番外編第4話

「番外編第4話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

番外編第4話」(2011/04/29 (金) 19:19:14) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体・事件・その他の固有名詞などとは一切関係ありません。 嘘っぱちです。 …もしどこか似てたとしても、それは他人の空似です。 「絶対に…許さない…!」 その日はいきなり降り出した雨が地面を強く叩き、街もねずみ色の雲に覆われ暗く、そして沈んでいた。 それと同時に雷も発生し、その轟音は街一帯に響き渡った。 今思い返せば、それはあの事件の予兆だったのかもしれない。 そんな日に起こった一つの大きくて小さな事件は、菜月の堪忍袋の緒をはち切らせるには充分すぎるものだった。 ♯4「悪夢」 「嫌だなぁ、雨なんて…」 梅雨も明けたというのに、突如として朝方から降り出した強い雷雨。 傘をさしていてもその水滴は菜月の靴を、そして衣服を濡らして行く。 「こんな時華音がいてくれたらなぁ…」 雷を理由に甘えたりできるのに、と呟きつつも彼女は学校へ歩みを進めて行く。 いつもなら華音は自宅の方が学校に近いのにも関わらず菜月の事を迎えに来てくれるのだが、今日は珍しくそれがなかったのだ。 何か事情があって早く学校に行かねばならなかったのか、それとも欠席か。 しかしどちらにしても普通なら親友の菜月に連絡の一つくらい入れても良いものであるのだが。 「きっと急いでたか、それともメールを打つ余裕もないんだろうね」 そう言い聞かせ、疑問を心の奥にしまった。 「あーもう、靴下までびしょびしょだよ…」 菜月は教室に入ると同時に辺りを見回す。 華音の机に鞄はかかっていない、つまり欠席である。 ―――それが“普通の”欠席であれば、どれほど良かった事だろうか。 彼女がその事実を知るのはこの後の事になる。 「出席確認を取ります。 先生お願いします」 朝のホームルーム。 華音の存在がないものの、それ自体は何の問題もなくスムーズに進むはずだった。 しかし、 「今日はハヤブチが休むと連絡があった。 それと…桜木が居ないな。 雨宮、何か聞いていないか?」 不意に担任がこちらに疑問を投げ掛けてきたため、菜月は戸惑う。 「え? い、いや何も…」 「…そうか」 華音が欠席の連絡をしていない? そんな馬鹿な。 本人、及び母親の性格から見てそんな事はあり得ない。 (…そう言えば) それより前にシンヤが休みだという事が告げられていた。 いつもならいつ保健室登校するか分からないシンヤは「遅刻」扱いになっている。 しかし今回に限ってはしっかりと「欠席」として取り扱われているのだ。 つまり彼は今日学校に来ない。 シンヤが学校を休んだ日に華音が行方不明になる。 これはつまり――― 「お、おい雨宮、どこに―――」 いつの間にか駆け出していた、何かに手を引かれるように。 今行かねば一生華音に会えぬような、そんな不安が彼女を突き動かした。 しかし、彼女の足は校門を目前にして止まる。 そう、華音の現在地が分からないのだから探しようがないのだ。 強い雨が菜月をあざ笑うかのように打ち付ける、そんな所に傘も持たず突っ立っているのだから当然、彼女の体は制服もろともずぶ濡れになる。 「菜月!」 自分の名を呼ぶ声に振り向くと、そこにはクリスティーネが追いかけて来るのが見えた。 「どうしたんだ、いきなり教室を飛び出して…」 「いや…ちょっと華音の事が気になって…」 「…ハヤブチと何か関連性があると考えたのか?」 菜月は頷く。 「…だが菜月、仮にそうだとしても今から探すというのは余りに無謀だ。 せめて放課後にした方がいい。 それならば私も協力できる」 クリスティーネの言葉に渋々納得したのか、菜月はゆっくりと校舎へ戻っていった。 放課後、菜月とクリスティーネは華音の捜索を開始した。 華音の母によると、家を出たのはいつも通りの時間であるとのこと。 彼女は華音が失踪したことを聞いた瞬間、危うく気を失いかけた。 その後もいつ泣き崩れるか分からない華音の母を安心させんと、2人はこう言ってみせた。 ―――“たとえこの身朽ち果てようとも、華音を必ず見つけて連れて帰ってみせます”と。 二人が次に向かったのはハヤブチ家だ。 これはいわば敵の本丸に突入するようなものだが、いくらシンヤでもそんな分かりやすいところにいるということはないだろう。 インターホンを押すと、しばらくして一人の男性が顔を出した。 