BSCI

「BSCI」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

BSCI - (2010/02/11 (木) 19:01:33) のソース

*CIDR(サイダー:classless Inter-Domain Routing)
-簡単に言うとプレフィックス長をつけたクラスA~Eに当てはまらないIPアドレスのこと。
-クラスCアドレスの集合体として/20とかが使える。
-このクラスxアドレスの集合体をスーパーネットとかネットワークブロックと言ったりする。
-ただし、プレフィックス長もアドバタイズできるルーティングプロトコルでないと使用できない。(RIPver2、OSPF、EIGRPが代表的なルーティングプロトコル)

 IPアドレスは枯渇しかかっているので、節約しなければならない。
 クラスレスアドレッシングの技術のうちの1つがCIDRで、複数のネットワークを1つにまとめる技術。
 ルーティングプロトコルが対応してないと使いづらい。



*VLSM(ブイエルエスエム:Variable-Length Subnet Mask)
-使うサブネットの大きさ(ホストの数)に応じてサブネットマスクを切り替える方式のこと。
-サブネットマスクを必要な台数分によって変化させることにより、無駄なくIPアドレスが使用できる。(IPアドレスの最適化)
-CIDRと同じく、プレフィックス長もアドバタイズできるルーティングプロトコルでないと使用できない。

 使用台数によって、サブネットマスクを変えることにより使わないIPアドレスを減らすのが、VLSM。
 ルーティングプロトコルが対応してないと駄目。



*経路集約
-基本はロンゲストマッチ。
-ネクストホップが同じならまとめてしまえばいい。
-経路を集約すると以下のような利点がある。
 テーブルのサイズが縮小することにより、必要メモリ、ルーティング時のテーブル検索にかかるプロセッサのパワーなどが小さくてすむ
 アップデートのサイズの縮小により、トラフィック量が減少する
-ただし上手く集約しないと逆に宛先がおかしくなる可能性もある。
 VLSMやCIDRにより、経路を集約できる。
 経路を集約すると、ルータやネットワークの負荷が軽減できる。
 経路集約は注意深くやること。



*IPv6

*unnumbered(アンナンバード)
-P2P接続の場合、対向ポートはどうあっても1つなんだからIPを割り振らない。という考え方。
-2つのルータを仮想的に1つのルータとして運用することが出来る。
 CiscoIOSコマンド例
 -Router(config)#interface serial 0
 -Router(config-if)#ip unnumbered ethernet 0

*ヘルパーアドレス
-ルータはローカルブロードキャストを特定のユニキャスト、もしくはディレクテッドブロードキャストに変換する。
-その変換されるアドレスのことをヘルパーアドレスという。
-サーバの数は減らしたいがブロードキャストドメインも分割したい、という矛盾した要求をかなえることが出来る。
 CiscoIOSコマンド例
 -Router(config)#interface ethernet 0
 -Router(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
 -Router(config-if)#ip helper-address 10.20.30.1

-ただし、ヘルパーアドレスで変換されるのは特定のUDPポートだけ。
-デフォルトのポート以外も変換したいときは、ip forward-protocolで。
-デフォルトを変換したくない場合は、no ip forward-protocolで指定してやる
 CiscoIOSコマンド例
 -Router(config)#ip forward-protocol udp 3000
 -Router(config)#no ip forward-protocol DNS

 unnumberdはポイントツーポイントで接続されたルータで使用する。
 unnumberdにより、IPアドレスを節約できる。
 ヘルパーアドレスは、ルータを越えたブロードキャスト送信に使う。