セルフクラフトワールド設定

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セルフクラフトワールド設定 - (2015/12/05 (土) 10:55:36) の編集履歴(バックアップ)



■セルフクラフト設定:

 

 

■プレイヤーキャラクター:


プレイヤーキャラクターは、村人NPCを仲間にすることが出来る。
プレイヤーキャラクターは、仲間になったNPCのアイテム欄とパラメータと3Dモデル確認できる。(エリス:P23)
ログイン時間に制限がある。(エリス:P30)
プレイヤーの方が非人間的だとは、NPCの共通認識である。(エリス:P36)
(素材集めだと称して同じモンスターを延々狩り続けるなど)

ゲームはプレイヤーが作ったものだとNPCから考えられている。(エリス:P37)

NPCの記憶からすれば、プレイヤーで座って話す人物は極端に少ない。(エリス:P52)

NPCからプレイヤーと言えば、縫製職人に大枚を払って、派手な格好をしているものと相場は決まっていると思われている。(エリス:P55)

プレイヤーはとっさの判断に弱い。
プレイヤー特有の判断の遅さや間違い方があるような気がするとはエリスの弁(エリス:P122)

安くない金を払えば、プレイヤーが死んだ時(外の世界で)のためにゲームに移住するというサービスがあるらしい。
自分のキャラクターのログデータからAIを生成して村人にするという。
プレイヤーの死後、どこかに配置するという。

AI(NPC)の速度と比べ、正確性も速度も圧倒的にプレイヤーは劣る。ゆえに虫一匹捕まえるのにも難儀する。(GENZ;P146)
反応速度がプレイヤー側が劣っていても、先読みすればそれに対抗できる。(GENZ:P153)

□プレイヤーキャラクター一覧:

△GENZ:

まばらな無精髭に砂に汚れた髪と服。背はかなり高い方、前衛職にしては、武装が少ないが
支援職にしては、アイテムバッグ2、つまりあまり物は持てない。(エリス:P17)
エリスより50センチブロック(メートル)ほど高い。(エリス:P17)

GENZの仕事は、モンスター・ウォッチャーである。(GENZ:P19) 
モンスター・ウォッチャーという職業は〈セルフ・クラフト〉ゲームシステムには存在しない。(エリス:P19)

専門は生物学(GENZ:P60)
50年前は大学生のようだ。(GENZ:P98)
退官前の大仕事(調査、保護)をしているらしい。(ワサビ:P99)

大昔に恋人がおり、それがエリスという名前だったらしい。そのキャラはゲームキャラで
GENZはそれで失恋してから、現実でも結婚していない。(ワサビ:P109)

武器は短剣。 二刀流。 左手の両刃の短剣は逆手に右手の片刃の短剣は普通に持っている。(順手)
肌が密着するようなくらいの接近戦をし、エリスの目から見ても戦い慣れている。(エリス:P113)

元技術者上がりの生物模倣工学学者。(ワサビ:P116)

職業は軽戦士。(P119)

血圧のことを気にしている。(P135)

ゲーム歴60年(P138)

GENZのいる場所の近くにコンビニがあるらしい。往復15分(P153)

政府の有識者会議に呼ばれる程度にはこのゲームに詳しい。
政治的な思想がはっきりした信用のある地位でゲームをやっている老人となるとかなり数が限られるから重用されている。(GENZ:P161)

生物模倣工学の研究をしていた。 例えばアローバードの体の構造を模倣した超小型国産ジェットエンジンや
シュウノウトンボの収納形式を真似たコンパクトなテントなどを開発していたらしい。(GENZ:P167)

△ワサビ:(P98)
肩に猫を乗せ、眼鏡を掛けた白髪の老人。白衣を着ている。(エリス:P97)
GENZの古くからの友人。
プレイヤーは、高齢の歯医者らしい。(ワサビ:P116)

現在は、歯医者を引退してから暇で、最近はGENZと一緒に遊んでいる。
政府の有識者会議に呼ばれる程度にはこのゲームに詳しい。 現首相の昔からの歯医者だったらしい。
政治的な思想がはっきりした信用のある地位でゲームをやっている老人となるとかなり数が限られるから重用されている。(GENZ:P161)

ワサビはAI事情に詳しいのは、孫に恋愛相談されているから、その相手がやっぱりこのゲームのAIらしい。
孫は、まだ10歳らしい。(ワサビ:P173)