その男性は、シンヤの兄のタクヤである。 「はい、どちら様でしょうか?」 「K中学校のシンヤ君のクラスメイトなんですけど、少しお聞きしたいことがあって…」 菜月のその言葉に反応し、その男性は一気に表情を変える。 「…シンヤがまた何かしたんですか?」 「いえ、まだ推測の域を出ないのですが…」 菜月とクリスはそう言って事の一部始終を話した。 「…8割がたシンヤが関わってますね」 しばしの沈黙の後、タクヤは口を開いた。 「今日は朝から妙にそわそわしてましたし、タンスの中から何かを取り出していたのを見ました。 今考え直せば、あれは母の通帳を探していたのでしょう」 「…そうですか。 …どこか彼が行きそうな場所の見当はあったりしますか?」 「公園か、カード販売店か…もしかしたら遠くに行ってるかもしれません。 恐らく携帯を持っていっていると思うので、連絡をとってみます」 同じ兄弟ながらここまで違うものなのか、と菜月は思いつつ、感謝の念をこめて頭を下げた。 「そうですか、ありがとうございます」 「いえ、こちらこそ。 貴方がたが来なければ僕もこのことに気づかなかったでしょう」 彼がもし偶然在宅していなければ、捜索はここで停滞していただろう。 2人は心底からタクヤに感謝した。 「でも、あの人だけに任せるわけにはいかないよね」 「無論だ。 私たちも私たちなりに華音へつながる手がかりを見つけなくてはならない」 中学校生活最後の一年を、こんな後味の悪い状態で終わらせるわけにはいかない。 2人はなんとしてでも華音を見つけ出すと、覚悟を決めた。 菜月が教室を飛び出したのより少し前、シンヤは――― 『本日もJR四国をご利用いただきましてありがとうございます。 この列車は特急うずしお4号岡山行きです。 途中の停車駅と到着時刻をご案内いたします。 勝瑞 8時32分、板野 8時42分…』 「…どこに連れてくつもりなのよ…」 「とりあえず近くだと危ないから本州、ババァの貯金から金出してきたから今日は適当なホテルでも『止まる』つもり」 「…ふざけないで」 華音の声はかすれて消えそうなほどに小さかったものの、その声には明らかな怒りの感情が含まれていた。 「?」 「…私は貴方の彼女じゃない。 貴方のおもちゃでもないの… 家に帰して…帰らせてよ…!」 しかし、そんな華音の魂の叫びも常人としての道を踏み外したシンヤの前には意味を成さない。 「何言ってんだよ、俺の掲示板の副管理人に任命したあげた上に、今こうして楽しく2人で旅行してるんじゃないか」 もはやシンヤの脳内では、彼の妄想の中の彼女「かのん」と実際の「桜木華音」が混同してしまっている。 「ほら、ブログにも『彼女と旅行します』って…」 華音には返す言葉もなかった。 もう何も言っても無駄なのだろう、逃げだそうと試みても、いつもの動きからは考えられないほどの速さで捕らえられてしまった。 “また”誰かが自分の事を助けてくれるのを待つしかない。 いつもそうだ。 この前の時も菜月に助けられて、自分は人に頼ってばかり。 両親や友達に迷惑を掛けてばかりで、自分はなんて駄目な人間なのだろう。 「みんな…ごめんなさい…」 頬に涙を流しながら、彼女は小さく呟いた。 『…列車は5両編成で運転しております。 全車禁煙で、1号車の一部を除いた全車両が自由席です…』 車内には、ディーゼルエンジンの駆動音と車内放送の声だけが響いていた。 なんかラテが話の規模を日本全国単位に広げやがったのでこちらも調子に乗って本州まで規模を拡大してみました。 まあ私は生粋の関東民なんですけどね。 こうなるとクリスを出したのは正解ですね、菜月一人で物語を進めるのは無理な話ですから。 タイトルは無論種死の神回から。 いいか負債よ、このお話みたいなのを悪夢って言うんだ。 種死34話にお似合いなのは「新世界へ」だ。 どうでもいい話ですがこの物語の脳内主題歌は玉置成実さんの「Result」です。 聞いてませんか、分かってます。 ちなみに車内放送が妙に凝ってるのは私が若干鉄オタでもあるからです。 