具体的操作期

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  • 具体的操作期
    ピアジェが提唱した発達段階の第3段階をさす。 7~11歳代の発達段階。 保存概念が成立する段階。 脱自己中心性な思考(脱中心化)が可能となり、他者の視点が分かるようになる。 三つ山課題を通過できる。   しかし、具体的な対象から離れると論理的に思考することは難しい。  
  • 認知発達とその支援に関する科目
    ...21:均衡化 22:具体的操作期 23:形式的操作期 24:継時(次)処理能力 25:結晶性知能と流動性知能 26:高次脳機能障害 27:古典的(レスポンデント)条件付け 28:コネクショニズム 29:コミュニケーションエイド 30:最恵モデル 31:三項随伴性 32:CAI(Computer Aided Instruction) 33:シェマ 34:思考・判断における二重過程理論 35:自己概念 36:自己中心性 37:自尊感情 38:失行 39:失認 40:社会的起源性 41:社会・文化論的アプローチ 42:熟達化 43:衝動型-熟考型 44:情報処理アプローチ 45:叙述的記憶(宣言的記憶) 46:スクリプト 47:精神間機能 48:精神内機能 49:前向性健忘 50:前操作期 51:ダイナミック・システムズ・アプローチ 52:多重知能説 53:短期記憶 54:知能の鼎立理論 ...
  • 形式的操作期
    ピアジェが提唱した発達段階の最終段階である。 12歳~成人の段階。 具体的事物を越えた思考が可能となり、抽象的・仮説的な思考が可能となる。 抽象的概念の操作が可能となる。
  • 前操作期
    ピアジェが提唱した発達段階の第2段階である。   2~6歳頃の段階で、活動から操作へと発達する移行の段階である。            ※操作とは:心の中で外界の事象を処理すること 象徴能力の発達により、言語・象徴遊び(ごっこ遊び)・延滞模倣などが可能となる。   自己中心的な思考(自己中心性)で、自分の見えている世界が中心となった思考である。 他者の視点に立つことが難しい時期で、他者も自分と同じように見えていると思いこむ時期である。 アニミズム的思考が見られる。   知覚に支配され、直感的思考である。  直観的思考期の方略:リアリスト・バイアス(目の前の現物に反応、見えた通りに反応する)   保存概念が不十分である。 (ただし具体的、日常的な保存概念課題ならば5~6歳でも通過できる)  
  • アニミズム
    ピアジェ(1968)によって提唱された。 幼児期の思考の特徴の1つで、命がない事物をあたかも命や意思があるように擬人化して考える傾向のことである。 前操作期(2~6歳頃)に見られる。
  • 自己中心性
    前操作期(2歳~6歳)に見られる。 他者の視点に立つことが難しく、自分の視点や経験から物事を捉える特徴がある。
  • 虐待
    児童虐待とは、 大人が子どもに対して不当に権力を行使すること。 子どもへの権利侵害、その結果として子どもの心身に重大な影響が生じる。   大きく4つのタイプがある(参照) ○身体的虐待 ○性的虐待 ○ネグレクト ○心理的虐待
  • スーパーヴィジョン / スーパーバイザー
    臨床発達心理士スーパーバイザーには、 ・臨床発達心理士への指導的、主体的な役割 ・臨床発達心理士会の活動や地域貢献 が期待されている。   これにより、地域の臨床活動の拡充や、専門性をもった新規心理士の育成が期待されている。
  • 前言語期
    生まれてから初語を獲得するまでの期間を指す。 典型発達の場合、生後1年間程度があてはまる。   子どもが主体的に外界のものや人についての知識を蓄えていく期間である。 この期間の発達を基盤にして、象徴機能を獲得し、ことばの世界に入る。
  • 足場づくり(scaffolding)
    発達の最近接領域に関連する。   発達の最近接領域は、支援をする領域を示しており、 足場作りは、最近接の領域に対してどのような支援をするかという、大人の関わり方を指している。   大人が子どもの発達に合わせ、子どもが主体的に問題を解決できるように大人が行う援助のことである。   なお、足場は発達に合わせて徐々に外していく(足場はずし)。
