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・動きだす日常 編 - (2009/02/25 (水) 23:46:56) の1つ前との変更点

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<p align="left"> <br />  10. 【過去との】【遭遇】<br />  <br /> 火が消えたような――<br /> 管理人の真紅さんが去った有栖川荘は、まさに、その形容がピッタリだった。<br /> 私を含めたすべての住人は、誰も彼も、どこか気が抜けた感じだ。<br /> 特に、水銀燈先輩の虚脱ぶりは、傍目にも痛々しかった。<br />  <br /> でも、先輩だけが特別ではない。私だって彼女と同じか、より以上は失望している。<br /> 真紅さんを見送ってから、ずっと胸の奥が重たくて、奇妙に疼いていた。<br /> 礼儀作法には口喧しい人だったけど、いい友だちになれそうな予感がしてたのに……。<br /> それが三日と経たずお別れだなんて、裏切られた気分だ。あまりにも寂しすぎる。<br />  <br /> 憂鬱な想いに引きずられるように、私はいつしか、あの寒椿の前に立っていた。<br /> 無意識的に、昨日の記憶を辿り、彼女の面影を探していたのかもしれない。<br />  <br /> 「いったい、なにが真紅さんを衝き動かしたですか?」<br /> 答えなど返されないのを承知で、寒椿に問いかける。<br /> さわさわ……。寒椿は春風の中で、枝葉を揺らした。去った人への手向けのように。<br /> 微かな葉ずれさえもが啜り泣きに聞こえるのは、私の感傷ゆえなのか。<br />  <br /> ふと、思う。真紅さんは、この寒椿に我が身を重ね、悲歎に暮れたのかも、と。<br /> 三月と言えば卒業シーズン。いわゆる旅立ちの時期でもある。<br /> 彼女は毎年のように、巣立ってゆく下宿生を見送ってきたのだろう。<br /> その都度、再会を誓った『誰か』を想い、果たされない過去に胸を焦がしたに違いない。<br />  <br /> 「貴女にとって、この寒椿は惨めな自分を写した鏡だったです?」<br /> だとしても、自身の立場を忘れて旅に出てしまうなんて、あまりに無責任だ。<br /> 私も薔薇水晶も、そして雛苺も、新入り組には真紅さんが必要なのに。<br /> 灌木を見上げ、私は、そっと独りごちた。「真紅のどあほう」<br />  <br /> 言葉にできない悲しみは、乗り越えていくしかないのです。<br /> それは解ってますけど……理屈どおりに行くのなら、誰も苦しまないですよね。<br />  <br />  <br /></p> <hr />  <br />  <br />  11. 【愛か】【夢か】<br />  <br /> とにもかくにも、真紅さんの一件を引きずり、腑抜けたままではいられない。<br /> 一週間後には入学式があるし、それを過ぎれば学生生活も本スタートだ。<br /> この有栖川荘の家賃を払うためにも、アルバイトだって探さないと。<br /> 心機一転するための妙薬は、多忙になることだろう。クヨクヨする暇もないくらいに。<br /> でも、どうせなら私だけでなく、みんなにも元気になってもらいたい。<br />  <br /> 「そうです! こんな時こそ、私の本領発揮ですぅ」<br /> 私は館内に戻って、たまたま通りがかったオディールさんを捕まえると、<br /> 買い物に付き合って欲しいと頼んだ。この近所には不案内で、独り歩きが怖かったからだ。<br /> オディールさんは嫌な顔ひとつせずに、快諾してくれた。<br />  <br />  <br /> その道すがら、オディールさんに真紅さんのコトを訊いてみた。<br /> 彼女が再会を約束した『誰か』とは、どんな人物だったのかを。<br />  <br /> 「彼は、夢を追いかけていた。理想家だったのよ」オディールさんは眉を曇らせた。<br /> 「そして彼女も、同じ夢を見ている。いえ……そうに違いないと信じたがっている」<br />  <br /> けれど、結果は待ちぼうけ。口約束だけが、辛うじて二人を繋いでいるに過ぎない。<br /> 万華鏡のように煌びやかだった現実を、色褪せた夢だったと認めたくなくて……<br /> 確かな絆が欲しくて、真紅さんは傷悴し、迷ってしまったのだろうか。<br />  <br /> 「彼女が愛だと信じていたものは、結局のところ、白昼夢だったのかもしれないわ」<br />  <br /> 私には、よく解らない。特定の男の子を本気で愛した経験が、まだないから。<br /> でも、もし……それが真実ならば、真紅さんには早く夢から醒めて欲しかった。<br /> そして、また、ここで――<br />  <br /> 「真紅さん、帰ってきてくれるですかね?」