▲マスタード(P101)
肩に乗せている猫は白黒でぶ猫。行儀よく座っており偉そう。(エリス:P98)
問い合わせ(通話機能を持つ。)
プレイヤーのお手伝いとしてゲームに持ち込んだ猫という生き物はとても賢いらしい。(エリス:P101)


△遠山さん(P101)
プレイヤーではない。
総務省に務めているらしい。 仕事の内容を知っているらしい。
遠山課長(P102)

△セルフ・クラフト・フォース
自衛隊のセルフ・クラフト・フォース。
訓練された一団で北からやってきた。 12名からなる砂色の迷彩服を着た屈強なプレイヤー達。
皆髪の毛が短く刈り上げている。 敵と違い、笑顔で、あと敬礼するという。(エリス:P150)

 

◆「仕事内容関連」
先行調査隊、本隊は今から24時間後に到着。
72時間後に広域調査を行う。各企業大学二次調査隊は先行調査の情報を基に投入開始を判断する。
(ワサビ:P100)

調査の6時間前にGENZとワサビはログインしている。(ワサビ:P100)

本隊はまだログインしていない。(P101)

さっきすれ違った連中(GENZが先ほど酒場ですれ違った連中)は不正アクセスをしていた。(P102)

この時点で、メンフィスに不正アクセスすることは、国益に対する重大な攻撃になる。
存立危機事態になりかねないらしい。(P102)
不正アクセス対処、防御を要請。(P102)
窓を開けるスケジュールを抜かれていた。(P102)
GENZの端末は、オンラインで政府が監視している。(P102)
ワサビがアクセスしている場所は、内閣府の情報センター(P103)
情報を抜いた場合、相当の手練。(P103)

GENZがエリスを仲間からはずし、単独偵察開始。(P104)

解禁日に合わせて、各企業、研究団体が一斉にこの地(メンフィス)にログインして来る。
外だと年に一度、時間だと96年に一度行われる。 アローバードという他の肉食動物に
とって貴重な食べ物が大量に飛んでくる関係で、生き物たちが一気に活性化する。
新種もこの時に見つかることが多い。(P110)

GENZ、黒い布一団12人と戦闘。エリスも交戦に参加。 

本件はすでに内閣府所管に移った。 今、総理大臣命で自衛隊に出動要請をしている。

調査隊本隊は、現状、妨害にあってログインできない状態にある。

GENZ曰く、このままでは我が国固有のG-LIFEのデータを持っていかれる。
その上貴重な、G-LIFEの生態が脅かされる可能性すらあり、立派な存立危機事態らしい。(P115)

敵は、プロで日本の情報技術者よりも上手を取っている。(P116)

一番南の一般開放エリアから自衛隊部隊が来る。(P117)
到着は、距離60キロブロック。

セルフ・クラフト・フォース到着。(P150)

今、調査本隊が到着、護衛として、自衛隊が警視庁合わせて80人がつく。(P174)


■敵対プレイヤー

黒い布をかぶった表情のない一団。シュウノウトンボの鎧をつける。 数は12(P111)
中国語を話していたというがコノマ曰く偽装かもしれないとのこと。(コノマ:P130)

 

 

■職業 一二個存在するゲームのステータス。
戦士、力士、聖堂騎士の前衛職

格闘家、軽騎兵、軽戦士の攻撃職。

弓手(ゆんで)、盗賊、砲術師の後衛職。

鍛冶師、料理人、縫製職人の支援職。(P14)

 

■言語エンジン
□熊本弁生成エンジン
キャラクターの言葉を熊本弁で出力してくれる言語エンジン。

熊本弁生成エンジンが、思考部分にも影響を与えている。(エリス:P106)
熊本弁生成エンジンが先に動いて、論理部分が後から動いている。(エリス:P107)

□猫語生成エンジン
言語自体、にゃあにゃあ言うだけだが、
暗号として使用するにはこれ以上ものはないらしい。(ワサビ:P101)

□標準語生成エンジン
エリスの場合、緊急用に使われることがある。(エリス:P136)


■システム系
□時間経過

現実の15分=〈セルフ・クラフト〉1日 (コノマ:P51)

現実の50日=〈セルフ・クラフト〉の4800日 (エリス:P42)

□カウント(エリス:P26)
〈セルフ・クラフト〉内でNPCが使う時間の単位。
おそらく、1カウント=1秒だと思われる。

暗闇で待つこと240カウント

□ブロック
〈セルフ・クラフト〉内でNPCが使う長さの単位。(エリス:P25)
プレイヤー風に言うと、1ブロック=1メートルである。

ブロック=メートル(m)
400ブロック=400メートル(m)
50センチブロック=50センチメートル(cm)

