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    <title>結目</title>
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    <title>カップリング別まとめ</title>
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      *美琴×黒子
[[1スレ266]]
[[1スレ301]]
[[「１７時１５分の誓い」]]
[[1スレ583]]
[[1スレ924]]
[[2スレ348]]
[[盛夏祭後夜譚＜みこくろ編＞]]
[[4スレ270]]
[[4スレ531]]
[[4スレ677]]
[[4スレ769]]
[[4スレ865]]
[[4スレ912]]
[[4スレ982]]
[[5スレ68]]
[[5スレ164]]※上条さん注意
[[5スレ260]]
[[5スレ353]]
[[7スレ112]]
[[7スレ204]]
[[【　私のチョコは、私の好きにする　】]]
[[【　まじっく　あいてむ　(R-18)】 ]]

*初春×佐天
[[1スレ691]]
[[とある二人の幻想御手]]
[[ほんとの気持ち]]（純情ういさて）
[[誕生日]]（純情ういさて）
[[名前で呼んで]]（純情ういさて）
[[4スレ339]]
[[嘘の昨日と本当の今日]]（純情ういさて）
[[大好物はたこ焼き]]
[[4スレ734]]
[[4スレ748]]
[[リモコンバイブ]]R-18注意
[[5スレ300　前]]
[[5スレ300　中]]
[[5スレ300　後]]
[[初春は佐天さんが気になって仕方がないようです]]
[[6スレ133]]
[[6スレ836]]
[[誕生日　]]※上の同名SSとは違う人です
[[7スレ619]] R-18注意
[[7スレ926]]
[[＃１３’’’【炎天下のマッサージも楽しいものですよ～】【直投下R-18】]]
[[ねっ・・・ねこ春ですっ！【直投下】]]
[[～【　あんしんしていいですよ　】～]]
[[【　　～　花飾りの詩　～　　】]]
[[【　　～　　病室の愚者　　～　　】(R-18)]]
[[【　～あったか初春、おしゃべり佐天さん　～】]](8スレ935-940合作)
[[【　午睡幻想　～Afternoon Dream～　】]]
[[【　Not lonely Valentine&#039;s Day　】]]
[[【　ウイ　ハル　スイッチ　】 ]]
[[【 　お　　し　　え　　て　 】]]


*フレンダ×麦野
[[悪の道]]
[[5スレ478]]
[[少女は鯖缶崩しの夢を見るか]]
[[少女は鯖缶崩しの夢を見るか？]]

*黒子×結標
[[5スレ368]]

*美琴×佐天
[[5スレ102]]
[[～【-Ｖｅｎｄｅｒ　Ｓｔｒｉｋｅｒ-　販機蹴手】～]]


*黒子×初春
[[4スレ549]]

*初春×春上
[[【一杯の拉麺】ア・ボウル・オブ・ラーメン【直投下】]]ほのぼの


*佐天×ショチトル
[[第七学区とある病院にて]]

*絹旗×麦野
[[6スレ313]]

*木山×枝先
[[6スレ871]]R-18注意

*アニェーゼ×オルソラ
[[7スレ195]]

*複数
[[とある午後の喫茶店]]オールカプ
[[5スレ31　前]]美琴→初春←佐天
[[5スレ31　中]]
[[5スレ31　後]]
[[5スレ11]]美琴×黒子←初春
[[7スレ74]]美琴×禁書×麦野
[[7スレ316]]美琴×黒子　初春×佐天
[[7スレ710]]美琴総受け
[[7スレ734]]美琴総受け
[[【～ やわらかだいふく　～】]]初春総受け+初春×佐天
[[「「「ガサ入れ隊でーす!」」」【直投下】]]美琴×黒子　初春×佐天
[[friends and lovers]]佐天×黒子　佐天×初春　黒子×美琴
[[friends and lovers 2]]    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/59.html">
    <title>少女は鯖缶崩しの夢を見るか？</title>
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    <description>
      * 


* 



「んで、そこを私が救った訳よ」 
「組織ですから、助け合いは超普通ですが」 
「……、私が麦野のヒーローになった瞬間だったわね」 
「…そんな人の話を聞かないフレンダを、私は応援してる」 
「もー滝壺までー…ひどいよ」 
後始末は下部組織に任せ、彼女達はキャンピングカーの中で帰路についていた。 
そこではフレンダがわあわあと先程の己の武勇伝を語っていた。 
適当にあしらわれるのは、最早彼女らの間ではお決まりになりつつある。 
「結局、麦野だけが私の味方な訳よ～」 
よよよ…と、わざとらしく隣に座っている麦野へ寄り添う。 
「むぐっ、」 
丸出しのおでこに手のひらがぶつかった。 
あまりに華麗な制止に、フレンダが片目だけを開きチラッと伺い見る。 
麦野は窓の外へ視線を投げ出していた。 

「…何か見えるの？」 
「別に」 
ツンとした態度だった。 
「でも雨が降りそう」 
けれど、話を終わらせようとはしない。 
それは彼女の細やかな優しさなのか、寂しさを表しているのか。 
「げっ、本当。湿気は大敵だってのに…」 
「あはは、私もよ」 
あからさまに憂鬱そうなフレンダに、麦野は肩を竦めて小さく笑った。 
「でもあんたがわたわたするのは笑えるかもね」 
「な…結局、麦野も味方してくれない訳ね！」 
「結局ってか味方した覚えないし」 
フレンダは思う。 
そう自然に笑ってくれる理由は、優しさとか気遣いとかそんなものではないと。 
自惚れなんかじゃない、確信できる。 
自分達は仕事仲間で、同時に友達と言っても過言ではない。 
その中に居れど、超能力者であることには変わりない。 
絶対に近い力を持っているというのは、どこに居ても厚さは違えど壁を造ることに等しい。 
それ故に麦野はどこかで寂しさを感じている。 
(…それを破るのは、いつも私でありたい訳よ) 
それが、麦野の幸せに繋がっていくのだから。 

というのは、きっと二番目。 
建前とも言えた。 
麦野の事を好きだった自分は、いつしか越えてはいけない線を越え、麦野を愛している。 
そんな自分が彼女に関わること自体、自分の幸せになるのだ。 
――麦野麦野言っても、結局自分が一番可愛い訳よ…。 
汚いかな、私。 
麦野はこんな私を知っても、今みたいに笑ってくれる？ 
………きっと、知ることはないけれど―― 
フレンダは人知れず自嘲気味に笑って、窓の向こうのどんよりとした空に目を向けた。 


「明日ヒマー？」 
「ん？ああ…たぶんね」 
ポツポツと降り始めた雨を窓越しに眺めつつ、麦野は応える。 
応えながら、『多分』なんて自分もいやらしいものだなと思った。 
別に用事もないし、学校など行く必要もない。 
アイテムで集まる予定もないし、一人で適当に過ごすつもりでいた。 
麦野は誘われることに、抵抗があった。 
しかし、それをフレンダは知るよしもない。 
故に彼女は笑う、期待を込めて。 
「じゃ、遊びに行きたいな。どっか行かない？」 
「なんで？」 
口をついて出たのは、疑問。 
「なんで…って、なんで？」 
フレンダが訝しげに首を傾げる。 
それすらも、麦野は疑問に思う。 
彼女の交友は広い。 
明るくて、可愛らしくて、何より気遣いのできる少女だ。 
彼女を慕う友人はたくさんいるだろうし、遊び相手だっていくらでもいる筈だった。 
「あ、そだ」 
そこを何故、自分なのか？ 
勿体ない、と麦野は思う。 
仕事以外でまで、自分の機嫌取りをする必要などないのだから。 
「用事があったの忘れてたわ」 
本当は一緒に遊んで、くだらないことで笑いあいたかった。 
けれど、プライベートでまで薄汚れた闇に関わる自分なんかと、関わってほしくない。 
それによって彼女が彼女でなくなるようなことは、どうしようもなく嫌だった。 
なついてくれているかもしれない彼女が、自分から離れていくのは寂しい。 
少しでも一緒にいられたらいい。 

だからこそ、麦野は緩やかに首を振った。 
「ごめんね」 
また今度、とは言わなかった。 
言わないことが、彼女の為だと麦野は思っている。 
その言動が、彼女の為にはならないことを知らずに。 
「そっかぁ、なら仕方ないね」 
「ま、あんたなら他にたくさんいるでしょ」 
その言動一つ一つが、彼女の心を少しずつ抉っていくかもしれないことも、麦野は知らない。 
「……私は…麦野と」 
「んー？何か言った？」 
「ううん。あー、結局本降りになった訳よ」 
「本当ね。なんか最近、よく予報外れるわよね」 
「『樹形図の設計者』がイカれてんじゃない？」 
「んなことありえないわよ」 
本心を言わないままで、彼女達は寂しげに笑う。 
どしゃ降りの空は、彼女達の代わりに涙を流しているのかもしれない。 


*** 

** 

* 


「………ん、」 
その日、麦野が起きたのは夕方頃だった。 
昨日の仕事で別段疲れていたわけではない。 
早起きしたところで、特にする事はなかった。 
「だる…」 
十分すぎる惰眠を貪った彼女は、重くだるい体をのっそりと起こす。 
そこでまず頭に浮かんだのは、とある少女だった。 
自身が誘いを断ったことで、今頃別の誰かと楽しく過ごしているはずである。 
(だから、なんだっての？) 
今誰かに、自分に向けてくるあの笑顔を見せている。 
その事実を少しだけ、勿体ないことをしたと感じている自分がいるだけ。 
誰にでもある、ちょっとした嫉妬や独占欲。 
(私は、別に普通よ) 
もやもやとした心に言葉をぶつけてみる。 
そんなことは何の意味もなさないとわかっているのに、麦野沈利という少女らしくない行動だった。 
洗面所の鏡に映る自身の表情が、なんとも情けない。 
「ばっかじゃないの…さ、ご飯ご飯」 
尾を引く少しの後悔を冷たい水で洗い流し、麦野はキッチンへ向かった。 


「…」 
数秒後、麦野は冷蔵庫の前で呆然と立ち尽くしていた。 
あまり使われていないようなピカピカの冷蔵庫は、全ての扉と引き出しを開け放たれている。 
空っぽだった。 
入っているものは調味料や飲料の類だけで、空腹を満たせるものは何一つ入っていない。 
「…ここんとこ外で済ませてたからなぁ」 
麦野は困ったように頬をかくと、冷蔵庫をやや乱暴に閉めてゆく。 
バタン！ガタン！と音をたてる冷蔵庫はきっと、痛みに震えていることだろう。 
とある英国の魔術師が見ていたら、麦野は2mはある刀で千切りにされていたかもしれない。 

「はあ、買いに行くか…」 
ため息をついた麦野は、近くのコンビニで済ませようと考えた。 
売り切れていなければ、彼女の愛するシャケ弁が陳列されているはずである。 
それを想像した彼女が、少しだけニヤけたのをドレッサーは逃がさず映していた。 
(やべ、にやけて………ん？) 
その時、ベッドの上に放られていた携帯端末が鳴った。 
麦野の携帯を鳴らす事があるのは、せいぜい仕事関係くらいか。 
それ以外にあるとすれば―――ザワリと心が騒ぐのを感じる。 
(何を期待してるんだ、私は) 
飾り気ない着信メロディを鳴らし続ける携帯を取り、その画面を開いた。 


「……ほらね、何もない」 
『なにが何もないなのよ！ワンコールで出なさいよね、こいつときたら！』 
喧しく怒鳴るその相手は、『電話』の女だった。 
麦野ら『アイテム』の管理者である彼女が、電話を寄越す理由は一つ。 
「…内容は？」 
どうせ仕事だろう、と踏んだ麦野はうんざりした声で問う。 
その確信に近いはずの予想は、意外にも外れることとなった。 
『や、今回は仕事じゃないのよねー』 
端末越しにもわかる面倒くさそうな声色に、麦野は苛立ちを感じた。 
「はあ？じゃあ電話しないでくんない」 
『ちょっとなに切ろうとしてるのよ！こいつときたらーっ！』 
「なんでわかったの？能力者？」 
『あんたのことだからわかるわよ』 
「なにそれこわい」 
彼女が適当にあしらわれるのは普段からであり、我が儘な麦野を征するのは上層部にも難しいようだ。 
『だあーッ！もういい！あんた今なにしてるワケ？！』 
「あ？別に何も」 
何故コイツがプライベートを気にするのか？ 
麦野は怪訝に思いながらも、とりあえず素直に答えておく。 
ふぅん、とつまらなそうに鼻を鳴らす女。 

