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真紅短編42 - (2008/10/13 (月) 16:54:17) の1つ前との変更点
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<p>真紅はジュンの嫁のようだ<br /><br />
料理がなかなか出来ない真紅だが、最近電子レンジを使うことは出来るようになりました。<br /><br />
「電子レンジって便利なのだわ、ジュンが作ってくれた料理も温めて食べられるし」<br /><br />
でも作るのはジュンなのであった。<br /><br />
「料理は上手にならないし、自分で紅茶を淹れてもジュンほど美味しく出来ないわ」<br /><br />
「一人で居ると退屈ね、ジュン早く帰ってこないかしら…」<br /><br />
「子供が欲しいわ…ジュンを待ってる間退屈しないし…やっぱり最初は男の子が良いわね、育つまで大変だけど」<br /><br />
そうですね、子供の成長は楽しみなものです。<br /><br />
「早く大きく育てて紅茶を淹れさせるのだわ」 </p>
<hr /><p><br /><br /><br />
私は、初めて会った日から、彼女とは互いに反発していた。<br /><br />
何が気に食わないのか、彼女は私に食って掛かってくる。<br />
中学の入学初日に。その日の午後にも。翌日にも、休日でも。<br /><br />
……最初の頃は、つかみ合い殴りあいだったけど……次第に二人とも疲れて、今ではただの口喧嘩。<br /><br /><br />
今日の今日とて、私と彼女は机を挟んで互いににらみ合う。<br /><br />
「目玉焼きには塩コショウだと言ってるのだわ! 」<br />
「はっ!ちゃんちゃら可笑しいわぁ……醤油こそが最強よぉ! 」<br /><br />
「全く……あなたの相手なんかしてられないわぁ…… 」<br />
「ええ、そうね 」<br />
二人で、そっぽを向きながらそう言う。<br /><br />
「………あなたには関係無い事だけど……駅前に美味しい紅茶を出す喫茶店だ出来たそうよ 」<br />
「………これは独り言だけど……さんざん叫んだせいで、喉が渇いたわねぇ…… 」<br /><br />
二人して、互いに目を合わせないように椅子から立ち上がる。<br /><br />
偶然にも同じ方向に行く彼女と、私は仕方なしに並んで歩く。<br /><br />
でも……喫茶店にたどり着く前に、またしても言い合いが始まってしまった。<br />
「もっと離れて歩きなさいよぉ! 」<br />
「何よ!あなたが近づいてきたんじゃないの! 」 <br /><br /><br />
時折、私たちを見て、喧嘩するほど仲が良いとからかってくるクラスメイトもいるけれど……<br />
そんな見る目の無い人物は、必ず、私と彼女の同時攻撃を喰らって倒れる結果になっている。<br /><br />
私は決して、彼女と仲良くなんてない。<br /><br />
その証拠に、私は休日ですらも彼女と決着をつけるために会っている。<br />
私が風邪をひいて学校を休んだりした時は…決まって彼女は、私の弱りきった顔を見にやって来る。<br /><br />
夏休みなどで、暫く会えない日が続いたりすると……<br />
彼女がこの隙に、何か調子に乗って勘違いしてやいないかと気になって仕方が無い。<br />
それは彼女も同じようで…夏休み中でも、互いに監視するという意味で、二人で会ったりしている。<br /><br />
時折、無理やり彼女の家に連れて行かれ、一晩中監視される事もあったりしたが……<br />
その時は流石に、悔しかった。<br /><br />
だから仕返しにと、彼女を私の所有する別荘へと招待してやったりもした。<br />
もちろん、二人っきりで。<br />
彼女との戦いに第三者を巻き込んでは悪いもの。 <br /><br /><br />
そして……今日の今日とて、彼女は私に嫌がらせをしてくる。<br /><br />
昼休みになり、パンでも買って来ようかと思っていた私は、無理やり彼女の向かいの席に座らされた。<br /><br />
「ふふふ……これ全部、私が作ったのよぉ? 」<br />
そう言いながら、私に二人分のお弁当箱を見せ付けてくる。<br /><br />
これは……料理が苦手な私に対する、明らかな挑戦状ね。<br />
私も負けじと、最良のリーフと最適な淹れ方で用意した、最高の紅茶を彼女に淹れてやった。<br />
「本当に素敵な紅茶というものを、あなたにも教えてあげるわ 」<br /><br />
私は彼女が作ったというお弁当を食べてみる。<br />
悔しいけど……美味しい。<br />
ふと顔を上げると、私の淹れた紅茶を飲んだ彼女も、悔しそうな表情をしていた。<br /><br /><br />
そんな風に、互いの意地と誇りをかけたランチタイムを過ごしていると……<br />
そんな事情を知らないクラスメイトが、余計な一言を発した。<br /><br />
「お前たち、本当に仲が良いな…… 」<br /><br />
「「 誰がよ! 」」<br />
私と彼女は同時に叫ぶと、クラスメイトを二人同時のラリアットで倒す。<br /><br />
全く……ここまで見る目が無いというのは…ある意味、罪ね。</p>
<p>真紅はジュンの嫁のようだ<br /><br />
料理がなかなか出来ない真紅だが、最近電子レンジを使うことは出来るようになりました。<br /><br />
「電子レンジって便利なのだわ、ジュンが作ってくれた料理も温めて食べられるし」<br /><br />
でも作るのはジュンなのであった。<br /><br />
「料理は上手にならないし、自分で紅茶を淹れてもジュンほど美味しく出来ないわ」<br /><br />
「一人で居ると退屈ね、ジュン早く帰ってこないかしら…」<br /><br />