  • ITPA言語学習能力検査
    ことばから情報を受け取り、それを解釈する・他人に伝えるというコミュニケーションに必要な能力を測定する検査。 全体的な発達度だけでなく、言語学習関連領域の到達度の個人内差を比較できる。 適用年齢は3歳~9歳11カ月。   LD児やことばの発達に遅れのある子どもの診断や、教育方針を定めるのに役立つ。 成績は、言語学習年齢(PLA)として算出される。   下位検査は10こ。 ことばの習得に関係の深い「聴覚ー音声回路(聞いて話す)」と「視覚ー運動回路(見て行動する)」を比較できるようになっている。
  • 介護ストレス
    要介護および要支援高齢者は、自宅で家族によって介護を受けていることが多い。 介護者は主に嫁や娘が行っているが、介護される人の高齢化に伴って介護者自身も高齢であることが多く、身体的な負担が強い。 特に、食事や入浴、排泄といった毎日繰り返され、体力が必要とされる介護に対してストレスを感じている。   また、特に認知症の場合、徘徊や感情的な言動など、介護される側に振り回されることも多く、精神的なストレスが極めて強くなる。   特に介護は毎日同じことをくり返し、終わりがないこともストレスへと繋がっている。
  • CAI(Computer Aided Instruction)
    コンピューターの機能を利用しながら、学習者が自分の能力に応じて 自分のペースで、納得しながら学習を進めていく方式のことをさす。   知的障害児等の教具としては、 ・興味関心を引きやすい、学習への動機づけを高める映像刺激 ・映像的な認識を助ける ・細かいステップに分けることができる ・自分で操作することができる(能動的) ・即座にフィードバックがもらえる ・くり返しの指導が容易に行える ・運動機能を補償して操作することができる という点がある。
  • 音韻意識
    言葉そのものの意味ではなく、 ことばの音・音律を意識したり、それを操作したりする能力のこと。   しりとりの際に、語尾を抜き出す能力のようなこと。
  • 自然観察法
    対象児・者・集団をありのまま観察し、記述する方法。 人為的な操作を全く行わず、自然な状態での行動を観察する。   観察者の主観的判断を排除し、できる限り客観的に記述することが求められる。
  • ワーキングメモリー(作業記憶/作動記憶)
    短期記憶の拡張概念。 理解、学習、推理といった幅広い範囲の認知的課題の遂行中の情報を一時的に保持操作するシステム。   ▼ワーキングメモリーのシステム 音韻ループ:言語情報処理 視空間スケッチパッド:視覚的・空間的情報処理 エピソードバッファ 中央実行系:音韻ループ、エピソードバッファ、および視空間スケッチパッドを制御する  
  • KIDS乳幼児発達スケール(Kinder Infant Development Scale)
    養育者が答える質問紙タイプの発達検査。約130項目。 場所や時間の制約なく、どこでも短時間で検査が可能である。 運動、操作、理解言語、表出言語、概念、対こども社会性、対成人社会性、しつけ、食事の9領域から成る。 適用年齢は0歳~6歳11カ月。   検査は、0~11カ月用、1歳~2歳11カ月用、3歳~6歳11カ月用という年齢段階に分けられた用紙と、 発達遅滞傾向児向けの用紙の、計4種類ある。
  • 内発的動機づけ
    好奇心や関心によって高められる動機づけのことを指す。(賞罰に依存しない動機づけ) 行動することそのものが目的となるような動機づけのことで、行動が自発的である。 子どもへの動機づけは基本的に内発的動機づけに基づく方法が好ましく、課題に興味をもたせる工夫が必要となる。     内発的動機には、感性動機、好奇動機、操作動機、認知動機などがある。 好奇動機は以下の2つに分けられる。 ○拡散的好奇心 退屈さを紛らわすような好奇心のことで、対象は何でもよい。 興味の範囲を広げ、知識をバランスの取れたものにするのに役立つ。 ○特殊的好奇心 新しく入ってきた情報が既存の知識とズレる場合に生じるもので、ズレを解消しようと働く認知のことである。 興味を深めたり知識を体系化する時に役立つ。
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