調査に乗り込もうとしていたタダノは鹿目まどかと共に喫茶店に居た。 本来ならば職務を全うするために働いてなければならないが事態は動いている。 そもそも事件を起こしたのは鹿目まどか及びそのサーヴァントであるため報告書は適当に仕上げなければならない。 聖杯戦争だけの仮初めの職だ、そこまで力を入れなくてもどうにかなるだろう。 変化を迎えた状況は二つ。 一つに天戯弥勒からの通達。 告げられた参加者は十四組の主従、早々に脱落したアサシン。 マスターは生存中らしいが十中八九テレホンカードを使い帰還するだろう。 本当に帰還出来るか怪しい部分もあるが、天戯弥勒の言葉どおりだと帰還しなければ死んでしまう。 ...
  • 恋見てせざるは愛無きなり
    恋見てせざるは愛無きなり◆A23CJmo9LE ◇  ◇  ◇ 金のキャスターが、消えた。 唐突にその事象を理解したのは様々な記憶が濁流のように押し寄せてきたからだった。 召喚した相棒の姿。名。素姓。能力。 食蜂操祈が己に繋がる可能性として封じた記憶が人吉善吉の脳によみがえる。 記憶の回帰に僅かな爽快感は覚えた。 だがそれはまるでパンドラの箱のように。 底にある希望以上に多くの絶望が、封じられていた匣から這い出てくる。 ――――――視界が、銀に染まる。 裡から湧き出る悪鬼の記憶が善吉を染めていく。 だからきっと。 「一方通行ァァァァァアァァァァ!!!」 その瞬間に再会できたのは幸運なのだろう。 不気味に輝く銀色に変わり果てていたとはいえ、死んだはずの相棒を認識できたのは。 「――――――アサシン……?」 ...
  • 魔なる柱雷のごとく出で
    魔なる柱雷のごとく出で◆A23CJmo9LE 「もう一度聞くぞ。鹿目まどかは、どこにいる」 悪魔の襲撃に、即座に反応をとれたものはいなかった。 操祈がこれまで出会ったサーヴァントは殆どが人間であった。 前田慶次や纏流子はもとより、モンキー・D・ルフィも言わずもがな。 モリガン・アーンスランド、一方通行、垣根帝督は人間離れしていたが、それでも人の形は保っていた。 目前の青い肌のサーヴァントは、紛れもない化生の類だ。 刑兆が会ったサーヴァントはみな怪物ではあった。 吸血鬼レミリア・スカーレット、夢魔モリガン・アーンスランドも翼を生やし、ニューゲートを翻弄する怪物だった。 しかし、そのどちらも気品と美しさに満ちていた。 貴族然としたレミリアも王気を発するモリガンも美しく、敵ながら魅せられるものがあった。 今現れたこの悪魔からは、ひたすら戦いにだけ生きた獣の...
  • 心波のトランス
    心波のトランス ◆wd6lXpjSKY  時が動く。  視界には誰一人として映らず、淡い月の光が路面を照らしている中を暁美ほむらが駆ける。  握り締めた拳銃に力を入れ、近くに潜んでいる標的を探す。  人の気配を感じない――けれど、バーサーカーが現れた時点で付近にマスターが潜伏している可能性は高い。  過去に契約を結んだキャスターのように監視する術を持っていれば、話は別だが、彼は違うだろう。  一度はその姿を遊園地で見ている。あの時点で彼にそのような素振りは感じなかった。故に。 「身を隠すなら建物の中……安易に考えるならそれが一番」  暁美ほむらはビルの扉を力強く蹴り飛ばす。  正面から突入すればガラスだのセキュリティロックだの弊害があるが、裏口の無機質な鉄の扉ならば問題は無い。  魔力でほんの少し身体能力を弄り――中に侵入する。  電気の音が...