100ブロック以上の重量などという言い方をするので、重量も含めて表す空間的な単位も兼ねると思われる。

□ブロックシミュレーション
1ブロック、1立法メートル。
ゲーム上ではこれが最小単位だが、処理上ではもっと細かい。
一つのブロックを構成する。100センチブロック。アローバードはこのミニブロックに属する生き物。
センチをブロックは、それを形成する100ミリブロック。
ミリブロックは、100マイクロブロックからなる。 
毎回全てのブロックを広大なゲームエリアで演算するのは面倒なんで一度動作を確認したら
あとはブロックがそういうものとして機能性部品。 つまり素材として扱われる。

▲進化との関係:

GENZ曰く、〈セルフ・クラフト〉で生物が進化出来た理由は、
この構成物を小さく分けたのが複雑な生物が成立しうる決定打になったと言われている。

実際の所は分からない。似たようなものやシステム、仮想環境で繰り返し生命の発生と進化を追試しようと
しているがうまくいっていない。ただ〈セルフ・クラフト〉のみがそれに成功している。

草食、肉食、性分化と寄生までは成功している事例があり、その先はどこもうまくっていない
ほとんどのケースで、単純で小さな生物が空間を埋め尽くして進化が終わる。
その先にたどり着いているのはこのゲーム。 それも一部のサーバーだけらしい。
(GENZ:P144)

 

□ダメージ

△落下ダメージ:
落下距離8ブロックは即死確実。(エリス:P16)

△友好接触:
ダメージのない友好接触だから痛くはなかった(エリス:P16)

□当たり判定
人間型のキャラクターは、見た目はともかく、当たり判定的には
幅1ブロック、縦2ブロックで表現されている。(エリス:P33)


□恋愛フラグ
ゲームシステムが認定する恋愛のフラグのこと。(エリス:P18)
恋愛フラグが立っていると、その対象プレイヤーからは離れがたくなる。(エリス:P22)
恋愛フラグは全部で5段階あるらしい。(エリス:P42)

□保有目標値

ゲームシステムが設定する保有目標値は適当だ。需要予測があるかも怪しい。
意味のある数字ではなく、単に私たちが本能的に従う。ただそれだけかもしれない。
(※ エリスはこの時、3000個のパンと焼き肉を作った。)(エリス:P15)

□仲間システム:
仲間とはプレイヤーのお供のことで、プレイヤーと一緒に旅する存在を言う。
ゲームでは村人をプレイヤーが誘って、同意を得ることで、種別を「仲間」に変更できた。
仲間になれば、新たに職業を得られる他、村人に課せられた巣穴に戻らないといけないという制限がなくなる。(エリス:P21)


□セーブデータ管理
この世界が始まってからのデータが全て存在するとNPCには信じられている。
GENZ曰く、現在起きている状況をゲーム内の過去の情報を調べる為には、今までのゲーム全ての情報を検索するのは、
そもそもゲームの全体データを保存するのは大変で、飛び飛びにしかならないし、一部を再生したり
調べるのは大変だとのこと。G-LIFEの進化速度を考えると、データ保存の合間に大きな進化が起きていても
不思議ではない為、コスト的にも今のゲームから推測したほうが良いとのこと。

つまりデータは、常時保存されているわけではない。
ゲームの全体のセーブ周期は、現実の半年で182日周期。 一部のセーブなら50日に一度である。(GENZ:P42)

□視線操作
GENZの目線の動きが自動制御でないようで(エリス:P48)

□注目度(エリス:P48)
NPCやプレイヤーの目(カメラ)は一般には、注目度というパラメータで視線制御されている。
より高い注目度を持つものを見て、それを追尾するように作られている。
男性の場合は、ひらひらしたものや、胸の動きが高い注目度を持っている。
GENZは、手動で、目を動かしている。 悲鳴に設定された注目度につられて眼球が動くことがある。


□表情
手動、自動で表情を切り替えられる模様。
GENZは朗らかな笑顔に切り替えた。たぶんモーションキャプチャをやめて、手動で表情を切り替えた。(エリス:P55)
自動変更モードにするの忘れてた。(GENZ:P56)


□進化プログラム
セルフ・クラフト・ワールドに搭載されるプログラム。
生命の進化を許容するプログラムがある。
進化とは、生き物が世代を重ねて別の生き物に変わっていくこと。(GENZ:P70)
進化するのは、生き残るためであり、生き物は生き残るために変わっていく。(GENZ:P71)


