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    <title>エピローグ</title>
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    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]] 



エピローグ 



ブルーヘクサの乱と言われたあの戦いから２年が経った。
あの後、佐紀は奇跡的に一命を取り留めた。
驚異的とも言える程の自然治癒能力で、数日後には立って歩けるほどに回復した。
結局、スモーキーさんを見つける事はできなかった。
落下地点と思われる場所には、夥しい血痕があった。
そしてそこから移動していったと思われる血痕が残っていた。
しかし途中で血痕は消えており、その後の足取りは不明だった。
終戦を機に、５カ国は不可侵条約を締結した。
これにより、永きに亘り続いた戦乱の世は終わりを告げた。
今ではどの国の人だろうと、５カ国を自由に行き来できるようになっている。
５カ国間全ての問題が無くなった訳ではないが、昔に比べれば無いに等しいと思えた。

～カセドリア連合王国首都・アズルウッド～

兵士育成機関のグラウンドに、金属同士がぶつかる音が響いている。
グラウンドでは、二人の兵士が戦っていた。
その二人とは…。

沙「まだ３０分位しか経ってないのに、動きが遅くなってきてるわね。
　　もう疲れたのかしら？」

佐「まだまだッ！」

後退して佐紀と距離をとろうとした。
それを見て、佐紀が突進してきた。

佐「ヤーッ！」

沙「甘い！」

佐紀の隙をついて、ルグナザドを喉元に突きつけた。
佐紀はそれを確認すると、その場に膝をついた

佐「今日こそ勝てると思ったのに！」

沙「まだまだ佐紀には負けないわよ。」

ルグナザドを鞘に納めると、どこからか拍手が鳴った。
佐紀との訓練に夢中で、人が居る事に気づかなかった様だ。
音の鳴る方を見ると、拍手をしているのはベルだった。

ベ「久しぶりですね。唯一無二の親友にして、世界を救った英雄沙羅。」

沙「久しぶりね、会えて嬉しいわベル。
　　でも、私は世界を救って無いわ。」

何故私が世界を救った英雄と言われるのかには訳がある。
あの戦いの後、ブルーヘクサを倒したのは私だという噂が世界に広まったのだ。
私自身は何もしていないのに……。

沙「ブルーヘクサを倒して、本当に良かったのかな…。」 

そう言うと、私は俯いた。
すると、ベルが近づいてきた。    </description>
    <dc:date>2010-11-26T16:51:09+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/177.html">
    <title>第12話 後編</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/177.html</link>
    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



第[[１２話]]　魔王と英雄　後編




頂上に着くと、スモーキーさんが立っていた。

ブ「ようやくご到着か。まったく、待ち草臥れたぜ。」

佐紀は何処に居るのだろう…。
辺りを見回したが、佐紀は見当たらなかった。

ブ「お探しのモノはこれかな？」

佐紀を探しているのに気づいたのか、スモーキーさんは横に動いた。
すると、赤い塊が見えた。
それは、血まみれになった佐紀だった。
さっきヒロが抱えていた時には、目立った外傷は無かった筈なのに…。