  • MY TIME TO SHINE
    MY TIME TO SHINE◆wd6lXpjSKY  太陽が天から世界を照らすこの時間帯は午前十時といった所だ。  人の通りも少なくはないが、朝の通勤や通学の時間が過ぎたため比較的大人しい。  虹村形兆、学生の身である彼はサーヴァントとの初戦を終え自宅に帰宅していた。  していた。現在は再び外に出ておりその理由はある物の確認だ。  本来ならば学園に通わなければならないのだがそんな場合ではないと判断。 『体調不良で休む』この一言を学園側に伝えただけ。簡易だが無断で休むよりかはマシだろう。  どうやら設定では成績は上から数えた方が早く、特に休むこともない優等生……らしい。  聖杯戦争を行う中で無駄な行動は避けたい所、何時何処で襲われるかなど余地は不可能に近い。  学園に趣き日常を過ごす、仮にマスターが潜んでいる場合、危険な状況に陥る可能性がある。  学...
  • ONE WAY HEART
    ONE WAY HEART ◆wd6lXpjSKY  真実を手に入れるには求めなければならない。  これは摂理であり決して難解な事ではなく当たり前の事象に過ぎない。  行動を起こさなければ、それは己だろうが他者だろうが関係ないのだ。  手を伸ばさなければ、真実にも、夢にも、憧れにも――決して辿り着くことは出来ない。  紅月カレン――赤い髪をした彼女もまた真実を、夢を追い求めている。  追い求めている、この表現では語弊があるかも知れないが彼女は日本の解放を掲げ戦っていた。  彼女の世界の日本はブリタニアと呼ばれる国の植民地、実質的な支配を受けていた。  対向するために黒の騎士団と呼ばれるレジスタンス組織にて彼女達は戦い続けた。  だが組織と国家の争いでは規模が何もかも違う、ジリ貧であり勝利と呼べる物は手に入れられてない。  過去に一度、とある男が奇跡を成し遂げ...
  • MEMORIA
    MEMORIA ◆A23CJmo9LE ◇  ◇  ◇ 静かに移りゆく遠い記憶の中 思い出に寄り添いながら君を想えるなら ◇  ◇  ◇ 主従の繋がりは架け橋だ。 力と、願いと、想いを共有する。 人間も、サーヴァントも、夢の中で自我が曖昧になると…… 自分ではない誰かの遠い記憶や思い出に、想いを馳せることがある。 これはそんな幕間の物語。 ◇  ◇  ◇ ~一輪の花~ いつも見慣れてる窓辺に映った、沈む君の横顔 涙声さえ冷たく飲み込んだ、その瞳は明日を向いていた 今にも枯れてしまいそうな君の無邪気な姿がもう一度見たくて 君の力になりたいんだ ◇  ◇  ◇ 通常サーヴァント眠りを必要としない。 しかし魔力の倹約などには当然有効な行為である。 特に前田慶次にとっては。 ...
  • 世界を変える力が、その手にあると囁く
    世界を変える力が、その手にあると囁く ◆A23CJmo9LE 休養。 それはあらゆる生き物に必要な生命の営みの一環。 例えば入浴。 命の洗濯と言われるその行為は、ローマや日本などで特に好まれた。 清潔に体を保つことは健康を保つのに大きな効果をもたらす。 加えて程よい体温の上昇や、温泉の効能、ストレスの解消など精神肉体の両面から健全さを保つ。 カシス色の髪の少女は麒麟殿温泉の広い湯船に、その豊満な肢体を投げ出していた。 蜂蜜色の髪の少女は脱衣所で己がマスターの着替えが乾くのを待つ。 そして同時刻。 青い髪の少女は自宅の浴室でシャワーを浴びながら考えを纏めていた。 黒神の青年はマスターの両親――無論NPCだが――のいないリビングルームで一人、テレビのリモコンを操作する。 「アッシュフォード学園、それと連なる通学路で事件か。どうやら派手にやってるよ...
  • 闇夜に生ける者たち
    闇夜に生ける者たち◆wd6lXpjSKY  夜は人の心を自然と煽り立てる。  光よりも闇、恐怖を感じるのは後者であり、追い込まれるのもまた同様である。  暗さはそれだけで恐怖を演出出来る、謂わば魔法のスパイスのような物だ。  陳腐な状況でも総てを多い囲む闇があればある程度は演出出来る筈。  闇を生業にするのは吸血鬼、或いは暗殺者だ。  聖杯戦争に招かれた吸血鬼――系譜を継ぐはランサー。  その血は真なる吸血鬼であり、彼女も例外に漏れず朝日に弱く闇夜に強い存在。  今までの交戦状況は一つ、陽が昇る今は彼女の戦場ではなく、身を潜めるだけだ。  マスターである――執事となっているウォルターが単独行動をしている今、彼女は一つの現場を目撃する。  元はそのまま拠点である館に帰るだけだったが思わぬ状況に遭遇、当事者ではないのだが。  彼女が唯一戦闘を行ったサーヴァン...