『なんかフレンダの奴が、あんたがいつも誘いを断るって言ってたのよ』 
彼女の口から突然飛び出したその名前に、麦野の肩が大きく揺れた。 
「は？フレンダが？」 
このタイミングでフレンダの名を出すなんて、狙っているのか。 
舌打ちしたくなるのを抑えて、麦野は端末に耳を傾ける。 
『あんただけ何か別の仕事でもしてるのかって気にしてたけど、どうなの？』 
「してねえよ、そんな暇ないし」 
実際は暇すぎて欠伸が出る勢いだが、そこは麦野沈利。 
彼女のプライドが、それをバカ正直に伝えることを許さない。 
『あ、もしかしてオトコ？最近の若者はやーねぇ、こいつときたら☆』 
「うるせえババアぶち殺すわよ」 
『バッ…？！まぁいいわ、あいつあんたのこと気にかけてるみたいだから』 
「……」 
フレンダが自分を気にかけている。 
わざわざ『電話』の女にまで相談をしている。 
それは素直に嬉しかった。 
だからといってその事実をどう受け止めたらいいのか、麦野にはわからなかった。 
『安心させてやりなさいよね。仕事に影響が出たら私が怒られるんだからね！』 
「安、心…。ってなんで私が」 
自分が彼女の為にしてあげられることは、彼女を自分から離すことだ。 
そんな自分に彼女を安心させることなど出来るか？ 
否、出来るはずがない。 
何故ならこれからも彼女と近づくつもりはない、それが彼女の為なのだ。 
(あれが為になってない？んなわけないでしょ…、でも……) 
麦野はギシギシと奥歯を噛み締める。 
――私が近づく事であいつを安心させられるなら？ 
それを望んでいる私が確かにいる。 
でもこれがあいつの為になるかと言われたら、それは…―― 

『あーもう！なんでもヘチマもない！ごちゃごちゃ言わずにちゃんと仕事しろーっ！！』 
「あ、ちょ…」 
ブツン！と乱雑な音をたてて切れた携帯端末を、麦野は唖然として眺めていた。 
「わっかんないよ…私にどうしろっての…？」 
パタン、と携帯端末を閉じる音が静かな部屋でやけに響いた。 
麦野はぐちゃぐちゃな胸中に憤りを感じながらも、とりあえずさっさとコンビニへ行く事にした。 
「はぁ…」 
今は人の目なんてどうでもよかった。 
最低限の身だしなみだけを整え、足を突っ込むだけのサンダルを履く。 
乱暴に取っ手をつかみ、ガチャリと思いきりドアを押した。 
「ふぎゃっ」 
「あ？」 
ごん！どすっ、と鈍い音が連続した。 
明らかな手応えに、麦野は取っ手を握る手にじわりと汗を滲ませる。 
同階の住人が通った所で開けてしまったのか？ 
そう思いながら、麦野は恐る恐る開きかけのドアをグッと押した。 
そこには。 

「なに…してんの？」 
「……来ちゃった。えへへ」 
すぐそこで尻餅をついていたのは、今自分を一番悩ませて止まない少女だった。 
おかしい。 
彼女は今、友人と遊んでいるはずではなかったのか。 
「…なんで？」 
「用事終わってたら、いるんじゃないかと思った訳よ。んで、インターホン押そうとしたらコレよ～」 
当たり前のように笑顔で言ってのけた少女に、麦野の心がじわりと熱くなる。 
留守だったら骨折り損のくたびれ儲けだというのに、わざわざ家まで来るなんて。 
馬鹿だな、と麦野は思った。 
(これ以上、私を困らせんな…) 
そう思う裏腹に、何かに期待をしてしまう自分がいる。 
「…遊んでたんじゃないの？」 
自身と彼女の距離を変える、決定的な言葉を期待する自分がいる。 
(だめ、だめなのに…) 
仕事でも何でも、いつも肝心なところで期待を裏切ってきたこの少女。 
「遊んでたって、なんで？」 

一番肝心な今この時、少女は麦野の期待を裏切らなかった。 

「結局、私が遊びたかったのは麦野なんだけど」 

麦野沈利の心が、揺れる。 
何もかも捨てて、今この少女の手を取りたいと叫ぶ。 
「馬鹿ね、あんたは」 
その言葉にしょんぼりとする少女の頭を、麦野の手が優しく撫でる。 
「私だって、おんなじよ」 
麦野は笑った。 
笑って、尻餅をついたままの少女の手を引く。 

――もし、私のせいであんたに余計な闇が降りかかるなら、私がそれを消し飛ばしてやる。 
それなら一緒にいたって、あんたに悪くないよね…？ 
それにこれがあんたの為になるなら、私は――― 

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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/47.html">
    <title>5スレ164</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/47.html</link>
    <description>
      ｢とーまっ、とーまっあのおっきいケーキ食べていいの!?｣ 
｢いやまてそれは夫婦初めての共同作業として切り分けるものであって決して花嫁が全部食べるものでは、ってあぁーっ！馬鹿、おま、次はおまえが主役のブーケトスだろうが！｣ 

｢･･･お姉様｣ 
｢なんて顔してんのよ｣ 

美琴は苦笑して隣に立つ黒子の頭を軽く小突いた。ケーキを食べられないのなら代わりに、とばかり頭を噛み付かれている新郎は、かつて美琴が恋した男であった。心配してくれているのはわかるが、たいしたショックはない。 

｢さあ、次は花嫁によるブーケトスです！次に花嫁になりたいというかた、前へどうぞ！｣ 
青い髪の司会の青年が言った。 

｢ねえ黒子｣ 
｢なんですの？お姉様｣ 
｢黒子は常盤台を卒業したら一年先に卒業した私が住むアパートに押しかけて来たのよね。それからずっと、二人で暮らしてきた。寮生活も入れれば、今年でちょうど10年｣ 
｢もうそんなに経ちますのね｣ 
｢うん。でもそろそろさ、ケジメ付けてもいいと思うんだ｣ 
｢･･････は｣ 
｢ほら、ブーケトス。なんとしてでもとっておいで｣ 


背中を押されて黒子はよろよろと前へ出た。 
――ケジメ？お姉様と一緒に暮らして、心も････身体も結ばれたと思っておりましたのに･･･。とうとう、追い出されるんですの･･･？ 
｢いっくよー!!｣ 
前へ前へ群がる、上条に関わった女性たち。黒子はとても前へ出る気にはなれなかった。これで美琴に、幸せになりなさい、とか言われると思うと。 
銀髪の少女は思いきり振りかぶり、ブーケを投げた。これではブーケトスではなくブーケスローだ。 
皮肉なことに前に群がる人の頭上を越え、ブーケは黒子の足元にぴったり落ちた。とても拾う気になれない黒子の後ろから手が伸び、誰かがそれを拾った。 

｢―ったく･･･確かに私の言い方も悪かったかもしれないけど｣ 
ブーケを手にした美琴が黒子を覗き込んだ。こらえきれず黒子は涙腺を崩壊させる。 
美琴はそんな黒子の手に無理矢理ブーケを押し付け、頭に手を置いた。少し強引に黒子は美琴のほうを向かされた。 

｢ケジメっていうのはさ･･･その･･･。今の私たち、なんとなく一緒にいるじゃない。それってやっぱり限界があるからさ。だからその、約束、しようよ｣ 
ブーケを持っていないほうの黒子の手に、小さな箱が押し付けられた。 
あけてみて、と言われて震える手で箱を開ける。銀色に輝く、控え目なデザインのリングがそこにはあった。 

｢お、お姉様、これ･･･｣ 
｢ブーケをもらった人は、次幸せになるんでしょ？結婚はできないけど･･･黒子、ずっと、一緒にいよう｣ 
さっきとは違う種類の涙が黒子の目から溢れた。黒子の手から箱を取り、美琴は黒子の左手の薬指に指輪をはめてやった。自然とまわりから拍手が起きる。 

｢結婚式なのに主役より祝福されるってどういうことだぁーっ！不幸だーー！｣ 
｢まったく短髪ったら感謝してほしいんだよ。空気よんで１番後ろの変態まで投げたんだから｣ 
｢ん？なんか言ったか？｣ 
｢なんでもないよとーまっ！それより早くケーキが食べたいんだよ！｣ 

- こういうインデックス大好き  --    (2017-12-23 09:39:55)
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/69.html">
    <title>第七学区とある病院にて</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/69.html</link>
    <description>
      「ひゃっほーう！」 
　佐天涙子は初春飾利が入院しているという病室に飛び込んだ。 
「さ、佐天さん！ここ病院ですよ！もっと静かにしてください」 
「別にいーじゃん、個室なんだし」 
　佐天はテーブルに備え付けられていた椅子を適当にベッドの側に引き寄せ、座る。 
「それで怪我のほうはどうなのさ」 
「はい。怪我自体はたいしたことなさそうなんですけど、いろんな検査があって退院は遅くなりそうです」 
　佐天は安堵のため息をついた。親友が高レベルの能力者同士の争いに巻き込まれて入院という電話を受けて、実は気が気でなかったのだ。
「噂によるとさ、あそこで戦ってたのは第一位と第二位だって話なんだけど、どうなの？」 
　佐天がそういうと、初春はベッドで体を起こし、バッグから情報端末を取り出した。 
「ええ、公式には否定されて……というか戦い自体が無かったことにされてますけど、書庫の顔写真と私が見た人物は一致します。確かにあれは第一位の一方通行と第二位の未元物質でした」 
「うっへー！マジで学園都市のツートップだったんだ。正直御坂さん以上の能力者とか想像もつかないや。つかそんなのに巻き込まれてよく生き残れたね、君は」 
　初春はうーん、と唸った。 
「私は戦いに巻き込まれたんじゃなくて、未元物質に襲われているところを一方通行に助けられたんです」 
「第二位に襲われた！？なんであんた生きてんの！？あ、もしや亡霊とかッ！？」 
　佐天は初春の掛け布団を引っぺがした、初春のヘ？という声を無視し、病服の端をつまんで捲り上げる。そして露わになる、初春の下着。 
「よし、生きてる。本物だね」 
「きゃああああッッッ！！なんで今めくる必要があったんですかぁ！」 
「だって初春がほんとに生きてるかどうか確かめないと」 
「パンツとなんの関係があるんですか！！」 
　顔を真っ赤にして怒る初春。佐天はまあまあとなだめつつ言った。 
「学園都市７人のレベル５の中、第三位から第一位までと面識ありとかかなりクレイジーな人生だね」 
「佐天さんに言われたくないです。というか、危険な目にあった回数なら多分佐天さんの方が多いんですからね」 
　 
　初春に言われ、これまでの自分を振り返る。 
　幻想御手事件。 
　乱雑開放事件。 
　学芸都市事件。 
　……自分もかなり波乱万丈な人生を送ってるじゃないか。学芸都市事件なんかは、今自分が生きているのが不思議なくらいの危険度だった気がする。 
「……ショチトル、元気かな」 
「へ？なんか言いました」」 
　親友に聞こえないほど小さな声で呟いた。 

　ショチトル。 
　学芸都市で出会った不思議な少女。 
　何度も自分を助けてくれた。 
　彼女は今、どこで何をしているのだろうか。 

　と、その時。 
　佐天が開けっ放しにしていたドアの向こうに人影が見えた。 
　その人影は一瞬で通り過ぎたのだけど、佐天はその人物の顔を確かに見た。 
　ショチ、トル……？ 
　いや、自分が彼女のことを考えていたからそう見えただけであって、他人の空似なだけかもしれない。 
　だが、あの横顔からも伺える鋭い眼光と、褐色の肌。 
　それにあの独特なオーラは、確かに。 
「あ、佐天さん！」 
　気が付くと佐天は、病室を飛び出していた。 



　どこ？どこに行ったの？ 
　初春の病室を出てから２０分ほど病棟内をうろついたのだが、それらしい人影は見当たらない。 
　やっぱり人違いだったのだろうか。佐天は肩を落とす。 
　残念に思いつつも、考えてみればそもそも自分が彼女のことを思い出している時に丁度都合良く現れてくれるはずなんてないのだ。 
　なんか馬鹿みたい。そろそろ初春の病室に戻ろう。 
　突然飛び出してきちゃったし、お詫びにジュースでも買っていこうかな。そう思い、来るときに見た自販機が設置されている談話室のような場所に向かう。 
　歩いている途中、佐天は唐突なむなしさに襲われ、ため息をつく。自分は一体何をやっているんだろう。知り合いの女の子のことを思い浮かべ、その子を見たと勘違いして走り回るなんて。 
　目的地が近づいたので、懐から派手な財布を取り出す。女子中学生が持っているにしてはかなり奇妙なデザインのその財布は、広域社会見学の１日目、唯一旅行を旅行として楽しめた日に購入した財布だ。 
　自販機にたどり着く。 
　ただし、そこには先客がいた。 
　佐天はゴシゴシと目を擦る。 
　ありえない。この財布を見てまた学芸都市のことを思い出してしまっただけだ。彼女がここにいるはずがない。 
　目を擦ってもう一度自販機の方を見る。 
　まだいた。 
　その人物は様子を伺う佐天の存在に気づいたのか、佐天の方へ振り向いた。 
　佐天の顔を見て、少女は目を見開き驚愕を露わにする。 
「……お前は！」 
　褐色の肌と、人を射抜くような鋭い目を持つ少女。 
　全てが、見覚えのあるものだった。 
　嬉しさに、全身が温かくなるのを感じる。 
「久しぶり、ショチトル」 



