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    <title>ROCKETEER</title>
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    <description>ROCKETEER</description>

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    <title>色―イロゴト―事</title>
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    <description>
      愛しい相手を抱きしめるということは、その存在との物理的に一番近い距離を手に入れるということだ。
抱きしめて、それでもまだ残る隙間を埋めていくようにキスをした。
御剣の額、御剣のこめかみ、御剣の鼻の頭、御剣の唇、喉、首筋、鎖骨、胸、脇腹、臍、腰、太腿、膝、脹脛、くるぶし、爪先。全身に。丁寧に。時々、うっとりするような溜息が降って来て、御剣が僕のことを感じてくれてるんだと思うと嬉しくなる。
だけど、どうしてだろう。


それでも君を遠くに感じるのは。




色―イロゴト―事




繋がると、いつもどこか欠けている君の、その欠けている部分を埋めることが出来るような気がして僕は満足感を得る。それは暖かくて甘い何か蜜のようなものになって溶けてしまいそうな感覚だ。
何処までが僕で何処からが君なのか、混ざって分からなくなって、君の側より他に行く場所がなくなれば良いと思う。


「御剣……、苦しくない……？」
「大……丈夫、だ」
きっと半分は嘘だ。だって御剣は男なんだから無理をしてない筈が無い。だけど彼が僕を求めてくれるのも事実で。だから僕はせめてこれ以上苦しくないようにゆっくりと動き出す。御剣から甘い声が漏れる。
御剣の全てを知りたい。本当に僕を愛してくれているのか確かめたい。何度でも繰り返したい。曖昧にはしないで。誓えなくても、側にいて欲しい。
「御剣……」
名前を呼ぶと、閉じられていた目蓋がうっすら開いて色素の薄い瞳が僅かに覗いた。僕の声に反応してくれたことが嬉しくて口付ける。背中に腕が回されて、さらに深く繋がる。
「ん……っ、なる、ほ……ど」
「うん……？」
「あ……成歩堂……っは、あ……！」
「……うん」
御剣が僕の名前を呼ぶのは、限界が近い証拠。うわ言の様に何度も、何度も。
その度に、僕の熱も昂ぶって開放を求める。
溶けて混ざって分からなくなって腐っていきたい。耳元で君の喘ぎ声が響いて、もう何もいらないとさえ思う。
「御剣……っ！」


好きなんだ。
側に居たいんだ。
全部欲しいんだ。
感じたいんだ。
君じゃなきゃダメなんだ。
僕だけじゃなきゃ嫌なんだ。
愛してるんだ。
愛してほしいんだ。


僕達には何の意味も持たない白濁より、君に注ぎたい気持ちが僕の中にはあるのに、こんな    </description>
    <dc:date>2006-10-10T12:51:26+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/69.html">
    <title>裏庭パス請求について</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/69.html</link>
    <description>
      パス請求はメールにて受け付けます。
尚、勝手ながら、裏庭パスの発行対象者は以下の条件全てに当てはまる方とさせて頂きます。
・年齢が満18歳以上の方(基本です)
・自分の判断には自分で責任をとる！という方(苦情は受け付けません)
・パスを第三者には絶対に教えないと約束できる方(パス制の意味が無くなるので)
※明らかに年齢が満18歳に達していないと思われる方、ネットの常識をわきまえていない方には返信しかねます。
メールの内容については堅苦しく考える必要はありません。最低限のマナーは守っていただきたい、ということです。

メールの返信について
・原則として三日以内の返信を心がけます。一週間経ってもパスが届かない場合は、お手数ですがもう一度請求してください。
・お仕事・学校等の都合でこの時間帯には返信を避けて欲しい、というのがありましたら遠慮なく記入してください。極力ご希望に添えるよう善処致します(必ず、とは言い切れませんが・・・)。記入が無い場合は管理人の都合で返信します。
・頂いたメールは返信が済み次第、削除することをお約束します(個人情報～ってやつです)。