EF62から66の直流機の系譜っていいよね EF81やED79も捨てがたいけど 少し後書きが長くなってしまいましたサーセン 次回に誤期待ください(誤字じゃないよ) カルボナーラかペペロンチーノ食べたい ナポリタンでもよし - ついにタクヤ登場か、なっちゃんとクリスかっけぇ -- 名無しさん (2010-08-27 12:18:07) - シュタイナー・ハーディの登場はまだかnゲフンゲフン -- 名無しさん (2010-08-27 14:42:16) - これは評価されるべき、出来ればアニメ化すべき、そうすべき -- 名無しさん (2010-08-27 17:54:26) - 絵師がいればゲームくらいにはできるんじゃね -- 名無しさん (2010-08-27 18:34:25) - 糸甲クズすぎワロタ -- 名無しさん (2010-09-01 17:52:57) - 無事奪還でなく華音陵辱でバーサーク菜月が見たい -- 名無しさん (2010-09-02 15:40:59) - 私自身バッドエンドは嫌いなんでifルートでよければ… -- 番外編の人 (2010-09-02 16:30:06) - 救出後、華音が汚されていないか菜月が隅々まで調べる百合END・・・ -- 名無しさん (2010-09-02 16:51:20) - ↑クリスも交えてくんずほぐれつry -- 名無しさん (2010-09-02 17:13:41) - 糸はぜひ神戸へ立ち寄って酒鬼薔薇先輩に諭されてください。シン・アズマって名前でどうでしょう? -- 名無しさん (2010-09-03 06:58:10) - エログロはOK?クリスのコネで在日米軍の黒人相手にアッー!!な糸甲や眼窩姦・見世物達磨な結末で。 -- 名無しさん (2010-09-03 08:49:35) - ↑すいません、ググッたら軽く吐きそうになったので眼姦・達磨は無理です 達磨はセイバーガンダムだけで充分です -- 番外編の人 (2010-09-03 18:05:54) - 百合とアッ―!!はやってくれると解釈していいのかな? -- 名無しさん (2010-09-03 18:23:20) - 百合的展開はやります アッーはまあ細かく書いて欲しい人なんていないと思いますのであっさり目ぐらいには書くかもしれません。 ついでに言うとクリスはドイツ人です。 -- 名無しさん (2010-09-03 18:37:35) - ↑は私です -- 番外編の人 (2010-09-03 19:15:07) - 次回サブタイトル 『徳島からのら違法者』 などいかが? -- 名無しさん (2010-09-04 14:53:30) - ボクの華音は誰にも渡さないよ… -- 菜月 (2010-09-05 07:53:39) #comment()
※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体・事件・その他の固有名詞などとは一切関係ありません。 嘘っぱちです。 …もしどこか似てたとしても、それは他人の空似です。 「絶対に…許さない…!」 その日はいきなり降り出した雨が地面を強く叩き、街もねずみ色の雲に覆われ暗く、そして沈んでいた。 それと同時に雷も発生し、その轟音は街一帯に響き渡った。 今思い返せば、それはあの事件の予兆だったのかもしれない。 そんな日に起こった一つの大きくて小さな事件は、菜月の堪忍袋の緒をはち切らせるには充分すぎるものだった。 ♯4「悪夢」 「嫌だなぁ、雨なんて…」 梅雨も明けたというのに、突如として朝方から降り出した強い雷雨。 傘をさしていてもその水滴は菜月の靴を、そして衣服を濡らして行く。 「こんな時華音がいてくれたらなぁ…」 雷を理由に甘えたりできるのに、と呟きつつも彼女は学校へ歩みを進めて行く。 いつもなら華音は自宅の方が学校に近いのにも関わらず菜月の事を迎えに来てくれるのだが、今日は珍しくそれがなかったのだ。 何か事情があって早く学校に行かねばならなかったのか、それとも欠席か。 しかしどちらにしても普通なら親友の菜月に連絡の一つくらい入れても良いものであるのだが。 「きっと急いでたか、それともメールを打つ余裕もないんだろうね」 そう言い聞かせ、疑問を心の奥にしまった。 「あーもう、靴下までびしょびしょだよ…」 菜月は教室に入ると同時に辺りを見回す。 華音の机に鞄はかかっていない、つまり欠席である。 ―――それが“普通の”欠席であれば、どれほど良かった事だろうか。 彼女がその事実を知るのはこの後の事になる。 「出席確認を取ります。 先生お願いします」 朝のホームルーム。 華音の存在がないものの、それ自体は何の問題もなくスムーズに進むはずだった。 しかし、 「今日はハヤブチが休むと連絡があった。 それと…桜木が居ないな。 雨宮、何か聞いていないか?」 不意に担任がこちらに疑問を投げ掛けてきたため、菜月は戸惑う。 「え? い、いや何も…」 「…そうか」 華音が欠席の連絡をしていない? そんな馬鹿な。 本人、及び母親の性格から見てそんな事はあり得ない。 (…そう言えば) それより前にシンヤが休みだという事が告げられていた。 いつもならいつ保健室登校するか分からないシンヤは「遅刻」扱いになっている。 しかし今回に限ってはしっかりと「欠席」として取り扱われているのだ。 つまり彼は今日学校に来ない。 シンヤが学校を休んだ日に華音が行方不明になる。 これはつまり――― 「お、おい雨宮、どこに―――」 いつの間にか駆け出していた、何かに手を引かれるように。 今行かねば一生華音に会えぬような、そんな不安が彼女を突き動かした。 しかし、彼女の足は校門を目前にして止まる。 そう、華音の現在地が分からないのだから探しようがないのだ。 強い雨が菜月をあざ笑うかのように打ち付ける、そんな所に傘も持たず突っ立っているのだから当然、彼女の体は制服もろともずぶ濡れになる。 「菜月!」 自分の名を呼ぶ声に振り向くと、そこにはクリスティーネが追いかけて来るのが見えた。 「どうしたんだ、いきなり教室を飛び出して…」 「いや…ちょっと華音の事が気になって…」 「…ハヤブチと何か関連性があると考えたのか?」 菜月は頷く。 「…だが菜月、仮にそうだとしても今から探すというのは余りに無謀だ。 せめて放課後にした方がいい。 それならば私も協力できる」 クリスティーネの言葉に渋々納得したのか、菜月はゆっくりと校舎へ戻っていった。 放課後、菜月とクリスティーネは華音の捜索を開始した。 華音の母によると、家を出たのはいつも通りの時間であるとのこと。 彼女は華音が失踪したことを聞いた瞬間、危うく気を失いかけた。 その後もいつ泣き崩れるか分からない華音の母を安心させんと、2人はこう言ってみせた。 ―――“たとえこの身朽ち果てようとも、華音を必ず見つけて連れて帰ってみせます”と。 二人が次に向かったのはハヤブチ家だ。 これはいわば敵の本丸に突入するようなものだが、いくらシンヤでもそんな分かりやすいところにいるということはないだろう。 インターホンを押すと、しばらくして一人の男性が顔を出した。 その男性は、シンヤの兄のタクヤである。 「はい、どちら様でしょうか?」 「K中学校のシンヤ君のクラスメイトなんですけど、少しお聞きしたいことがあって…」 菜月のその言葉に反応し、その男性は一気に表情を変える。 「…シンヤがまた何かしたんですか?」 「いえ、まだ推測の域を出ないのですが…」 菜月とクリスはそう言って事の一部始終を話した。 「…8割がたシンヤが関わってますね」 しばしの沈黙の後、タクヤは口を開いた。 「今日は朝から妙にそわそわしてましたし、タンスの中から何かを取り出していたのを見ました。 今考え直せば、あれは母の通帳を探していたのでしょう」 「…そうですか。 …どこか彼が行きそうな場所の見当はあったりしますか?」 「公園か、カード販売店か…もしかしたら遠くに行ってるかもしれません。 恐らく携帯を持っていっていると思うので、連絡をとってみます」 同じ兄弟ながらここまで違うものなのか、と菜月は思いつつ、感謝の念をこめて頭を下げた。 「そうですか、ありがとうございます」 「いえ、こちらこそ。 貴方がたが来なければ僕もこのことに気づかなかったでしょう」 彼がもし偶然在宅していなければ、捜索はここで停滞していただろう。 2人は心底からタクヤに感謝した。 「でも、あの人だけに任せるわけにはいかないよね」 「無論だ。 私たちも私たちなりに華音へつながる手がかりを見つけなくてはならない」 中学校生活最後の一年を、こんな後味の悪い状態で終わらせるわけにはいかない。 2人はなんとしてでも華音を見つけ出すと、覚悟を決めた。 菜月が教室を飛び出したのより少し前、シンヤは――― 『本日もJR四国をご利用いただきましてありがとうございます。 この列車は特急うずしお4号岡山行きです。 途中の停車駅と到着時刻をご案内いたします。 勝瑞 8時32分、板野 8時42分…』 「…どこに連れてくつもりなのよ…」 「とりあえず近くだと危ないから本州、ババァの貯金から金出してきたから今日は適当なホテルでも『止まる』つもり」 「…ふざけないで」 華音の声はかすれて消えそうなほどに小さかったものの、その声には明らかな怒りの感情が含まれていた。 「?」 「…私は貴方の彼女じゃない。 貴方のおもちゃでもないの… 家に帰して…帰らせてよ…!」 しかし、そんな華音の魂の叫びも常人としての道を踏み外したシンヤの前には意味を成さない。 「何言ってんだよ、俺の掲示板の副管理人に任命したあげた上に、今こうして楽しく2人で旅行してるんじゃないか」 もはやシンヤの脳内では、彼の妄想の中の彼女「かのん」と実際の「桜木華音」が混同してしまっている。 