□不可侵領域(エリス:P89)
プレイヤーは入ることのできない。マップの端の外にある領域。
村人は自殺のためにその領域に赴く、戻ってきたものはいないという。
G-LIFE(モンスター)はそこを自由に行き来している。
不可侵領域には村人の天国があるという教えの宗教があるが、そちらはあまり支持を集めていない。

プレイヤーが作ったものではない。 
GENZ曰く、ゲームの外側を作ったほうが、よりそれらしくなるという判断だろうとのこと。
不可侵領域でも計算リソースをそれなり以上に使うので、一時期は「GENZのいる世界」では税金の無駄と
言われていた。が同じゲームシステムでも無駄を嫌って、不可侵領域を置かなかった分裂中国では
生き物がついぞ進化しなかったという。 この事から、プレイヤーがいない環境というのがG-LIFEの
進化には必要であるとGENZは推測する。 そういった仮説が今主流になりつつあるのが聖域仮説。
とはいえ、各国とも、この仮説を証明するだけの余力はない。仮説を試すくらいなら、その分の計算
リソースを費やして不可侵領域を広げているだろうとのこと。(GENZ:P89)

□ギルド:
ゲームには、ギルドという組織があり、たくさんのプレイヤーが
所属して、争ったり、交易したり、和平したりしている。
GENZは、エリスに分裂中国の事を尋ねられた際に、ギルドの事だと教えた。


□自殺コマンド 
もともと自分で建てた建物の中に閉じ込められて、「はまる」現象を阻止するために
自殺コマンドがあるという。悪用して、瞬間移動に使うプレイヤーが増え、デスペナルティとして
一部のアイテムがドロップのルールがついたという。(P126)

□噛みつき攻撃:
NPCからプレイヤーへの攻撃は通常できないというエリスの認識だが、エリスのGENZへの噛みつき攻撃
は通った。ゲームシステムの枠を余裕で超えることができた。ダメージは80。アローバード8匹を噛みつぶす
くらいの威力だという。GENZ曰く、既製品とはいえ、短剣よりダメージが大きい噛みつきらしい。
ちなみに頭突きは100ダメージである。
噛みつき最大ダメージは、500ダメージを記録する。(P148)

□AI
ゲームで村人に人間のような振る舞いをさせることをシミュレーションという。
原理的に、一番簡単な人間のシミュレーションの作り方は、分子レベルの挙動を再現することだ。
だが計算処理が重なりすぎて、実際にはできなくはないがやっていない。(GENZ:P170)

分子=とても小さいブロックで 人間は膨大なブロックで構成されているから
ゲームで処理するのは大変というわけである。 そこで次に簡単な方法として器質的シミュレーションを行う。
胃なら胃、大腸なら大腸、指なら指としてその器質的性質をシミュレートして分子的な振る舞いなどは
計算しない。 そうやって処理を軽減して物を動かしている。 ゲームのブロックも同じ。
一つのブロックは細かいたくさんのブロックでできているが、それでは処理が重くなるので
テスト艦橋で確認したら、このブロックはこういう挙動をすると器質的に決めて一つのブロックにしている。

しかしこの方式には人権問題があり、AIには人権があると一部の団体がうるさい、法的な決着はまだ
着いているとは言えないが、日本の地方裁判所では人権が認められたケースがある。
現在ではそれを回避するために別のシミュレーション法が考案されている。(GENZ:P171)

人間について、あるいは親和性の高い動物をシミュレートしてそれを改良する形で人間に寄せる方法
膨大な人間の行動記録からそれを模倣する動きを作るシャドウ法。
昔ながらのプログラマーが夜なべして作る方法までいろいろある。

セルフ・クラフトのエリスのようなNPCは、機械学学習型AIで多層化したニューラルネットワークを
使って機械学習させたものを使っている。 GENZ曰く古典的なディープラーニングらしい。(ワサビ:P172)

その処理を軽量化するために見直しや機能削減、最適化を行って実用的なサイズ、処理負荷にまで落とし込んでいる。
今は、何百かのAIなら手持ちの情報処理端末で動かせるようになっているらしい。(ワサビ:P172)

 

 


■世界の外:(GENZが実際にいる世界)

□日本
〈セルフ・クラフト〉日本サーバーが置かれている国。

□分裂中国(GENZ:P90)
中国が分裂したようだが詳細は不明。 (マージナル・オペレーション5にて、中国は分裂したようだが・・・)