その他
・メンバー管理のため、ハンドルネームを教えていただけると助かります。
・メールの件名は必ず記入してください(「パス請求」など分かりやすく)。
・万が一、パスが第三者に知られたことが確認された場合、予告無くパスを変更します。その場合、お手数ですが同じ手順で請求し直して下さい。そのようなことにならないよう祈ります。
・指定のメールアドレス以外に送られた請求メールについては対応しかねます。
・受信メールのドメイン指定をされてる場合、＠pksp.jpからのメールを受信できるようにしておいて下さい。

以上をご理解・ご了承いただけた方は下記のメールアドレスにメールをお送りください。
rocketeer-mn★pksp.jp　　(★→@)


管理人・蜜猫    </description>
    <dc:date>2006-09-12T16:09:16+09:00</dc:date>
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    <title>例えば、こんな日も</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/68.html</link>
    <description>
      開け放った窓から蝉の声が流れ込んでくる。
成歩堂は自宅のリビングの床に寝転がっていた。ぼんやりする頭の中に、微かに車のエンジン音とドアを開閉する音が届く。御剣が来たな、と思った。この状況を見れば彼は怒るだろう。冷房も入れず、いつも通り散らかった部屋の真ん中でだらしなく寝そべる自分。何事もきっちりさせたがる御剣の性格とは正反対の部屋だ。
彼は部屋に入って室内の状態を見るなり何事かイヤミを言って、冷房のスイッチを入れ窓を閉め、寝ている自分を無理矢理引っ張り起こしていつもの小言が始まるのだ。容易に想像できる。そこまで分かっているのなら事前に行動を起こせばいい。今からでも遅くは無い。しかし、成歩堂にそんな気力は無かった。
9月間近の晩夏の土曜日は真夏日らしい。
らしい、というのは成歩堂自身が気温を測って確かめたわけではないから。朝に見た天気予報で今日の予想最高気温は3２度だと言っていた。
(そうだ、エアコンのリモコン探してたんだっけ……)
確かここに、と思っていた場所に無かった。だから探した。しかし見つからなかった。仕方ないので窓を開けてみたが、入ってくるのは風ではなく蝉の声。とたんに何だか体中に倦怠感が満ちてその場に倒れるように床に転がった。
「成歩堂……？」
「あ、御剣。いらっしゃい……」
「何をしているんだ。片付いていないのはともかく、冷房すら入っていないぞ」
シャツのボタンを二つ外した御剣が、開けた襟をパタパタやりながら見下ろしている。
「うーん、でもそんなに暑くも無いんじゃない……？」
寝転がったままの成歩堂に御剣の視線が注がれる。しかし成歩堂の想像と違い、それは怒りというより寧ろ、
「……何だよ、その可哀相なものを見るような目つきは……」
「ハッタリの言い過ぎで頭がおかしくなったのではないか？」
「失礼だな……」
「とにかく。リモコンはどこだ？」
「はい……？」
「エアコンの」
そうだそれを探していたんだ、と成歩堂は小さく言った。
「無いのか」
「はい……」
だからいつも片付けろと言っているだろう、とぼやきながら御剣が視界の外へ消える。寝返りを打って成歩堂が再びその姿へ視線をやると、積み上げられた雑誌を踏み台にして、御剣が直接エアコンのスイッチを入れたところだった。
「そうか、その手があったか……」
「いつまで寝て    </description>
    <dc:date>2006-08-28T17:59:48+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/67.html">
    <title>星座づくり</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/67.html</link>
    <description>
      「ここだとさ、ちょっとは見やすいだろ？」
手を引かれて連れてこられたのは成歩堂のマンションの非常階段だった。
建物の陰になって街灯の光が届かないそこからは、確かにベランダからよりは星がよく見えた。
「さすがに天の川までは見えないけど」
「ああ……」
成歩堂の隣で御剣はぼんやりと相槌を打った。
星空を見上げるのは何年ぶりだろう。ましてや、その為だけに時間を取るのは子供の頃以来かもしれない。
人々が寝静まった深夜。音の無い闇の中で見る星には、吸い込まれるような感覚を覚える。
「あれとあれと、あれを繋げてさ……」
ふいに成歩堂の手が宙を泳ぐ。その先には一際大きな光の粒。
「ぼくと御剣の星座にしよう」
「何の形をしているのだ？」
「……愛の形……？」
あは、と笑う声に呆れ顔を返す。
「そんなことを本気でやるとはな……」
「いいじゃないか、形なんて何でもさ」
そっと右手を包む温もり。
「来年も再来年もその次もずっと、あの星座は毎年この日にあそこに昇るんだ」
「私達の愛がか？」
からかうように言ったのは、ほんの少し切なくなったから。
「そうだよ。いつまでも変わらないであそこにあるんだ。これからずっと……」
例え、儚い願いでも。
「……そうだな」
その輝きは、二人が共に過ごした証。




