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蒸気都市のアリィ 蒸気都市のポポイ

レア度 ☆6~7
カードタイプ 各自・単体
Lスキル能力 味方全体の全ステータスを強化し、2連鎖以上で1ターンの間、味方全体の受けるダメージを軽減する
スキル(フルパワースキル)能力 (フィールド上の色ぷよをランダムでチャンスぷよに変え、)
mターンの間、相手全体が受けるダメージをスタメンの主属性数×o倍アップさせる
Bスキル能力 なし
コスト量 52,64
変身合成 ☆6→☆7:☆7へんしんボードにて

概要

2020/6/20からの蒸気と暗闇の塔で報酬キャラとして蒸気都市のアリィが登場。
☆6本体は「蒸気の金貨」5枚 「蒸気の銀貨」10枚で1回限り入手可能。
☆7に必要なワイルドストーン(WS)をそろえるには、「蒸気の金貨」85枚 「蒸気の銀貨」170枚が必要。
(本体を含む合計で金貨90枚 銀貨180枚が必要となる)
これらは次の開催回でも報酬リセットされない。

ちなみに実装当時は1回のイベント開催でもらえる「蒸気の金貨」は最大30枚で、
「蒸気の銀貨」は最大130枚(開催期間が13日の場合。現在は1日10枚なので実際には開催日数×10枚)。
1回のイベント開催では到底揃うものではなく、実装直後の2020年6月開催時点では☆7化は不可能だった。
☆7にするには、最短でもイベントが3回開催されるまで待ち、それまでの金貨を全回収したうえで、
銀貨も大量に集めなければならない。ワイルドさん(60)も、2020年6月~11月当時は未登場であった。

金銀貨はワイルドさん(50)を入手するのにも必要なので、どちらを優先するかよく考えて交換する必要がある。
☆7に必要な素材は最速でも、2020/11/13までの期間内の金貨を全回収し、全部アリィにつぎ込む必要があり、
ワイルドさんなどに1枚でも金貨を使ってしまうと、最速で☆7にすることができなかった。
銀貨の方も大量に使うものの、きちんと回収していれば最速でもある程度余裕はある。
入手に手間がかかる代物なのでハードルは高いのだが。
もっとも、これはあくまで最速で育てるならという話であり、最速でなくてもいいのならもっと余裕は出てくる。
ちなみに登場時は☆7にはできなかったものの、☆7へんしんは実装されており、WSを使ったレベル上限の解放は当初からできていた。

ちなみに本家(及び本家ぷよクロ版)と属性が違う初の蒸気都市のキャラとなっている。
2021年9月に蒸気都市のアコール先生が登場するまで、蒸気都市で唯一本家と属性が異なるキャラであった。
(もっとも、アリィがもともと亜種カードの属性に一貫性がないキャラではあるが…)

蒸気都市のポポイは2021/7/1からの蒸気と暗闇の塔で報酬キャラとして登場。
これも☆6本体は1回限り入手可能で、やはり☆7へんしんに必要なアイテムをそろえるには複数回のイベント開催が必要となる。
実装と同時に「蒸気の金貨」が1回の開催で最大40枚入手出来るようになったため、アリィよりは☆7育成に余裕がある。

ステータス

キャラクター タイプ たいりょく こうげき かいふく
☆6蒸気都市のアリィ Lv99 かいふく 4230 2800 1870
☆7蒸気都市のアリィ Lv120 かいふく 6768 3920 2992
☆6蒸気都市のポポイ Lv99 たいりょく 5330 3000 250
☆7蒸気都市のポポイ Lv120 たいりょく 9061 4050 337

一応、報酬枠のキャラクターではあるが、攻撃が異様に高くなっている。
具体的にいえば、蒸気都市のアリィは真理の賢者シリーズタマシイの悪魔シリーズ(ともにバランスタイプ)の攻撃力より少し低めな程度であり、かいふくタイプとしてみれば攻撃力が明らかにおかしい水準にある。
蒸気都市のポポイはたいりょくタイプであるが、蒸気都市のアリィよりさらに攻撃力が高く、やはりたいりょくタイプとしても攻撃力がおかしい水準にある。
実数値だけなら、☆6同士ならいずれも副属性付きの攻撃タイプのぷよフェスキャラより高い。

