サドン・ブリゲイドー突然旅団ー感想2

「サドン・ブリゲイドー突然旅団ー感想2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

サドン・ブリゲイドー突然旅団ー感想2 - (2016/07/31 (日) 08:15:51) の編集履歴(バックアップ)


■突然旅団の感想2

■書いて貰える意識と、チェックして貰えるという意識が大事。

突然旅団には、設定チェックというものがあります。
書いてもらった設定を編成班の方々にチェックしてもらうという事です。
またそれらは、編成という形で部隊データとして集約され、このゲームのセッションデザイナーSDである
芝村裕吏氏にゲームデータとしてこれまた設定チェックされ、ゲームで使用されます。

キャラ設定によっては、鉄が使用できない希望世界エルスでは、鉄器が使用できないので
鉄器を持つキャラクターは参加できないという事になったりします。

さてこの設定チェック。おそらく書いた設定を、他の人にチェックしてもらうという関係上
どうしても書いた人と、設定をチェックする人で衝突が起きやすいものであると思います。 

主な衝突内容は、設定チェック側から書いた文章について、文章が下手、日本語がおかしいなどの色々な理由から
それを書いた本人に言う場合、もしくは、本人が気づく場所で言う場合などです。

書いた側からすれば、この設定は大丈夫だと思っていたのに、勝手に変更されたと設定チェック側に文句を付ける場合もあるでしょう。

まずこのゲームでは、前提が違います。

このゲームのキャラクター設定は『書いて貰えている』から成り立っているのです。
書かないと、ゲームにならないから、書いて当然と思われがちですが、参加者に『書いて貰えている』ものです。

書いて貰えているという意識がチェック側にないと、キャラクター設定書くことは『書いて当然』なのだからと
本来『書いて貰えている』キャラクター設定事態をその時点で貶める事になってしまいます。


次に、このゲームのキャラクター設定のチェックは『チェックして貰えている』から成り立ってもいるのです。
チェックしないと、ゲームにならないから、チェックする事は当然と思われがちですが、参加者に『チェックして貰えている』ものです。

チェックして貰えているという意識が書く側にないと、キャラクター設定をチェックしてもらう事は『チェックして当然』
なのだから、本来『チェックして貰えている』という行為事態ををその時点で貶める事になってしまいます。

 

結果的に、『チェックして当然』『書いて当然』という意識になるとそこに衝突が起きる事があります。

ですので、『設定を書いている参加者』は、設定のチェック側に対して『チェックして貰っている』という意識を持つ事。
『設定をチェックしている参加者』は、設定を書いている側に対して『設定を書いて貰っている』という意識を持つ事が大切なことになります。
その意識自体があれば、衝突は起こりにくくなります。又仮に起こったとしてもすぐ仲直りできるでしょう。


■忙しいと想像力がなくなる。

こういった『チェックして貰えている』ものを『チェックして当然』という意識になりがちであったり
『書いて貰っている』ものを『書いて当然』という意識になりがちであったりすることは、本来中々起きることではありません。

ですが、起こりえるのは、特にこのゲームでは緊迫した戦闘時やハイストレスな状況があるからです。


忙しいと急ぐあまり、これらの『書いて貰えている』『チェックして貰えている』というゲーム的行為は
より機械的になりがちになります。 効率的な部分と負担を減らすという意味でそうなるのは悪いことではありません。

しかしながら、そういった状況では、『書いて貰っている』ものは『書いて当然』と『チェックして貰えている』ものは
『チェックして当然』となりがちになる事で衝突が起きることはあります。

幻想交流の作中でも、ハママツさんは戦闘を初めて経験した際も、『戦闘は忙しくだからこそ想像力がなくなるのだ』と
言っており、『だからこそ酷いことや怖いことが平気でできるようになる』のだとも言っています。

戦闘などで盛り上がる、緊迫な状況になるなどは、ある意味でゲームとしては最高潮に盛り上がっている状況です。
これは良いゲームだと言えなくもないです。

そして、このゲームを盛り上がらせているのは、セッションデザイナーの芝村裕吏氏だけでなく
ナイトマスターの海法紀光氏だけでもなく、参加者一人一人なのです。

作業は機械的になりがちですが、プレイヤーは機械ではありません。
ゲームを共に楽しむ心を持っている者がプレイヤーなのですから、『◯◯して貰えている』という
気持ちや感謝や尊敬は大事だと思います。


えらそうな事を書いているようですが、実際自分もそういった気持ちなってしまった時もあります。
結果的にだからこそ、そう気付かされた部分もあります。
ご迷惑をおかけした方々、ありがとうございます