「ほら、ブログにも『彼女と旅行します』って…」 華音には返す言葉もなかった。 もう何も言っても無駄なのだろう、逃げだそうと試みても、いつもの動きからは考えられないほどの速さで捕らえられてしまった。 “また”誰かが自分の事を助けてくれるのを待つしかない。 いつもそうだ。 この前の時も菜月に助けられて、自分は人に頼ってばかり。 両親や友達に迷惑を掛けてばかりで、自分はなんて駄目な人間なのだろう。 「みんな…ごめんなさい…」 頬に涙を流しながら、彼女は小さく呟いた。 『…列車は5両編成で運転しております。 全車禁煙で、1号車の一部を除いた全車両が自由席です…』 車内には、ディーゼルエンジンの駆動音と車内放送の声だけが響いていた。 なんかラテが話の規模を日本全国単位に広げやがったのでこちらも調子に乗って本州まで規模を拡大してみました。 まあ私は生粋の関東民なんですけどね。 こうなるとクリスを出したのは正解ですね、菜月一人で物語を進めるのは無理な話ですから。 タイトルは無論種死の神回から。 いいか負債よ、このお話みたいなのを悪夢って言うんだ。 種死34話にお似合いなのは「新世界へ」だ。 どうでもいい話ですがこの物語の脳内主題歌は玉置成実さんの「Result」です。 聞いてませんか、分かってます。 ちなみに車内放送が妙に凝ってるのは私が若干鉄オタでもあるからです。 EF62から66の直流機の系譜っていいよね EF81やED79も捨てがたいけど 少し後書きが長くなってしまいましたサーセン 次回に誤期待ください(誤字じゃないよ) カルボナーラかペペロンチーノ食べたい ナポリタンでもよし - ついにタクヤ登場か、なっちゃんとクリスかっけぇ -- 名無しさん (2010-08-27 12:18:07) - シュタイナー・ハーディの登場はまだかnゲフンゲフン -- 名無しさん (2010-08-27 14:42:16) - これは評価されるべき、出来ればアニメ化すべき、そうすべき -- 名無しさん (2010-08-27 17:54:26) - 絵師がいればゲームくらいにはできるんじゃね -- 名無しさん (2010-08-27 18:34:25) - 糸甲クズすぎワロタ -- 名無しさん (2010-09-01 17:52:57) - 無事奪還でなく華音陵辱でバーサーク菜月が見たい -- 名無しさん (2010-09-02 15:40:59) - 私自身バッドエンドは嫌いなんでifルートでよければ… -- 番外編の人 (2010-09-02 16:30:06) - 救出後、華音が汚されていないか菜月が隅々まで調べる百合END・・・ -- 名無しさん (2010-09-02 16:51:20) - ↑クリスも交えてくんずほぐれつry -- 名無しさん (2010-09-02 17:13:41) - 糸はぜひ神戸へ立ち寄って酒鬼薔薇先輩に諭されてください。シン・アズマって名前でどうでしょう? -- 名無しさん (2010-09-03 06:58:10) - エログロはOK?クリスのコネで在日米軍の黒人相手にアッー!!な糸甲や眼窩姦・見世物達磨な結末で。 -- 名無しさん (2010-09-03 08:49:35) - ↑すいません、ググッたら軽く吐きそうになったので眼姦・達磨は無理です 達磨はセイバーガンダムだけで充分です -- 番外編の人 (2010-09-03 18:05:54) - 百合とアッ―!!はやってくれると解釈していいのかな? -- 名無しさん (2010-09-03 18:23:20) - 百合的展開はやります アッーはまあ細かく書いて欲しい人なんていないと思いますのであっさり目ぐらいには書くかもしれません。 ついでに言うとクリスはドイツ人です。 -- 名無しさん (2010-09-03 18:37:35) - ↑は私です -- 番外編の人 (2010-09-03 19:15:07) - 次回サブタイトル 『徳島からのら違法者』 などいかが? -- 名無しさん (2010-09-04 14:53:30) - ボクの華音は誰にも渡さないよ… -- 菜月 (2010-09-05 07:53:39) - 徳島から野良違法者 -- 名無しさん (2011-04-29 19:19:14) #comment()

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: