アイテム番号:PTCO-032
収容レベル:5
伝播レベル:2
変異レベル:3
解決レベル:3
収容手順
PTCO-032は、管理番号を明示したタグを縫い付けた上で、第一収容棟の通常物品保管庫に順次収容されます。
PTCO-032の持ち出し実験は、レベル3クリアランス権限のある職員3名以上の認可および立ち合いが必要です。実験目的によっては、対人・対動物用の無力化装備も必要になります。
例外的に、PTCO-032-0001およびPTCO-032-0002は、損傷が激しいため実験への利用は、原則的に許可されません。
PTCO-032の持ち出し実験は、レベル3クリアランス権限のある職員3名以上の認可および立ち合いが必要です。実験目的によっては、対人・対動物用の無力化装備も必要になります。
例外的に、PTCO-032-0001およびPTCO-032-0002は、損傷が激しいため実験への利用は、原則的に許可されません。
変異体保護手順
PTCO-032の影響で変化した人間であるPTCO-032-Aは、その変異度合いにより、第二収容棟の独居房、あるいは大型動物用収容房に収容されます。
PTCO-032-Aとの接触に制限はありませんが、PTCO-032-Aの性格、精神状態、その他要因によって職員に危害が及ばないよう、常に管理する必要があります。
機関員以外の第三者の目に留まる環境でPTCO-032による変異が認められた場合、カバーストーリー「パニック映画の撮影」を適用し、即座にPTCO-032と変異体すべてを回収してください。
PTCO-032-Aとの接触に制限はありませんが、PTCO-032-Aの性格、精神状態、その他要因によって職員に危害が及ばないよう、常に管理する必要があります。
機関員以外の第三者の目に留まる環境でPTCO-032による変異が認められた場合、カバーストーリー「パニック映画の撮影」を適用し、即座にPTCO-032と変異体すべてを回収してください。
説明
PTCO-032は、ユキヒョウの毛皮を模した柄の、約160cm長のマフラーです。素材は一貫しておらず、毛糸や化学繊維など、さまざまです。
20██年██月現在、29個のPTCO-032が管理番号を付与して収容されていますが、世界各地に相当数存在すると見込まれ、現存する総数は不明です。
20██年██月現在、29個のPTCO-032が管理番号を付与して収容されていますが、世界各地に相当数存在すると見込まれ、現存する総数は不明です。
PTCO-032を身に着けた人間(以下、PTCO-032-Aと呼称)が2名以上、13m以内に接近した場合に異常性を発現します。
PTCO-032-A同士が口論を始め喧嘩になり、それぞれが13分かけてユキヒョウへ変異します。
PTCO-032-Aは、自身の肉体の変異を異常として認識しませんが、周囲の人間は正常に認識します。
物理的接触、またはその他の要因により、PTCO-032がPTCO-032-Aの体から1m以上離れた場合、その時点でPTCO-032-Aの変異は止まります。
変異の進行度合いにかかわらず、PTCO-032-Aは自身の肉体の変異を、異常な状態として認識しません。
PTCO-032-A同士が口論を始め喧嘩になり、それぞれが13分かけてユキヒョウへ変異します。
PTCO-032-Aは、自身の肉体の変異を異常として認識しませんが、周囲の人間は正常に認識します。
物理的接触、またはその他の要因により、PTCO-032がPTCO-032-Aの体から1m以上離れた場合、その時点でPTCO-032-Aの変異は止まります。
変異の進行度合いにかかわらず、PTCO-032-Aは自身の肉体の変異を、異常な状態として認識しません。
発見経緯
最初に発見されたPTCO-032は、20██年██月██日、██博士の海外視察に際して発見された、アメリカ合衆国████州█████、少数民族██族のシャーマン█████が所持していたPTCO-032-0001とPTCO-032-0002です。
また、シャーマン█████についても、最初に発見されたPTCO-032-Aであり、肉体的変化は耳の変化と尾の出現、嗅覚と聴覚の鋭敏化、わずかな脳構造の変化が認められました。
シャーマン█████は、少なくとも三代以上前より、2個のPTCO-032を利用して、PTCO-032を身に着けさせた2名を引き合わせてから1分26秒でPTCO-032をそれぞれの体から引き離す事で、肉体的変化を軽微に留めつつ神秘的、あるいは動物的ともいえる能力を得てシャーマンとして活躍していた者がいたことを証言しました。
シャーマン█████にもう一人のPTCO-032-Aについて尋ねたところ、既に死亡していることが確認されました。
また、シャーマン█████についても、最初に発見されたPTCO-032-Aであり、肉体的変化は耳の変化と尾の出現、嗅覚と聴覚の鋭敏化、わずかな脳構造の変化が認められました。
シャーマン█████は、少なくとも三代以上前より、2個のPTCO-032を利用して、PTCO-032を身に着けさせた2名を引き合わせてから1分26秒でPTCO-032をそれぞれの体から引き離す事で、肉体的変化を軽微に留めつつ神秘的、あるいは動物的ともいえる能力を得てシャーマンとして活躍していた者がいたことを証言しました。
シャーマン█████にもう一人のPTCO-032-Aについて尋ねたところ、既に死亡していることが確認されました。
実験記録
実験記録【032-1】
被験者:被験スタッフ-52149、52150
実験方法:被験者の四肢を床に影響距離内で固定、その後PTCO-032をそれぞれ首に巻く。
実験目的:完全な形でユキヒョウへの変異を認められるかを確認する。
結果:実験開始前から特段言葉を交わすこともなかった被験者双方は、実験開始直後から「お前のせいでこんなことになったんだ」「知るか、そんなことよりなんだそのダサいマフラーは」などと罵り合い始め、変異し始めている肉体について一切の言及をしないまま、以後もほぼ同様の口論を続ける。7分50秒を過ぎたあたりからは双方共に肉体の変異による影響か唸り声しか出ず威嚇しあうような状態になる。13分を過ぎ、肉体的変化が停止したと思われる段階で、威嚇行動も止まり、双方ともに落ち着いた。実験後の検査により、変異前の痩身や肥満などの肉体的特徴は残るものの、通常のユキヒョウと相違ない肉体構造に変化していることが確認された。
被験者:被験スタッフ-52149、52150
実験方法:被験者の四肢を床に影響距離内で固定、その後PTCO-032をそれぞれ首に巻く。
実験目的:完全な形でユキヒョウへの変異を認められるかを確認する。
結果:実験開始前から特段言葉を交わすこともなかった被験者双方は、実験開始直後から「お前のせいでこんなことになったんだ」「知るか、そんなことよりなんだそのダサいマフラーは」などと罵り合い始め、変異し始めている肉体について一切の言及をしないまま、以後もほぼ同様の口論を続ける。7分50秒を過ぎたあたりからは双方共に肉体の変異による影響か唸り声しか出ず威嚇しあうような状態になる。13分を過ぎ、肉体的変化が停止したと思われる段階で、威嚇行動も止まり、双方ともに落ち着いた。実験後の検査により、変異前の痩身や肥満などの肉体的特徴は残るものの、通常のユキヒョウと相違ない肉体構造に変化していることが確認された。