  • LIKE A HARD RAIN
    LIKE A HARD RAIN ◆wd6lXpjSKY  彼らは聖杯を求める、例え不本意な戦争への参加でも願いは在るのが人間。  故に争い、傷つけ合い己の欲に囚われる輩も少なからず存在するだろう。  この空間に存在するのは選ばれた彼らだけではない。  NPC――現実とは異なる今宵の会場には一般市民とも呼べる彼が存在している。  それは限りなく近く、極めて遠い。普段の生活サイクルと変わらない多数の人間。  天戯弥勒の計らいか、それとも嫌がらせかは不明だが参加者は戦争だけを行っていればいいものではない。  学生ならば勉学に励み、社会人ならば生きるために働く……彼らもサイクルに身を置かなければならない。  アッシュフォード学園、例外に漏れず此処にもNPCそして学生参加者が集まる場所だ。  構成は中等部と高等部に別れておりその規模は予想よりも遥か...
  • 神話前話
    神話前話 ◆wd6lXpjSKY 「おいおっさん! コイツを診てくれ!!」 ドン! 勢い良く病院に転がり込んだライダーことルフィは近くに居た医者にタダノの治療を頼む。 息を切らしながら下を向いているがタダノを落とすことは無かった。 幾ら腕が疲れようがまどかを背負っていようが彼が甘えることは無かった。 守れるものは総て守りたい。 口には出さずそんな大層な思想をも持ち併せていないが彼の信条とでも言うべきか。 彼を彼としている行いがそれを許さない。 仲間を見捨てる行いなど彼という存在が赦す筈がない。英霊だろうが海賊だろうが関係ない。 「君は一体……いや、今はいい。私が見てあげるから君とお嬢さんは待っていなさい」 「ありがとうございます……その脇腹が」 「見れば解る。何に貫かれたのか斬り裂かれたのかは解らないけど……事情は後で聞こう」 ...
  • 光の屋上 闇の屋上
    光の屋上 闇の屋上 ◆wd6lXpjSKY  異空間に存在する学園だが授業の内容は彼らが知っている学校の類と差異は感じられない。  聖杯戦争のマスター資格である人吉善吉及び夜科アゲハはアッシュフォード学園1-Aにて授業を受けていた。  両者の席は隣でアゲハが教科書を忘れたため人吉が見せるために机ごと近くに動いている。  しかし彼らはまだ隣の人物がマスターであると気付いていない。  隣に居るのは同じクラスの同級生で用意されたNPC、この感覚でしか無い。  今授業している教師も、寝ている生徒、落書きしている生徒。全部が全部用意された人形。  ゲームのような一定の行動と言動を繰り返す機械ではなく本物の人間と同じように過ごす人間。  アゲハ達からすれば『誰がNPCで誰がマスターと見分けるのは表面的に辛い』のが現実である。  令呪の有無や魔力と呼ばれる概念の感知など調べ...
  • 狛枝凪斗&セイバー
    狛枝凪斗&セイバー◆A23CJmo9LE 青い空に白い雲、青い海に白い波。これぞまさに南の島!という楽園のような光景が広がっている。 ここは世界的なリゾート地、ジャバウォック島。ウサミというぬいぐるみ?に突然連れてこられて参加者同士絆を深めろという企画……どっきどき修学旅行。 船も飛行機も迎えも連絡手段もなく、生活に必要な物資はあるけど……殆ど娯楽のないこの島で数少ない楽しみといえば 「お、育ちきったね。今回は……ゴリミかぁ」 歩数に応じて成長する電子ペットと 「それじゃあ回してみようか」 育てたペットの種類に応じて手に入るメダルで回せるガチャガチャ、モノモノヤシーンくらい。さて、今回は何が出るか…… 「あれ、これは初めて見るな」 出てきたのは赤いカード。用途もわからぬものが出てきて、どうせならもっと強い希望を感じさせてくれる物がよかった、などと考えてい...