　ショチトルが自販機の前で立ち往生していたのは、自販機の使い方がわからなかったかららしい。 
　学園都市製のその自販機はコーヒーの濃さ、豆の産地、砂糖の有無、ミルクの量、一度単位の温度設定など、細かく操作することが出来る。そのためコーヒー通からは喜ばれているが、機械の操作が苦手なものにはあまり好まれていない。 
「どうぞ」 
　本人の希望は聞いていないが、イメージから勝手に濃いブラックコーヒーを淹れ、ショチトルにカップを手渡す。 
「……ありがとう」 
　そして自分用のコーヒーを淹れる。ミルクと砂糖のたっぷり入った甘いコーヒーだ。 
　佐天が自販機の操作をしていると、既にショチトルの姿は消えていた。あわてて周りを見渡すと、東棟に続く廊下を彼女は歩いていた。 
「ちょ、ちょっと待ってよ！」 
　佐天はカップの中身をこぼさないよう気をつけながら、ショチトルの後を追う。 
「何故ついてくる」 
「いいじゃん、折角会ったんだし」 
　ショチトルは、はーっと盛大にため息をついた。佐天はにやにやしながら隣を歩く。 
　しばらく無言で二人は歩き続けた。そしてある病室の前で立ち止まり、ショチトルは扉を開ける。 
「おじゃましまーす！」 
「入っていいとは誰も言っていない」 
「えー、いーじゃんケチ」 
　佐天は唇を尖らせる。 
「……勝手にしろ」 
　冷たい口調だったが、彼女は彼女なりに佐天との再会を喜んでいるように感じられた。 
　ショチトルがベッドに腰掛けるのを見て、佐天もコーヒーをテーブルに置いて椅子に座る。 



　しばらく沈黙が場を支配する。 
　その静寂をやぶったのは佐天だった。 
「えーと。いろいろ聞きたいことは山ほどあるんだけど。まずはこれから言っとかないと」 
「なんだ？」 
　佐天はショチトルの目を見つめて言った。 
「ありがとう」 
　予想外の言葉だったのか、ショチトルは僅かにたじろいだ。 
「……別にお前に礼を言われるようなことをした覚えはない。私がああいう行動を取ったのは、私の『組織』の未来を見据えてのことだ」 
「でも、ありがとう。気が付くと全部終わってたからあの時はお礼言えなかったけど、ショチトルがいなかったら私３回は死んでたもん」 
　比喩ではなく事実だ。学芸都市で佐天はショチトルに３度も命を救われている。 

　今でも思い出す。 
　肺から空気が抜けきって、抵抗無く気道に浸入する冷たい海水。 
　脳に酸素が行かなくなり、だんだんと意識が自分の手から離れていくような感覚。 
　殺意にまみれ、自分を押さえつける手。 

　そんな地獄から救ってくれたのは、まぎれもなく自分の目の前にいるこの少女、ショチトルだった。 

「でも、どうしてショチトルが学園都市にいるの？しかもなんか怪我してるみたいだし」 
　また何かの任務とかかな、と佐天は勝手に推測する。 
「仕事だ。ある人物を殺せとのことだったんだが、私はそれに失敗し、傷を負った」 
「でも暗殺のために学園都市にきたのに、こんなに堂々と入院してていいわけ？」 
「……お前には、わからない複雑な事情というものがあるのさ」 
　ショチトルはそう言ってそっと目を閉じた。 
　彼女が言ったように、佐天にはそんな複雑な事情なんてわからない。ショチトルの『組織』と学芸都市の対立についても、はっきり言って半分も理解できなかった。だが、そんな佐天にもわかることはあった。 
　ショチトルが、ひとりぼっちだということだ。 
　ショチトルは一度自分の『組織』を裏切っている。佐天と数万の顔も知らない人々を救うため、仲間が乗る『雲海の蛇(ミシュコアトル)』の編隊を全て撃墜したのだ。 
　そして、今度は任務に失敗したらしい。そんな状態で『組織』になんて、とてもじゃないが帰れないだろう。学芸都市では負傷した仲間はすぐに他のメンバーに回収されていたのに、怪我をしている彼女が学園都市に未だ残っていることからもそれは伺える。 

「お前は」 
　目を閉じたまま、ショチトルは口を小さく開いた。 
「お前はどうして病院にいるんだ？」 
「友達のお見舞いにね。今は放置してるけど」 
「えと、その、なんだ。その友達は良くなりそうなのか？」 
　ショチトルは、ぎこちなくも会話を続けようとしてくれている。その様子が嬉しいやらおかしいやらで、佐天は思わず微笑む。 
「うん。検査入院みたいだから、たいしたことないよ。それよりショチトルの具合はどうなの？」 
「悪くない。まあ当分ここにいることになりそうだがな」 
「退屈じゃないの？」 
「ベッドの上でも出来ることは山ほどある。退屈を感じる暇なんてないさ」 
　佐天は机に積み上げられている謎の言語で書かれた本を一冊手に取り、パラパラめくった。紙の色は褪せ、数々の書き込みがある。使い古されているようだ。 
　でもこんな本を読んで楽しいのだろうか。少なくとも佐天は楽しくない。 
　自分が楽しいと感じるのは、初春のスカートをめくるときと友人と談笑するときだ。 
　ショチトルがこんな本を読んでいるのは、そのような友人がいないからではないのだろうか 
「ねえショチトル」 
「なんだ」 
「これからここに遊びに来てもいい？」 
　佐天は言う。この少女の孤独を少しでも紛らわすことができればと願い。 
「何のためにそんなことを」 
「何のためって」 
　どうしてショチトルはそんなことを言うのだろう。佐天は心底不思議に思った。 
「『友達』のお見舞いに来るのに、理由なんていらないでしょ」 


「はい」 
　佐天は自分がもっていた劇甘コーヒーをショチトルに差し出した。 
「あげる。ショチトルさ、実はブラックコーヒー飲めないでしょ。さっきから全く口つけてないよ」 
「……んな！？」 
　佐天に言われてムキになったのか、ショチトルは手に持っていたブラックコーヒーを慌てて口に流し込む。 
「ぐへっぇぁ！」 
　盛大に吹き出した。 
「無理すんなって！はい、タオル」 
　タオルを取り出し、ショチトルの口の周りを丁寧に拭く。 
「自分でやるから！貸せ！」 
　ショチトルは佐天の手からタオルをもぎ取った。 
「交換しよ」 
　佐天はもう一度甘いコーヒーを差し出す。ショチトルも少し迷ったようだが、結局自らのコーヒー佐天にを手渡した。 
「苦いコーヒー飲めないなんて意外と可愛いとこあるんだね」 
「……うるさい」 
　どうしたものか。すっかり拗ねてしまった。 

　あ、そういえば。ふと佐天は学芸都市の帰りの飛行機での美琴との会話を思い出す。 
「ねえ、私ショチトルが戦いに行くとき、言おうとしたことがあったの。結局御坂さんに気絶させられたから言えなかったんだけど」 
「なんだ、言ってみろ」 
「うーん、でも帰りにそのことを御坂さんに話したら大爆笑されちゃってさ。変だって」 
「前置きはいらん。面倒くさい」 
　それなら、と佐天は口を開く。 

「　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」 

「……お、お前はあのタイミングでそんなことを言おうとしてたのか」 
　ショチトルは何故か顔を真っ赤にして俯いた。 
　なにその反応。何で？私そんな恥ずかしいこと言った？ 
「うーん……そんなに変だったの？」 
「変……というか、よくそんな恥ずかしいことを言えたものだな」 
　語尾がどんどん弱々しくなる。 
「どうしたのさ。顔真っ赤にして照れちゃって」 
　指摘されたからか、ショチトルの顔は更に赤くなった。 
「て、照れてなんか無いぞ！」 
「うっそー。滅茶苦茶照れてるじゃん」 
　佐天はショチトルの顔を下から覗き込んだ。 
「違う！と言ってるだろう！お、お前もういい。帰れ！さっさと帰れ！！」 
　ショチトルは身近にあった本などを、手当たりしだい佐天に投げつける。 
　いや、ハードカバーはわりとガチ痛いんですけど。 
「じゃあまたー」 
　そう言い残し、佐天は病室を出た。飛んでくる本から身を守るため、ドアをすばやく閉める。『二度と来るなぁぁ！！』という怒号が背後から聞こえるが気にしない。 
　てかその行動そのものが照れ隠しにしか見えないことに、彼女は気づかないのだろうか。 

　病室の壁にもたれかかる。ショチトルのぜえ、ぜえという息の音が聞こえる気がした。 

　ショチトル。 
　自分とは別世界で生きてる、不思議な女の子。 
　交差するはずの無かった二人の道は一度すれ違い、今日再び交わった。 

「また、来るからね」 
　佐天はそう呟き、もう一人の親友のもとへと向かった。 




　その日の夜。 
　ショチトルは学園都市の少女との再会を思い出していた。 

　佐天涙子。 
　馬鹿。言葉で説明しきれないほどの馬鹿。 

　最初に自分に襲われたということを忘れ、助けられたことしか記憶していない。 
　佐天涙子は、学芸都市とショチトル達の戦いに巻き込まれた、いわば被害者なのだ。それなのに自分という人物を無駄に慕い、感謝している。その短絡的思考はどうにかならないものか。 
　ショチトルはため息をついた 
　そういえば彼女、また来ると言っていた。思わず二度と来るなと言ってしまったが、真に受けていないだろうか。 
　そこまで考えて、ショチトルは自分が佐天の訪問を楽しみにしていることに気づく。 
　 
　何故だろう。 
　やかましいし、人の揚げ足取るし、馬鹿だし。しかもこちらが赤面してしまうような言葉を何のためらいも無く吐く。 
　自分はそんな人物のどこに惹かれているのだろう。 
　 
　その時、ガラガラ、と病室のドアが開く音がした。 
　まさかと思いつつもそちらを見る。 
「……お前か」 
　入ってきたのは、自分の心を乱す例の少女ではなく、憎たらしい甘いマスクの優男だった。 
　はぁ。 
　思わずため息をつく。 
「こんばんは。……人の顔を見てそこまでがっかりされると、わりとマジでヘコむんですが」 
「こっちだって迷惑だ。無駄な期待をさせるな」 
　ショチトルがそういうと、その男は意外そうな顔をした。 
「その口ぶりですと、僕以外にもあなたを訪ねる人間がいるように聞こえますが」 
「ああ」 
　ショチトルは今もこの街のどこかにいる少女に思いを馳せながら、窓の外を見た。 

「友達、がな」 


- かわいいw  -- 名無しさん  (2013-01-27 06:20:57)
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    <dc:date>2013-01-27T06:20:57+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/81.html">
    <title>friends and lovers 2</title>
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    <description>
      　４




　その後も、白井は佐天に振り回されつつゲームセンターで遊び続けた。
　昼食をはさんで一日中遊び続けたためか、自分のゲームの腕も人と対戦できるレベルにはなっただろう、と白井は思う。特にあの最初にやった太鼓のゲーム。慣れてくると佐天に善戦することができたのだけれど、結局は年季の差を見せ付けられた。
「疲れましたね。まだ遊びますか？」
　白井が脱落してからしばらく一人でゾンビと戦い続けていた佐天が言った。
　彼女はコントローラーを置き、うーんと伸びをする。
「そうですわね……そろそろ行きましょうか。財布の中身も気になりますし」
　実際白井の財布には女子中学生が持つには不相応な金額がまだ残っていたが、流石にこれ以上お金を浪費するのは一般的に考えてまずいということはわかる。

　佐天とともにゲームセンターの出口に向かう。
　一通り遊び終えたゲームの筐体を眺めながら歩くのは、今日一日の思い出が鮮明によみがえってとてもわくわくした。

　そうやって感傷に浸りつつ歩いていた白井の目に止まったのは、箱の中にたくさんの人形が無造作に積み上げられている機械。
　俗に言う、ＵＦＯキャッチャーだ。
　白井はその中の人形の一つに目を引かれた。それは熊のぬいぐるみだった。
　二頭身の体。だらんと垂れ下がった手。やる気のなさそうな丸い目。
　なんというか、かわいい。普段美琴のファンシーな趣味を馬鹿にしている白井だが、この人形には何か不思議な魅力を感じた。
　取ってみようかな……
　その考えが一瞬頭をよぎり、すぐにそれを否定する。
　美琴に子供趣味をやめるよう求めているのに、自分がこんなものを持って帰ったりなんかすれば美琴のことをとやかく言えなくなってしまう。
「どうしたんですか？」
　白井の様子がおかしいのに気付いたのか、佐天に声を掛けられた。
「い、いえいえ何でもありませんわ」
　無理やりぬいぐるみから視線を外して答える。しかしそんなごまかしは彼女には通じなかったようだ。佐天は先ほどの白井の視線を辿り、例のものを発見する。
「もしかして白井さん、あれが欲しいんですか」
　ニヤニヤしながら佐天が言う。
「ち、違いますわ！もしお姉さまがここに居合わせたなら問答無用で取りに行くだろうなーと思っただけですの！」
「じゃあ挑戦してみます？御坂さんのお土産にでも」
「……そうしますの」
　そうして出口に向かっていた二人は、歩く方向を変えて商品ゲームコーナーへ向かった。

　今日は佐天に翻弄されっぱなしだ。
　そう思いつつ、白井は１００円玉を機会に投入する。
　上下移動マークと左右移動マークが点滅する。流石の白井でもＵＦＯキャッチャーの操作くらいはわかる。……やったことはないけれど。
　まずは、目標の位置を確認。
　空間移動という能力の特性上３次元上の位置把握は日常的に行っているので、かなり正確に測ることが出来る。
　上ボタンを押す。
　クレーンがゆっくりと奥へ進む。
　じっと移動するクレーンを見つめる。
「……そこ！」
　白井はボタンから手を離す。
　次は左ボタンだ。