□人口減少
人口は順調に減っているらしい。
人口爆発とか言っていたのが嘘のようで、今はアフリカですら人口減に悩まされているらしい(ワサビ:P169)

 

 


■ステータス

□筋肉
レベルが上がれば筋肉がつくので、重さは気にならなくなるらしい。(GENZ:P58)

□体力(GENZ/P24)


□食糧消費
走るなどすると疲労する代わりに食糧が消費される。(エリス:P34)

□フリーズ判定
NPCが考えると発生する判定。(エリス:P22)

□リセット(エリス:P22)


□怒りゲージ(エリス:P37)
高いと超必殺技が使えるらしい。

□装備変更
瞬間的に服が変わって、ずっしりとした重さを感じる。(エリス:P58)

□満腹度(GENZ:P86)
走ったり行動したりすると消費する。

 

 

■自然環境

砂:
砂は上から100ブロック以上の重いものを乗せることで砂岩に変化する仕様(エリス:P19)
ゲームシステム上、砂が風で動くことはないから道が塞がったりすることはない。(GENZ:P37)

砂を風で動かさないというエリスの疑問について、風やそれに伴う砂の動きはちゃんと再現しようとすると
膨大な計算リソースがいる為、何百ものAIを走らせるよりずっと大変だということ。
通信料が膨大になりすぎるからである。プレイヤーは誰も喜ばないとの事。 現行システムでやってるのは
縦方向、即ち重力の処理で、下に落ちたり圧縮されて砂岩になるシステムだけ。(GENZ:P37)

双眼鏡で道の先を見る。変なところで凝っているゲームシステムのせいで、気温が高く。
大気が屈折してきちんと見ることができなかった。


体力を奪う太陽:
そのままの通り体力が奪われるらしい。(エリス:P139)


■エリア

北の平原

北の大森林

東の海

地下の大空洞

南の砂漠

(P97)

 

 

■規模カテゴリー

〈セルフ・クラフト〉世界最南端の村 メンフィス:

規模カテゴリー「村」 (P9)
ゲームシステムに与えられた番号ではなく、
「メンフィス」という個別名称が与えられている。番号がない理由はNPC内でも議論があるらしい。(エリス:P10)

カルミラ曰くこの村は元々プレイヤーが作った建物群であって、それに合わせて
私達が配置されたものだという見解を示す。
元プレイヤーのコノマは、ゲームの最初から存在していなかったからだとの見解を示している。
エリスは、メンフィスは天地開闢の時から存在するのではなく、後に作られたという理解を示す。(エリス:P10)

中央広場と螺旋状に配置された大小10個の建物からなる村。(エリス:P11)

宿屋、武器屋、道具屋に民家が七つある。
畑、牧場、そんなものはなく、どうやって生計を立てているのか不明。NPCも分かっていない。(エリス:P11)

建物の多くが螺旋状に配置されている。 建材はほとんど全部が動物素材や動物に生えていた植物素材で作られている。(P11)
砂漠に草木はないが、動物の上はその例外らしく、チクワの殻の上に草木が生えていることはある。
砂漠では珍しい植物素材はそこで入手できる。(エリス:P12)

NPCはこの村の別の場所に生成され、格納され、昼と夜で交換される。(P12)

村はゲームシステム上、プレイヤーとプレイヤーが連れている猫以外、立ち入りはできない。ただし虫だけはできる。
(エリス:P12)

酒場はあるが酒は置いていない。(エリス:P50)

ゲームではなぜか田舎ほどいい装備が売られているらしい。(エリス:P57)

 

 


■キャラクターカテゴリー

□NPC(ノンプレイヤー・キャラクター):
プレイヤー以外のキャラクターを言う。
主にプレイヤーの為に存在しているとされる。
〈セルフ・クラフト〉の日本サーバーに生成される。(P8)

プレイヤーの入ることの出来ないマップの外(不可侵領域)に歩いていける。
NPCの一部からは、そこに行けば全てから開放されると信じられている。(P7)

記憶領域にメモを残せる。(P9)
アイテムバッグを所持できる。(P9)
議論を行い、互いに意見が異なる場合もあり、独自の見解を示している。(P10)

NPCの状態、村人の状態では、プレイヤーを見ても相手のIDだけしか解らず、ID以外は解らない。(エリス:P21)
プレイヤーの開いているメニュー画面を確認できる。(エリス:P23)