☆7になると、実数値は攻撃タイプの副属性持ちぷよフェスキャラより気持ち低い程度にとどまる (と言っても誤差の範囲だが)。
ただし、とっくんボードがぷよフェスキャラのそれよりも強力なものとなっているために、
攻撃特化同士であればラフィソル(攻撃タイプ)よりも実数値が上になるほど高い攻撃力を所持していたりする。
ここまで来るとかいふくタイプとしても、たいりょくタイプとしても、明らかに異質なステータスである。

蒸気都市のアリィはかいふくタイプでありながら全体的に能力のバランスが取れており、数値上の不足はない。
余談だが、同時に実装された蒸気都市のフェーリは同じかいふくタイプということもありステータスが近い。

一方、蒸気都市のポポイはたいりょくタイプであり、回復力は低く、蒸気都市のりすくまとステータスが近い関係にある。
本家その亜種と異なり単体攻撃なので本家のような殲滅力に期待しての運用には向かない。
全体攻撃でない分、攻撃ステータスは本家より格段に高い。

リーダースキル

味方全体の全ステータスを強化し、
2連鎖以上で1ターンの間、味方全体の受けるダメージを軽減する

☆6で攻撃力3.0倍、体力2.5倍、回復力1.5倍、ダメージ20%軽減。
☆7で攻撃力4.8倍、体力3.5倍、回復力2.5倍、ダメージ25%軽減。

ダメージカットはマジカルウォールの条件を緩くして効果を弱くしたもの。こちらは全属性に対応し回復力も上昇するという違いがある。

☆6時点ではそこまで強力ではないが、回復面まで含めてまんべんなく強化されるため、
(初心者には入手するまでのハードルが高すぎるが) 初心者でも扱いやすい。

☆7になると一転して回復まで含めて全能力が非常に良く伸びるようになり、
特に攻撃の伸びはもはや☆6とは別物レベルの強化となる。
攻撃力倍率はチャーミードラコと並んでしまうことからも、その異次元っぷりが窺える。
☆7にするのはきわめて難しいが、そうなってからが本領発揮といったところか。

同じ蒸気都市のキャラでは性質が一番近いのが蒸気都市のウィッチ・蒸気都市のシェゾ
蒸気初代も条件が違うとはいえダメージ軽減を付与するため共通する部分がある。
蒸気初代は単色向けに特化されているため、単色運用なら蒸気初代の方が使い勝手が良いが、
こちらは倍率が上回るだけでなく、回復力もアップし、属性やタイプも問わないなど一長一短の関係となっている。

スキルが多色向けとはいえ、同じ多色向けの蒸気すずらんとは違い、リーダースキル効果は常に安定している。
蒸気都市の他のキャラ達と比較しても編成自由度はトップクラスに高いのも見逃せないポイント。

スキル

mターンの間、相手全体が受けるダメージをスタメンの主属性数×o倍アップさせる。
☆7では、さらにフィールド上の色ぷよをランダムでn個チャンスぷよに変える。

☆6で2ターン、0.4倍(最大3.0倍)。
☆7で3ターン、0.7倍(最大4.5倍)、チャンスぷよ3個生成。
必要ぷよ消し数は40個。

スキルを発動せずにさらにぷよ消し数を貯めるとフルパワースキルになり、より強力な効果を発揮する。
☆6で2ターン、0.6倍(最大4.0倍)
☆7で3ターン、0.9倍(最大5.5倍)、チャンスぷよ5個生成。
必要ぷよ消し数は55個。

これまでのエンハンス(攻撃力アップ)スキルは「味方の強化」で、敵にかける弱体化スキルは「攻撃力ダウン」が基本だったが、
このスキルは、敵側の被ダメージが増加する弱体化をかける。
ぷよクエには防御力という概念はないが、実質的に防御力に相当するものを下げる弱体化となっている。