　あと２０ｃｍ……あと１０ｃｍ……

　狙いを定めてボタンを押す手を離す。
　クレーンはゆっくりと下に降りる。もう白井に出来ることはない。あとは天に任せるのみだ。隣を見ると、佐天も真剣な眼差しでクレーンを見つめている。
「あ！」
「どうしてですの！？」
　クレーンはぬいぐるみを掴みはしたものの、持ち上げる最中に落っことし、ダクトの上で空のアームが虚しく開いた。
「バランスも位置もきちんと確かめましたのに……」
　白井はがっくりと肩を落とす。
　簡単そうに見えるが、そう上手くはいかないか。
「ちょっと貸してください」
　佐天が横から手を伸ばし、１００円を入れる。白井は機械の正面のポジションを譲った。
「今の白井さんのプレイのおかげで機会のクセが大体掴めました」
「わたくしは囮だったんですの！？」
「い、いえいえそんなことないですって」
　言いながら佐天はボタンを押した。白井もクレーンの進む先を目で追う。
　佐天が手を離したのは、先ほど白井が手を離した場所より若干手前だった。そして更にクレーンは左へ進む。
　クレーンが止まった。そしてそのままゆっくりと景品に向かう。
　アームがぬいぐるみの胴体を掴んだ。

　駄目だ。さっきと同じ。持ち上げきれずに落下するに違いない。

　そう思っていた白井は、目の前の光景に息を呑んだ。
「アームが……」
　そう。アームが左脇の下と右肩に上手く引っかかっている。
　アームが上がっても、ぬいぐるみは安定したままだ。
　クレーンがダクトに戻ってくる。アームが開いた。ドサッ、と重いものが落ちる音がした。
　佐天は取り出し口に手をいれ、景品を取り出す。
「やった！とれたぁ！」
　彼女は満面の笑みを浮かべた。無事景品を獲得した喜びからか、ぬいぐるみを強く抱きしめている。
　その可愛い熊のぬいぐるみに思わず見とれそうになり、慌てて目を逸らす。他人のものをうらやましがるなんてそんなはしたないこと出来ない。
「流石ですわね、佐天さん」
　白井はぬいぐるみが欲しい気持ちを必死に抑え、笑顔を浮かべた。
「こーゆーのは慣れですね。ちなみに今の取り方はたすきがけっていうんですけど」
　ああ、確かに斜めにアームを引っ掛ける様子がたすきに見えなくもない。

「どうぞ」

　不意に佐天は軽い口調で言った。

　へ？

　白井は自分の耳を疑いながら声の聞こえたほうを向く。
「どうぞ。御坂さんにあげるんでしょ？」
　佐天は抱いていたぬいぐるみを白井に差し出した。
「わたくしに、ですの？」
「ええ。先にその人形に目を付けたの白井さんですし」
「先ほどあんなに喜んでいらしたのに……」
「あれはゲームをクリアしたことに対する喜びみたいなものですよ。景品が欲しかったわけじゃありませんから。あ、その熊は確かに可愛いと思いますけど」
　はい。
　佐天は再びぬいぐるみを白井のほうへ押しやった。
　それを、おそるおそる受け取る。
　そのぬいぐるみは、とてもやわらかかった。
　そして、ケースの中に入っていたときよりも数倍かわいくみえるのは何故だろう。
「あ、ありがとうございます。お姉さまもきっと喜ぶと思いますの」

　そう言いつつも、白井はそのぬいぐるみを美琴に渡すつもりはなかった。
　寮にもって帰ると彼女は絶対に欲しがるだろうが、たとえ愛しのお姉さまのお願いでも絶対に譲るものか。

　――大事にしよう。

　白井はその僅かに佐天のぬくもりが残っているぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。



　５


　佐天はトイレに向かうためゲームセンターから出た。
　白井にはすぐ戻るから待っておいてくれといってある。
　白井さん……ふふふ。
　先ほどのＵＦＯキャッチャーのくだりを思い出し、思わずにやける。
　自分がぬいぐるみを取ったときのあの羨ましそうな顔。必死に隠そうとしていたようだが、全部表情に表れていた。あんな顔をされれば譲らないわけにはいかなくなってしまう。
　そして白井は最後まで自分がぬいぐるみを欲しがっていることを素直に認めなかった。普段美琴の趣味に口出ししている分、照れくさくていえなかったのだろう。
　自分では気付かれていないと思っているのであろう、その様子がなんともおかしくて。


　気持ちよく鼻歌を歌いながら地下街を歩く。これだけ規模の大きな建造物なのに、トイレが１フロアに２、３しか設置されていないのは何故だろう。
　そのまましばらく歩き、ようやくトイレの標識が見えてくる。さっさと済ませて早く白井さんの所に戻りたい。
　佐天が女子トイレに駆け込もうとしたその時。

　不意に何者かに腕を掴まれた。

「……へ？」
　状況を把握して振り返る前に、佐天は腕を引かれ背中をトイレ横の壁に叩きつけられる。
　鈍い痛みに襲われ、思わず目を閉じた。
　おそるおそる再び目を開く。その目に映ったのは、いかにも柄の悪そうな男共が５人。

　スキルアウトだ。

　無用心だった。
　佐天は自らの行いを悔いる。
　ちょっと考えれば予想できたことだった。
　今が夕方であること。
　ここは、若者が遊ぶために集まるゲームセンターが数多くある場所で、その中でも特にひとけのないところであること。

　こいつらの目的は何なのだろう。
　金か。それとも自分の体か。
「嬢ちゃん。痛い目見ないうちにさっさと金出せ」
　真ん中にいるリーダー格っぽい男が言った。
　……ストレートな要求どうも。
　佐天は内心で皮肉る。


　しかしこいつらの要求が金ならば、スマートな解決策がある。
　まずこいつらに大人しく金を渡す。
　ダッシュで白井のところへ戻る。
　白井に追いかけてもらい、財布を取り返す。
　瞬時に佐天の脳内でその行動がシュミレーションされた。これなら痛い目に合う必要はないし、財布を失う可能性も少ない。


　佐天はポケットから財布を取り出す。
　スキルアウトの連中ががやがや騒いでいる。
　リーダーらしき男は財布を受け取るため、佐天の肩に押し付けていた手を離した。
　その瞬間。

　佐天は男の手に思いっきり噛み付いた。

「い、痛ぇええええええええ！」
　アステカの魔術師を苦しめた佐天の噛み付き攻撃は、スキルアウトの男に対しては十分すぎるほどの威力を持っていた。
　リーダーの周りにいるスキルアウトたちが動き出す前に、佐天は逃走を開始する。



　何故自分は一番安全な行動を取らなかったのだろう。
　佐天は自身に問いかけた。
　スキルアウトに噛み付くなんて、馬鹿げている。逆上させて余計に痛い目に合うのがオチだ。
　後ろから男達が叫びながら追いかけてくる。しかし助けに入るものは誰もいない。
　自分が逃げているのは、白井が待っているゲームセンターとは逆の方向。
　ああ、そうか。
　佐天は自分の行動の理由を理解する。

　自分は、白井に助けてもらうのが嫌だったんだ。

　以前佐天は同じようにスキルアウトに襲われていて白井に助けてもらったことがある。
　その時感じたのは、自分と白井とを隔てている、高く、厚い壁の存在。
　今日ゲーセンで遊んでいたときは、その壁は完全に取り払われていたと思う。
　今自分が白井に助けを求めれば、その壁が再び現れるかもしれない。

　それが、佐天は怖くてたまらなかった。

　でもそれにしたってさっきの行動は無茶しすぎだった。
　先ほどよりも男らとの距離は縮まっている。
　全員が鬼の形相で佐天を汚く罵る言葉を吐き続けている。

　まずい。追いつかれる。

　タバコや酒でぼろぼろの体とはいえ、彼らは年上の男性だ。身体能力で佐天が及ぶはずもない。
　肺が苦しいのは敢えて考えないようにしていたが、とうとう息が切れてきた。
　走るスピードががくんと落ちる。
　それから数メートル逃走したところでコンクリートブロックに躓いた。
　荒いアスファルトの床がひざを削り、そこから血が滲む感触があった。
　男らに取り囲まれる。
　リーダーの男は佐天の胸倉を掴んだ。
「てめぇ……いい度胸してんじゃねーか。めっちゃ痛かったぞ」
　とっさで気が付かなかったが、先ほど自分は相手の指を噛んだらしい。男の右手の指からはだらだら血が流れている。
　男の息は荒く、目は血走っている。
　舐めきっていた女子中学生から手痛い反撃を食らったのがよほど悔しかったのか、本気で怒りを感じているようだ。

　まずい。
　本気でまずい。
　
　リーダーの男は懐からナイフを取り出した。そして血を流している方の手でそれを掴む。
　周りの男らは口笛を吹いたり、殺せと叫んだり囃し立てている。
　ここには先ほどのトイレ脇と違って監視カメラが設置されている。それすら省みないほどの怒りなのか、ただの馬鹿なのか。
　一瞬考えて、そんなのはどうでもいいことだと考えを放棄する。
　自分が傷つけられようとしている事実に変わりはない。佐天にとって一番の問題はそれなのだ。
　
　男は鞘を抜き、ナイフの刃の部分を露出させた。その刃が地下街の薄暗い光を反射し、ギラギラ光る。
　佐天の恐怖は沸点を迎えた。
　理性の働きが鈍くなり、とにかくこの空間から抜け出そうと必死にもがく。
　リーダーの男は側に居た４人に佐天の動きを封じるように命じた。
　突然伸びた数本の腕。佐天の体は壁に押し付けられ、一切の動きを封じられる。
　男のナイフを持っていないほうの手が伸びる。男は佐天の手首を掴み、自分のほうへと引き寄せた。

　まさか……まさか……

「くッ！」
　右手のうち、４本の指に鋭い痛みが走った。男が佐天の指にナイフの刃を押し付けたのだ。
「俺も痛かったんだからな？見ろよこの指」
　男のナイフを持つ手からは相変わらずだらだら血が流れている。
　男は、ナイフを握る手に力を加えようとした。
　その時。

　男の姿が、消えた。

　普通ならば突然の怪奇現象に戸惑うところだろうが、佐天はそうならない。その現象はこれまでに何度も見てきた。そしてそれが何によるものなのかもはっきり知っていた。

「風紀委員ですの」

　目に怒りをたぎらせた、白井黒子が立っていた。





「あ……」
　佐天はその場に崩れ落ちた。
　それは助けられた安堵によるものではない。
　恐れていたことが現実になろうとしている恐怖。
「無事ですの？」
　白井が佐天の方を見る。
　彼女は佐天の手につけられた切り傷を確認し、息を呑んだ。
　そしてスキルアウトの男達の方をもう一度見る。
「念のため確認しておきますが――彼女のこの傷は貴方達がつけたのですね」
　白井の声は非常に小さく、相手に届いたかすらわからない。
　しかし、その小さい声に凝縮された溢れんばかりの怒りに押されたのか、男達は１歩後ずさる。
「……俺だよ」
　空間移動で強引に地面にねじ伏せられていたリーダーの男が立ち上がる。
「文句あっかよおぉおおお！！」
　男はナイフを高く掲げ、白井に向かって振り下ろす。
　しかしその刃が白井を捕らえることはなかった。
「こちらとしては平和的解決が望ましかったのですけど」
　ヒュン、という空気を裂く音とともに男の背後に白井が出現する。
「抵抗するなら実力行使もやむないでしょう。あくまで仕方なくなんですからね。仕方なく」
　白井は振りかえろうとする男の頭を思いっきりぶん殴った。


　スキルアウトと戦って……いや、これは最早戦いとは呼べないだろう。白井による一方的な攻撃だ。


　その様を見て、佐天は７月の出来事を思い出す。
　あの時、自分が手も足も出なかった相手を白井はいとも簡単にねじ伏せた。
　特殊な能力を持っている１人に対しては少々手こずったようだが、結局佐天のような凡人が思いつきもしないようなビルを倒すというありえない方法でそれを撃破した。
　大能力者の白井。
　無能力者の佐天。
　格の違いを残酷なまでに見せ付けられた。
　自分と彼女では生きる世界が違う。自分と彼女の間には高い壁があって、２人は人間として完全に異なっている。
　その時はそう感じざるを得なかった。
　その壁は薄くなったものの、ずっと２人の間に存在していたと思う。

　今日。
　白井と一緒に遊んでいる時、白井も佐天と同じ一人の人間なのだと感じた。
　太鼓のゲームではしゃいでみたり、人形を欲しがってみたり。
　あの時彼女は確かに自分と近くにいた。
　壁は存在しなかった

　では、今は？


　佐天は白井の戦いを見る。
　白井はスキルアウトの一人の足を払い、転んだところを踏みつけた。
　後ろからの攻撃に対し、振り返らずにそれを回避。カウンターを食らわせる。
　ナイフの男は既に白井にぶちのめされて伸びていた。

