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その他短編29 - (2008/03/17 (月) 11:09:09) の1つ前との変更点

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<p> ある日、一人で散歩してたときの事だ。人通りの少ない小道で、カウボーイハットを被った紙芝居屋のオヤジが蹲って苦しんでた。<br /> 近所で野垂れ死にされるのも嫌なので介抱したら、えらく感謝された。おまけに別れ際、3つの願いが叶うアイテムをくれたし。<br /> 昔話じゃあるまいし、もの凄く胡散臭いんだけど・・・物は試しだ。騙されたと思って一つ願ってみようか。<br /><br />  翌日、願いが叶っていた。僕は一夜にして身長2mの大男に変わってた。<br />  学校に行くとクラス全員が僕を見上げて驚嘆の声をあげた。付いた綽名が桜田ファミリア。世界遺産じゃないっつーの。<br /> だけど実にいい気分だ。僕はその晩、二つ目の願いをした。<br />  <br />  更に翌日、願いが叶っていた。僕のド近眼は見事に治ってた。これで鬱陶しいメガネともオサラバできる。<br />  学校に行くと、なんか周囲の視線が刺さってきて痛かった。綽名がドーピングコンソメ桜田に変わった。なんだっつーの。<br />  女子からは今まで向けられた覚えのない熱っぽい眼差し-<br />  男子からは、やっぱり今まで向けられた経験のない妬ましげな白眼-<br />  なんか居心地が悪くて落ち着かない。僕はその晩、三つ目の願いをした。<br /><br />  もいっちょ翌日、願いが叶っていた。ぼやける視界。低い目線。すっかり元通りの僕が居た。<br />  学校に行くと誰もが僕の急変に驚き、それと同時に安堵してる様子だった。呼び方も、ただの桜田に戻った。<br />  やっぱり僕は今のままがいいのかな?自分じゃあまり気に入ってないんだけど・・・。<br />  <br />  HR前の数分、隣の席の真紅が僕を見て柔らかく笑った。<br />  「たった二日で元に戻ってしまったのね。残念かしら?」<br />  「安心してるよ。あのままだったら僕の頭がおかしくなってたかもしれないし」<br />  「そうね。変化が必ずしも良い事とは限らないものね」<br />  「真紅はどうなんだよ。僕が元に戻ったのが残念か?」<br />  「・・・いいえ。貴方には悪いのだけれど、これで良かったと思っているわ。こうして同じ目線で話が出来るもの。<br />   それに・・・・・・誰かに取られる心配をしなくて済むし」<br />  「え?今なんて-」<br />  <br />  聞き返した僕の声は、教室のドアが開かれる音に掻き消された。もう先生が来ちゃったか。<br /> まあ取り敢えず・・・僕は今のままで良いみたいだ。<br />  僕はその晩、ゆっくり大人になっていこうと考えながら眠りに就いた。何故だか紙芝居屋のオヤジの夢を見た。</p> <p> </p> <hr /><p><br /> オリゼー「む?ここは…」<br /> クリソゲノム「ローゼンの女の子スレだな」<br /> オリゼー「おいおい、それじゃ僕達スレチじゃないか」<br /> ???「そんな事ないよ」<br /> クリソゲノム「ん、君は?」<br /> 乳酸菌「やあ!僕乳酸菌。実はこのスレでも活躍してるのさ」<br /> オリゼー「はー、やるね。で、これからでうするの?」<br /> 乳酸菌「…考えてなかった」<br /> クリソゲノム「おいお~い」<br /> トリコイデス「おや、どうしたんだい君達?」<br /> オリゼー「あ、黒カビだ。てか君達凄い数だね」<br /> トリコイデス「ああ。本来この中は醸しにくいのだが、長らく放置されていたおかげで見事に醸しまくれたよ」<br /> クリソゲノム「ところでココは何処だい?」<br /> 乳酸菌「ヤクルトの中。…て、あれ?御主人様?」<br /> オリゼー「綺麗な人だなー。誰?」<br /> 乳酸菌「僕達を有名にしてくれた人なんだ!それにしても御主人様、こっちを睨んで何を…はっ!まさか!」<br /> クリソゲノム「飲む気だな」<br /> 乳酸菌「だ、駄目だ御主人様!このヤクルトはもう…!」<br /> トリコイデス「よし、もうひと働きするか…醸すぞ皆~!」<br /> 乳酸菌「御主人様~!!」<br /> オリゼー「あーかわいそうに」<br /> クリソゲノム「終わったな…」<br /> 5分後…<br /> 銀「はうぅ!?」<br /><br /> うん、なんか血迷った。寝るか。</p> <hr /><p><br /><br /> ベ「ん?乱立か…どれ、タイトルは『この早さなら言える』…文は『最近掘られなくてちょっと寂しい』…っと」<br /><br /> ベ「なっ…乱立が、止んだだと…!?」<br /><br /> ベ「ほ、保守されているだと…!?」<br /><br /> べ「『ごめんね!僕は先生失格だよ!明日からはフルスロットルだよ!』だと…!?」<br /><br /> アッー!</p>