沙「スモーキーさん、佐紀に何かしたんですか？」

ブ「知ったところでどうする気だ？
　　それに、さっきから誰に向かって言ってるつもりだ？
　　俺は魔物を統べる者、ブルーヘクサだぞ。」

沙「答えないのなら…、貴方を倒すだけですッ！」

私がルグナザドを構えると、スモーキーさんもフェンリルを構えた。

ブ「この俺を倒す…か、やれるもんならやってみろ！」

数合斬り合ったが、私とスモーキーさんの力はほぼ互角の様だ。
　　
沙「切り裂け！エクステンブレイドッ！！」

ブ「…ッ！」

エクステンブレイドを紙一重で避けると、スモーキーさんは私と距離をとった。

ブ「少しは成長したようだな。だが、その程度でこの俺は倒せんぞ？」

互角に戦っているといっても、スモーキーさんはまだ本気を出していない。
エフリシアの力を借りて、ようやく通常時のスモーキーさんと互角か…。

ブ「解ってるじゃねえか。」

まるで私の考えていることが解るかのように、スモーキーさんは言った。
そして、何時の間にか目が野獣の様な目になっていた。

沙「確かに、私はスモーキーさんに勝てないかもしれない。
　　それでも、私は戦わなければいけないんです！」

言い終わると同時に、スモーキーさんに斬りかかった。
スモーキーさんは避けようとはせず、ただその場に立っていた。
一瞬空蝉かと思ったが、どうやら違うようだった。
スモーキーさんの体に当たる寸前で、私はルグナザドを止めた。
それを見ると、スモーキーさんは溜め息をついた。

ブ「相変わらずの甘ちゃんだな。」

沙「……何故避けなかったんですか    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/176.html">
    <title>第12話 前編</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/176.html</link>
    <description>
      ～[[始まり]]の大地～

沙羅をブルーの所に向かわせた後、アトラクナクアはクリスタルで移動していった。
敵はカセドリア軍と犬系の合成魔獣と思しき娘が一人。
手負いの兵士も多く居るが、それでも数千人は居るな。
これだけの人数が居れば、何人かは強そうなのが居るかもしれん。
しかしカセドリア軍は動こうとしなかった。
どうやら先ほどの攻撃で、自分達が敵う相手じゃないと解ったらしい。
残るは娘一人だけか…。

ヒ「一人でこの俺と戦おうという、その勇気はかってやろう。
　　だがお前では俺には勝てんぞ？」

佐「それは戦ってみないと解らないよ！」

娘の姿が消えたかと思うと、後ろから気配がした。
動きは早いようだな。
だが

ヒ「アトラクナクアの方が数倍早いぜ！」

振り返るのと同時に、娘に向かって裏拳を打ち込んだ。
俺の右手は狙い違わず娘の腹部を直撃した。
娘は後方に勢い良く飛んだが、すぐに体勢を立て直した。

佐「…ッ！」

少し顔が引き攣っているが、それほどダメージを受けていないようだった。
普通の兵士なら今ので即死だっただろうな。

ヒ「…少しは楽しめそうだな。」

佐「私は、負けないッ！」



～始まりの大地・中心部～


魔物達に指示をだしていると、アトラクナクアが戻ってきた。

アト「ブルー、あの子が此処に向かってきてるわよ。」

ブ「ヒロはどうした？」

沙羅が此処に向かってくるということは、ヒロが負けたかそれとも…。

アト「ヒロはあの子の妹と戦ってるわ。」

妹と聞いて、ゴブリンフォークで見たあの娘を思い出した。
ヒロなら負けるとは思えなかった。

ブ「…そうか。」

すぐに何処かに行くかと思ったが、アトラクナクアはそのまま立っていた。

ブ「まだ何かあるのか？」

アト「ブルー、貴方はあの子に負ける気なの？」

ブ「何故だ？」

アト「貴方は自分を殺して貰う為に、あの子を助けたようにしか見えないわ。
　　　それとも、恨みも何もかも忘れたのかしら？」

こいつは……、何処まで解ってるんだ？
いや、今はそんな事はどうでも良い。

ブ「ふッ、俺は負けん！」

アト「……なら良いけど。」

ブ「疑うのならその証拠を見せて    </description>
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    <title>第11話 後編</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/175.html</link>
    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



第１１話　光と闇の狭間　後編





[[始まり]]の大地に向かう途中で、ユグドラさんを見つけた。

ユ「ついに、ここまで来てしまったのね。」

沙「はい。世界に平和を齎すために、私達は始まりの大地に行くんです。」

ユ「…そう。ブルーはこの先に居るわ。でも、貴女にブルーが倒せるかしら？」

佐「魔物を操って人を殺すブルーヘクサなんかに、お姉ちゃんは負けない！」

佐紀の言葉を聴くと、ユグドラさんは佐紀を睨み付けた。
私は咄嗟に、佐紀とユグドラさんの間に入った。
そんな私を見て、ユグドラさんは何時もの表情に戻った。

ユ「……今の貴女にブルーは倒せないわ。」

沙「確かに、力の差はあると思ってます。だけど」

ユ「力の差だけで、貴女がブルーを倒せないと言った訳じゃない。
　　貴女にブルーは斬れない。でも、ブルーは貴女を斬る事が出来る。
　　ただそれだけよ。」

言い終わると同時に、ユグドラさんはクリスタルを取り出した。
そして、眩い光と共に姿を消した。
私がスモーキーさんを斬れない？
力の差だけでは無い何かがあるのかもしれない。
でも…。

