2章:

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  • 2章:
    主「暁子ちゃん?」 暁「・・・あ」 休み時間の教室内。 暁子ちゃんは一人で席に座っている。 声をかけるとやっとこちらに気付いたように反応した。 暁「えっと…○○くん、どうかしたの?」 主「あ、いや…暁子ちゃんこそ」 暁「え?」 どうかしたと聞かれても、特に用があるわけでもない。 ただ、声をかけただけ。 声をかけずにはいられなかった。 暁子ちゃんが、あまりにも切なそうな表情をしていたから。 暁「私は…どうもしないよ。何で?」 主「いや、勘違いなら良いんだけど…」 暁「そう?変な○○くん」 彼女はそういうけど、これは勘違いでも何でもない。 俺が声をかけるまで、暁子ちゃんが白雪のことを見つめていたことも、勘違いでもなんでもない。 やっぱり、暁子ちゃんは白雪に、今でも何かしらの特別な感情を持っている。 俺はそう確信した。 ...
  • 3章:
    (あれ、まただ…) 休み時間、ふと目に付いたのは一人で席に座る暁子ちゃん。 (そういえば、今日、ずっと…だよな…) 朝から幾度か目に留まった暁子ちゃんは全てが今みたいに一人でいるところばかりだ。 いつもならみんなの輪の中心にいるはずなのに。 今日はその輪から外れ、ぼんやりと目を伏せている。 (声…かけてみるかな) 主「き…」 日「姉さん」 (あ………) 声を出しかけたが、それは日向の声によってかき消された。 (…ま、いいか) 特に明確な目的があったわけでもなく、何となく声をかけようと思ったまでだ。 何やら話を始めた二人を横目に、これ以上声をかけることは諦めた。 ―ガラリ 勢いよく扉が開く。 その音に顔を上げると、先生がツカツカと教壇に上がっていくところだった。 朝のチャイムが鳴ったのはも...
  • 1章:
    said暁子 彼女の言葉を無視する事を、 彼女から全てを奪う事を、 欲深い私を、 どうか、許してください。 暁「失礼します」 礼「どうぞ」 彼の返事を確認すると、数学準備室へと足を踏み入れた。 めったに人のこないその狭い空間には、今は数学担当の先生と私の二人きり。 むせかえる程に充満する、先生の…大人の香り。 気付かれないように息を飲み、ゆっくりと喋る。 暁「これ、ホントに貰っちゃっても良いんですか?」 礼「ええ、もちろん」 私の手の中には先生の愛用していた万年筆。 普段、部活を頑張っているからだとか、成績が良くなったからだとか、先生のお手伝いをしているからだとか、そんな理由をつけてふざけた様子で強請ってみる。 すると彼はいつも仕方がないなと優しく笑いながら私にくれるのだ。 でも、本当はこんな嘘の理由、要らない。 ただ単に...
  • 2章
    主「それじゃ、いってきます」 いつものように挨拶をして、いつもより少し早い時間に家を出た。 昨日のこともあるし、今日は白雪と一緒に登校する約束をしておいたのだ。 主「っと、やべ、ちょっと遅れそう…」 携帯に表示された時間を確認すると、昨日約束した時間まであと5分しかない。 一緒に登校といっても、わざわざ家まで迎えに行くわけではなく、丁度二人の通学路の途中にある公園で待ち合わせしているのだ。 軽く駆け足をしながら約束の公園へと向かった。 公園が見えてきたと同時に、入り口の前で佇む一人の少女が目に入った。 白雪だ。 こちらに気付いたようで軽く手を振っている。 俺も答えて手を振り返す。 その頃にはもう軽い駆け足ではなく、本気の走りに変っていた。 主「っご、ごめん、待った?」 走ってきた所為だ、息が乱れている。 我ながら少し情けな...
  • 2章;
    リヨside 多分、私じゃないと気付かなかった。 私以外の誰一人として気付いてないと思う。 必要以上に、彼女のことを気にしている私だからこそ気付いた。 暁「ちょっと、相談したいんだけど…」 休み時間、いつものように聞こえてくる会話。 別に仲間に入りたいわけでも、聞きたいわけでもない。 それでも勝手に耳に入ってくる彼女の声。 気にしないようにと頭の中で思っていながらも、身体の方が言うことを聞かないようだ。 やはり余程ああいう人種にはコンプレックスを感じているのだと痛感させられる。 暁「最近、ちょっと困ってて…」 ち「え?どしたの?あたしで良かったら言ってよ!」 暁「うん、ありがとう。…その…上城さんのこと、なんだけど…」 ち「げっ!…あいつがまた何かしてきたの?」 暁「ううん、私がされたってワケじゃないんだけど…」 ち「何々?」 暁「私...
  • 2章.
    ちさ菜side 見られた。 ○○に、見られた―…………! 後悔ばかりが繰り返えされる。 どうして○○があんなところに… なんで、よりによってあんなところを……… あの時に彼の顔を思い出し、更に恐怖を感じた。 あんな目を向けられたのは初めてだった。 ち「っ………!」 怖い、明日が来るのが。 彼に会うのが。 …………怖い。 主人公side 昨日から頭の中はぐちゃぐちゃのままだ。 整理がついてない。 (あ…) ふと、校門のところに目を向ける。 (垂髪…………) できるだけ、目を合わせないようにして通り過ぎる。 ち「○○っ!」 今はこいつに係わる気にはなれなかった。 無視して足を進める。 なのに彼女は小走りで俺の隣までやってきたかと思えば、歩幅をそろえて歩きだした。 ...
  • 2章,
    主「ふぁー…」 眩しい朝日の中、欠伸を一つする。 周りでは、そこここから挨拶を交わす声が聞こえてくる。 暁「あ、○○くん、おはよ!」 日「おはよう」 主「おう、おはよー」 俺もその周りの例に漏れず挨拶を交わす。 (あれ…そう言えば…) そこではたと気がついた。 主「あ、昨日大丈夫だった?」 暁「へへ、大丈夫大丈夫!」 日「じゃ、ないだろ姉さん!」 主「え、それじゃどこか…」 暁「もう!日向は心配性なのよ!ちょっと足を捻っただけでしょー?」 彼女の足に目を向けると、確かに包帯を巻いていた。 主「うわ、でもやっぱ痛そうだなー…」 暁「ううん、全然見た目ほどじゃないのよ?」 日「…とか言って家で痛い痛いって騒いでたの誰だっけ?」 暁「ひ、日向!!」 日「はは、冗談冗談」 暁「もう!」 主「あはは、まあ何にせ...
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  • 9月:
    今日からまた新学期が始まった。 まだまだ残暑が厳しい…と言うか、全然まだ夏の気温だ。 歩いているだけで思わず汗が滲んでくる。 主「あー…暑ぃ…」 暁「おはよう○○くん!今日も暑いねー」 主「あ、暁子ちゃん!はよー」 暁「今日から二学期、また頑張っていかなきゃね!」 暁「今日のLHRは、今度の体育祭についてです」 日「各自、参加したい種目に挙手してください」 二人の言葉に教室内が盛り上がりだす。 羽「なーなー、お前何に出る?」 主「あー…うーん…どうするかなー…」 ち「うっふふ!まーた今年もちさ菜様の出番のようねぇっ!」 羽「あー、はいはい。まあせいぜい頑張って」 ち「何よぉ!もっと『さすがちさ菜様ー!』とか、『あなたはこのクラスの救世主だー!』とかあるでしょ!?」 主「ないない」 ち「きぃー!見てなさい!当日がきたらそんなこと...
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