「子供が欲しいわ…ジュンを待ってる間退屈しないし…やっぱり最初は男の子が良いわね、育つまで大変だけど」<br /><br />
そうですね、子供の成長は楽しみなものです。<br /><br />
「早く大きく育てて紅茶を淹れさせるのだわ」 </p>
<hr /><p><br /><br /><br />
私は、初めて会った日から、彼女とは互いに反発していた。<br /><br />
何が気に食わないのか、彼女は私に食って掛かってくる。<br />
中学の入学初日に。その日の午後にも。翌日にも、休日でも。<br /><br />
……最初の頃は、つかみ合い殴りあいだったけど……次第に二人とも疲れて、今ではただの口喧嘩。<br /><br /><br />
今日の今日とて、私と彼女は机を挟んで互いににらみ合う。<br /><br />
「目玉焼きには塩コショウだと言ってるのだわ! 」<br />
「はっ!ちゃんちゃら可笑しいわぁ……醤油こそが最強よぉ! 」<br /><br />
「全く……あなたの相手なんかしてられないわぁ…… 」<br />
「ええ、そうね 」<br />
二人で、そっぽを向きながらそう言う。<br /><br />
「………あなたには関係無い事だけど……駅前に美味しい紅茶を出す喫茶店だ出来たそうよ 」<br />
「………これは独り言だけど……さんざん叫んだせいで、喉が渇いたわねぇ…… 」<br /><br />
二人して、互いに目を合わせないように椅子から立ち上がる。<br /><br />
偶然にも同じ方向に行く彼女と、私は仕方なしに並んで歩く。<br /><br />
でも……喫茶店にたどり着く前に、またしても言い合いが始まってしまった。<br />
「もっと離れて歩きなさいよぉ! 」<br />
「何よ!あなたが近づいてきたんじゃないの! 」 <br /><br /><br />
時折、私たちを見て、喧嘩するほど仲が良いとからかってくるクラスメイトもいるけれど……<br />
そんな見る目の無い人物は、必ず、私と彼女の同時攻撃を喰らって倒れる結果になっている。<br /><br />
私は決して、彼女と仲良くなんてない。<br /><br />
その証拠に、私は休日ですらも彼女と決着をつけるために会っている。<br />
私が風邪をひいて学校を休んだりした時は…決まって彼女は、私の弱りきった顔を見にやって来る。<br /><br />
夏休みなどで、暫く会えない日が続いたりすると……<br />
彼女がこの隙に、何か調子に乗って勘違いしてやいないかと気になって仕方が無い。<br />
それは彼女も同じようで…夏休み中でも、互いに監視するという意味で、二人で会ったりしている。<br /><br />
時折、無理やり彼女の家に連れて行かれ、一晩中監視される事もあったりしたが……<br />
その時は流石に、悔しかった。<br /><br />
だから仕返しにと、彼女を私の所有する別荘へと招待してやったりもした。<br />
もちろん、二人っきりで。<br />
彼女との戦いに第三者を巻き込んでは悪いもの。 <br /><br /><br />
そして……今日の今日とて、彼女は私に嫌がらせをしてくる。<br /><br />
昼休みになり、パンでも買って来ようかと思っていた私は、無理やり彼女の向かいの席に座らされた。<br /><br />
「ふふふ……これ全部、私が作ったのよぉ? 」<br />
そう言いながら、私に二人分のお弁当箱を見せ付けてくる。<br /><br />
これは……料理が苦手な私に対する、明らかな挑戦状ね。<br />
私も負けじと、最良のリーフと最適な淹れ方で用意した、最高の紅茶を彼女に淹れてやった。<br />
「本当に素敵な紅茶というものを、あなたにも教えてあげるわ 」<br /><br />
私は彼女が作ったというお弁当を食べてみる。<br />
悔しいけど……美味しい。<br />
ふと顔を上げると、私の淹れた紅茶を飲んだ彼女も、悔しそうな表情をしていた。<br /><br /><br />
そんな風に、互いの意地と誇りをかけたランチタイムを過ごしていると……<br />
そんな事情を知らないクラスメイトが、余計な一言を発した。<br /><br />
「お前たち、本当に仲が良いな…… 」<br /><br />
「「 誰がよ! 」」<br />
私と彼女は同時に叫ぶと、クラスメイトを二人同時のラリアットで倒す。<br /><br />
全く……ここまで見る目が無いというのは…ある意味、罪ね。<br /><br /><br /><br /></p>
<hr /><br /><br /><br />
guroino??? <br /><br /><br /><br />
真「こんにちは。あら、雪華綺晶。薔薇水晶はいなくて? 」<br />
雪「もしゃもしゃ」<br />
真「この状態の彼女はダメね。ああ、これこの前、ジュンがお世話になって時のおれいなのだけれど」<br />
雪「ぐちゃぐ……そ、それは不死屋のお饅頭!! 」<br />
真「に、臭いで分かるのね貴方」<br />
雪「……そこに座るといいですわよ」<br />
真「そう、ありがとう。……あら、貴方その料理は」<br />
雪「ほがほが……これですか?」<br />
真「ええ、その肉料理なんだけど」<br />
雪「さすがは紅薔薇のお姉さま。この猫料理に興味を示すとは」<br />
真「……は? 」<br />
雪「だから猫料理ですって。中国やベトナムじゃあ当たり前にありますよ。<br />
ちょうど外でにゃーにゃーうるさかったからつい……あっ、これが証拠で」<br />
真「ね、猫の毛皮……い、イヤァーー!!!! 」<br />
バタッ!<br />
雪「……フフフ、冗談ですよ。お姉さま……」<br /><br />
*ちなみに作者は実際にベトナムや中国で猫の丸焼きや販売しているところを見たことがあります。<br /><br />
雪「味は少し臭いらしいですわフフフ……」