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のり短編4 - (2007/11/16 (金) 01:19:08) の1つ前との変更点
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<p>ジュンがのりの結婚披露宴でスピーチを読むそうです<br>
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『えー、この度は、ご結婚おめでとうございます。まず、白崎さんには、こんなおっちょこちょいな姉を新婦として迎えていただき、ありがとうございます。<br>
これからもこんな姉をよろしくお願いします。<br>
この場をお借りしまして、姉、桜田のりにお礼の言葉を贈らせて頂きます。<br>
姉さん、結婚おめでとう。ウェディングドレス、とても似合ってます。<br>
そういえば、小さい頃姉さんが一人で眠れないって僕の部屋に入ってきたとき、僕が姉さんに本を読んで聞かせてたね。<br>
実はあの時、僕も寂しくて、でも恥ずかしくて、寂しいなんて言えなくていつ姉さんが部屋に入ってくるか、ってずっと待ってたんだ。<br>
小学生の時、姉さんの家庭科の宿題を手伝ってあげてた時に「いつもありがとう」って言ってくれたこと、今でもはっきりと覚えています。<br>
でも本当に僕が感謝しているのは、僕が中学生の頃、引きこもりになった時でも、変わらずにやさしく接してくれた事、<br>
僕を学校に行かせようと、毎日夜遅くまでドア越しに話しかけてくれた事、残しても、手をつけなくても愛情のこもった料理を出してくれたこと、本当に感謝しています。<br>
今思えばあの時は子供過ぎました。話しかけてくれたときは暴言を吐いたり、ドアに向かって物を投げたり、料理をひっくり返したり…。<br>
お前なんか家族でもなんでもない、なんてことも言った事もあったね。今思えばとてもひどいことを言ったと後悔しています。本当にごめんなさい。<br>
それでも僕を励ましてくれて、僕が引きこもりから立ち直ったときは、涙を流して喜んでいたね。あの涙は、どんな涙よりも価値があると思います。<br>
僕が専門学校に行くお金も姉さんが出してくれて、いつも僕の味方で、姉さんは僕にとってヒーローです。こんな姉がいて、僕は誇りに思います。<br>
今、僕はデザイナーの卵として働いています。今度は僕が姉さんに恩返しする番です。<br>
今まで本当にありがとう。そして末永く、幸せな家庭を築いていってください。』</p>
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<hr>
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<p>最近寒いのでほのぼのした保守を<br>
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の「ジュン君~、ご飯できたわよぅ」<br>
ジ「ん~、今行く」<br>
<br>
の「今日はね、寒くなってきたからクラムチャウダーーにしてみたのぅ」<br>
ジ「お、姉ちゃんのクラムチャウダー美味しいからなぁ…ん」<br>
ジ(姉ちゃん…白髪…)<br>
の「いただきま~す…ジュン君?どうしたのぅ?」<br>
ジ「…ん、あ、あぁ、いただきます!ん、やっぱ美味しいなあ…」<br>
ジ(そういえば食事も洗濯も、掃除も殆んど姉ちゃんがやってくれてるよな…僕は何も…苦労かけてばかり…)<br>
の「ジュン君、何かあったのぅ?心配事があったらお姉ちゃん、相談にのってあげてもいいけど」<br>
ジ「…ん、いや、なんでもないんだ。ただ姉ちゃん、いつも苦労ばっかりして…僕は何も出来ないんだなぁってさ…」<br>
の「あらぁ、ジュン君そんなことで悩んでたのぅ?」<br>
ジ「そんな事って…」<br>
の「お姉ちゃんは平気よぅ。だってジュン君、前はこんなに明るく喋ってくれなかったし…<br>
それにお姉ちゃんはジュン君のためなら何も苦にならないの。だってジュン君は、お姉ちゃんの大切な大切な弟なんですもの」<br>
ジ「姉ちゃん…」<br>
の「だから、ジュン君は何も考えなくて良いのよぅ?お姉ちゃんに任せなさいっ!なんてね、うふふ…」<br>
ジ「ん…そうだよな!僕の考えすぎか!ご馳走様!さ~てパソコンでもするかな(泣き顔なんて見せられないや…今度何か作ってあげようかな、マッサージがいいかな…)」<br>
の「あ、ジュン君おかわり…うふふ、泣いてる顔見られたくないからって逃げること無いのに…」<br>
<br>
お姉ちゃんは何でもお見通しのようです</p>
<p>ジュンがのりの結婚披露宴でスピーチを読むそうです<br>
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『えー、この度は、ご結婚おめでとうございます。まず、白崎さんには、こんなおっちょこちょいな姉を新婦として迎えていただき、ありがとうございます。<br>
これからもこんな姉をよろしくお願いします。<br>
この場をお借りしまして、姉、桜田のりにお礼の言葉を贈らせて頂きます。<br>
姉さん、結婚おめでとう。ウェディングドレス、とても似合ってます。<br>
そういえば、小さい頃姉さんが一人で眠れないって僕の部屋に入ってきたとき、僕が姉さんに本を読んで聞かせてたね。<br>
実はあの時、僕も寂しくて、でも恥ずかしくて、寂しいなんて言えなくていつ姉さんが部屋に入ってくるか、ってずっと待ってたんだ。<br>
小学生の時、姉さんの家庭科の宿題を手伝ってあげてた時に「いつもありがとう」って言ってくれたこと、今でもはっきりと覚えています。<br>
でも本当に僕が感謝しているのは、僕が中学生の頃、引きこもりになった時でも、変わらずにやさしく接してくれた事、<br>
僕を学校に行かせようと、毎日夜遅くまでドア越しに話しかけてくれた事、残しても、手をつけなくても愛情のこもった料理を出してくれたこと、本当に感謝しています。<br>