　確かに、彼女と自分とは違う。

　佐天に力はないし、白井には力がある。
　この光景にその事実ははっきりと映し出されていた。

　でも。

　それを見ても、佐天の心に壁が復活することはなかった。

　佐天は自分の心がわからない。
　あの時は彼女の戦いを見て、自分から高い壁を築いた。

　なのに何故だろう。
　
　同じものを見ているはずなのに、今は頼もしさしか感じない。


　６


　白井黒子は警備員の詰めどころにいた。
　スキルアウトの屑共を警備員に引き渡す必要があったためだ。
　……ふぅ。
　白井はため息をついた。
　佐天の帰りが遅いので、ちょっと探しに行ってみればアレだ。
　当の佐天は、現在警備員による手当てを受けている。ひざをすりむいたのと。指を切りつけられたのとでなんだか痛々しかったが、幸い２箇所とも大した傷ではなかったようだ。
「お姉さまの知り合いに常に不幸不幸言ってる野郎がいますが、あなたもかなり酷い巻き込まれ体質ですわね」
「いやあ、まあ無事だったんだからいいじゃないですか」
　佐天はあの後、なぜか妙に嬉しそうににこにこしている。スキルアウトに襲われることが楽しいことのはずないのだが。
「どうしてそんなに嬉しそうなんですの？」
「いやあ、くよくよ気にしてたことがあったんですけど、それが一気に解決しちゃったみたいで」
「……よくわかりませんわ」
「でしょうね」
　カツアゲされることがどうして悩み解決につながるのだろうか。白井は首をかしげた。

「終わりました」
　佐天の手当てを行っていた警備員が言った。
「あ、ありがとうございます」
　佐天は礼を言った。警備員はいいえ、といって白井の方を向く。
「あとはもうこちらにまかせて帰宅していいですよ。ご協力ありがとうございました」
　こちらこそ、と白井は頭をさげる。

　外へ出ると、もうほとんど太陽は沈みかけていた。
　もうどうせ門限には間に合わないだろう。ならいっそもう何時に帰っても同じだ。
「佐天さん」
「どうしました？」
「この後まだお時間があるなら、ちょっとお茶しません？最近この近くにおいしい喫茶店を見つけまして」




「で、佐天さん。注文はお決まりですの？」
「ちょ、ちょっとまってください！メニューにかいてある言葉の意味がわからない！ダージリンとかアールグレイとかならかろうじて知ってますけど、茶葉の種類とかほとんど知りませんって」
「なら知っているのを頼めばいいじゃありませんの。そのほうがいつも飲んでいるのと味を比べるにはちょうどいいですわよ」
　白井はテーブルに置かれている小さな鐘をならす。チーンと涼しげな音色が店内に響いた。やってきた店員に佐天はダージリンとチョコタルトを、白井はヌワラエリアと苺のミルフィーユを注文する。
「おしゃれな店ですね」
　店員が去った後、佐天が呟いた。
「そうでしょう。誰にも教えたことないんですのよ、ここ」
　その喫茶店は、風紀委員の仕事帰りに偶然見つけたものだった。
　おしゃれな外装の雰囲気につられて入店してみると、思わぬ良店だった。
　内装は常盤台中学ほどわざとらしくない程度に上品で、紅茶とお菓子の味もかなりのものだった。
　その店の存在は白井だけの秘密だった。
　初春と一緒に来たこともないし、美琴と一緒に来たこともない。
　なのに、何故か自分は佐天にここを紹介したいと思った。
「よく来るんですか？」
「週に１度くらい。甘味のとりすぎはよくありませんからね」
「ははは。私も食べるとすぐ太っちゃう人なんでよくわかりますよ」
「好きなものを好きなだけ食べてもあの素敵プロポーションを維持できてしまうお姉さまが憎らしいですわ」
　白井はため息をついた。

　数分後、注文したものが運ばれてきた。
「ストップ！まずはストレートで飲んでみてください」
　早速砂糖を入れようとしている佐天に静止を呼びかける。
「でも私、苦い紅茶とか苦手で……」
　言いつつも佐天は砂糖の容器を置き、紅茶のカップを口元に近づける。
「あ…………おいしい」
　佐天の表情がほころんだ。
「なんというか、本当の紅茶ってこんな味だったんですね」
　白井は安堵する。自分が薦めたものが気に入ってもらえるとやっぱり嬉しい。
　白井も自身が注文したヌワラエリアを口に含む。爽やかな花のような香りが口内に広がる。
「たまにはファミレスじゃなくて、落ち着いたこういうところでお茶というのもいいでしょう？」
「はい！あ、でも……そういえばここ、メニューに値段が書いてなかったですけど……」
　佐天が不安そうにおずおずと尋ねる。
「わたくしが出しますわ。今日のゲームセンターでのご指導と、このぬいぐるみのお礼ですの」
　もう一つ、自分がいながら危険をいち早く察知できず、佐天に怪我をさせてしまったお詫びというのもあるのだが、あえてそれは言わないようにしておく。この和やかな雰囲気をそんなことで壊すのも興ざめだ。
「本当ですか！？ありがとうございます。ならお言葉に甘えさせてもらいますね」
　佐天は嬉しそうに紅茶を飲む。
　作法も何もなっていない飲み方だが、そんなにおいしそうに飲んでもらえると奢りがいもあるというものだ。

「そういえば佐天さん。この後はもうまっすぐ帰るつもりなんですの？なんだったら送りますけど」
「いえ、ちょっと初春の寮に寄って行こうと思ってます。ご飯作ってあげないと」
「面倒見がいいんですのね」
「いえ、だって私……」
　佐天はそこで言葉を詰まらせた。話すかどうか迷っているようだったが、数秒の逡巡の末、遂にその言葉が発せられる。

「初春のことが、好きですから」

　白井の思考はしばらく停止した。
「好き、というのはその、どういった意味で？」
「もちろん、キスしたりエッチしたりしたいほうの意味で」

　そう、だったんだ。

　白井は理解する。
　確かに二人の仲は怪しいとは思っていたけれど、そういうことだったのか。

「告白とかはまだしてないんですのね」
「ええ。なんだか怖くて」
「早くしたほうがいいと思いますわよ。初春があなたのことを良く思っていないはずはありませんし」
「でも、女の子同士ですし……」
「関係ないですわ！わたくしもお姉さまも女性ですけれど、いつも堂々とアタックしてますわよ」
　佐天は一瞬はっと考え込んだ。
「そのこと、なんですけど。白井さんって本当にそういう意味で御坂さんが好きなんですか？前から気になってたんですが」

　白井は目を閉じて考える。御坂美琴――愛しのお姉さまのことを。
　彼女のことを思い出すだけで幸せな気分になれる。
　彼女の姿が目に映るだけで体が温かくなる。
　彼女に優しい言葉を掛けられたり、頭をなでられたりすると、冗談でなく、誇大表現でなしに死んでもいいとすら思える。

「好きですわ。あなたが初春を好きなのと同じように。もしくはそれ以上に。だからあなたの気持ちも痛いほどわかりますわ」
「それ以上ってことはないと思いますよ。私も初春のためなら死ねるって本気で思えますし」
「何ですって！わたくしのお姉さまへの愛情に勝るものなどあるはずがありませんわ！！」

　２人でお互いの想い人についてぎゃあぎゃあ騒ぐ。
　幸い客は自分たち意外にいないので周囲に気を使う必要もない。
　白井にとって初めての経験だった。
　女子中学生はいわゆる恋バナというものが大好きだ。しかし普段白井の通っている常盤台中学は女子校で、しかも規則ガチガチのためそんなものにかまけている暇はない。

　白井は美琴への思いを思い切り佐天にぶつける。
　佐天は初春への思いを思い切り白井にぶつける。

　それはなんだか新鮮で、どきどきして、なんともいえない心地いい気分だった。



「白井さん、本当に御坂さんが大好きなんですね」
　佐天が唐突に初春について語るのを止めてそう言った。
「当たり前ですわ。普段のふるまいを見ていたらわかるでしょうに」
「喜んでくれるといいですね。それ」
　そう言って佐天は白井が膝に抱いている熊のぬいぐるみを指差した。
「差し上げませんわ。お姉さまには」
　白井がそう言っても、佐天は驚いた様子を見せない。もしかして最初からその気がなかったと気付いていたんだろうか、と白井は疑う。
「どうしてですか？御坂さんそういうの好きそうなのに」

　確かにこれを渡せば、彼女の気を多少引くことが出来るだろう。もしかすると、一日の添い寝くらいなら許してもらえるかもしれない。
　でも、このぬいぐるみを渡したくない理由が白井にはあった。
「だって……だってこれは、佐天さんが取ってくださったものですから」

　佐天は一瞬面食らった様子だったが、すぐにこう続ける。
「いいんですか？そんなこと言って。白井さんが好きなのは私じゃなくて御坂さんでしょう？」
　佐天は茶化すような口調で言った。真面目に言ってるわけではないというのは簡単に判断できる。
「わたくし……」


　今日の一日を振り返る。
　最初、自分たちはファミレスにいた。
　白井が２人きりでどうしていいかわからなかった時、彼女も気まずく感じているはずなのに一緒に遊びに行こうと誘ってくれた。
　ゲームセンター。
　普段白井がゲームをすることを避けているのを彼女は見抜いていて、気を使ってくれた。
　自分はゲームが苦手だと告白すると、付きっ切りで練習を見てくれた。更に彼女のその行動は、「やってあげる」というよりも「白井と一緒にゲームがしたい」という思いからのものだったと感じる。
　ぬいぐるみに惹かれていると、いとも簡単にそれを取ってくれた。
　彼女はスキルアウトに襲われた後、怪我をさせられるほど怖い思いをしたはずなのに、全然大丈夫だ、と笑っていた。
　それがどうしてなのか白井にはわからないが、楽しかった一日を台無しにしたくない、という思いも含まれていたはずだ。

　これまでも、いつも白井たちは彼女に振り回されてきた。
　でも、美琴が暴走したり、白井と初春が仲違いしたりとネガティブの泥沼に嵌まっていたときに、そこから引っ張り出してくれたのも彼女だった。

　白井は、自分の目の前に座っている佐天を見つめる。
　向かい合って紅茶を飲む。
　朝のファミレスの時と同じ構図。
　だがあの時と今では、決定的に何かが違っていた。
　その何かが、佐天と白井の間の壁だったのか、それとも他の何かだったのかはわからない。

「……わたくし、もしお姉さまより先にあなたと出会っていたら、あなたを好きになっていたかもしれませんわ」

　自然とそんな言葉が口から出ていた。
　佐天は「へ？」と言って呆然とした後、顔を真っ赤にしてテーブルに伏せた。
「も、もう白井さん！！変なこと言わないでください！」
「変なことを言った記憶はありませんわ。これまで一緒に過ごしてきて、更に今日一日佐天さんと２人で遊んで、なんだか不思議とそんな気がしただけですの」
　佐天はそのまま下を向いて考え込んでいたが、しばらくすると顔を上げて呟いた。
「私も……」

　息を大きく吸い、佐天は続ける。

「私も、もし初春より先に白井さんと出会ってたら、白井さんを好きになっていたかもしれないです」

　白井は困惑した。自分から振っておいてなんだが、これは反応にかなり困る。
「えっと……ならこれは両想い……なんですの？いや、でもお互い実際に好きになったのは違う人だから……」
　白井がそう言うと、佐天は先ほどまであれだけ照れていたのが嘘のように笑い始めた。
「なんか複雑な気持ちですね」
「そうですわね。とりあえずわたくしは佐天さんが今の想い人を射止めるのを祈ってますわ」
「なら私も白井さんが御坂さんと幸せになれることを祈ってます。……あ、そうだ！」
　言葉の最後で佐天は、いつも都市伝説の噂をする時のような悪戯な笑みを浮かべていった。

「競争しましょうよ。どっちが先に好きな人のハートをゲットできるか。勝ったほうは、そうですね……次この店にくる時に奢ってもらえるってことでどうですか」
　競争……面白い。
　要するに、佐天が初春をゲットする前に白井が美琴を口説き落とせばいいということだ。
「その勝負、受けてたちますわ。後悔することになりますわよ佐天さん。わたくしは一刻も早くお姉さまを自分のものにしてみせますので」
「こちらこそ負けませんから」

　お互い頑張ろう。
　テーブル越しに、白井と佐天は拳をコン、とぶつけた。






７






　ふつふつふつ。
　鍋の中のおかゆが煮える音が寮内に響く。
　佐天涙子はお玉で鍋をかき回し、ＩＨのスイッチを切った。
「へえ。なら佐天さんは今日一日中白井さんと遊んでたんですか」
「うん。楽しかったよ」
　初春は「私も行きたかったですー」とか「２人だけで遊びに行くなんてー」とか言いながら、ベッドの上で掛け布団を叩いている。

　今日は本当に楽しかった。佐天はそう思う。

　白井とこんなに仲良く出来るなんて、今日の朝は全く想像できなかった。
　ゲームセンターで無邪気な笑顔を浮かべている彼女も、ぬいぐるみあいてに頬を緩ませている彼女も、スキルアウト相手に凛々しく戦っている彼女も、みんな素敵だった。
　佐天の、「初春より先に白井に出会っていたら白井を好きになっていた」発言は、ただの売り言葉に買い言葉ではなかった。

「準備できたよ」
　佐天は盛り付けた卵粥を居間に運ぶ。
「ありがとうございます」
　そう言って初春はベッドから体を起こした。佐天は器を折りたたみテーブルに置き、更にテーブルをベッドの近くに寄せた。
「いただきます」
　初春がれんげで粥を口に運ぶ様子をじっと見つめる。
　ふーふー、と息を吹きかけて冷ましている姿がなんともいじらしい。
　初春は、そーっと粥を口に含む。
「……おいしいです。すごく」
　初春はそう言って佐天に感謝の微笑を向けた。

