日曜の朝っ
<p>今回(<a href= "http://www9.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/1441.html">参照</a>)ばかりは死ぬかと思った。<br> 口に出すのもはばかられる。</p> <br> <p>記憶がなんかところどころ抜け落ちてる。<br> えーっと 酒を飲んだのが金曜の夜で、<br> 卵焼きを作って…うああぁああ!!…確か昨日だから土曜。<br> 今日で休日が終わる。休んだ気がしない。<br> せめて今日くらいは休ませてもらおう。<br> ……居間が騒がしいな。あいつらまだウチにいるのか?</p> <br> <p>薔「…薔薇のように美しく<br> 水晶のように澄んだ女、薔薇水晶…」</p> <p>雛「仮面ライダー面白かったのーっ!」</p> <p>まんまじゃないか。ものすごいまんまじゃないか。<br> 僕の部屋の壁に立てかけている時計を見ると、<br> 8時28分。くそっ見逃した。</p> <p>日曜の楽しみが、あぁ。ゾロリも見たかった。</p> <p>雛「ゾロリせんせも面白かったのーっ」</p> <p>うっ 羨ましいぃぃいいいっ!!<br> ボウケンジャーはまぁ良いとして、<br> ゾロリとカブトが見れなかったのは痛い。</p> <p>蒼「ご飯出来たよ、四人とも」</p> <p>ひっ!?<br> …いや、何故蒼星石の声に過剰反応したかは忘れた。<br> なんでだっけ…? あれ?</p> <p> 翠「私はそろそろ帰るですぅ。蒼星石はどうするですか?」</p> <p>翠星石…☆ 今何でキュンとしたかは忘れた。<br> 昨日何かあったんだろうな。 …ははは…あはは…</p> <p>蒼「じゃあ、僕もそろそろ帰るよ。<br> みんな帰ったしね。雛苺と薔薇水晶は?」</p> <p>雛「雛はまだいるのーっ!</p> <p>薔「ここが私の家…」</p> <p>違う違う。</p> <p>薔「帰るといっても押入れに戻るだけ…」</p> <p>い つ か ら だ ?<br> あの時押入れを開けたときにかすかに見えた黒い影は<br> 僕の視力の悪さとは関係なかったんだな…?</p> <p>蒼「柏葉さんはどうするの?」</p> <p>巴「私も、天井裏に戻るだけ」</p> <p>トゥッ、トゥモエエエエエエエエ!!!???<br> 毎晩上から聞こえる音は鼠じゃあなかったんだな…?</p> <p>薔「…ストーカー……?」</p> <p>巴「貴女に言われたらお終いね。ほんの冗談よ」</p> <p> 鼠だったのか。…やっぱり気になるから後で薬焚こう。<br> スー●ーデス●ア(業務用)。</p> <p>巴「雛苺、そろそろ帰るわよ」</p> <p>雛「えーっ!?なのーっ」</p> <p>蒼「じゃあ、薔薇水晶、ここに置いておくから、<br> ジュンくんが起きたら教えてあげてね」</p> <p>薔「わかった…」</p> <p><br> バタンッ。 声が4つ消えた。</p> <p>薔「ジュン… とっくに起きてるのでしょう?…」</p> <p> ギクッ。 いや、なんでギクッとしたかは知らないけど。</p> <p>ジ「カブト、面白かったか?」</p> <p>僕はそう言いながら居間へとゆっくり歩いていった。</p> <p>ジ「話の筋だけでも… って」</p> <p> 薔薇水晶が僕の鼻先にビデオテープを突きつけている。</p> <p>薔「優しい薔薇水晶とは粋なもの。<br> さりげなく録画していなければならない。<br> …ゾロリも…録っといた」</p> <p>ジ「薔薇水晶…っ!」</p> <br> <p>録画するチャンネルが間違ってたけど、<br> しょんぼりしている隣の薔薇水晶を強く抱きしめた。</p> <p><br> fin</p>