----
&lt;後書&gt;
幼稚園の七夕行事とかで短冊に願い事を書くときに、特に思いつかなくていつも適当に書いてた記憶があります(夢のない子供)。
[[戻る&gt;蔵]]    </description>
    <dc:date>2006-07-06T12:38:48+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/66.html">
    <title>恋は微熱に似て</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/66.html</link>
    <description>
      目が覚めて、寝返りを打つ。御剣の寝顔がそこにあった。閉じられた瞳を飾る長い睫毛。前髪が無造作に頬にかかる様子は普段の彼から受ける印象よりもずっとあどけなくて、それを知っているのは自分だけなんだと思うと、成歩堂の口元は自然と緩んだ。
朝日が遮光性ではないカーテンを透かして、寝室に淡い色彩を注ぐ。柔らかい空気のなかに御剣の小さな寝息を感じた。
ただこうして隣にいるだけで、心が熱くなって、体温が上がる。血が濃度を増して、ぼんやりする頭の中が愛しさでいっぱいになる。
「……ん……」
御剣が僅かに身じろぎした。それまで隠れていた鎖骨が露わになって、成歩堂はそこに昨夜の痕を見つけた。自分がつけたもの。思い出して、幸せが濃くなる。
抱きしめたら、目を覚ましてしまうだろうか。
けれど、我慢できなくて。
このまま、腕の中に閉じ込めておく事ができればいいのに。
「ん……なるほどう……？」
「おはよう」
「……おはよぅ……」
起きぬけの不明瞭な言葉。
成歩堂の背に腕がまわされる。条件反射のようなその動作は、愛し合っている証拠。
愛しいと想うたびに、熱が上がる。
「なんだ、人の顔をじろじろ見て……」
「恋の病って本当だなぁって思って」
「ム……？」
熱くなって渇いた体が欲するものは一つだけ。
「御剣」
「何だ」
「しようか」






----
&lt;後書&gt;
この二人は、ムカつくぐらい幸せいっぱいにイチャこらしてるのが良い。
内容としてはありがちになってしまって反省…。    </description>
    <dc:date>2006-07-06T12:31:10+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/65.html">
    <title>決起前夜</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/65.html</link>
    <description>
      最近、足繁く通うようになった店から出たところで、成歩堂に会った。
「あれ、御剣？どうしたんだよ、こんな所で」
今、一番会いたくない人物だ。
「別に……。夕食を済ませたところだ」
「へぇ。ここってさ、よく雑誌とかに載るレストランだよね。お前も来るのかぁ」
「何だ？」
「いや、高そうだな、と思って」
そう言って、へらり、と笑う。御剣は、その笑顔から目を逸らした。
いつでも真っ直ぐに投げかけられる視線。今まで彼が扱った事件の真相と同じように自分の心も暴かれてしまいそうで、御剣は居たたまれなくなる。
「御剣？顔色悪いけど大丈夫か？」
「あ、ああ……。平気だ」
努めて平静に。そんな余裕など、無いのに。
「この後、用事があるので……失礼する」
「うん……？あんまり無理するなよ」
「巨大なお世話だ」
捨てるように言って踵を返す。
ここから駅まで歩いて五分強。それから電車で四駅。三十分あれば家に帰れる。
トランクの鍵を壊された車は修理に出しているが、積み込まれたのが死体とあっては恐らくもう乗ることは無いだろう。
本当は用事なんて無い。とにかくあの場から離れたいがための嘘だった。
救われたからといって、受け入れたわけではない。むしろ、それまで確かだと信じていた足場を突き崩された気分だ。居場所を奪われて、追い詰められた。
成歩堂が何を考えているのかは知らないが、御剣にとって彼の存在は邪魔でしかない。前を見るしか能のない正義感に、してやれることなど一つも無い。十五年前の友情ごっこの続きなど御免被る。
彼は、鬱陶しい。


