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「宇宙の橋の悪夢 T-1000」(2008/12/23 (火) 19:20:03) の最新版変更点
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**宇宙の橋の悪夢 T-1000 ◆2kGkudiwr6
液体化してシャトル発着場に侵入したT-1000は、参加者がいないことを確認した後に人型を構成した……否、しようとした。
だが実際に構成できた姿は、そこかしこに液体金属の色や形状を残した不完全なもの。
体を構成する液体金属自体は既に99.99%を回収済みであり、行動に支障はないが……
制限の影響かあるいは度重なる戦闘の影響か、擬態機能に僅かなエラーがある。
この状態で人目に付くのは避けるべきだろう。
「…………」
顔をどことも言えぬ方向へ――もっとも、T-1000の顔はあくまで顔のようなものだが――向けながら、
僅かな間T-1000は静止し、現状についての思考を開始する。
脱落者は10名。
全参加者の五分の一と考えれば、壊しあいは順調に進んでいると言える。
自身も既に一度シグマウイルスの注入に成功しており、
このペースで行けば残り参加者が半分を切る頃にはウイルスを全て注入することが出来る。
ただし、長く生き残る参加者ほど性能は高いだろう。当然シグマウイルスの注入も難しくなる。
データを長期に渡って取るためにも、できるだけ早い段階で注入作業は行わなくてはならない。
T-1000は周辺を見渡し、今この発着所には参加者がいないことを再度確認した。
完全な再構成にはあと数十分必要。動かずにエラーの修復に専念する必要がある。
だが誤解を広げるためには、出来る限り行動範囲を広くした方が効果的。
何より、この周辺に留まって本物と鉢合わせしてしまうようなことは避けたい。
この状況において、もっとも効率がよい方法は……
■
数分後、D-4からシャトルが発進した。ただしその中に人影は全くない。
それも当然。乗っているのは液状化し、物陰に体を隠したT-1000一体のみなのだから。
T-1000にとって、シャトルはもっとも効率よく時間を使える移動手段だった。
一度操作すれば自動で動くものであるために、シャトルが移動する時間を修復にあてることができる。
更にその速度も速く、僅か30分から一時間で他のエリアへ移動することが可能。
そして極め付けに、シャトル内部はT-1000にとって隠れ潜む場所に困らない最高の戦場だ。
コロニーの外壁ほどではないがシャトルはなかなか頑丈な作りであり、扉以外から無理に脱出するのは困難。
かといって戦おうにも配管から、棚から、椅子の下から……
360°全ての方角からT-1000は襲い掛かることができ、気づかれずに脱出することさえも容易。
移動した先に参加者がいた場合、入ってきたシャトルに興味を示す可能性は高い。
また、移動手段としてシャトルを使おうとする参加者も当然いるはずだ。
何か特別な策を講じなくとも、シャトルの内部に誘い込むのは簡単だろう。
T-1000は悩まない。悩むという機能が無い。
液状化し潜むT-1000が考えることは、ただ任務を遂行するのみである。
【D-4 シャトル内部/一日目・朝】
【T-1000@ターミネーター2】
[状態]:液状、多少のエラーあり(修復まで数十分)
[装備]:シグマウイルス(残り2回分)
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本:バトル・ロワイアルが円滑に進むように行動する。シグマとスカイネットの命令には絶対服従。
1:エラー修復に専念。
2:シャトルが発着場についた場合、しばらくは液状のままシャトル内部に潜み待ち伏せする。
3:他の参加者に出会ったら容赦なく攻撃。ただし出来る限り仮面ライダーストロンガーの姿のみを晒す。
4:可能ならば他の参加者にシグマウイルスを感染させる。不可能ならば破壊する。
5:ただし、T-800は最終的に破壊する。
【その他】
※シグマウイルスはT-1000の体内に装備させられた状態で存在し、T-1000の体が相手の体内に侵入した際に感染させることが可能
※シャトルがどのコロニーへ向けて動いているかは、後続の書き手さんにおまかせします。