メンタル・モデルを持つ。(エリス:P26)

死体を鑑賞する趣味は、NPCのメンタル・モデルにはない。
プレイヤーに許容されても、NPCにとってはバグ、とゲームシステムに認識される。その末路は死あるのみ(エリス:P26)

死体鑑賞以外の可能性もあるなど、自分の人工知能(AI)を騙すことができる。(エリス:P26)

自害用にアイテムバッグ1の中にコップに入ったマグマが装備されている。(エリス:P26)

風を感じることができる。(エリス:P27)

たとえ死んでもデータから復活するであろうデータ教の教えが信仰されている。
だから自殺も肯定的に考えられている。(エリス:P41)

建物に応じ、生成された時から記憶や知識、技術を焼き付けられて生まれてきた。例えば
宿の主人は、宿の主人、狩人なら狩人として生まれてくる。私であれば入口付近で場所を告げる村人として
生まれてきた。(エリス:P47)

住人の格好や顔立ちはともかく、宿で休む、食糧を買う。装備や道具を買う。プレイヤーが死亡後復活する。
こうした機能面は、どの村、町全部同一仕様、そんな風にNPCの記憶にちゃんと書き込まれている。(エリス:P47)

ゲームの中の登場人物として、NPCがメタ的な発言、つまりゲームシステムの存在に言及することが
許されていない。例外は操作やメニュー関連、ゲームのセーブ周りだった。
あまり無理に喋ろうとすると、故障を疑われて消されてしまう。(エリス:P47)

ゲームシステムと言えないから本能と言っているらしい。(GENZ:P59)

NPCは定期的に、死ぬようになっている。仲間はともかく村人はそのうち死ぬ。
そして新しく巣穴から出てくる。 時間は一月程度(1月を30日で換算すると、現実で7時間30分)
全てはプレイヤーの為に存在するゲームにおいて、NPCは何らかの、プレイヤーのために役立つ存在として
生産されている。 ところが時間が経つと、これがおかしくなっていく。(例:本能であるはずの道案内で
嘘をつく。特定の人と仲良くなりすぎる。 食事を多くとって太りすぎる等)プレイヤーの役に立たなくなると
定期的に削除され、入れ替わるようになっている。(エリス:P74)

プレイヤーの個人情報保護を守る機能がついており、プレイヤーが仲間をはずすを行った場合
そのプレイヤーへの記憶は失われリセットされ、そのプレイヤーの個人情報は守られる。(ワサビ:P105)
その場合、恋愛フラグもリセットする。(エリス:P106)

このゲームでは、仲間も村人も復活しない。(エリス:P119)

GENZは、巣穴から出てくるという知識と矛盾するため子どもや出産というゲーム製作者側から知識が消されていると推察する。(GENZ:P163)

AIにも性はある。 エリスは女(P165)

 


□仲間
仲間とはプレイヤーのお供のことで、プレイヤーと一緒に旅する存在を言う。
ゲームでは村人をプレイヤーが誘って、同意を得ることで、種別を「仲間」に変更できた。
仲間になれば、新たに職業を得られる他、村人に課せられた巣穴に戻らないといけないという制限がなくなる。(エリス:P21)

酒場で仲間と別れることができる。(エリス:P52)
仲間からはずれても、村人には戻れない。外された仲間は、この酒場で待機状態になる。
酒場から出られなくなって、ずっとこの場所で新しい主人を待つことになる。(コノマ:P52)
待機状態になったNPC-AIは、動作停止。置物と同じになる。(コノマ:P52)

プレイヤーに髪型自由変更許可を要請し、許可されれば変更できる。(エリス:P63)

プレイヤーコマンド「仲間を別れる」を選択するとNPCは動作停止する。(エリス:P103)

髪型変更や南国の村娘のスカート姿や髪はサラサラのストレートヘアにとか、カラー情報を変更したり出来る。(エリス:P152)


□仲間一覧

△エリス:(村人エリス参照)
生成されてから4日後、プレイヤー GENZの仲間となった村人カテゴリーの少女

職業格闘家(GENZ:P67)

レベル2(エリス:P105)

腕ひしぎ十字固め、頭突き、噛みつき、コブラツイストなどの技を使う(主にGENZに)(P148、149)

プレイヤーにショックな事を言われると、思考がダウンし、フリーズし、強制再起動がかかる。(P157)
同様に、思考がダウンしそうになるのを無限ループ禁止のシステムが防ぐ。 記憶の一時的削除が行われる。(P157)