コートとスーツの上着、タイをリビングのソファに脱ぎ捨てる。シャツのボタンを上から二つ片手で外しながら開けた冷蔵庫の中身は、数本のワインとミネラルウォーター。自炊する気になれなくて、外食か店屋物で済ませる日が続いている。
ペットボトルからそのまま、水を体内に流し込む。冷えた液体が胃に落ちていくのを感じて、息をついた。
顔色が悪い、と言われた。
無理するな、と言われた。
その声が、その瞳が、胸を締め付ける。彼を思い出す度に。呼吸すら侭ならないほど。
力が抜けて床に座り込む。心臓を鷲掴みにされる気分とはきっとこういうものだ、と御剣は思った。
「成歩堂……」
小さく名前を呼ぶことが、こんなに苦しい。
体の奥に灯った    </description>
    <dc:date>2006-07-06T12:26:05+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/64.html">
    <title>NOVEL</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/64.html</link>
    <description>
      [[ドライフラワー]]
成歩堂を想う御剣。

[[寝息]]
一人でカッコつける成歩堂。短いです･･･。

[[冬の海　夕暮れ　愛の言葉]]
海岸を散歩する話。

[[恋しい夜]]
寒いから、温かくなりたい。

[[Past→Future１]]　[[２&gt;Past→Future２]]　[[３&gt;PAST→FUTURE３]]　[[４&gt;Ｐａｓｔ→Ｆｕｔｕｒｅ４]]　[[５&gt;Past→Future５]]　[[６&gt;Past→Future６]]　[[７&gt;Ｐａｓｔ→Future７]](完結)
馴れ初め話。

[[金曜の動揺]]
成歩堂、二股疑惑。

[[決起前夜]]
御剣失踪前。

[[恋は微熱に似て]]
朝のひと時。

[[例えば、こんな日も]]&amp;ref(up.gif)
どんなときもイチャイチャ。    </description>
    <dc:date>2006-08-28T18:04:52+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/63.html">
    <title>参加ランキング・同盟</title>
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    <description>
      素敵サイト様探しにどうぞ。。。
□ランキング
&amp;html(&lt;a href=http://1.rank-nation.jp/s/entry.php?in_id=rainsound&amp;id=gyakusai&gt;＊裁きのランキング!&lt;/a&gt;)
&amp;html(&lt;a href=http://rknt.jp/entry.php?in_id=rainsound&amp;id=1111aa&gt;☆逆転ランキング☆&lt;/a&gt;)