敵の防御力を下げる弱体化は、これまでは怒りや怯え、麻痺といった状態異常だったが、これは状態異常扱いではない。
そのため、ルリシアのスキルで効果を延長することはできないが、状態異常盾のようなが存在せず、
既存のエンハンススキルと合わせることも当然可能なので、さらに上乗せでダメージをアップさせる手段として使える。
その他、属性盾を持つ相手に対して有効なスキルとして「属性盾のダメージカット後の属性ダメージをアップさせる」効果のスキル (盾破壊)があったが、属性盾を持つ相手がいない状況では発動させることができず、有効な場面が限られていた。
対して、この「受けるダメージをアップさせる」スキルは属性盾・状態異常盾の有無にかかわらず、どのような相手にも有効で、属性盾を持つ相手に対しては、盾破壊スキルとの併用も有効。

例としてスタメンに主属性が5色ある状態で☆6の蒸気都市のアリィ(蒸気都市のポポイ)のフルパワースキルを使用し、
☆6のストリートのまぐろのエンハンススキルを発動し、
☆6のポップなアミティの条件エンハンスを満たすと、
4倍エンハンス×4倍条件エンハンスの16倍に敵側の被ダメージ4倍が加わるため、実質与ダメージが64倍相当になり、
文字通りこれまで以上に桁の違う異常なダメージ数値が飛び出すようになる。

スタメンの属性数計算はスキルを使ったタイミングで判定されるため、
5色揃えてフルパワー発動した際に5.5倍(☆7時)になれば効果継続中に味方が倒されて属性数が減ったり、
デーモンサーバントアポストロスを用いてデッキをスライドさせて主属性数を減らしたりしても倍率が下がることはない。
その逆も同じで効果継続中にスライドスキルを使って主属性数を増やしても倍率が上がることもない。
スキル使用時の属性数を求められるため、運用ミスに注意。

このスキルの弱点としては、あかいアミティのスキルと異なり、副属性を参照せず、主属性の色数のみをカウントすること。
最大倍率を目指すと必ず多色デッキになるので、単色向けのキャラとの相性は最悪になっていることが最大の難点。
敵にかける弱体化扱いなので、他のキャラの邪魔をしたり、単色で全く火力に貢献しないことにはならず、
単色デッキでも効果が下がるものの、死にスキルにはならないのは救いではある。
☆7では無条件でチャンスぷよも生成されるため、スキル回転率を上昇出来る分には決して無駄にならない。

また、これはエンハンスとは異なり、敵にかける弱体化という扱いのため、スキル発動後に登場した敵には効果がない。
使用したステージのみ有効であり、次のステージで登場した敵に持ち越されない点にも気をつけたい。

蒸気都市のアリィの後には似た効果を持つスキルを持つカードにクローラスが登場するも、
コンビ、主属性、タイプが全て被らないうえ、クローラスもそれはそれで癖のある条件で最大倍率が同じということから、
差別化に悩むことはないと言っていいだろう。
セーラームーンEternalのコラボではエターナルセーラーウラヌスも同様のスキルを使えるが、被ダメージ増加倍率が低く設定されている。

コンビネーション

いずれも「蒸気都市」を持っている。他はカード詳細の項目を参照。

デッキ考察

蒸気都市のアリィ
蒸気都市のアリィ本人がかいふくタイプのため、癒しの天使ガールズを主軸にした編成であれば
回復タイプとは思えない火力で複数ターン殴ることが可能になるため非常に相性が良い。
主属性数を求められるスキル持ちであり、運用するなら多色がおすすめ。可能であれば4属性以上は欲しい。
同じ回復タイプである蒸気都市のフェーリとは加速面まで含め相性が良いが、
フェーリをリーダーまたはサポートに採用するとフェーリ側が5属性必須のためまばゆいヤナ大道寺知世など
有用な紫カード(特に条件枠の替えがほぼ効かない前者)や、ラウンなどアリィと同属性のカードの同時採用が難しくなり、
編成制約が厳しくなることからあえて同時には使わないことも十分視野に入る。

