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真紅はジュンの嫁になる前の話し２ - (2008/08/14 (木) 00:45:43) の１つ前との変更点

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<p>真紅はジュンの嫁になる前の話し２</p>
<p>Special Thanks<br />
ネタ出しスレ569様<br />
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/7014/1161096150/569</p>
<p>真紅が新聞を読んでます。<br />
「今日の占いは」<br />
総合運：☆★★★★良くありません、言動に気をつけて。<br />
金運：☆★★★★思わぬ出費が有りそう、仲の良い友達にご馳走すると大変な事に。<br />
恋愛運：★★★★★恋人に我が儘を言わないこと、素直になると好転します。<br />
「ふーん、まあ私には関係ないわ」<br />
真紅は良い占いだけ信じる性格だった。</p>
<p>‘百万の薔薇のベッドで♪’ピッ<br />
「真紅なのだわ、ジュン？なにかしら」<br />
『やっとお盆休みが１日だけ貰えてさ、明日映画でも観に行かない？』<br />
「良いわよ、ちょうど私も『崖の上のくんくん』が観たかったの」<br />
『…いや実はもう前売り券買って有るんだけど。』<br />
「嫌よ、くんくんじゃなければ見ないわ」<br />
『この間子供ばかりの中で観て恥ずかしがったじゃないか』<br />
「関係ないわ、オープニングテーマが最高なのだわ、くーんくーんくん犬の子♪」<br />
『わかった、もういいよプッ プープー』<br />
「もしもし、切れたわ…ジュン…そのうちかかってくるわね」</p>
<p>━━━━10分後━━━━<br />
「遅い！こっちからかけるわ、再教育が必要ね」『こちらはアウーです、おかけになった電話は ピッ』<br />
「電波が届かないのかしら？まあ良いわまた後でかければ」</p>
<p>━━━━１時間後━━━━<br />
『こちらはアウーです、おかけになっ ピッ』<br />
「どうしたのかしら、喧嘩しても必ずジュンから電話が来たのに…またかけてみるわ」</p>
<p>━━━━２時間後━━━━<br />
『こちらはアウー ピッ』<br />
「もしかしたら怒って電源切ったのかも…そう言えば今日の占い…『恋愛運：★★★★★恋人に我が儘を言わないこと』…」<br />
「まさか…ジュン…」</p>
<p>‘百万の♪’ピッ<br />
「遅いわよジュン」<br />
『なによぉ、ジュンじゃなくて残念ねぇお馬鹿さん』<br />
「あっ、な、なにか用？」<br />
『彼が出来たら女友達はどうでもいいわけねぇ、』<br />
「そっそんなことは…ないわ…」<br />
『そう？まあ良いわぁ、真紅これから時間あるぅ？この前できた駅前の喫茶店に行ってみない？』<br />
「ごめんなさい…時間はあるけど…今日は気分じゃないの…」<br />
『なぁんかあったのねぇ？ねぇ私じゃぁ話せない？相談くらいのるわよ』<br />
「…ありがとう…駅前の喫茶店に来てくれる？…今日は私が奢るから…」<br />
『奢るなんてぇ後悔するわねぇ、待ってるわぁ』</p>
<p>━━━━喫茶店━━━━<br />
「待ったかしら？水銀燈…と雪華綺晶？」<br />
「真紅御姉様がご馳走して下さるそうで、御到着を心待ちにしてましたわ、今日は持ち合わせも無かったのでどうしたものかて思っておりましたの」<br />
「だから後悔するって言ったのよ」<br />
「あっ当たってる…ぅっぅっ」<br />
「ちょっと、どうしたって言うのよ」<br />
「ぅっぅっ…」<br />
「泣いていたらわかりませんわ、お姉様お話しして下さい。」<br />
「実は…」</p>
<p>━━━━━━━━━<br />
「それは、貴方が悪いわねぇ、でも」<br />
「ジュン様がそのくらいの事で真紅お姉様の事を嫌いになるなんて考えられませんわ」<br />
「でも…占いで…当たってるのよ」<br />
「そうですわね…、店員さん」<br />
「はい、お呼びでしょうか？」<br />
「今日のお会計はお屋敷に付けて下さい」<br />
「お嬢様畏まりました」<br />
「え？雪華綺晶？」<br />
「この店は私がオーナーですので今日は私が奢りますわ、これで占いは外れましたね。」<br />
「雪華綺晶…ありがとう…ｽﾝ､ｽﾝ…でもジュンは…」<br />
「きっとなにかあったのよ、真紅を泣かせたら私がジャンクにしてやるわぁ」<br />
「水銀tｸﾞｽﾝ…ありがtｸﾞｽﾝ…」</p>
<p>‘百万の♪薔薇のベッドで♪’<br />
「電話だわ…ジュン！」ピッ<br />
「ごめんなさい、私…ジュンに酷いこと…お願い嫌いにならないで」<br />
『こっちこそごめん、さっき途中で切れちゃって、それでさっきの話しの続きだけど、くんくんの前売り券買ったから明日観に行こうよ。』<br />
「え？だってさっき…もういいよって」<br />
『ごめんごめん、もういいよくんくんでって言うつもりだったんだけど、携帯落として壊れちゃったんだ。』<br />
「ｽﾝ､ｽﾝ…ほんとに？…私…我が儘言ってジュンに嫌われちゃったかと…」<br />
『馬鹿だなぁ、そのくらいで僕が真紅を嫌いになるわけがないだろ』<br />
「ちょっと電話貸しなさぁい…ジュン！貴方真紅を泣かせたわねぇ！ジャンクになりたいのぉ？」<br />
『え？水銀燈？なんで？』<br />
「何でも良いわよ、次に真紅を泣かせたら絶対ジャンクにするからぁ覚悟しておきなさぁい」<br />
『…ああ、泣かせないようにするよ』<br />
「…ジュン…」<br />
『泣かせてごめんな…明日の朝迎えに行くから…』<br />
「待ってるのだわ…」<br />
『じゃあ明日』<br />
「明日…」ピッ<br />
「やっぱり貴方の勘違いだったようねぇ」<br />
「お姉様、良かったですわね」<br />
「ふ、ふん、ジュンが私の事を嫌いになるなんて有り得ないわ！」<br />
「立ち直りがぁ」<br />
「早いですわ」<br />
「「「クスクス」」」</p>
<p>━━━━翌朝━━━━<br />
ピンポーン</p>
<p>「お待たせ」<br />
「遅いわ！５分前には来るべきよ」<br />
「はいはい、次から仰る通りに致しますよ」<br />
「よろしい、じゃあ貴方が観たい映画に行くわよ」<br />
「え？良いよくんくんで…」<br />
「くんくんはまた今度で良いわ」<br />
「じゃあ…両方観る？」<br />
「そうね、じゃあさっさとくんくん観に行くわよ」<br />
「はいはい、それでは参りますか」<br />
「はい」<br />
「腕だしてどうしたんだ？」<br />
「腕を組みなさいって事よ、まったく使えない下僕なんだから、察しなさい」</p>
<p>二人は幸せ</p>