<br /> 訊ねてみたけれど、オディールさんは曖昧な笑みを浮かべるだけだった。<br />  <br />  <br /><hr />  <br />  <br />  12. 【チョコより】【甘い】<br />  <br /> オディールさんが案内してくれたお陰で、いろいろと食材を買い揃えられた。<br /> より正確に言えば、シフォンケーキの材料だ。<br />  <br /> 「ケーキを焼くのが趣味なの?」<br /> あまりに迷いなく材料を買った私に、オディールさんが訊いてきた。<br /> 間を置かず、「いいわね。女の子らしい趣味でステキだわ」とも。<br />  <br /> 「お菓子づくり全般が好きなのです。食べる楽しみで倍率ドン、さらに倍ですぅ」<br /> 「分かる気がする。ちょっと食べてみたいわね」<br /> 「モチロン。最初から、そのつもりでしたから」<br />  <br /> 私にできることなんて、この程度。でも、何もしないままでは居られなかった。<br /> みんなに少しでも微笑みが戻ってくれたら、嬉しいのだけど……。<br />  <br /> のりさんに頼んで、厨房を使わせてもらった。完成したのは、計ったように午後三時。<br /> ココアを多めにしたシフォンケーキは、我ながら上手に焼けたと思う。<br /> 甘く芳しい匂いに釣られたらしく、雛苺や雪華綺晶さんが真っ先に顔を覗かせた。<br /> その後、部屋にいた人たちが食堂を訪れ、お茶会が催されることとなった。<br />  <br /> 「先輩が、まだ来てないですね。ちょっと呼んでくるですぅ」<br /> 失意のうちにある水銀燈先輩にこそ、食べてもらいたかったからだ。<br /> 私が部屋を訪ねると、先輩はお猪口を手に赤ら顔。早い話が、呑んだくれていた。<br /> ストーブの上には、徳利の並んだ鍋が! 昼間っから熱燗で自棄酒とは、とんだ不良娘だ。<br />  <br /> 「先輩! ケーキ焼いたですから、一緒に食べるですよ! こっち来いやです」<br />  <br /> 私は、「いらないってばぁ」なんて、未練がましく猪口を舐めている水銀燈先輩の腕を掴んで、<br /> 「そんな猪口より甘いケーキのほうが美味しいですぅ!」と、食堂まで引きずっていった。<br />  <br /> やれやれ、世話が焼ける。酒の代わりに、蒼星石の爪の垢を煎じて呑ませたいですぅ。<br />  <br />  <br /><hr />  <br />  <br />  13. 【それが私の】【愛の歌】<br />  <br /> 真紅さんのいない、初めての夜。<br /> どこか暗い夜食が済んで、片づけを終えたときには、午後九時を過ぎていた。<br />  <br /> 「それじゃあ、翠星石ちゃん……また明日ね。戸締まり、ちゃんとしてね」<br /> 「のりさんも気を付けて。じゃ、おやすみなさいですぅ」<br />  <br /> のりさんを見送って、もう一度、玄関の靴をチェック。<br /> そこに、真紅さんの靴はない。私は頭を振って、ドアの施錠を済ませた。<br /> 「さて、お風呂に入るとするですかね」寂しい気持ちを誤魔化したくて、独り呟く。<br /> 汗を流すように、心もサッパリと洗ってしまえたら、どんなに楽だろうか。<br />  <br /> 着替えを持って浴室に足を運んだ私は、微かな歌声を耳にして立ち止まった。<br /> その歌は、浴室の隣にある洗濯室から漏れていた。<br /> 「料~理の腕とか、掃除洗濯とか、決して上手くはな~い」<br />  <br /> 興味を覚えて覗き込むと、カナ先輩が歌いながら、洗濯機を回していた。<br /> 昼間はバイトで忙しかったから、こんな時間に洗濯をしているのだろう。<br /> カナ先輩は私に気づくと、はにかんで話しかけてきた。「これから、お風呂かしら?」<br />  <br /> 「はいですぅ。シャワーだけ浴びようかと。それより、今の歌はなんていうです」<br /> 「Love knot。スローテンポで唱いやすい曲かしら」<br /> 「ラヴ……恋……。カナ先輩は、男の人とお付き合いしたこと、あるですか?」<br />  <br /> ふとした興味から訊くと、先輩は照れ笑った。「アイエヌジーかしら」<br /> 現在進行形なのか……ちょっと羨ましい。愛NGにならないことを、切に祈ろう。<br /> あまり洗濯の邪魔をしても悪いので、私は先輩に別れを告げ、浴室に入った。<br />  <br /> 「伝えきれな~い、あり~ふれた愛~の歌じゃ――」<br /> カナ先輩の歌が、薄い壁越しに聞こえる。私は服を脱ぎながら耳を傾け、思った。<br /> 私もいつか、男の子と愛の歌を口ずさむ日がくるのでしょうか……と。<br />  <br />  <br /><hr />  <br />  <br />  14. 