今思えばあの時は子供過ぎました。話しかけてくれたときは暴言を吐いたり、ドアに向かって物を投げたり、料理をひっくり返したり…。<br>
お前なんか家族でもなんでもない、なんてことも言った事もあったね。今思えばとてもひどいことを言ったと後悔しています。本当にごめんなさい。<br>
それでも僕を励ましてくれて、僕が引きこもりから立ち直ったときは、涙を流して喜んでいたね。あの涙は、どんな涙よりも価値があると思います。<br>
僕が専門学校に行くお金も姉さんが出してくれて、いつも僕の味方で、姉さんは僕にとってヒーローです。こんな姉がいて、僕は誇りに思います。<br>
今、僕はデザイナーの卵として働いています。今度は僕が姉さんに恩返しする番です。<br>
今まで本当にありがとう。そして末永く、幸せな家庭を築いていってください。』</p>
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<p>最近寒いのでほのぼのした保守を<br>
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の「ジュン君~、ご飯できたわよぅ」<br>
ジ「ん~、今行く」<br>
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の「今日はね、寒くなってきたからクラムチャウダーーにしてみたのぅ」<br>
ジ「お、姉ちゃんのクラムチャウダー美味しいからなぁ…ん」<br>
ジ(姉ちゃん…白髪…)<br>
の「いただきま~す…ジュン君?どうしたのぅ?」<br>
ジ「…ん、あ、あぁ、いただきます!ん、やっぱ美味しいなあ…」<br>
ジ(そういえば食事も洗濯も、掃除も殆んど姉ちゃんがやってくれてるよな…僕は何も…苦労かけてばかり…)<br>
の「ジュン君、何かあったのぅ?心配事があったらお姉ちゃん、相談にのってあげてもいいけど」<br>
ジ「…ん、いや、なんでもないんだ。ただ姉ちゃん、いつも苦労ばっかりして…僕は何も出来ないんだなぁってさ…」<br>
の「あらぁ、ジュン君そんなことで悩んでたのぅ?」<br>
ジ「そんな事って…」<br>
の「お姉ちゃんは平気よぅ。だってジュン君、前はこんなに明るく喋ってくれなかったし…<br>
それにお姉ちゃんはジュン君のためなら何も苦にならないの。だってジュン君は、お姉ちゃんの大切な大切な弟なんですもの」<br>
ジ「姉ちゃん…」<br>
の「だから、ジュン君は何も考えなくて良いのよぅ?お姉ちゃんに任せなさいっ!なんてね、うふふ…」<br>
ジ「ん…そうだよな!僕の考えすぎか!ご馳走様!さ~てパソコンでもするかな(泣き顔なんて見せられないや…今度何か作ってあげようかな、マッサージがいいかな…)」<br>
の「あ、ジュン君おかわり…うふふ、泣いてる顔見られたくないからって逃げること無いのに…」<br>
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お姉ちゃんは何でもお見通しのようです</p>
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NGワード sinineta guroino <br>
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その日僕は、世の中には見ない方がいい事もあると知った…<br>
始めは夢か何かだと思った。だって、その光景が理解出来なかったから。でもそれは、どうあがいても曲げられない真実だった。<br>
ブチュッ!ブチブチ…ずる…ずる…<br>
あの姉が、あの優しかった姉が、まだ生きている“彼等”に刃を突き立て、中の臓物を引きずり出していた…。<br>
あの時に止めるべきだったのかもしれない。だけど僕は動かなかった。いや、うごけなかった。<br>
「ふふっ…クスクス…」<br>
聡明な読者の方々にお聞きしたい。こんな所業を微笑みながら行う姉の前に、どうして出ていけるだろうか?少なくとも…この時の僕の感性は正常であるはずなのだ。そうであると、信じたかった。<br>
<br>
そして、姉は彼等を全てにその行為を果たしてしまった…。もはや動く者はいない。なのに…なのになぜ…なぜあの姉は包丁を構えるんだ!?これ以上…何がしたいと言うんだ!?<br>
その時僕は、自分の想像力の貧しさを悟った。なんと姉は…引きずり出した臓物を包丁で引き裂き、また体の中へと戻していったのだ…。<br>
ダンッ!グチュ…ダンッ!ビチュ…<br>
「ふふっ…いい匂い…」<br>
これは…これは何だ!一体何が起きてるんだ!この現実を僕にどう受け止めろと言うんだ!?頭が痛い。割れそうだ。このままでは…僕がどうにかなってしまう!!<br>
<br>
しかし運命は、この程度の事で僕が狂うのを許さなかった…<br>
カチカチカチ…ボッ!<br>
あれは…火!?おお、神よ…あの姉は既に生き絶え引きちぎられた者達を…あの炎の中に放り込むと言うのであろうか!?<br>
おかしい。こんなのはもう…僕は夢の中に居るんだ…そうさ…これは夢…これは…<br>
ガタン!<br>
「!!!」<br>
僕は自分を呪った。現実逃避に耽るあまり、物音を立ててしまった。そして、新ためて今が真実だと突き付けられてしまったのだ。<br>
「あらぁ?そこに居るのは…ジュン君なのぅ…?調度よかったぁ…」<br>
目が合う。血の気引く。足が震える。逃げなければ。なのに…なのに足が動かない!そしてついに…彼等の体液塗れになった包丁を片手に…姉は…僕に…<br>
あぁああぁああぁあああぁあぁあ!!!<br>
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の「見てジュン君!白崎さんから新鮮なサザエをもらったのよぅ!今つぼ焼きにするからちょっと待っててね?だからお皿をテーブルに運んでくれる?」<br>
ジ「あ~あ、なんで僕が手伝わされるんだか…。部屋でパソコンしてりゃよかったなー」</p>