  • 真夜中の狂想曲
    真夜中の狂想曲◆lb.YEGOV.. 天戯弥勒からの通達は銀のキャスターから余裕の表情を奪うのに十分な内容だった。 月の落下。 1日とはいえ落ちるまでに猶予はある。町中に蟲と自動人形を展開しマスターの排除を優先させれば、何とかなるだろう。 比較的人間の姿に近い自動人形や銃人形達を各所に配置し始めている。 アサシンの脱落。 競合相手が減ったのは喜ばしいことだ。 加えてキャスターの強みである無数の人形達を無視して自身やマスターを狙ってくる可能性があるアサシンが揃って脱落したのは都合がいい。 マスターが一人帰還した。 脱落したマスターの報が流れていないという事はアサシンのマスターなのだろう、大して問題ではない。 だが、帰還以外で脱落したマスターの報が流れなかったという事がフェイスレスにとって一つの可能性を提起させた。 暁美ほむらの...
  • 星空凛&アサシン
    星空凛&アサシン ◆VUBZx4BclE 深夜――人気はなく、その闇を街灯が照らしているだけである。 その路地には音もなく、ただ風が吹く音が通り過ぎるだけ・・・だったのだが。 暗がりの中にある、どこにでもあるような一軒家から、銃声と人が騒ぐ声が鳴り響いてきた。 しかし、そんな騒音も数分でやんだ。 聞いた者はいない。ここには通る者がおらず、近くに住む者は夢の中だ。 「...こんなところか」 その家の中には死体が散乱していた。そんな地獄絵図の中、そこに立つ者がいた。 その男の顔は、一目で『外国人』だとわかるだろう。 「どいつもこいつも『殺すぞ』だァ?オレはお前らがそうやって『殺す』『殺す』って言い合って慰め合っているような弱虫共の世界で生きてねーんだ」 しかし、その男はこの家の住人ではなかった。この男が一人で片付けたのだ。 このギャン...
  • We go! ……and I'm home
    We go! ……and I m home◆A23CJmo9LE 魔神柱との戦いを終えて、生き残った5人のうちの3人は東へと歩を進めた。 虹村刑兆、エドワード・ニューゲートが犬飼伊介(を操る食蜂操祈の残渣)を元居た世界に送り届けるための、最後の道連れになる。 「鹿目さんとは別行動になっちゃったわねぇ☆どう、残念?」 「いや、別に。本来は敵対関係だ」 強敵相手に一時轡を並べはしたが、まどかと刑兆は本来なら聖杯を巡る競争相手になる。 ニューゲートとルフィは知らない仲でもなく、ジンベエやエース、イヌアラシにネコマムシなど繋ぐ縁はあれど、結局は海賊。 時が来れば剣を交えるのに戸惑いはない。 「まあそう言うとは思ってたけど。虹村さんはともかく鹿目さんもやる気満々そうだったのは意外かも☆」 「分かってただろ、お前は。犬飼が麦わらを奪いにかかりでもしたらブン殴られる...
  • 月夜を彩るShuffle Beat
    月夜を彩るShuffle Beat ◆wd6lXpjSKY 昼の学園が表だとするならば夜の学園は裏と表現するべきか。 吸血鬼が近付き悪魔が潜み未知なる座標が向かう魔の宝庫は表ではない。 だが裏と仮定する場合何が表であり何が裏であると言えるのか。その基準はどうなっているのか。 世界の理が回っている。それに従うならば参加者の数だけ世界が存在する聖杯戦争には何が真実と言い切れるのか。 ハイラルの勇者が理を司るのか。吸血鬼が闇を体現するのか。魔女が総てを包み込むのか。 それぞれが異なる世界の存在故に。 聖杯戦争に基準など必要なく死ぬ者から死んで行き、生きる者だけが明日を見る。 堕ちた鳥がもう二度と大空を飛べないように、蒼穹を感じれるのは限られた者だけである。 暁美ほむらはエレンに連絡を取った後、改めて職員室を物色していた。 鹿目まどかを始めとする三人の参加者の...