【何度でも】【何度でも】<br />  <br /> 朝方、布団の中で目を醒ました私は、朦朧とする意識の中で思った。<br /> なんだか熱っぽくて、怠い。膝や肩などの主だった関節が、じわじわと痛む。<br /> 喉も痛いし、頭がクラクラする。これは……間違いない……風邪だ。<br />  <br /> 自分では健康管理に気を配っていたし、伊達の薄着をしてたつもりもない。<br /> なのに、体調不良だなんて、どこかに油断があった証拠だろう。<br /> まあ、理由はさておき。嘱託医のオディールさんに診てもらうコトにした。<br />  <br /> 寝床から起き出すとき、想像以上に身体が重くてビックリした。足どりが覚束ない。<br /> 私は歩くのを諦め、這ってオディールさんの部屋を目指した。<br /> ――が、階段を降りるのに失敗。下までスライディングしてしまった。<br />  <br /> 段の角にドンドコぶつけまくったお尻が痛すぎて、泣ける……。<br /> 激痛のあまり動けずにいると、「大丈夫?」<br /> 音を聞きつけ、様子を見にきたのだろう。薔薇水晶が心配そうにしていた。<br /> なにを思ったのか、彼女は私の腰を撫で回して、愕然といった風に呟いた。<br /> 「大変……お尻が、まっぷたつに割れてる」<br />  <br /> また、ベタな冗談を。それとも、これが噂に聞く『割れ厨』なのだろうか。<br /> ともあれ、私は薔薇水晶に付き添われて、オディールさんの診察を受けた。<br /> その間も、「お尻にも深刻なダメージが」と、しつこくネタ振りするものだから、<br /> オディールさんまでが「知りません」だなんてダジャレで応酬する始末だった。<br /> 私を笑わせるまで、何度でも同じネタ使うつもりなのか……。<br />  <br /> その後も、同期のよしみか薔薇水晶はお粥を作ったりと、かいがいしく看病してくれた。<br /> 流石に学習したらしく、お尻が割れてるとは言わなくなったのだけど……<br /> 背中の寝汗をタオルで拭いてもらっているとき、私のお尻の青あざを目にしたのだろう。<br /> いきなり「蒙古Haaaan!!!」ときたから、私は堪らず噴き出してしまった。<br />  <br /> くぅ~。こんなおバカなネタで笑っちまったなんて、無性に悔しいですぅ。<br />  <br />  <br /><hr />  <br />  <br />  15. 【白く】【しなる指】<br />  <br /> 密やかな音色に耳をくすぐられ、目覚めた瞬間、私の意識は真っ暗な世界に投げ出された。<br /> あんまり唐突すぎて、まだ瞼を閉じたままだったかなと錯覚したほどだ。<br /> なんだこれは。のし掛かられるような圧迫感があるし、ひどく蒸し暑い。<br />  <br /> どうして、こんな暑苦しい空間に居るんだっけ?<br /> 思い出せなかったが、ひとまずここから抜け出したくて、私は肘を振り払った。<br /> 途端、私を覆っていた物がはね除けられ、寒々しい空気が押し寄せてきた。<br /> そこもまた暗い世界だったけれど、窓を透けてくる月光が、私に安堵をもたらした。<br /> 風邪薬を飲み、昼間の明るさを逃れて布団に潜り込んでいたら、熟睡してしまったらしい。<br />  <br /> 「喉……乾いたですぅ」<br /> おまけに、寝汗を吸ったパジャマが気持ち悪い。<br /> ポットから白湯を汲んで薬を飲み、着替えたところで、微かなピアノの音に気づいた。<br /> 私の住む205号室の隣には、娯楽室なる部屋があり、住人に開放されている。<br /> そこに、年代物のグランドピアノが置かれていた。<br />  <br /> 時計を見ると、午後八時。思ったより深夜ではない。でも、誰が弾いているのだろう?<br /> 好奇心から、隣室のドアを開くと、ノクターン調のメロディがピタリと止んだ。<br />  <br /> 「あ……ごめんなさい。起こしてしまったのですね」<br />  <br /> 謝った声の主は、雪華綺晶さん。<br /> 私は頭を横に振って、微笑みかけた。「ピアノ、とっても上手ですね」<br /> 彼女も口元を綻ばせた。「いえいえ。管理人さんには、到底叶いませんわ」<br /> 聞けば、雪華綺晶さんは、ここに来てから真紅さんに手ほどきを受けたのだとか。<br />  <br /> 「もう少し、聞かせてくださいです」<br /> 私がお願いすると、彼女は椅子に座り直して、「では、お粗末ながら――」<br /> 鍵盤の上で、雪華綺晶さんの白くしなやかな指が、ゆったりと躍りだす。<br /> その艶やかな仕種を眺めながら、私は、真紅さんの行方に想いを馳せていた。<br />  <br />  <br /><hr />  <br />  <br />  16. 