*時系列順で読む
Back:[[第一放送]] Next:[[真剣勝負]]
*投下順で読む
Back:[[第一放送]] Next:[[真剣勝負]]
|068:[[運命交差点(後編)]]|T-1000| |
**宇宙の橋の悪夢 T-1000 ◆2kGkudiwr6
液体化してシャトル発着場に侵入したT-1000は、参加者がいないことを確認した後に人型を構成した……否、しようとした。
だが実際に構成できた姿は、そこかしこに液体金属の色や形状を残した不完全なもの。
体を構成する液体金属自体は既に99.99%を回収済みであり、行動に支障はないが……
制限の影響かあるいは度重なる戦闘の影響か、擬態機能に僅かなエラーがある。
この状態で人目に付くのは避けるべきだろう。
「…………」
顔をどことも言えぬ方向へ――もっとも、T-1000の顔はあくまで顔のようなものだが――向けながら、
僅かな間T-1000は静止し、現状についての思考を開始する。
脱落者は10名。
全参加者の五分の一と考えれば、壊しあいは順調に進んでいると言える。
自身も既に一度シグマウイルスの注入に成功しており、
このペースで行けば残り参加者が半分を切る頃にはウイルスを全て注入することが出来る。
ただし、長く生き残る参加者ほど性能は高いだろう。当然シグマウイルスの注入も難しくなる。
データを長期に渡って取るためにも、できるだけ早い段階で注入作業は行わなくてはならない。
T-1000は周辺を見渡し、今この発着所には参加者がいないことを再度確認した。
完全な再構成にはあと数十分必要。動かずにエラーの修復に専念する必要がある。
だが誤解を広げるためには、出来る限り行動範囲を広くした方が効果的。
何より、この周辺に留まって本物と鉢合わせしてしまうようなことは避けたい。
この状況において、もっとも効率がよい方法は……
■
数分後、D-4からシャトルが発進した。ただしその中に人影は全くない。
それも当然。乗っているのは液状化し、物陰に体を隠したT-1000一体のみなのだから。
T-1000にとって、シャトルはもっとも効率よく時間を使える移動手段だった。
一度操作すれば自動で動くものであるために、シャトルが移動する時間を修復にあてることができる。
更にその速度も速く、僅か30分から一時間で他のエリアへ移動することが可能。
そして極め付けに、シャトル内部はT-1000にとって隠れ潜む場所に困らない最高の戦場だ。
コロニーの外壁ほどではないがシャトルはなかなか頑丈な作りであり、扉以外から無理に脱出するのは困難。
かといって戦おうにも配管から、棚から、椅子の下から……
360°全ての方角からT-1000は襲い掛かることができ、気づかれずに脱出することさえも容易。
移動した先に参加者がいた場合、入ってきたシャトルに興味を示す可能性は高い。
また、移動手段としてシャトルを使おうとする参加者も当然いるはずだ。
何か特別な策を講じなくとも、シャトルの内部に誘い込むのは簡単だろう。
T-1000は悩まない。悩むという機能が無い。
液状化し潜むT-1000が考えることは、ただ任務を遂行するのみである。
【D-4 シャトル内部/一日目・朝】
【T-1000@ターミネーター2】
[状態]:液状、多少のエラーあり(修復まで数十分)
[装備]:シグマウイルス(残り2回分)
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本:バトル・ロワイアルが円滑に進むように行動する。シグマとスカイネットの命令には絶対服従。
1:エラー修復に専念。
2:シャトルが発着場についた場合、しばらくは液状のままシャトル内部に潜み待ち伏せする。
3:他の参加者に出会ったら容赦なく攻撃。ただし出来る限り仮面ライダーストロンガーの姿のみを晒す。
4:可能ならば他の参加者にシグマウイルスを感染させる。不可能ならば破壊する。
5:ただし、T-800は最終的に破壊する。
【その他】
※シグマウイルスはT-1000の体内に装備させられた状態で存在し、T-1000の体が相手の体内に侵入した際に感染させることが可能
※シャトルがどのコロニーへ向けて動いているかは、後続の書き手さんにおまかせします。
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