沙「負けられない。」 

私は世界に光を齎す者。
世界に平和を齎す為にも、スモーキーさんは倒さなければいけない。




始まりの大地に着くと、魔物達は既に陣を敷いているようだった。
他国からの伝令によると、魔物達は始まりの大地中心部を中心に円陣を敷いているらしい。
……守りは堅そうだね。

ウ「弓兵は魔物達に対して攻撃を仕掛けよ。」
　　
傭兵将軍ウィンビーンの指揮により、まず弓兵が魔物達に矢を放った。
すると、円陣を敷いていた魔物達がこちらに向かってきた。

ウ「弓兵はそのまま矢の雨を降らせよ。歩兵は向かってくる魔物達を迎え撃つのだ！」

複数のマーキスオークがこちらに向かってきた。
私はルグナサドを構え、横一文字に振った。
すると、向かって来ていたマーキスオークのほとんどが真っ二つに斬れた。
辛うじて立っているマーキスオークも、佐紀が止めを刺した。

佐「お姉ちゃん以外には負けないように頑張るから！」 

そう言って、横に居たマーキスオー    </description>
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    <title>第11話 前編</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/174.html</link>
    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



第１１話　光と闇の狭間　前編



～エスセティア大陸・[[始まり]]の大地近郊～


張文遠と名乗った兵士が斬りかかってきた。
鈍重そうな見かけとは違い、意外と俊敏な動きだった。
しかしそれは、他の奴らが見たらの話だ。
俺達から見れば、まるでスローモーションの様にしか見えなかった。
迫ってくるヴァルディッシュの柄を掴むと、そのまま押し返した。
軽く押したつもりだったが、かなりの距離を飛んでいった。
そしてそのまま、山の岩壁にぶつかった。
岩壁にぶつかる事によって、ようやく止まったという感じだ。
張文遠は岩壁にぶつかったまま頭を垂れている。
俺は手に残っているヴァルディッシュを奴の頭の横に向かって投げた。
ヴァルディッシュは狙い違わず、奴の顔のすぐ横に突き刺さった。
これだけ力の差を見せれば、どんな馬鹿でも逃げていくだろう。
俺はそう思い、奴に背を向けた。
しかし少し歩いた所で、信じられない言葉を耳にした。

張「…待て。」

振り返ると、奴はヴァルディッシュを持って立っていた。
……こいつは馬鹿か、それとも死にたがりなのか？

ヒ「あれだけ力の差を見せ付けたのに、何故お前は立ち向かってくる？　
　　…何故だ？」

張「…俺は、スモーと約束した。
　　スモーが悪の道に走ろうとしたなら、俺がスモーを止めると。
　　スモーは魔物を統べる者、ブルーヘクサとなって世界に恐怖と闇を齎している。
　　俺はスモーとの約束を果たす為に、このまま退く訳にはいかんのだ！」

スモー、スモーと言うから誰かと思ったが、ブルーヘクサの名が出てようやく誰の事かわかった。
だがこの計画を止めさせるわけには行かない。
この計画に込めた俺達の思いの為にも。

ヒ「計画を止めさせるわけには行かない。
　　いや、例えお前がブルーの所に行っても止められない。
　　あいつはお前を泣きながら斬る事になるだろう。
　　それによってブルーに迷いが生じてもらっちゃ困る。
　　だからお前は、今ここで俺が倒す！」