□村人:

△村人の仕事:
素材を集めて商品を生成する仕事。
エリスの場合。拾い集めたニクチクワを持ち寄って、宿屋の主人であるカルミラが
メニューからアイテムを生成する。(エリス:P13)
NPCに与えられた本能に従い、プレイヤーを待つ。(エリス:P15)


△:村人の交換
NPCはこの村の別の場所に生成され、格納され、昼と夜で交換される。(P12)
メンフィスでは、夕方頃、日の入りを目処に、全員が動き始める。一部を除いて仕事終了
し、村を出て、地下の穴(巣穴)に向かう。そこから先はプレイヤーの知らないこと。(エリス:P16)

そもそも地下の穴については、拷問されても口に出せない仕様になっている。(エリス:P19)
巣穴に戻れないNPCは悲惨な目に遭う。 朝には一度死ぬ。(エリス:P21)


△:その他
村人は、アイテムを手に入れても、使うあてがない。(エリス:P15)
買い物ができる。(エリス:P15)

 

□村人一覧

△エリス:

物語開始時点で生成されてから4日立っている。
〈セルフ・クラフト〉の日本サーバーに生成された女性型NPC。村に配置される「村人」(エリス:P8)

少女型で生成されており、翆色の長い髪で、目の色は蒼。肌の色は何層にもわたって透過描写されいる。
強い光に当てれば骨も見えるし、血管も見える。つまりリアルだ。
服も最新の物理演算で描写され、女性型村人の制服である地味なワンピースの裾を
翻せば視線誘導間違いなしという所。最新の技術で生成された村人。
生成された顔は、サーバー利用者99%を占める日本プレイヤーにとって、
もっとも好ましいとされる顔から意図的に少しだけずらされている。
意図的にずらさないと誰だったか忘れてしまう為、エリスの場合、口をわずかに下にずらして配置されている。(エリス:P9)
世界最南端、最果ての村「メンフィス」の村人。

数百万G 巣穴に貯め込んでいたらしい。(エリス:P20)

プレイヤーにアイテム欄とパラメーターと3Dモデルを確認されることに抵抗がある。(エリス:P23)


△宿屋の主人 カルミラ:
世界最南端、最果ての村「メンフィス」の村人 職業:料理人。
素材からメニューを使い、アイテムを生成する。(エリス:P14)


△元プレイヤー コノマ:
憂鬱な性格の村人。村人になった直後はたいてい憂鬱だということらしい(エリス:P14)
メンタルモデルは村人、NPCと同じだが、未だにプレイヤーだった頃のような言動を繰り返している。
白い髪の少女で、どこか愛嬌のある顔立ちと、とても年老いたような目をしている人物。(エリス:P50)

こういった元人間の現NPCをプレイヤーは動く墓標という。(GENZ:P51)

コノマを操作していたプレイヤーが死んだ日は、現実で三日前
(〈セルフ・クラフト〉での1日が現実での15分である為、現実の1時間でゲーム内で4日、24時間で96日、3日(72時間)ならば288日前)
死因は、癌。それ以前に高齢だった模様。(コノマ:P51)

黒い布の一団にひどい目合わされたようで、その後彼らが中国語使ってた、でもそれも偽装かもしれない
と伝え死亡。 (P130)

コノマは動く墓標であり、特別製の村人であるので、時間さえ経てばまた復活するという。
プレイヤーから村人になると、そういう優遇措置があるらしい。 
(GENZ:P131)

 

■アイテム:

▲トーチプランツの種:
明かりがつく種。(エリス:P24)

▲自動車:
〈セルフ・クラフト〉の最近都で流行している自動車
大きさは、横幅、約4から5ブロック(メートル)
(エリスが20ブロックほどの幅に4台くらいは並べられるだろうと予測することから。)(エリス:P33)

▲シュウノウトンボの革製の鎧
GENZが酒場でであった黒っぽい布をかぶったプレイヤー集団の着ていた鎧。
色も形も一切手を入れていない地味そのものの。(エリス:P56)

▲双眼鏡
GENZがエリスに買い与えた装備。GENZ曰く商売道具らしい。(GENZ:P59)

▲アイテムバッグ
アイテムを入れるバッグ。
GENZはアイテムバッグ2まで所持している。 支援職でなければとエリスが言っている為
支援職はアイテムバッグ3以上持てるらしい。
アイテムバッグに格納されたアイテムは、重さはカウントされない。(エリス:P59)