【味見は】【死のかほり】<br />  <br /> 「びゃああああ! Nom! なんてことなのー!」<br />  <br /> 眠りの時間は、空を切り裂く刃のごとき黄色い悲鳴によって断ち切られた。<br /> あの声は、間違いない。フランスのチビチビ留学生だ。<br /> 相変わらずの風邪で臥せていた私にとって、彼女の甲高い叫びは迷惑千万である。<br />  <br /> 「ったく……なに騒いでやがるですかぁ」<br /> 身体の怠さを押して、寝返りを打ち、枕元の目覚まし時計を見る。<br /> 時刻は、朝食時。献立で、なにかトラブルがあったのかもしれない。<br /> 大方、食生活の急変に順応しきれず、駄々を捏ねているのだろう。<br />  <br /> これでは、おちおち寝てもいられない。のりさんのフォローもしてあげないと。<br /> 私は渋々ながら、パジャマの上にコートを引っかけ、階下の食堂へと向かった。<br /> ついでに、薬を飲む前に軽く何か食べておこう。そう思ってもいた。<br />  <br /> ところが――いざ現場に到着した私は、異臭を嗅いで卒倒しそうになった。<br /> 何事だろうか? 食堂の入り口で、雛苺は魂を抜かれたみたいに呆然としていた。<br /> まさかガス漏れ? でも、これは都市ガスの臭いではない。<br /> もっと、こう……うーん。なんともはや、ただただ『臭い』としか表現のしようがない。<br /> ジャカジャカと調理する音を辿って、厨房に眼を向けると、そこには、<br />  <br /> 「はぁい、風邪ひきさぁん。具合はどぉ?」<br /> 「待っててねー。すぐにできるから」<br /> 水銀燈先輩と柿崎先輩が、額に汗して料理なんぞをしていた。<br /> のりさんまで風邪でダウンしたから、二人で料理当番を引き受けたのだとか。<br /> その後、柿崎先輩の言葉どおり、料理は(食べられるかはともかく)完成した。<br />  <br /> 食卓に着いた誰の表情も、固い。テーブルに置かれたバイオ調味料って、なんですかね。<br /> あぁ、こうと分かっていたら、多少うるさくても寝ていたのに。死ぬほど後悔しても、もう遅い。<br /> 蒼星石……。お姉ちゃんは、今日が命日かもしれないです……。<br />  <br />  <br /><hr />  <br />  <br />  17. 【それが私の】【愛の歌】 その2<br />  <br /> ――おえっぷ。うぅ、いきなり失礼。だってなんだか、だってだってなんだもん。<br /> 私、翠星石は、饗宴(凶宴か?)から生還を果たしたものの胃凭れに苦しめられていた。<br /> 正直、キツイ。洗面所の鏡に写る私の顔色も、明らかに青ざめている。<br /> きっと朝食を摂った誰もが、こう考えているはずだ。お昼は外食にしよう、と。<br />  <br /> 「私はまだ本調子じゃないし、寝ながらお留守番ですかねぇ」<br /> 吐息まじりに呟いた、その途端。「それは可哀相ね」<br /> 予期しない返事があって、私はみっともなく身を震わせてしまった。<br />  <br /> 「ごめんなさい。驚かせちゃったかな」<br /> 院生の桑田さんだった。彼女の手には、歯ブラシとコップ。<br /> 各部屋にもシンクがあるから、私はもっぱら、そこで洗顔や歯磨きをしているが、<br /> 桑田さんは、そういう横着をしない人らしい。<br />  <br /> 会釈して、場所を譲ろうとしたけれど、「ねえ、私のお部屋に来ない?」<br /> 先んじられてしまった。「あんまり、お話する機会がなかったでしょ。どうかしら」<br /> どうせ、部屋に戻っても寝るだけなので、彼女のお誘いを受けることにした。<br />  <br /> 桑田さんの部屋は、よく整理整頓されていた。<br /> 歯磨きの一件といい、けっこう几帳面な性格なのかも……と思いきや、<br /> 部屋の隅に、長方形の小片が散らばっていた。裏返された百人一首だろう。<br />  <br /> 私の視線に気づいたらしく、「歌占って、知ってる? 捲った歌で、占うんだけど」<br /> 訊きもしないのに、彼女は取り繕うように続けた。「やった。この短歌、好きなのよね」<br />  <br />  『君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思いけるかな』<br />  <br /> 君に会えるなら命も惜しくなかったけれど、今はこの時が少しでも長く続いて欲しい。<br /> そんな意味の歌だと、桑田さんは教えてくれた。いたって普通の、誰が抱く欲求だ。<br /> みんな同じ。私も、そして、真紅さんも――<br />  <br />  

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