  • 戦争と平和
    戦争と平和◆A23CJmo9LE 「……わかりました。その話、お受けさせていただきます」 「そうか。それはよかった」 まどかにとってタダノの提案はなかなかに魅力的なものだった。 目の前で起きたライダーと白髪のサーヴァントの闘いは、何度か目にした魔女と魔法少女の戦いを上回る危機感をまどかに植え付けた。 死への恐怖、殺人への忌避感、加えて先ほどの白髪のサーヴァントを放っておいてはいけないという義務感のようなものも生じ、誰か…さっきのサーヴァントを倒す仲間と共に居たいと感じていた。 ライダーは…確かに頼りになる男だと思っているが…… 「同盟かぁ~、懐かしいなぁ~。トラ男との海賊同盟楽しかったなぁ~。よろしくな、おれはル―――」 「わー!!わー!!わ―!!」 これなのだ。弁当を大量に買う羽目になったり、見知らぬ家屋にずかずかと上り込んだり、今も堂々と名乗ろうと...
  • とある戦士の相互理解(ウェイトゥアンサー)
    とある戦士の相互理解(ウェイトゥアンサー)◆A23CJmo9LE 「飛ばして☆」 後部座席から運転手に指示を飛ばすキャスター、食蜂操祈。 奥に犬飼伊介が座し、二人の間に意識を喪失したまどかを置いている。 「うわ❤追っかけてきてる❤」 「そうでしょうね……走って来るのは驚きだけど」 ミラー越しに見ると車が一台と、蒸気を上げて走る麦わらのライダー。 騎乗スキルを持つライダーが乗り物を確保してくるなら想定の範囲内だが、まさか自らの足で駆けるとは予期していなかった。 「色々手を打たないとまずそうね……」 車の方が基本的に速いが、小回りでは足の方が勝る。 速度で張り合われると、カーブや僅かな凹凸の差異で追いつかれかねない。 追いついたときに相応に消耗はしているだろうが、対魔力を持つライダー相手に真っ向勝負で勝機は薄い。 ここでライダーを自害させ...
  • Cat Fight!!!
    Cat Fight!!! ◆lb.YEGOV.. 「鮮血!」 『応っ!』 「人衣一体!神衣鮮血!」 流子の声に答える様に、彼女の纏っていた服が蠢き形を変える。 戦闘形態へと姿を変え、片太刀バサミを手に、眼前のアーチャーへと構えた。 人吉が正体不明のマスターらしき人物に浚われた以上、なるべく早めにここを切り抜け、助けにいかねばならない。 人吉を浚った相手について回っていた人形達から、恐らくサーヴァントを連れている可能性が高い。 であるならば眼前のサーヴァントを自分が相手どり、アゲハだけを救出に向かわせるのは下策。 故に流子の出した最適解は、目の前のサーヴァントをぶっ飛ばすことと、人吉が連れていかれた方向、橋の先めがけて突き進むことだ。 操られたからとはいえ相手のマスターを不意打ちで攻撃してしまった事に申し訳なく感じる気持ちも多少なりともありはするが、それはそれ、キ...
  • 紅蓮の座標
    紅蓮の座標 ◆wd6lXpjSKY モリガンが月夜を感じている時、使い魔がキャスターの居場所を発見していた。 北の方角にある温泉に彼女達は移動しているらしく、同行者もいるらしい。 学生のマスターと大柄なサーヴァント。 聞けば一度交戦しているあのライダーが、キャスターと共に行動しているのだ。 同盟を組んだか偶然居合わせたかは不明だが、このままキャスターに攻め入ると彼らとも戦わなくてはならない。 「ちょっと骨が折れそうね」 モリガンのマスターであるタダノは現在病院で安静を取っている。 考えなしに魔力を使い込んでは、彼の身体に悪い影響を与えてしまう。 しかし手を抜いた状態でキャスターとライダーの相手をするのは危険だ。 キャスターならば度外視な魔術を所有されていない限り、なんとかなる。 ライダーの相手をするならば、宝具の開放を行ってしまう可能性が高...
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