□同盟(モバイル可)
[[おやこ同盟&gt;http://hp35.0zero.jp/gamen/s_scr.php?uid=jewelry237&amp;dir=613&amp;num=7]]
#ref(OYACOばな.gif)#ref(OYACO.gif)#ref(お風呂上り.gif)#ref(なかよし.gif)#ref(ベビハミ.gif)
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□同盟(PC向)
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/62.html">
    <title>金曜の動揺</title>
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    <description>
      成歩堂の事務所に向けて車を走らせていると、ふと歩道を歩く見覚えのある姿が目に入った。二つの輪に結った髪、個性的な服装。大きなスーパーのビニール袋を引きずるようにして歩いて行く。
時刻は七時を過ぎたところ。子供が一人で出歩くには充分に遅い時間帯といえる。
御剣は車を車道の脇に寄せ、助手席側の窓を開けてその少女に声をかけた。
「春美くん」
「あ、みつるぎ検事さん！こんばんは」
愛らしい笑みを返した少女の名は綾里春美。従姉の綾里真宵と共に成歩堂法律事務所に出入している。
「こんな所で何を？」
「はい、おつかいです。これから事務所に戻るところです」
「では乗りたまえ。私も成歩堂の所へ向かっていたのだよ」
「ありがとうございます！」
御剣は一旦車を降りて、助手席のドアを開けて春美を乗せてやった。
「わたくし、どなたかの車に乗せていただくのは初めてです！」
と、はしゃぐ春美を微笑ましく思いながら車を発進させる。
「ところで、成歩堂と真宵くんは？」
子供一人で夜に買い出しに行かせるとは、成歩堂法律事務所の常識はどうなっているのか。
「事務所にいらっしゃいますよ。わたくし、お二人の時間を邪魔してはいけないと思いまして、おつかいの時間を少し長くしていたのです」
「……二人の時間？」
何だかひっかかる単語だ。
「はい。わたくし、真宵さまのお供をさせていただいてなるほどくんの事務所に伺っていますけど、いつもわたくしがいたのでは愛を確認しあう時間が無いと思っ……きゃ！？」
春美の小さな悲鳴に鋭いブレーキ音が重なり、その後に衝撃が続いた。
「み、みつるぎ検事さん！？」
「し……失礼した」
春美が発した「愛を確認しあう」という言葉に思わずブレーキを踏み込んでしまった御剣は、後続車がいなかったことに安堵した。
しかし、
「その……成歩堂と真宵くんが？」
車を再び発進させながら恐る恐る聞いてみる。
「ふふ。みつるぎ検事さん、知らなかったのですか？あのお二人は運命の恋人同士なのです……」
春美はうっとりと溜息を吐いた。
(こんな子供の話に……)
御剣は身構える自分を意識しながら、少女の言葉を聞いた。
「千尋さまが亡くなられた事件で、悪い検事さんに捕まってしまった真宵さまを救ってくださったのが、なるほどくんなのです。まさに王子様なのです！」    </description>
    <dc:date>2006-06-06T16:28:07+09:00</dc:date>
    <utime>1149578887</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/55.html">
    <title>Ｐａｓｔ→Future７</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rainsound/pages/55.html</link>
    <description>
      差し出されたデパートの紙袋を見て、成歩堂は(やっぱり･･････)と思った。
｢君には安物かも知れないが｣
｢あ、いや、それは･･････｣
口篭もった成歩堂を見て、御剣がフッと笑った。彼にはお見通しなのだ。
(こんな時にも皮肉かよ)
成歩堂はそう思ったが、あえて口に出すことでもないし、そもそも御剣が素直でないのは充分に思い知らされているので、彼なりの謝罪なのだと思うことにした。


｢･･････その、すまなかった･･････｣
御剣がぽつりと言った。
彼が買ってきた新しいカップに早速、紅茶を淹れて差し出したときだった。
｢え？ああ、いいよ。本当に気にしてないから。逆に申し訳ないっていうか、ぼくがあんな事聞かなければ･･････｣
そこまで言って、成歩堂は自分の発言を後悔した。
御剣はわずかに身を硬くしたが、今度は何も落とさなかった。その代わり、二人の間に硬質の沈黙が降りる。
(まぁつまり、御剣には好きな人がいるわけだ)
ちらりと向かい側を見ると、御剣は手に持ったカップの中に視線を落として身動きしない。ここは新しい話題を振るべきなんだろうな、と思いつつも成歩堂の思考は止まらなかった。
この手の話には慣れてなさそうだよなとか、どんなタイプが好みなんだろうとか、矢張じゃないけど案外モデルとかもいてそうだよなとか、あの性格で長続きするんだろうかとか。
沈黙に耐える顰められた眉。カップを持つ華奢ではないが形の良い綺麗な手。
恋人の前ではどんな顔をするのか。その手はどれほど優しく差し伸べられるのか。
凪いでいた心に波が起こる。
(いやいやいや！何を考えてるんだ、ぼくは･･････)
｢･･････成歩堂｣
｢あ、はい？｣
自分の考えに没頭して、御剣本人を忘れそうになっていた。
｢何か話せ｣
睨まれた。
｢お前のそのすぐ睨む癖、直さないと女の子が逃げちゃうぞ｣
｢ム？｣
茶化せば、心外だと言わんばかりの顔をされた。気付いていないのか。
一年経っても、仕事以外のことに関しては鈍感なやつだ、と成歩堂は思った。思って、一年の空白に改めて気付いた。
｢お前がいなかった一年はさ･･････｣
言葉が零れだす。心の波が高くなっていくのを感じた。
｢それについて君に語ることは無い｣
御剣ははっきりと言った。拒絶の意思は感じら    </description>
    <dc:date>2006-05-20T10:52:48+09:00</dc:date>
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