頻出連続文字列のタイプバー隣接忌避を機構的制約条件の一つとみなす史観

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頻出連続文字列のタイプバー隣接忌避を機構的制約条件の一つとみなす史観 - (2009/10/03 (土) 09:28:06) の編集履歴(バックアップ)



タイプバー原理タイプライターの少なくとも「一つの制約条件として頻出連続文字列のタイプバー隣接忌避があった説」を支持してくれそうな傾向が、少しは現れてきているように思えてきた。
アップライト式でも、フロントストライク式ででも。

ディッカーソンの「タイプバー/キー配列定石(アップストライク式編)」は、与えられたタイプバー配置をもとに、もっともシンプルなつくりで駆動するとした場合に想定される、キー配列ということになろう。

あくまでも、一つの制約条件であって、この条件がつけられたからといって、絞られてくる配列の組み合わせ数は、まだまだたくさんあるということに、山田尚勇の説明ではなる。到底一つの配列に決まってしまうってな話ではない。


Re:特に1882年8月のキー配列変更は、Sholesの特許を忌避するためのもので、技術的な理由によるものではない。yasuoka (21275)より

タイプバスケット上のタイプバーの並びを、アップストライク式については「ディッカーソンの規則性または原則または定石」に準じてmy手元で適宜勝手に推定して、タイプバーの隣接状況を検討している。
タイプバスケット上のタイプバーの配置を、製品機発売以前の分も製品機に準じて配置されていたと仮定して遡及し、隣接タイプバーのdigraphの具合を調べでみている。http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/215.html
時期など 説明 関係者 BCディ・グラフ・ポイント 総digraph当りパーセント ブラウン・コーパス順序なし異字digraph頻度
やらせ配列 タイプバー高確率ヒット配列 838884 23.194% http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/1a6a26bbbe45b6d2ec21be8da2fdc2a8
1868年ごろ 特許 ショールズら 342479 9.469%
電信配列 343677 9.502%
GNY配列(安岡孝一氏2008年推定) 180519 4.991% http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/431798d4267a64f37e66ee3d0c42121a
1872年7月 サイエンティフィック・アメリカン紙取材時 ショールズら 29534 0.817%
1873年2月 デンスモアらレミントン持ち込み機 ショールズら 14994 0.415%
1873年9月 Jenneら特許図 9695 0.268%
1874年4月 製品発売機 9695 0.268%
1878年1月 大小文字シフト式 Jenneら 18186 0.503%
1882年8月 Remington Standard No.2 3756 0.104%
18、、年 ショールズ後年特許 20 0.001%
安岡孝一氏フィールド調査タイプバスケット図 2283 0.063% http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/050008f57200f0efd56789f8ddd7e554



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