　それを見ていると体がなんだか温かくなって。

　自分はこの子のことが好きだ。

　改めてそう実感する。

「……ねえ初春」
　口にれんげを咥えた初春は返事ができずに首をかしげる。が、佐天は構わずに続けた。
「あとでちょっとだけ話、いいかな」


　白井には悪いが、この勝負、勝たせてもらう。




　ぶるるるるる、とマナーモードに設定しておいた携帯が鳴る。
　白井は宿題のレポートを一時中断し、メールボックスを開いた。
　送り主の欄に「佐天涙子」とある。
　今日の紅茶代のお礼か何かだろうか、軽い気持ちでメールを見る。
　
　しかし、その内容を見て白井は思わず携帯を落としそうになった。

「な……な……！！」

　そこには一言。
「勝負は私の勝ちみたいですね。紅茶ご馳走になります」

　そして添付ファイルが一枚。
　佐天と初春の濃厚なキス写真だった。
　
　佐天がこんなにも早く行動に出るとは思わなかった。
　今日勝負を始めて、今日告白するなんて。
　こうしてはいられない。必勝宣言をした以上、絶対に負けたくない。
「今日中なら……引き分けですわよね」
　白井は立ち上がり、覚悟を決めてベッドで漫画を読んでいる美琴のほうを見る。
「お、お姉さま」
　普段呼びなれているはずなのに、こういう状況だと何故か自然に話すことが出来ない。声が若干裏返ったが、気付かれなかっただろうか
「ん？なに」
　美琴が振り返る。お風呂上りの火照った体にクラリときつつも白井は続ける。

「ちょっとだけお話、いいでしょうか」
　普段が普段だけに、中途半端な告白ではいつものテンションでスルーされてしまう。
　白井は自分のベッドの上で正座した。自身の最大限の誠意だった。



　突然着信メロディーが鳴った。
　誰だ折角いいところだったのに、と佐天は初春のブラジャーを外す手を止める。
　携帯を開くと、白井からのメールであることがわかる。
「あ、白井さんだ」
「私にも見せてください」
　初春も一緒に画面を覗き込む。

　本文は無かった。
　ただ、トマトのように顔を真っ赤にした美琴が同じく頬を染めている白井の頬にキスをしている写真が添付されていた。

　ふふ、ふふふ。
　どうやら勝負は引き分けみたいですね。

「な、何ですか、この写真！みみ御坂さんが白井さんにキスを！」
　初春は顔を真っ赤にして写真を眺めている。佐天はそんな初春の頭をぎゅっと抱きしめた。
　自分と初春がこんな関係になっているこの状況は、白井との勝負があったからこそのものだろう。
　賭けは無いけれど、今度また白井さんとあの喫茶店に行こう。

　そういえば、今頃は常盤台中学寮の室内でもこんな光景が繰り広げられているのだろうか。
　白井と御坂の二人に思いを馳せつつ、佐天は初春を引ん剥く作業を再開した。



　数日後、妙に仲良くなった佐天と白井が初春と美琴に浮気を疑われたりするのだけれど、それはまた別の話。


Fin



- 完成度高え！素晴らしい！！黒子と佐天さんはあまり絡みがなくてなぁと思ってたらこのSS！ありがとう！  -- 名無しさん  (2011-10-06 22:01:46)
- はぁぁ、ｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました！あまりみれないｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞありがとう  -- 名無しさん  (2012-12-08 19:59:13)
- これは素晴らしいと言わざるを得ない　　見事です  -- 名無しさん  (2013-01-14 16:18:37)
#comment    </description>
    <dc:date>2013-01-14T16:18:37+09:00</dc:date>
    <utime>1358147917</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/16.html">
    <title>「１７時１５分の誓い」</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/16.html</link>
    <description>
      「１７時１５分の誓い」 



　この気持ちは何だろう。今まで味わったことのない、未知の感覚。まるで、自分の手の届かないところで事が進んでいるような苛立ちとこのまま胸を掻き毟ってしまいたくなるような胸の痛み。 
　何故、こんなに苦しいのか。何故、目の前にいる黒子の顔を直視することができないのか。たくさんの「何故」が交錯し、頭の中を埋め尽くす。 
　そんな散らかった頭にとある光景がよぎった。黒子と私の知らない男子が向き合い、その男子は赤面しながら何かを黒子に渡していた。 
　きっと、あれは黒子が告白されていたのだろう。それは喜ぶべきこと――もっとも、その相手が人間として最悪のレベルでなければの話――なのに、どうして私は。 
　痛い。 
　胸が、痛い。 
「……さま、お姉さま！」 
「え？」 
「一体どうしましたの？　先ほどから一言も喋らないでずっと下ばかり向いて。ま、まさか、お体の具合でも！？」 
「あ、ごめん。大丈夫だから心配しないで」 
「いいえ、心配ですわ。だって、全く大丈夫そうに見えませんもの」 
　こういうときの、というか私のことになると黒子は非常に敏感で、少しの変化も見逃してくれない。おかげで、私は今まで黒子に隠し事が出来たためしがなく、今回もまんまと見破られてしまった。 
　どうするべきか。この流れに肖って、聞いてしまおうか。でも、聞いてどうにかなるものでもないし、第一、黒子が誰に恋をして誰と付き合おうが私に口を出す権利は全くないわけで。そもそも、何故こんなにも黒子のことを気にしてしまうのか。わからない、わからない。 
　あぁ、また一つ新しい「何故」が生まれてしまった。 
「ごめんね、黒子。今は……」 
「いえ、お姉さまが仰りたくないのなら無理強いは致しませんわ」 
「うん、ごめん」 
　正直、今の私には成す術が見つからない。ここは黒子の気遣いに感謝して、明日、初春さんあたりに相談してみよう。彼女ならきっと良い答えを導き出してくれるはず。自分自身でそれが出来ないのはとても悔しいけど。 
　ふと、顔を上げると、とても綺麗な夕日が街を赤く染めていて、今の脆弱な私などこのオレンジ色の髪と共に吸い込まれてしまいそうだった。

「ごめんね、初春さん。急に呼び出しちゃって」 
「いえ、大丈夫ですよ。今日は特に用事もありませんし。それに、御坂さんの頼みですから！」 
「うん、ありがとう。それで、相談なんだけど」 
　呼び出したはいいけど、どうやって話を展開していけばいいのだろう。 
　まず、今の私の状態を説明して、それから……。いや、ここはやっぱりストレートにいくべきか。でも、黒子のことをとやかく聞くと、まるで私が黒子のことを……。 
「……これは私の友達の話なんだけど」 
　結局、自分のことを他人のことのように話すという卑怯な手に頼ってしまう私が情けなかった。そんなことも知らず、最後まで真剣に聞いてくれた初春さんは少し考えて、それから驚くべき言葉を放った。 
「その先輩さんは後輩さんのことが好きなのではないでしょうか？　一緒にいることに慣れてしまって気付かないだけで、本当は誰よりもその人のことを想っていると思います」 
「好きって……」 
「私は恋愛に決まった形なんてないと思いますよ。人の『好き』に他人が口を出す権利はありません！」 
　テーブルをドンと叩きながら少し声を荒げてそう言った初春さんはここがファミレスだということに気付いてしゅんと縮こまった。 
「本当に好きなのかどうか確かめる方法ってある？」 
「それはとても簡単ですよ。だって、胸が痛いっていうその状態が既に好きだという証拠ですから。失って初めてわかる大切さというか何というか。……あはは、難しいですね」 
「失って初めてわかる大切さ……」 
　初春さんの意見は全て的を射ていた。勝手に人の写真を取ったり、人の下着を盗んだりして私を怒らせる黒子だけど、それでも嫌いだなんてことは全くない。私のことをちゃんと考えて、心配して、気遣って。 
　同性だとか先輩と後輩だとかそういう括りを一切捨てて、単純に私は黒子っていう人間が好きなんだ、きっと。こんな簡単なことで悩んでいたなんて、馬鹿みたい。 
「ありがとう、初春さん。代金、ここに置いておくね。私、ちょっと行くところがあるから。今日は本当にありがとう」 
「あ、いえ！　お役に立てて良かった……って行っちゃった。……良かったね、白井さん。それに御坂さんも！　いつか私も……」


「はぁ、はぁ」 
「お姉さま、そんなに息を切らして一体どうしましたの？」 
「いや、ちょっと、黒子に言いたいことがあって」 
　鼓動が少し早くなる。大丈夫、今思っていることをそのまま黒子に伝えればいいだけ。そう自分に言い聞かせ、黒子をまっすぐ見て。 
「いつも一緒にいるから気付かなかったけど、昨日やっとわかったわ。黒子は私にとって大切な存在だって」 
「そ、それはどういう……」 
「ん？　そのままの意味よ？　例え黒子に他に好きな人ができたとしても、私はずっと黒子と一緒にいたいってこと」 
　これが今の私の素直な気持ちであり、そして、苦しみの先で見つけ出した答えでもあった。 
「いきなりこんなこと言われて驚いてるわよね？　正直に話すとね、昨日、黒子が告白されてるのを影からこっそり見てたの」 
「あ……」 
「そのとき、私は自分でもわからないくらい胸が苦しくなって、どうしたらいいのかわからなくなって。それで、さっき初春さんに相談に乗ってもらって、最終的に出した答えがこれってわけ。……黒子は私と一緒にいるのは嫌？」 
「い、嫌なはずがありませんわ！　お姉さまからそんなことを言って下さるとは思いもしなくて、少しばかりこれは夢だと思っていただけですの」 
「夢なんかじゃないわよ。私のこの気持ちを夢だなんて言わせない」 
「お姉さま……。黒子もお姉さまとずっと一緒にいたいですわ」 
「うん、良かった」 
「それに、黒子はお姉さま一筋ですわ！　他の方など考えられません！」 
「ふふ。あんたも大変ね」 
　私の「好き」は黒子の「好き」とは少し違うかもしれない。でも、これから一緒に過ごしていく時間の中で、もし私の「好き」と黒子の「好き」が重なり合うときが来るとしたら。そのときは私から想いを告げよう。そして、共に永遠を過ごそう。 
　沈み行く夕日の中で黒子と手を繋ぎながら、私はそう誓った。 
　携帯電話のデジタル時計は１７時１５分を表示していた。 

- これからが。また楽しみ！  -- ｄ  (2012-02-13 21:50:26)
#comment    </description>
    <dc:date>2012-02-13T21:50:26+09:00</dc:date>
    <utime>1329137426</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/36.html">
    <title>とある午後の喫茶店</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/36.html</link>
    <description>
      佐天「そういえばさ、初春」 
初春「なんですか？佐天さん」 
佐「………･･････」 
初「…あの、佐天さん？」 

佐「御坂さん！」 
美琴「(ビクッ)なっ何！？」 
佐「ちょっと私達三人を呼んでみてください」 
美「え…？えーと…よ、呼ぶって普通に呼べばいいの？」 
佐「はい、いつもと同じようにお願いします」 
美「？？？まあいいけど、えー佐天さん。黒子。初春さん」 
佐「ありがとうございますでは次白井さん、お願いします」 
黒子「へ？私もですの？…仕方ありませんわね…お姉様。初春。佐天さん。これでよろしいんですの？」 
佐「ありがとうございます。じゃ最後に初春、お願い」 
初「はあ…はい。オホン…佐天さん。御坂さん。白井さん。はい言いましたよ。何なんですかこれ？」 
佐「…何か気づきませんでした？」 
初美黒(フルフル) 
佐「…名前、ですよ」 
初美黒「？」 
佐「名前の、呼び方です！！初春だけ…みんな&quot;さん&quot;づけなんですよ！！！」バーン！ 

美「…あーそう言われれば」 

佐「御坂さんは先輩だからともかく…私達同い年だし結構仲いいと思うんだけど？」 
初「そ…それはもちろん、私だって皆さんのこと親しく思ってますけど」 
佐「だったら何でさんづけなの？よそよそしくない？」 
初「それは…うーん何となくですよ…おかしいですか？」 
美「うーん…私はおかしいとは思わないけどなぁ礼儀正しい初春さんだから 
　本人にとってはそう呼ぶのが自然なんじゃない？」 
佐「うーん…まあそうなのかなぁ」 
黒「…いいえ」 


初「え？」 
黒「佐天さんの言うことも一理ありますわ･･･初春と私はこの中では一番長い付き合いじゃありませんの！ 
　 私は初春と呼んでいるのにいつまで経っても&quot;白井さん&quot;だなんてやっぱり少し寂しいですの！」 
佐「ですよね！？まあだからさ…この機会にちょっと呼び方を変えてみない？」 
初「えー…変えるんですか？」 
佐「ちょっとだよちょっと！一瞬試しに呼んでみるだけ！」 
初「うーん…わ、わかりました。じゃあちょっとやってみます…ん、オホン。えー…佐天っ！白井ッ！」 
佐黒「………」 

初「(あ、あれ？)ど、どうしたんですか佐天に白井！元気ないですよ！何か言ってくださいよ佐天！白井！」 
佐「ん…何か…何か違う…」　 
黒「違いますわね…」 
初「ええええ！！？？」 
佐「何かこう…イラッとした」 
初「えええええ！！！｣ 


佐「苗字だからだめなのかな～…ねぇ初春！今度は名前の方で呼んでみてよ！」 
初「えー？名前…ですか…」　 
佐「そうっ！さっ！呼んでみ初春！」 
初「えー……と」 
佐「さあさあさあ！」 
初「あー……ん……えーと…」(モジモジ) 
佐「さあ！どんとこい！初春こい！」 
初「……る……ぅ……うぁっぁぁっっっ！！！………は…はづかしいですよぉ…｣ 
佐「もう…」グイッ 
初「佐天さん？」 


