その他短編15
生徒のためと言いながらも生徒を見ない男、その名はumeoka<br> <br> <br> 教室に入り、最初にするのは中を見回すこと。<br> どうやら、桜田は今日も学校に来ていないようだ。思わずため息が出そうになるが、ぐっとこらえる。<br> 「おはよう、みんな!」<br> 今日も元気良く挨拶をする。元気は楽しい生活の源だ。教師である僕が率先しなければいけない。<br> 再度教室を見渡して出席を確認する。やはり何度見ても桜田はいなかった。それにしてもみんな大人しい。いまどきの子供というのはこうも元気がないものなのだろうか。自分が学生だった頃は打てば響く者が二、三人はいたものだが。<br> 「連絡事項は特になし! みんな、今日も一日元気に行こう!」<br> 特に反応がないのはいつものこと。今日は一時間目に授業は入っていないので桜田のことを考えよう。<br> 彼はどうして学校に来ないのだろうか。あんなに素晴らしい才能を持っているのに引きこもって無駄にしてしまうのはもったいないと思う。どうにかして復帰させ、才能を生かせる道を一緒に探して行きたい。<br> いつの間にか鳴り始めたチャイムの音に思考を切り替え、用意してあった教科書やノートを手にとる。さあ、授業だ。<br> <br> 放課後、HRの終わりに柏葉を呼んだ。今週の分のプリントを桜田に渡してもらうためだ。<br> 「じゃあ頼むぞ」<br> 「はい」<br> 「柏葉は頼りになるな、いつもありがとう!」<br> 褒めたつもりだったが、柏葉は眉をひそめ「そうですか……」と力なく呟いた。<br> どうしたのか聞いてみたが「何でもありません」と答えられそれ以上聞けない。僕の沈黙をどういう意味でとったのか、彼女はさようなら、と言って帰ってしまった。<br> もしかして、頼りにされているのに桜田を復帰させられないことに心を痛めているのだろうか。<br> 彼女はよく頑張っている。うん、彼女に押し付けるばかりではなく自分も教師としてなにかしらするべきだろう。<br> そうだ。クラスメートが待っていることを伝えてやれば学校に来やすくなるのではないだろうか。そうと決まったらクラスの皆に寄せ書きを書いてもらおう。うん、我ながら素晴らしいアイデアだ。<br> 待ってろよ、桜田! 先生がお前の引きこもりを治して楽しい学校生活を送れるようにしてやるからな!<br> <br> 翌日、思わずブチ殺してしまいそうな笑顔で色紙を取り出し、人を追い詰める案を誇らしげに語る担任を見て「やっぱダメだコイツ」と思った女生徒がいたとかいなかったとか。<br> <br> <br> 原作読み直して梅岡はこんなキャラだと思った。<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> さわさわ。<br> 巴「・・・・・っ」<br> とある電車内。さわさわと動く痴漢の手。<br> さて、ここから分岐。<br> たとえば巴をJUMが助けるとして<br> <br> 1、じつはJUMが魔法使いだったら<br> <br> J「(イオナズンとか唱えたらみんなの迷惑だから・・・)パルプンテ」<br> 痴漢は粉々に砕け散った。<br> 客A「キャー!!」<br> とりあえず、何を唱えようが迷惑。<br> <br> <br> <br> 2、じつはJUMが遠野●貴だったら<br> <br> J「・・・殺す」<br> 短刀だとばれるので、ミシン針で点をこっそり突く。<br> 客A「キャー!!」<br> 死の点を突く→死因不明で町中パニック→やっぱ迷惑。<br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> ~昼休み~<br> 笹「学校終わったら市民プールに行こうぜ」<br> ジ「さっき体育の授業で入ったばっかりだろ、好きなのか?」<br> 笹「分かってないな、うちの学校は男女別に授業をするから女子の水着が拝めないじゃないか」<br> ベ「けど、それも悪くないぜ?」<br> 笹「いったい何を言って……」<br> ジ「はっ!!」<br> ベ「……ポッ」<br> ジ・笹「嫌っーーーーー」<br>