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『言葉』遊び Kapitel 8 - (2006/12/22 (金) 22:07:06) の1つ前との変更点
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<p>『言葉』遊び Kapitel 8<br>
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朝、真紅は学校に来た。<br>
しかし予鈴がなって梅岡がやってくる直前だったため、話をすることができない。<br>
(くそ、こんな日に限って、なんで1時間目が国語なんだよ・・・)<br>
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真紅はなんだか元気が無いようだ・・・他のクラスメイトが話しかけても上の空で・・・<br>
休み時間はすぐにどこかへ行ってしまい、授業開始直前に戻ってくる。<br>
真相を話すことができない・・・<br>
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昼休み、それも5時間目になろうかというころ、ようやく真紅を見つけた<br>
「真紅、待ってくれ大事な話があるんだ」<br>
「・・・何?」<br>
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「あの、そのなんだ真紅、わにb『その話はやめるのだわ!』<br>
震えのかかった怒号<br>
真紅は少し青ざめた顔をして教室に入っていく<br></p>
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<p>・・・<br>
放課後、逃げ帰るかのように教室を去っていく真紅。<br>
何とか保健室の前で真紅に追いつく<br>
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「聞いてくれ真紅」<br>
「嫌よ!」<br>
翠星石と水銀燈も追いつき説得するが聞いてくれそうも無い。<br>
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「真紅聞いてくれ!『鰐淵機関』ってのは嘘なんだ」<br>
「そんな話信じられないのだわ!」<br>
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とうとうその場にしゃがみこんでしまった真紅<br>
「駄目、震えが止まらないのだわ」<br>
そのままうずくまる<br>
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さすがに廊下であの光景は後々大変なので保健室へと真紅を連れて行く。<br>
30分後、ようやく落ち着きを取り戻した真紅。<br>
「下僕の前であんな姿をさらすなんて、恥辱の極みなのだわ」と軽い冗談まで<br>
言えるようになってるならもう大丈夫だろう<br></p>
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「でも、これは貴方達でも信じてもらえないのだわ・・・」<br>
「とりあえず話を聞かせてくれ・・・」「そうよぉ」「ですぅ」<br>
「おとといの事なのだわ・・・」<br>
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おとといの帰り道で突然「貴女、これ以上は関わらないほうが身のためよ」という<br>
声を後ろからかけられる。振り返るとそこに一匹の黒い猫。<br>
猫は「猫がしゃべるわけ無いなんて思ったんじゃなくて貴女」と喋りだす。<br>
さらに「真紅、これは忠告よ。『私達の組織』を詮索するのはやめなさい」と言い残し<br>
闇夜に消えてしまったという。<br>
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昨日はあまりの出来事にショックを隠しきれず部屋に閉じこもることしかできなかった。<br>
今日登校が遅くなったのは、おととい声をかけられた場所を避けて遠回りをした為とのこと。<br>
真紅は嘘を言う事は無いので、だとすると・・・<br>
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(何がどうなっているんだ、「鰐淵機関は架空の組織」じゃないのか?)<br>
と必死に冷静に考えようとするJUM、昨日の検索結果の件もあり頭の中はパニック寸前である。<br>
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<p>「それはそうと、JUM
貴方さっき嘘といったわね、嘘というからには根拠があるのかしら?」<br>
「怒らないで聞いて欲しい。その・・・実はだな・・・」と告白する。<br>
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ピキマークが浮かび怒りに震えている真紅。<br>
(あの・・・真紅さん・・・両手にナックルを装備するのはご遠慮いただきたいのですが・・・)<br>
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ゴゴゴゴゴ・・・と地鳴りの音が聞こえる気がする・・・<br>
巴が「悪鬼羅刹」なら真紅は「邪神」といっても過言ではない<br>
「真紅待t(ボコ)、僕が悪かt(バキ)、聞いてくr(ドカ)」だんだん意識が遠のいて・・・<br>
ふと横を見ると水銀燈と翠星石が抱き合って恐怖に震えている<br>
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「イテテ・・・真紅、頼むから聞いてくれ!」<br>
とにかく、真紅同様に僕らにも変わった出来事が起きていることを伝える。<br>
<br>
「・・・ということがあったんだ。だました件は正直悪かったよごめん、でも猫の件は<br>
ホントに知らないんだ」<br>
「じゃあ、誰の差し金だというのだわ」<br></p>
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<p>「あら、なんだか大変そうね」<br>
隣のカーテンが開き、少女が顔を出す。<br>
「めぐぅ・・・」<br>
「ふわぁ・・・良く寝たわ」<br>
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すぅっと水銀燈の制服の襟口から手をいれ胸を触りだすめぐ<br>
「あらあら、ちょうどいい大きさのボタンがあるわね、ぽちっとな♪」<br>
「らめぇっ・・・///
じゃなくて、ちょっとぉ~めぐ、怒るわよ・・・」<br>
「うふふ、冗談はさておいて・・・と」<br>
真剣なまなざしになるめぐ<br>
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「JUM君、さっき『鰐淵機関』は架空の組織といってたよね」<br>
「そうだけど、あれが嘘じゃなければなんだというのさ」<br>
「じゃあ聞くけど、誰か『鰐淵機関』を架空の組織であると証明したの?」<br>
「そ、そんなの、元が嘘なんだから」<br>
「架空だというからには誰かが『鰐淵機関は存在しない』ことを証明しないといけないよね?」<br>
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「『悪魔の証明』というわけね」と話に割って入る真紅。<br>
「そうよ、私が言いたいのは貴方達が架空の組織だと思っていた『鰐淵機関』が実は本当に<br>
存在していたとしたら・・・」<br>
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・・・あの、めぐさん、おっしゃることはごもっともなんですが・・・真剣な顔をしていても、<br>
水銀燈の胸を揉みながらだと・・・説得力が無いって言うか・・・<br>
「めぐぅ ///」<br>
「うふふ、ご馳走様、水銀燈♪」<br>
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(存在していないと思っていた組織が存在・・・そんなまさか・・・ね・・・)<br>
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そうこうしている間にも下校時刻になったため、保健室を後にする。<br>
ほかの薔薇乙女も集まってきたので、皆でうちに集まって話をまとめようと言うことに<br>
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おや?あれは薔薇水晶とベジータ・・・の後ろに梅岡・・・<br>
「・・・!・・・・・・♪」<br>
「・・・・・・ー!」<br>
遠くて何を言っているかわからないが、やっぱりというか恒例というか、<br>
ベジータが梅岡にお持ち帰りされたが見なかったことにしよう。<br>
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ニヤニヤとほくそ笑んだ薔薇水晶が駆けてくる。<br>
「やほー、みんな集まったね、じゃあJUNの家でみんなでJUMを・・・」<br>
「な、何を言ってんだよ薔薇水晶!!!」<br>
いや、待ってください皆さん・・・目が真剣なんですが・・・<br>
<br>
(GOTO NEXT)<br></p>