<p> ある日、一人で散歩してたときの事だ。人通りの少ない小道で、カウボーイハットを被った紙芝居屋のオヤジが蹲って苦しんでた。<br /> 近所で野垂れ死にされるのも嫌なので介抱したら、えらく感謝された。おまけに別れ際、3つの願いが叶うアイテムをくれたし。<br /> 昔話じゃあるまいし、もの凄く胡散臭いんだけど・・・物は試しだ。騙されたと思って一つ願ってみようか。<br /><br />  翌日、願いが叶っていた。僕は一夜にして身長2mの大男に変わってた。<br />  学校に行くとクラス全員が僕を見上げて驚嘆の声をあげた。付いた綽名が桜田ファミリア。世界遺産じゃないっつーの。<br /> だけど実にいい気分だ。僕はその晩、二つ目の願いをした。<br />  <br />  更に翌日、願いが叶っていた。僕のド近眼は見事に治ってた。これで鬱陶しいメガネともオサラバできる。<br />  学校に行くと、なんか周囲の視線が刺さってきて痛かった。綽名がドーピングコンソメ桜田に変わった。なんだっつーの。<br />  女子からは今まで向けられた覚えのない熱っぽい眼差し-<br />  男子からは、やっぱり今まで向けられた経験のない妬ましげな白眼-<br />  なんか居心地が悪くて落ち着かない。僕はその晩、三つ目の願いをした。<br /><br />  もいっちょ翌日、願いが叶っていた。ぼやける視界。低い目線。すっかり元通りの僕が居た。<br />  学校に行くと誰もが僕の急変に驚き、それと同時に安堵してる様子だった。呼び方も、ただの桜田に戻った。<br />  やっぱり僕は今のままがいいのかな?自分じゃあまり気に入ってないんだけど・・・。<br />  <br />  HR前の数分、隣の席の真紅が僕を見て柔らかく笑った。<br />  「たった二日で元に戻ってしまったのね。残念かしら?」<br />  「安心してるよ。あのままだったら僕の頭がおかしくなってたかもしれないし」<br />  「そうね。変化が必ずしも良い事とは限らないものね」<br />  「真紅はどうなんだよ。僕が元に戻ったのが残念か?」<br />  「・・・いいえ。貴方には悪いのだけれど、これで良かったと思っているわ。こうして同じ目線で話が出来るもの。<br />   それに・・・・・・誰かに取られる心配をしなくて済むし」<br />  「え?今なんて-」<br />  <br />  聞き返した僕の声は、教室のドアが開かれる音に掻き消された。もう先生が来ちゃったか。<br /> まあ取り敢えず・・・僕は今のままで良いみたいだ。<br />  僕はその晩、ゆっくり大人になっていこうと考えながら眠りに就いた。何故だか紙芝居屋のオヤジの夢を見た。</p> <p> </p> <hr /><p><br /> オリゼー「む?ここは…」<br /> クリソゲノム「ローゼンの女の子スレだな」<br /> オリゼー「おいおい、それじゃ僕達スレチじゃないか」<br /> ???「そんな事ないよ」<br /> クリソゲノム「ん、君は?」<br /> 乳酸菌「やあ!僕乳酸菌。実はこのスレでも活躍してるのさ」<br /> オリゼー「はー、やるね。で、これからでうするの?」<br /> 乳酸菌「…考えてなかった」<br /> クリソゲノム「おいお~い」<br /> トリコイデス「おや、どうしたんだい君達?」<br /> オリゼー「あ、黒カビだ。てか君達凄い数だね」<br /> トリコイデス「ああ。本来この中は醸しにくいのだが、長らく放置されていたおかげで見事に醸しまくれたよ」<br /> クリソゲノム「ところでココは何処だい?」<br /> 乳酸菌「ヤクルトの中。…て、あれ?御主人様?」<br /> オリゼー「綺麗な人だなー。誰?」<br /> 乳酸菌「僕達を有名にしてくれた人なんだ!それにしても御主人様、こっちを睨んで何を…はっ!まさか!」<br /> クリソゲノム「飲む気だな」<br /> 乳酸菌「だ、駄目だ御主人様!このヤクルトはもう…!」<br /> トリコイデス「よし、もうひと働きするか…醸すぞ皆~!」<br /> 乳酸菌「御主人様~!!」<br /> オリゼー「あーかわいそうに」<br /> クリソゲノム「終わったな…」<br /> 5分後…<br /> 銀「はうぅ!?」<br /><br /> うん、なんか血迷った。寝るか。</p> <hr /><p><br /><br /> ベ「ん?乱立か…どれ、タイトルは『この早さなら言える』…文は『最近掘られなくてちょっと寂しい』…っと」<br /><br /> ベ「なっ…乱立が、止んだだと…!?」<br /><br /> ベ「ほ、保守されているだと…!?」<br /><br /> べ「『ごめんね!僕は先生失格だよ!明日からはフルスロットルだよ!』だと…!?」<br /><br /> アッー!<br /><br /><br /></p> <hr /><br /><br /> ベ「ふむ…あとは…」<br /> 笹「あれ?何やってるのベジータ」<br /> ベ「見て解らんのか。クッキーを焼いているのだ」<br /> 笹「ふーん、なんでまた。チョコ貰ってないでしょ?」<br /> べ「笹塚。娘達は…その、バレンタインでチョコを渡す時、必ずしも見返りを求めないと思っているのだが…」<br /> 笹「まぁ、そういう人もいるだろうね。受け取って貰えないかもしれないけどあの人の為に作ってあげたい~って」<br /> べ「そういう事だ」<br /> 笹「そうなんだ」<br /> べ「そうなのだ」<br /> 笹「・・・」<br /> べ「・・・」<br /> 笹「何か手伝う?」<br /> べ「いや、一人でやる。ありがとうな」

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