俺は脚に力を溜め、張文遠目掛けて思い切り突進した。
張文遠も俺に対しストライクスマッシュを仕掛けてきた。
俺と張文遠は空中でぶつかった。
そして俺    </description>
    <dc:date>2009-11-17T21:48:09+09:00</dc:date>
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    <title>第10話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/173.html</link>
    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



[[第１０話]]　聖剣と魔槍




訓練人形の零番を倒した事で、私は自分が確実に成長していると確信した。
９年前とはいえ、あのスモーキーさんを基にした人形だからね。
でも人形を倒せたからといって、今のスモーキーさんを倒せるという訳ではない。

べ「あの人形を倒せたという事は、沙羅さんは９年前の教官より強くなったという事ですね。」

沙「…そうだね。でも今のスモーキーさんを相手にして勝てるとは思えないわ。」

佐「そういえば、さっきの人は何処に行ったんだろう？」

周りを見ると、いつの間にかニフィスさんは居なくなっていた。

べ「それにしても沙羅さん、盾が壊れた今、武器はどうするのですか？」

そういえば、盾は跡形も無く壊れてたんだよね。
片手用の剣だけではさすがに心細いね。
しかし予備の武器を取りに行く時間はない。

沙「この剣だけでいけるところまでがんばるしかないね。」

べ「それなら、これを使ってください。」

そう言うと、ベルは一つのクリスタルを取り出してきた。
そのクリスタルが眩く光ったかと思うと、大きな剣が現れた。

べ「これは我シュリッツ一族に代々伝わる剣です。
　　名前は【ルグナザド】、言い伝えでは太陽神の力が宿っているらしいです。」

沙「それを私が使って良いの？」

シュリッツ一族に代々伝わる剣…。
それを私なんかが使って良いのだろうか？

べ「とりあえずこの剣を持ってみてください。」

そう言われ、私は空中に浮遊するルグナザドを手にした。
かなり重量があると思ったが、まるで鳥の羽の様に軽かった。
私はルグナザドを軽く振ってみた。
すると、少し離れた場所にある岩が真っ二つに斬れた。
ベルは私がルグナザドを軽々と持っている事に驚いたようだ。

べ「やはり沙羅さんは世界に光を齎す者でしたか。」

沙「何故？」

べ「真の武具は持ち主を選びます。
　　その武器を使おうとした者は大勢居ます。
　　ある者は手に大火傷を、ある者はあまりの重量に振る事すらできなかった。
　　しかし沙羅さんは火傷はおろか軽々とルグナザドを持っている。
　　その剣にはこんな言い伝えがあります。
　　太陽神の    </description>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/172.html">
    <title>第9話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/172.html</link>
    <description>
      ～エスセティア大陸・ワーグノスの地～



何とか逃げることができたわね。
それにしても、力の差があるとは思ってたけど…。

ユ「まさか、ここまでとは…。」

魔力を使いすぎたためか、少し目眩がする。
何とかしてこの事をブルー達に伝えないと…。
その時、近くで物音がした。
今の私では戦うことはおろか、逃げることすらできない。
私は死を覚悟したが、どうやら敵では無かったようだ。

ヒ「誰かと思ったら、ユグドラじゃないか。」

アト「ずいぶんと傷だらけね。誰にやられたの？」

ブ「…まあ、お前をここまでできるやつは限られてるがな。
　　遠くからこちらの様子を伺っているな。
　　俺が時間を稼ごう。
　　アトラクナクアはユグドラを安全な所へ連れて行け。
　　ヒロはその護衛を頼む。」