アリィとはコンビこそ組めないもののスペース☆エコロもリーダースキルとの相性が良く、
副属性を含めても良い代わりに5属性が必須となるが、ミラクルスペース生成により属性相性を無効化することで
弱点をなくすことができるため多色デッキ随一の耐久デッキを組める。
アリィとは主属性が別になり天候補正により火力も高水準なため強力ではあるが、
発動までに時間がかかるのがネックになりやすいため速さを補う手段は確保しておきたい。

また、☆7で得られる(追加効果としての)チャンスぷよ生成スキル以外では
特にアリィ本人がスキルを加速させる効果を持たないのも欠点といえば欠点。
リーダースキルは耐久に向いているため、倍率の暴力でしのいで粘るのも可能だが、
主属性バラバラでの多色が求められるカードなのでどうしても弱点は浮き彫りになりやすいのが問題点になり得る
(弱点と耐性の実質的なダメージ差は4倍あり、スキルを活かす場合は5色すべての色ぷよを満遍なく消していく必要があり、
これを解消しようと単色にするとアリィ本人のスキル効果が弱くなってしまうため。
ただし前述のスペース☆エコロを採用する場合は主属性数を確保してもその心配は無用となる)。

何らかの形でスキル加速できるカードも同時に運用したいところではある。
その場合、コンビネーションは乗らないが主属性は異なるかどめくデーモンサーバントが有力だろう。
蒸気すずらんほどではないが単色で最高倍率のエンハンスを持つ蒸気ウィッチや蒸気ラフィーナとは組みづらいのも難点。
ただ、これらはガチャ限定で且つ多色向けの宿命と言えるので仕方がないところではある。

蒸気都市のポポイ
蒸気都市のアリィと同様の主属性数を求められるスキル持ちで、リーダースキルも耐久に向いているが、
蒸気都市のポポイ本人がたいりょくタイプであるため、蒸気都市のりすくまと好相性のスタンスとなる。
加速力の面で考えるのなら、きいろいサタンめくるめくアリィと組ませるのも悪くないだろう。

評価

これまでになかった、受けるダメージアップ(=敵の防御力を下げる)スキルを持ったカード。
現時点でこの弱体化に耐性を持つ敵はおらず、主属性数が多い編成であればどんな場面でも有効に扱える可能性を秘めたカードである。
扱うには癖があるが、使い方を理解すれば非常に強力なカードとなる。
現在でもこのようなスキルの使用者は少なく、他のキャラはカーバンクルくろいポポイセオを除いて
いずれもガチャやイベント限定のため、実質専用に限りなく近いのも魅力的。

備考

公式からのお知らせには、蒸気都市のアリィのボイスの声優 (井上ほの花)が載っているが、2020年6月登場の時点ではボイスが実装されていない状態であった。
これに関しては11月の開催中にお詫びがあり、追加予定があることを通知している。
蒸気都市のアリィのボイスは2021年9月3日に追加。
(蒸気都市のポポイについては、登場当初からボイスが実装されている)

なお、蒸気都市のアリィより後に登場したフルパワーキャラクターで新登場初日の時点でボイスが実装されていなかった実例としては、金樹の大魔法使いローザッテ (2022年3月1日に新登場、同年3月24日にボイス追加)や蒸気都市のカーバンクル (2022年5月5日に新登場)がある。

カード詳細

蒸気都市のアリィ
2020年6月に登場。
コンビネーションは「蒸気都市」「ガールズ」「ヒロイン」
ぷよクロ出身の彼女は他のヒロインと違ってシリーズ作に基づいた準専用コンビネーションがないため、専用のコンビネーションが初めて追加されたことになる。

蒸気都市のポポイ
2021年7月に登場。
コンビネーションは「蒸気都市」「ナゾ多き」「ヒゲ」
蒸気りすくまと違って通常のポポイからメカ化している影響で「どうぶつ」が消滅している。蒸気レムレスと同様、「ボス!?」も乗らない。

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最終更新:2022年11月28日 09:01