&bold(){アイテム番号:} SCP-003-RS (金色の透明人間) &bold(){オブジェクトクラス:} Euclid &bold(){特別収容プロトコル:} SCP-003-RSは、サイト-██の標準人型実体収容室に収容します。SCP-003-RSには標準的な食事を1日3回与えてください。SCP-003-RSが物品を要求した場合は、アーキマン研究員による承認を得たもののみ支給してください。 &bold(){説明:} SCP-003-RSは典型的な日本人男性に見える人型実体です。SCP-003-RSは触れた物体を瞬時に消滅させる異常特性を持ちます。現在まで、消滅の瞬間を観測する試みは成功していません。消滅した物体が完全に消失しているのか、あるいは他の場所に転移したのかを特定する試みが現在進行しています。 実験の結果から、SCP-003-RSの能力の対象は、SCP-003-RS本人にも制御できないと考えられています。財団では、SCP-003-RSが価値を認めたものが能力の対象となるという説が有力視されています。 なお、SCP-003-RSをレミリア・スカーレット一行に提供した老婆は行方が不明であり、PoI-21221に指定して捜索を継続しています。 &bold(){実験ログ003-RS-1:} 実施方法: SCP-003-RSがパン1斤を手に取る。なお、SCP-003-RSは事前に空腹を訴えていた。 結果: SCP-003-RSの手がパンに触れると同時にパンは消失した。 &bold(){実験ログ003-RS-2:} 実施方法: SCP-003-RSが大根1本を摂食する。実験プロトコルとして大根に手を触れない手順を策定した。 結果: SCP-003-RSの歯が大根に触れると同時にパンは消失した。 &italic(){得意性は手だけでなく体の任意の箇所が触れることで発現すると考えられる。 ――スカーレット博士} &bold(){実験ログ003-RS-3:} 実施方法: SCP-003-RSに下水と腐った残飯を与える。 結構: SCP-003-RSの異常性は発現せず、SCP-003-RSはこれらの物品の摂食に成功した。 &italic(){我が魔性の勘が囁いているのだ。あれは食べ物を消しているのではなく、アレにとって価値あるものを消しているのだと。 ――神崎博士}