ヒ「大丈夫なのか？」

ユ「今のあの子は……強いわよ？
　　私が一撃も当てられないほどにね……。」

一瞬ブルーの顔が引き攣った様に見えたが、すぐに笑った。

ブ「それじゃ精々足掻くとするかね。」

アト「行くわよヒロ！」

ヒ「おう。」





[[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



[[第９話]]　平和への願い





シディット水域で始まった戦闘は、最初こそ拮抗していたが、今はこちらが優勢だ。
序盤に敵の主戦力であるマーキスオークの集団を倒せた事が大きいね。

ウ「歩兵はそのまま突撃し、弓兵は前線の兵士を援護せよ！我が国の弓術、見せてやれ！」

傭兵将軍ウィンビーンの巧みな指揮の下、私達は着実に前進していた。
気がつけば、遠目に魔物達の本陣と思しきキープが見えた。

べ「このまま行けば、あまり被害を出さずに勝利できそうですね。」

沙「…うん。」

ベルが嬉しそうに話すのを私は軽い返事で返した。
よく分からないけど、何か胸騒ぎがする。
ふと敵キープに目をやると、人影が見えた。
味方の兵士かと思ったら、スモーキーさんだった。
しかし違和感を感じた。
スモーキーさんなら目に見えない位置からでも殺気を感じるはずだ。

沙「どうやら私達相手には訓練人形で十分と思ってるみたいだね。」

べ「しかし人形と言っても、教官のデータを基にし    </description>
    <dc:date>2009-08-08T10:56:26+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/171.html">
    <title>第8話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/171.html</link>
    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



第８話　結束する国々




あれから２ヵ月後、メルファリアの各国に向かった使者達が帰ってきたらしい。
当初の予想通り、ホルデイン王国とエルソード王国は同盟を承諾した。
しかし驚いたことに、ネツァワル王国もこの同盟を承諾したのだ。
ちょうど魔物達との戦闘中だったゲブランド帝国は返事を保留したらしい。
これでメルファリアの５カ国の内、４カ国が一致団結して魔物達と戦う事になった。
しかし１ヵ月後、今度はゲブランド帝国から使者が来た。
何の使者かと思うと、なんと同盟を承諾するという事だった。

べ「ゲブランド帝国軍が危機に陥った時、ホルデイン王国軍が救援に来たそうです。
　　さすがのゲブランド帝国も、自国だけでは魔物達と戦えないと解ったのでしょう。」

沙「これで、メルファリアの５カ国全てが同盟を結んだ事になるね。
　　もしかすると、この同盟によって世界は平和になるかもね。」
　　
べ「そうなる為にはまず、魔物達に勝たなくてはいけません。
　　いえ、勝つしかないのです！」

私はベルと二人でフレイヤ王の居るシルヴァン城に向かっていた。
あのロケットの秘密を聞きに行く為だ。
シルヴァン城に着くと、フレイヤ王の部屋に通された。

フ「シルヴァン城へようこそ。
　　カセドリア史上２人目の１０代でフィフス就任者の沙羅とグリュンベルク王。」

フレイヤ王の胸元には、あの日のロケットが見えた。

べ「来て早々で申し訳ないのですが、そのロケットの話を聞かせてもらえませんか？」

沙「あの時、あれ程カセドリアに敵意を剥き出しにしていたフレイヤ王の心を変えた物。
　　とても大事な何かが入ってると思います。」

フレイヤ王はロケットを開けて、中の写真を見せてくれた。
写真は２枚あり、片方は笑ってる少年で、もう片方も同じく笑っている少女だった。

沙「この写真はいったい？」

フ「これは、幼い頃の私と幼馴染の写真よ。」

そう言うと、フレイヤ王は遠くを見るような目になった。


フ「あれはカセドリアがまだゲブランド帝国の支配下だった頃ね。
　　あの頃の私は病弱で、自然の豊かなこの地に療養にきてたの。
　　ある日、部屋の窓を開けて外を見    </description>
    <dc:date>2009-06-21T11:34:17+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/170.html">
    <title>第7話</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/170.html</link>
    <description>
      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



第７話　意外な再会



意識が回復したのか、ぼんやりと風景が見える。
ここは何処だろう？
ぼんやりとだが、佐紀が居るのが分かった。
佐紀は私に寄り添って眠っている。
感覚も回復してきたのか、腹痛も感じた。
そういえば私、ブルーへクサの攻撃で気絶して…。
辺りを見たが、ここはゴブリンフォークの様だ。
月が出てるって事は、今は夜なんだね。
死んだ訳ではなさそうだ。
あの後……何があったんだろう？
こうやって生きてるって事は、佐紀が私を助けてくれたのかな？
でもブルーへクサが居たのにどうやって？
その時、焚き火の方から声がした。