▲コップ入りのマグマ
NPC自殺用のアイテム。
地面に投げつけると、四方に広がり、泉のように広がる。(エリス:P113)

▲包帯(ワサビが使用)
GENZの足の傷を包帯を巻いただけで治療する。ゲームならでは。(エリス:P115)

▲まずそうな色の薬
色々な能力が上がる薬。ワサビ特製の高レベルブースト薬。(ワサビ:P120)

▲ドクロマークの瓶
マグマより効くという薬。(ワサビ:P123)
紫色の煙を出して、相手がむせるらしい。(P124)

▲コップの水
コップと言っても、ゲームにおいては一ブロック分の量がある。
1立法メートルの水らしい。


■言語

□エロゲー:
18歳以上プレイ禁止のゲームの事。なぜエリスが知ってるのかは不明。(エリス:P21)

□Vガン:
Vガンダムのことだと思うが不明。(GENZ:P34)

□PvP:
オンラインゲームでプレイヤー同士が戦うこと。(エリス:P50)

□フレンドリーファイア:(エリス:P63)
オンラインゲーム取り分け、FPSで知られる同じ部隊にいる味方を撃てる機能の事。

□ゲーム的な価値:
ゲームにおけるゲーム的価値。アローバードはエリスにとってゲーム的価値がこの段階で低い。素材的価値が低く、役に立たないという意味。
「役に立つ、立たないか。いやそういうものの見方でいたら、世の中たいていの事が面白くなくなるんじゃないか」とはGENZの弁
(エリス・GENZ:P65)
ゲームでの価値はドロップアイテムで決まるとは、エリスの弁(エリス:P70)


□進化:
どんな生き物も、明日を生きるために存在する。当たり前の話だな。生きてなければ
死んでいるし、生きなければ、今日目にすることもない。世界はいつも、明日を生き残った
生き物のためのものだ。だから今目にする全部の生き物は明日を生きるためにに存在するし
明日を生き残るために工夫し、明日を生き残るための戦略を構築し、採用している。
その中で起きる変化を進化という。(GENZ:P72)


□G-LIFE:
サンドチクワやアローバード、今ゲームで見られる多種多様のモンスターの事。
GENZ曰く、生き物としての条件を全部満たしてるらしい。(GENZ:P74 75)

G-LIFEは不可侵領域を行き来することが出来る。(エリス:P89)

動いているルールが違うため、プレイヤーや仲間、村人も動いている、空腹や装備、
アイテム保持などのゲームらしいゲームの部分、つまりキャラクターの制御システムと
G-LIFEの進化や生活、食事などのブロックシミュレーションの部分はプログラム的にも
大きく分離しているため、死体は食べても、ドロップアイテムなどのアイテムをG-LIFEは食べない。
(GENZ:P91)


□簡単単純のデメリット:
分かりやすく言い換えれば、細部は消失して、全体は抽象化される。
抽象化された次にはわかりやすい故の理屈の通らない転用が起きる。

その結果、生物学が転用された先が、社会運動だった日には、第二の社会的ダーウィニズムがはじまる。
差別の理由。人を殺す理屈になる。 複雑は複雑のままで良く、複雑なものは複雑なままでいいとは
GENZの弁。(GENZ:P77)

□ゲームシステム事情:
ブロックシミュレーションチームとゲーム作成チームに分かれて作って後で合体して
作ったとのこと。 開発期間を短くするために並行作業したわけだが、ところが近年では
ここが進化によって、ゲーム的脆弱性になりつつあり、具体的には、G-LIFEの強さとドロップアイテムの
相関性が崩れつつある。(GENZ:P91)

□サンドチクワ祭:
毎年来る調査団(GENZやワサビのいる世界の)プレイヤーとサンドチクワの回遊やアローバードの
出産を組み合わせてそういう風に見ていたらしい。(エリス、ワサビ:P110)

□ダメージリソースとして一番使えるのが猫。:
猫は強いらしい。(ワサビ:P115)

□チート
ゲーム内ズル。 敵からのダメージを受けなくして無敵になる。
空を飛べるようになるとか、落下しても死ななくなるとか、遠くへのテレポートもチートの一種。

□・・・・機構が売り込みに来た時、ちゃんとパンフレット見ておけばよかった
不明。(GENZ:P131)


□コンビニ行って食事買ってきた。(GENZ P152)
そのままの意味。外にコンビニがあるらしい。

□外には、ゲームから情報以外は持ち出せない。(GENZ:P160)
体をもっていけないので何もできない。