佐「ふー…ねぇ…苗字じゃなくて…[[名前で呼んで]]欲しいの、飾利…」 
初「さ、佐天さ…わたしのな…なまえ…あのあの………(ﾄﾞｷﾄﾞｷ…)」 

黒(こ、これは…！？) 
美(ゴクリ…) 

佐「どうしたの飾利？飾利は私のこと嫌いなの…？(初春の顔…真っ赤だ…)」 
初「やっ……そんなこと…ありません…けど」 
佐「だったら呼んで…飾利(やだ…何かドキドキしてきちゃった…)」 
初「フゥ…でも…んっ…………でも………」 
佐「うん…？」 
初「…………………………………………二人が見てますし……」 

黒｢…………｣ 
美｢…………｣ 

佐「私たち親友でしょ…？名前で呼び合っても別におかしくないよ…？」 
初「でも……恥ずかしいです……」 
佐「大丈夫…笑ったりしないから…ね？呼んで飾利…」 
初「(ああ…)ハァ…ハァ……る…る……る………ぃ……ｺ…………」 
佐「よく聞こえなかった。もう一回」 
初「ヤァ……そんな……ズルイですぅ…ハァ……」 
佐「ダメ。もういっかい…」 
初「ハァ…ハァ…………………っ………ン……る…るいこ、さんっ！……」 

黒(ｷﾏｼ) 
美(ﾀﾜｰ) 
佐｢(うはぁ――――)……っふ･･･ふふふ……あは…あはは…あはははははははははっ！！！」 
初「ひ…ひどいですよ佐天さん！笑わないって言ったじゃないですか～！」ポカポカポカ 
佐「ｲﾀッｲﾀﾀ･･あははいや初春のこと笑ったんじゃないってば、何か…名前で呼ばれた瞬間… 
　　こう…身体中がむずむずして…それで居てもたっても居られなくなって…今もだけど｣(ドキドキ) 
初「あ、それは…はい、わかります…」(ドキドキ) 

美「ふぅ･･･」 

佐「あ！すみません、何か二人だけで盛り上がっちゃいました」 
美「…あぁ私達は気にしないでいいから…(何なら続きを…)ねぇ黒子…」 
初「白井さん大丈夫ですか？震えてますけど…」 
黒「わたくしわたくし･･･ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ……･･･････もう」 

黒「　我慢　できませんっわ！　」 

シュン！　パッ 

佐「うわっ！」初「キャー！ちょっと白井さん！こんな狭いところに瞬間移動してこないで下さい！」 
黒「はぁはぁ…う、ういはる…いえっ…かざりっ！」 
初「はっ･･･はぃっ！？」 
黒「私も名前で呼んでくださいましっ！」 
初「えっ……あぅ………あの」 

黒「　呼んで！ください！まし！　」 

初「……く、黒子さんっ…」　 

黒「はっ！はぅぅっ！！」 

シュン！ 

佐「･･････て…あ、あれ？消えたまま出てきませんね…どこ言っちゃったんだろう」 
美「さーねぇ私としてはこのまま一生出て来ないでほしいわ…｣ 
初(ﾄﾞｷﾄﾞｷ…) 

美「まあ今までの呼び方を変えるって結構勇気いるよね、関係が変わるのが明確にわかっちゃう感じで」 
佐「そうですね･･･かなり恥ずかしかったです･･･///あはは…」 

美「そういえばあだ名がある人でさ、出会ってからしばらくは苗字で呼んでて、 
　　それから仲良くなってあだ名で呼び始めてもそれなりの関係から 
　　それ以上深くはならなかったりするのよね」 

佐「ありますねーそういうあだ名のある人って、ホントに仲のいい人から名前で呼ばれたりしてますもんね。 
　　あだ名で読んでる人より苗字に呼び捨てで呼んでる人の方が逆に関係が深かったり」 

美「そうそう」 
初「あ、ということは白井さんは御坂さんにとって相当特別な存在ということなんですね」 


美「　　　　　　　　　　　　え　　　　　　　　　　　　　　　」 


佐(･･････さすが初春･･･そこに気づくとは･･･やはり天然･･･) 

美「え？え？何で･･･そうなるのかしら？？？」 
初「だって白井さんのこと名前で呼び捨てにしてるじゃないですか」 
美「別に特別ってわけじゃ･･･後輩だから呼び捨てにしてるだけだし･･･」 
初「でも私たちは違いますよ？」 
美「そりゃ初春さん達は別よ！後輩と言うよりお友達というか･･･」 
初「それって白井さんの方が特別とも言えますよね？」 
美「あっ･･･あ･･･いや････えーと･･･えーと…」(ｶｧｧｧｱ) 
佐(うわっ！御坂さんのこんな顔初めて見た･･･) 
初「常盤台の他の人も呼び捨てで呼んでないみたいですし」 
佐「うっ！･･･」 
初「どう考えても白井さんだけ特別に見てますよね？(ﾆｺｯ)｣ 
佐(初春･･･もしやわざと･･･？) 

美「っ･･････････うん･･･そう…ね…たしかに黒」　 
　パッ！ 
　　ドサッ 
黒「お姉さま～！ただいま帰ってまいりましたの～！！」 
ﾀﾞｷｯ 
佐「(うわぁー･･･)」 

佐「し･･･白井さん･･･今までどこに行ってたんですか？」 
黒「さぁ･･･それが･･･初春に名前を呼ばれましたらこう･･･天にも昇るような気持ちになりまして･･･ 
　　気がついたらどこかから自由落下してましたので必死にお姉さまのこと考えていたら 
　　戻ってこれましたのぉ｣ｷﾞｭｳ 
美「･･･そのまま天に召されちゃえばよかったのに、ねっ！(グイｯ)」 
黒「あぁんお姉さま～」 
佐(白井さん･･･あなたって人は･･･もう逆に狙ったんじゃないかというくらい絶妙に外れたタイミングで 
　　･･･あと十秒早ければ！あと一秒遅ければ！しかも帰った途端初春の話･･･) 
黒「あらお姉さま、お顔が真っ赤ですわ？熱でもおありなんじゃ」 
美「な･･･なんでもないわよっ！ﾌﾝｯ」 
黒「？」 
佐（合掌）　 
初(♪) 

佐「(そうだ！)はいはーい！今度は私、御坂さんに名前で呼んでほしいです！」 
黒 (なん･･･ですって･･･？)　 
美「えっ！？な、なんでよ？」 
初「あっ！それなら私も是非呼んでいただきたいです！」 
美「ん･･･まあ別に良いけど･･･ｳｳﾝ！えー･･･る･･･涙子ちゃん！」 
佐「あー！いいっ！いいですねぇっ！(ｸﾈｸﾈ)いいんですけど、そこは呼び捨てでお願いします」 
美「ええっ！･･･ううう･･･じゃあ･･･ン･･･るっ涙子っ！」 
佐「はいっ！お姉さまっ♪」 
美「おっ･･････！ねっ･･････！」 
黒「佐天さんっ！今のは聞き捨てなりませんわっ！！」 
佐「なんでですかぁ？」 
黒「お姉さまをお姉さまと呼んでいいのは私だけですわっ！」 
美「ちょっ･･･何言い出すのよあんたはっ！！」 
佐「いいじゃないですか、美坂さんは白井さんだけのお姉さまじゃないんですから」 

黒「　いいえ！お姉さまは私だけのお姉さまですわっ！！！！！！！！！　」 

美「はっ！？･･･なっ･････く････黒子ぉ･･･公衆の面前で･･･｣ 
　　ビリッ･･･ビリッ･･･ 
美「アホなこと言ってんじゃないわよーーーー！！！」 
　　　　　　ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ 
黒「いぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」 

美「はぁ･･･はぁ･･････」 
黒（ﾋﾟｸﾋﾟｸ･･･） 

初「御坂さん、次は私の名前をお願いします！」 
佐（なん･･･だと･･･？） 
美「ハアハア･･･か、かざりっ･･･」 
初「はいお姉さまっ♪」 
佐（初春･･･恐ろしい子っ！） 
黒「ｵﾈｴｻﾏﾄ･･･ﾖﾝﾃﾞｲｲﾉﾊ････ﾜﾀｸｼﾀﾞｹﾃﾞｽﾜｰ･･････」ﾋﾟｸﾋﾟｸｯ 
佐（まだ生き･･･じゃない、そこまで御坂さんのことを･･･合掌！そしてさっきはごめんなさい） 

美「ふー…まあでも･･･私としてはお姉さまって言われるのも悪い気はしないけどね」 
佐「え？そうなんですか？」 
美「ん、だってさ、こんなに可愛い妹が三人もいるなんて最高じゃない」 

佐「」 
初「」 
黒 ｢｣ 
美「何なら一万人、二万人くらいいてもいいわね～なんて！あはは」 

佐（この･･･) 
初（天然ジゴロが･･･） 
黒「お姉さま！今三人と！三人とおっしゃいました！？黒子も可愛いですの！？」 
美　無視(何か今嫌なフラグを立ててしまったような･･･) 

佐「あ、もうこんな時間ですね。そろそろ帰りますかっ」 
黒「ですわね、今日は何だか疲れましたわ･･･」 
美「ちょっと待ってよ」 
黒「何ですのお姉さま？」 
美「黒子と佐天さんだけまだ名前で呼び合ってないじゃない」 

佐黒「　！？　」 

初「･･･そういえばそうですよ！あとは二人だけですよ！」 
佐「いや･･･私たちはね･･･誰得というか･･･｣ 
初「え～私見たいです二人が名前で呼び合うの！」 
佐「でも･･･」 
初「何ですか？よそよそしいですねぇ～二人とも結構仲いいと思うんですけどねぇ！ 
　　さんづけだなんてさびしいじゃないですか！」 

佐（くっ･･･）黒（ここぞとばかりに･･･） 

美「さ、二人とも向かい合って」 
黒「あ、お姉さま･･･」　 
佐「あっ･･･」 

黒「ど、どうもですわ･･･」 
佐「あはは･･･」 
黒「うふふっ！何かお見合いみたいですねぇ！」 
佐「う･･･はー！もうしょうがない！だったらさっと呼んでさっさと終わらせちゃいますかっ！」 
黒「そうですわね！この程度のことでいつまでもモジモジしてるなんて馬鹿みたいですわ！」 
佐「ﾝﾝ！黒子･･･さん！」 
黒「ｵﾎﾝ、涙子さん･･･｣ 
佐(これで良し！･･･はー焦った･･･でも面と向かって見ると白井さん…肌真っ白でキレイ！ 
　 ちっちゃいし、並の…アイドルも目じゃないくらい…可愛い) 
黒(前々から思ってましたけど･･･佐天さんの髪って本当に綺麗ですわね･･･サラサラツヤツヤで･･･　　 
　 お姉さまとはまた違ったタイプの美人さんですの…） 
佐(普段から大人っぽい言動で･･･でも御坂さんの前だと普通の(？)女の子で･･･) 
黒(それでいて天真爛漫でいざとなったらご自分の身を投げ出す勇気もおありで…) 

佐「･･･くろこ」 

黒「！･･･るいこ…」 

佐｢…あはっ｣ 
黒｢…ふふ…｣ 

初｢ストップ！！！！｣ 

佐黒(ﾋﾞｸｯ!)　佐｢な、何よ…？｣　黒｢なんですの…？｣(ﾄﾞｷﾄﾞｷ) 

初｢う…か…帰りましょう！ね、御坂さん！｣ 
美｢…そう…ね、これ以上…じゃなくて…もう…遅いしね｣ 
佐｢えぇっ！？そんな唐突に…｣ 
黒｢お二人がやらせたんですのに…まあいいですわ今日は楽しかったですの｣ 
佐｢そうですね、ちょっと恥ずかしかったけど…たまにはいいですねこういうの♪｣ 

黒｢ええ…ほんドホォォッ！｣ 
美｢ほら早く出てよ…私が出られないでしょ…｣ 
初｢佐天さんも早く出てくださいっ！｣ 

佐黒｢？？？？？？？｣ 

帰り道― 

佐｢さよ～ならーあ、待ってよ初春～！｣ 
美｢またねー｣ 

黒｢なんだか今日はおかしな一日でしたの…｣ 
美｢そうね…」 
黒｢フフフ…でも私達は呼び方が変わることはないと思いますの…｣ 
美｢どうして？｣ 
黒｢そ・れ・は…私たちもうこれ以上ない仲ではありませんの～お姉さまぁぁあん！！｣ 
美｢くっつくな！もう…(確かに私はこれ以上変わることはないだろうけど…)｣ 
黒｢はぁ…夕陽に染まったお姉さまも素敵ですわぁ…｣ 
美(黒子から変わることは…でもそれって多分…私の黒子に対する気持ちが 
　 変わるときでもある気がする…呼び方が変わるってそういうことでもあるのよね…) 
ﾋﾟﾀｯ 
黒｢っと…どうしたんですのお姉さま？突然お止まりになられて｣ 
美｢まあ、そうは言ってもしばらくはこのままがいいわ｣ 
黒｢へっ？｣ 