？「起きたのか？」

誰だろう？
ぼんやりとしか見えず、誰なのか分からなかった。

？「何だ、俺を忘れたのか？
　　いや、まだ感覚が戻ってないみたいだな。」

この声、何処かで…。
その人は近づいてきて、私に何かを飲ませた。
すると、少しずつ腹痛が無くなっていった。
それと同時に、視力も回復してきた。
そして、その人の顔がはっきりと見えるようになった。
その人の顔は、傷等が増えていたがすぐに誰だか分かった。

沙「スモーキーさん？！」

ス「やっと回復したか。まったく、まだまだ未熟だな。」

沙「なんでスモーキーさんが此処に？！」

ス「何だよ、居ちゃ悪いのか？」

沙「いえ、そうゆう訳じゃ…。」

スモーキーさんは少し不愉快そうな顔をしたが、すぐに笑った。

ス「大きくなったな沙羅。５年前の姿しか覚えてないから全然分からなかったぞ。」

沙「そうですね。背も伸びましたし、顔立ちも少し変わりましたからね。
　　それにしても、何故スモーキーさんが此処に？」

ス「知らない方が良い事もあるぞ？それでも…知りたいか？」

何やら意味深な言葉だね。
というよりも、話したくないみたいだね。

沙「無理に話さなくても良いですよ。」

ス「…そうか。それにしても、お前の横に居るのはお前の生徒か？」

沙「私が指導してますから、生徒と言えば生徒ですね。」

それを聞くと、スモーキーさんは佐紀を見た。

ス「そいつ…、人間じゃないだろ。」

佐紀の正体を見抜いた？
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    <title>第6話</title>
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      [[カセドリア連合王国軍アマテラス～精錬の書～]]



[[第６話]]　魔王降臨



ゴブリンフォークに着くと、味方はモンスター達と戦っているようだった。
近くにやふやふさん達は居ないみたいだね。

佐「ここに強いモンスターは居ないね。」

辺りを見回しても、一番強いモンスターがホブリンらしい。

「南から援軍要請！」

沙「南に行くよ、佐紀。」

佐「待って！」

佐紀が私の服を引っ張った。

佐「こっち。」

そう言って、北の方へと佐紀は走っていった。

沙「佐紀、そっちは北だよ？」

佐「こっち！」

よく分からないが、佐紀に付いて行ってみる事にした。
北の方に少し進むと、オークグラントが数体居た。
中心にはオークチーフテンが居るわね。
私は集団の中に入ると同時に、オークチーフテンを倒した。
すると、周りのオークグラント達は浮き足立った。
オークグラント達は司令官を失い、困惑しているようだった。

沙「今のうちに行くよ。」

佐「うん！」

さらに進むと、今度はバロンオークの集団に出くわした。
先ほどの集団とは違い、数が多い。
およそ２０はいるだろう。
バロンオーク達は私達を見ると、すぐに襲い掛かってきた。

沙「佐紀、無茶しちゃだめよ。」

佐「分かってる！」

最初に襲い掛かってきたバロンオークを撫で斬りにし、返し刃でもう一体斬った。
佐紀は少しきつそうだったが、何とかバロンオークを一体倒した。
次から次へとオーク達が襲い掛かって来る。
しかしバロンオーク程度なら苦戦する事は無い。
次々に襲い掛かってくるオーク達を倒していった。
そして最後の一体を倒し、一息ついた時だった。

佐「危ないッ！」

沙「え？」

振り返ると、ホブリンウォリアーが私に襲い掛かっていた。

沙「…ッ！」

あまりに不意だった為、迎撃が間に合わない。
私は多少のダメージは覚悟した。
しかしホブリンウォリアーは雄叫びと共に倒れた。
背中には、獣にでも引っ掻かれた様な傷がある。
佐紀を見ると、まるで野獣の様な目をしていた。

沙「佐紀…。」

佐「…良かった、できた。」

沙「できたって何が？」

佐「何でもない。」

多分    </description>
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