美｢それに黒子の&quot;お姉さま&quot;じゃないとやっぱりしっくりこないもんね｣ 

黒｢え…｣ 

美｢さてと！帰りますか～！｣ 

黒｢………あ、待ってくださいですの～お姉さま～……｣ 

佐｢待ってよ初春～何怒ってるの～？｣ 
初｢…………(ｽﾀｽﾀ)｣ 

佐｢ムー……よしっ…………か…かざり～！｣ 
初｢…ﾋﾟﾀｯ｣ 
佐｢！か…かざりちゃ～ん！ごめん！私が悪かった！許して！この通り！｣ 
初｢……………｣ 
佐(ヤバッ余計怒らせちゃったかな…)ﾁﾗｯ 
初｢……いです…｣ 
佐｢えっ…｣ 
初｢…ズルイです…佐天さんは…私に意味もなく怒らせてもくれないんですか？｣ 
佐｢…え、えーと｣ 
初｢…せっかく怒ってたのに…名前で呼ばれたら…何だかどうでも良くなっちゃいました｣ 
佐｢そ、そっか…何かよく分からないけど…良かった～｣ 


初｢許してあげます、涙子さん♪｣ 

佐｢っ………！｣ 

初｢うふふ…何だか名前で呼ばれたらどんなことでも許しちゃいそうですっ♪｣ 

佐｢…それは｣ 

初｢？｣ 

佐｢こっちの…台詞だーーーーーーーーーーーーー！！！！！｣ 

バサァッッ 

初｢キャァァァ――――――……｣ 



Never END 
- 最初らへん読んだけど、みんなさん付けは初春ではなく佐天さんでは？  -- 名無しさん  (2011-10-06 21:42:05)
- ↑みんなのことをさん付けで呼んでいる、ということでは？  -- 名無しさん  (2011-11-04 01:21:08)
#comment    </description>
    <dc:date>2011-11-04T01:21:08+09:00</dc:date>
    <utime>1320337268</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/91.html">
    <title>【  　お　　し　　え　　て　  】</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/91.html</link>
    <description>
      【 　お　　し　　え　　て　 】


～9スレ460氏～






自分でしたことある？ 


という佐天の問いがあまりに唐突で、想定外で、 
驚愕というよりは拍子に口の中のジュースを全部吹き出してしまったのも 
けして責められるべきことではないと初春は思う。 

けれど吹き出したのはお茶とか水ではなくてジュースだったものだから 
掃除はそれなりに大変で、吹き出した瞬間あーあと声をあげた佐天に対しても 
初春は自分の正当性を主張できなかった。 
自分の部屋ならまだ良いが、残念ながらそうではない。 

手際良くバケツと雑巾を用意、佐天は床を拭き始める。 
初春も慌ててテーブルの上を処理しにかかる。 
雑巾をしぼりながら佐天はもう一度同じ問いを口にした。 


「それでさあ、自分でしたことあるかって話だけど」 
「す……するって何を」 


料理？　髪のカット？ 
そんな平和な話でないことを初春は分かっている、 
分かっているからこんなことになっている。 

けれど目の前の友人は平然としたもので、 
その態度と話題の不穏さとのアンバランスぶりが初春には理解出来ない。 

初春が思春期の欲にまかせて妙な想像をしたわけではない。 
ではなくて、”それで合っている”。 


佐天は今確かに、いわゆる自慰というものについて言及しているのだった。 


「や、まあ確かに授業で習ったしさー言葉じゃ分かるんだけど 
　具体的にどうこうしてって全然わかんないよねえ」 


その一言で初春は事態が最悪に近いことを把握した。 

佐天自身は「そういうこと」を実体験としてまったく持っていない。 
なのにこうして訊いている。 
それは自分で経験していて訊くのよりよっぽど性質が悪い。 


「それでさあ」 


初春は身をかたくした。 


「初春は、したことあるの？」 


「……そ、」 


そんなこと答えられるわけないじゃないですか、と言おうとしたのだが、 
口から出てきたのは音になるかならないかのかすかな息だけだった。 

それ以上が言葉にならない。 
理由は明白だ。この会話が初春にとって圧倒的に不利だということ。 

相手は無垢、英訳するならイノセント、翻って日本語に戻せば無罪。 
さて自分は、ああ不幸なことに。 


「そのこと」を知っている。 


勝負に乗ればすなわち負けが確定するゲームだった。 
だから初春は答えられない。けれどはぐらかせるほど器用でもない。 
結果的に、その場で固まるしかなかった。 
握りしめた布巾はこぼれたジュースを吸い尽くしている。 

佐天が床から上げた視線が、初春のそれとかち合った。 
瞬間、佐天の頬が赤くなった。 
自分がどんな表情をしているのか、初春は分からない。 
が、想像はできたし、だから今すぐにでもどこかへ逃げ出してしまいたかった。 

目の前の彼女が口を開く。 


「え、あ……そう。あるんだ……」 


うわあ。 

勝負に乗る前から負けていた。 
逃げ出したいというより、今すぐ消えてしまいたかった。 

自分がいったいどんな悪事を働いたって言うんだろう。 
何の罰でこんな思いをさせられているんだろう。 
初春は自分の目に溜まり始めた涙を自覚する。 
ああごめんごめん、と慌てたような佐天の声もろくろく耳に入らなかった。 


「ごめんって、そんな涙目にならないでよ」 


佐天が謝る、その声の軽薄さは謝罪をしているようにはとても聞こえない。 
そもそも初春はここまでほとんど声を発していない。 
なのに事態がどんどん悪化していく理不尽さ。 
初春は今一度、自分の日頃の行いを振り返る。 


「ねえ初春ってばー」 
「え？　あっ、さてんさ、あれ？」 


13年間の日々に思いを馳せている内に、 
ふと気づけば佐天に背後をとられていた。 
抱きしめられて我に返る、と同時にびくりと震える。 

季節は夏、露出した佐天の腕が自分の胸から腹にかけてを包み込んでいる。 
先程の辱めの後で、その体温が再び初春の羞恥心をざわつかせた。 

佐天のこうした行動はいつものこと。 
ぬいぐるみのように抱かれることを、初春は特段ストレスとは感じない。 
早くに親から離れた学園都市の子供だからなのかもしれなかった。 


「さて初春にお願いがあります」 


その声はまたも唐突。 


「な……なんですか」 
「聞いてくれたらスカートめくり一週間がまんするよー」 
「それはお願いうんぬんじゃなくてやめてください」 


膨れた顔をしてみせると、何故か佐天はくすくすと笑った。 
初春がいつもの調子に戻ったのが嬉しいらしかった。 

では、と改まったような声を出して咳払い。 
その後妙な間を置いたあと、初春の耳にくちづけるようにして佐天はささやいた。 


「どんなふうに、してるのか、おしえて？」 


今度こそ初春は絶句した。 
思考の回復までに数秒。佐天の腕から逃れるべく身をよじるまでさらに数瞬。 
しかし体の前で組まれた腕ががっちりと固定されていて彼女を解放しない。 


「はっは離してくださいっ！！　佐天さんは、佐天さんはもうっ！！」 
「まあまあ初春。交換条件ってことでさー 
　ほんとに分かんないんだもんあれって気持ち良くなるものなのー？」 
「あっけらかんと言わないでくださいもう！！ 
　そっそんなに言うなら、自分で試してみればいいじゃないですかっ！」 
「いやそれもどうすればいいのか全然分からなくてさー」 


ひとしきり初春は暴れるが、基礎体力で言えば二人の間には明確な差が存在する。 
結局佐天の腕の中で息も絶え絶えにうなだれることとなる。 

エアコンが効いてはいるが、そんな状況ではやはり暑い。 
酸欠も手伝って思考能力はだいぶ疲弊してきていた。 


「うーんダメかなぁ」 
「……だ、だめ、です、はぁ」 


佐天の方はと言えば、息ひとつ乱れず、汗ひとつかいていない。 


「スカートめくり一週間自粛でも？」 
「そ、そもそも、その交換条件がおかしいですよっ 
　こんな恥ずかしい思いさせられて対価が一週間ってどういうことですか」 
「ええ？　じゃあ一ヶ月」 
「そういう問題じゃありません！」 

切って捨てると佐天はえーだかうーだか曖昧な声を上げた。 
背中から抱えられているので、表情は見えない。 


「でも考えようによってはねカザリくん」 
「……？」 
「今ここであたし一人の前で恥ずかしい思いするのと、 
　公衆の面前でスカートめくりされて恥ずかしい思いするのとどっちがいいかって話なのさ」 
「え」 


何か犯罪者の論理のような気がした。 
が、それは、それで、確かに、その通りなのだった。 


「約束するよ。絶対一ヶ月スカートめくらない！」 


力強く佐天は言って、 
それから初春の耳に、ささやく。 


「ね……おしえて？」 


ぜったいですよ、と消え入りそうな声。 

言ってしまった自分にだいぶ後悔。 
こんなんじゃそのうち佐天さんに食べられちゃうんじゃないだろうか。 

それでも答えてしまった理由は、 
酸欠と、夏の日差しと、湿った空気。 
それから、自分を抱きしめる佐天の腕がひどく心地良かったこともきっとあっただろう。 








【fin】

#comment    </description>
    <dc:date>2011-07-06T22:49:00+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/1.html">
    <title>トップページ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/railgun-yuri/pages/1.html</link>
    <description>
      ここは２chスレ「とある科学の超電磁砲/魔術の禁書目録で百合萌え」に投下されたSSのまとめwikiです。

[[カップリング別まとめ]]

現行スレ
とある科学の超電磁砲/魔術の禁書目録で百合萌え 10
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1309174386/l50

過去スレ
とある科学の超電磁砲/魔術の禁書目録で百合萌え 9
[[http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1297089926/]]
とある科学の超電磁砲/魔術の禁書目録で百合萌え 8
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1293513658/]]
とある科学の超電磁砲/魔術の禁書目録で百合萌え 7
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1284960194/]]
【レールガン】とある科学の超電磁砲で百合萌え 6 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1277904826/]]
【レールガン】とある科学の超電磁砲で百合萌え 5 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1274718809/]]
【レールガン】とある科学の超電磁砲で百合萌え 4 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1270806636/]]
【レールガン】とある科学の超電磁砲で百合萌え 3 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1267638060/]]
【レールガン】とある科学の超電磁砲で百合萌え 2 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1260983879/]]
【レールガン】とある科学の超電磁砲で百合萌え 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1254590235/]]
とある魔術の禁書目録で百合 
[[http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1226188060/]] 

○関連サイト ―ネタばれ注意― 
とある魔術の禁書目録Index　：総合データベース@wiki、本編補完・スレ内ネタ等々 
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/1.html 

rainbow spectrum　：原作小説絵師・原作漫画キャラデザ担当 灰村キヨタカのHP 
ttp://r-s.sakura.ne.jp/ 

製作速報VIP（クリエイター）　：たまに超電磁砲の百合SSが投下されたりする 
ttp://ex14.vip2ch.com/news4gep/ 

カウンター
&amp;counter()

　　　コメント
- ７スレのほうの「誕生日」作者です。ミスで時空のゆがみが多数発生していたのを修正しました。  -- 名無しさん  (2010-11-14 21:24:32)
- 【＃１３’’’ 炎天下のマッサージも楽しいものですよ～】作者です。長文かと思ったのでこちらをお借りしました。  -- 名無しさん  (2011-01-04 21:22:11)
- ねっ・・・ねこ春ですっ！【直投下】を直投下させていただきました。カプ別まとめも更新いたしました。  -- 名無しさん  (2011-01-10 00:41:04)
- 「「「ガサ入れ隊でーす！」」」を直投下、カップリング別まとめを修正しました  -- 名無しさん  (2011-01-15 03:19:27)
- 【一杯の拉麺】ア・ボウル・オブ・ラーメンwo  -- 名無しさん  (2011-01-17 01:26:25)
- ミスりました・・・【一杯の拉麺】ア・ボウル・オブ・ラーメンを直投下、カップリング別まとめを修正しました。いつもお借りしてすみません。  -- 名無しさん  (2011-01-17 01:27:33)
- ～【　あんしんしていいですよ　】～と、【　　～　花飾りの詩　～　　】を投下、カップリング別まとめを修正しました。  -- 名無しさん  (2011-01-19 12:52:04)
- 【　　～　　病室の愚者　　～　　】(R-18)を投下、カップリング別まとめを修正しました。  -- 名無しさん  (2011-01-24 01:20:29)
- 8スレ目のスレ投下、未収録2点を保管しました。；【　～あったか初春、おしゃべり佐天さん　～】【　～やわらかだいふく～　】  -- 名無しさん  (2011-02-10 22:21:51)
- 【　午睡幻想　～Afternoon Dream～　】を投下、カプ別まとめを修正しました。トップページ修正された方もお疲れ様です。  -- 名無しさん  (2011-02-12 23:37:19)
- ～【-Ｖｅｎｄｅｒ　Ｓｔｒｉｋｅｒ-　販機蹴手】～を投下、カプ別まとめを修正しました。  -- 名無しさん  (2011-02-27 19:32:24)
- 9スレ目の未収録5作品を保存、カプ別まとめを修正しました。・・が、【 　お　　し　　え　　て　 】が何度やってもうまくリンクが作動しません・・・。すみません。  -- 名無しさん  (2011-07-06 22:36:58)
#comment


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-[[@wiki便利ツール&gt;http://atwiki.jp/guide/category32.html]]
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